日曜日はTOEICの試験でした。今回初めて中国で受験を
しましたが先日受験した中国語の試験とは異なり、非常に大人数
でした。中国人の英語への取り組み意識を感じます。中国では
TOEICは2002年に 初めて実施されたということですから、それに
しては一気に広がったかのように感じられます。
日本にいる頃には、たいてい会社の中での受験のため、一般
受験をしたことがなく(考えてみれば幸せというかぬるま湯というか)
単純に比較はできないのですが、受験者はやはり若者が目立ち
ます。といっても学生というにはおとなしい格好の男女が多く、
carrier upをめざす会社員が多いということかもしれません。
受験者は日・中・韓それぞれが混じっていますので、試験用紙も
外国人(緑)と中国人(赤)と異なっています。IDカードの桁数その
他 記載項目が異なるために変えているのでしょうか。面白いのは
受験番号が15桁もあることです。いったい何人受験することを想定
しているのか不思議になりました。番号を正しく書き込むのに苦労
しました。
当日、教室に入室するときから、中国らしさを感じました。小さな
講堂のようなテスト会場だったのですが入が狭い一箇所しかなく、
30分前には受験者が集中しました。中国人の特性として当然並ん
で待つなどということはありませんから、押し合いの中ようやく入る
ことができました。説明は構内のどこかで操作しているパソコンを
各教室のディスプレイで表示し、説明も音声ファイルから流して
います。今は日本もそうなっているのかもしれませんが、中国の
新しいもの好きな点を表現していて面白いところです。しかし、この
音声が音が割れていて聞き取れない時間が長く不快な点があった
のがトラブルの始まり。テスト開始時にはシステムがダウンし、
15分以上開始時間が遅れてしまうなどリスク管理に弱い点は、
いつもと同じだなと苦笑しました。
トラブル対応にも弱く、監視官の指示が二転三転しました。
「用紙を開かないで待て」「readingから始めておいて」・・・何度も
問題用紙を開いては閉じて・・・を繰り返していると、テスト問題を
読める幸運よりも煩わしさが先にでてしまい、こういうところはどこ
も同じなのだなと感じました。
久しぶりのTOEIC受験で改めて自分の不勉強さを感じました。
終了後、若い受験生の親らしき人たちが子供にどうだった?と
確認しているのをみて、中国の教育意識の高さを感じます。
「レストランでの注文や新聞を読むだけでは上達しないな」と自分
自身でも反省しましたので、家に帰って子供たちに聞いてみま
した。(彼女たちは、幼稚園で中国語と英語の両方の授業を
受けています)
「中国語と英語の授業どっちがすき?」
「うーん、中国語かな。でも日本語でいいや。。。」
まあ、たいてい親の心なんて子供には通じないものです。