いよいよ、春節(旧正月)が近づいてきました。今年は2月8日
から15日の期間が休暇となります。年に2度正月を迎えるのは
不思議な気分です。
街は本格的な年末の風景です。引越しのため、家来福(カル
フールです。「じゃらふ」と読みます)に買い物に行きましたが、
非常に多くの中国人が非常に多くの買い物をしています。なん
とレジ待ちすること20分!驚くことに交通整理のようにレジの
前で警備しているバイトの人がいます。順番抜かす人がいる
からちゃんとさばいてるんですね。関西人と中国人はよく似て
ます。並ばない!!もうどうにかしてほしいもんだ。でも警備員
がでてるのはすごい(デジカメを忘れた。大失敗・・・)
そしてもっと驚いたのは、待っている間にジュースなんて飲ん
でしまうこと!まだ支払い前なのに堂々としたものです。
僕の前に並んでたお姉さんは、ごくごくうまそうに飲むと(僕は
どきどき)。。でもレジで空のペットボトルをちゃんと渡してまし
た。店員さんも慣れた感じでピッとPOSを読んだりして・・そっか
・・そっか・・・払うなら先に飲んでもいっか・・なるほど・・いやいや
・・だって・・ 確かに合理的ではあるけどな・・日本人にはとても
できないですね。ちなみに中国語の家庭教師の先生に聞くと
「そう、彼氏に怒られるんだけど、ときどきしちゃうのよね~」
だって。やるんかよ。。
でも彼氏みたいに行儀悪いってことはそうなんだ・・まあよかっ
た・・いやよくない・・
驚きの春節前、レジに通すのにサラダ油ばっかり山のように
買ったり、ほんとにもうソファとか自転車とか何から何まで買って
上海みやげだよって言って帰省するんですね。上海駅で正月前
みてみたいような・・でも押しつぶされて死ぬかも・・・
ああ、1000元~2000元を無造作に支払いしている様子をみる
と、購買能力の伸長を感じます。日本とそんなにここは変わらな
いですね。上海は日々金持ちになっている・・
今週は北京に来ています。この時期の北京は、気温が零下
になるときも多く、湿度が低いため静電気に悩まされます。PCに
へたに準備なく触ると危険です。(少し古い機種だと壊れたりしま
す)。空は高く春と秋は非常にきれいなこの街ですが、個人的に
はまだ観光する時間がなく、歩いてまわることができていません。
是非次回は休日絡みに来たいと思います。
北京といえば、最近卓球の福原愛ちゃんがこちらのリーグに
参加することが新聞にのっていました。彼女の写真をみて髪型が
変わったと思ったら、北京の散髪屋さんは5元なので何回でも
行けます、というコメントが掲載されていました。いくら中国でも
5元の散髪屋というのはよほど街中の裏町風なところにしかない
ように思います。彼女はいったいどんな店に行っているので
しょう? さー・・・?
日本と中国、北京と上海の物価の差についてはまたいつか
述べたいとは思っています。ちなみに私が上海で行く散髪屋さん
は150元です。だからといって私が彼女より30倍かわいいかと
いうと決してそうでもなさそうです。でも・・・
中国では、映画やドラマを楽しむ場合にはDVDが一般的
です。街のあちこちで海賊版を売る店があります。きちんとした
店でもたいてい海賊版で1枚6~10元で購入することができ
ます。(こんなの書いてていいのかな・・)
CDやDVDだとPCでCOPYしやすいからと言われています。
日本と違ってMDはほとんど普及していません。音楽もMP3や
WMVで聞くタイプが非常に多いのは、COPY文化によるもの
でしょう。
反映するのも早く、日本で年末まで放映されていたドラマは
既にきれいな箱に入って束で売られています。(こういうところ
では遅れをとることがないのが嬉しいです。問題は最近見たい
と思う日本のドラマがないことですが)
このため、こちらでもキムタクは人気がありますし、私の
好きな韓国のチョン・ジヒョン(「猟奇的な彼女」の主演女優)も
准海路の広告になるほど人気です。こういった世界では日・中・
韓・台・香港は、ほぼ垣根がなく、リアルタイムです。日本だけ
がまだ少し閉鎖的ですが・・
この街、この国は今はなんでも飲み込んでいます。仕事に
ついても同様で「そんなやり方は今まで聞いたことがない」という
言い方は特にされたことはありません。
問題は、そのほとんどが 外から・上から言われているもので
あるということです。当事者には「データをこう活用すれば・・・」と
いう案はないのです。耳年増なんでしょうね・・でも考えると僕
だって、じゃあ経営コンサルできるくらいIT活用の提案できるか
っていうとこれもまた難しい・・反省ですね
中国にも張芸謀はじめ、よい作品はいっぱいあります。私の
仕事でもcopyされるような成果を得られるように・・・それが今年
の目標かな。
なんかがんばる!系のしめが多いなあ・・
あけましておめでとうございます。旧暦の正月を祝う中国
でも元旦はみんなで新年好と言っています。ただ、特に帰省
するということはないようで、私の中国語の先生も友人と上海
で過ごすと言っていました。
電車で12時間以上かけて帰省する人が珍しくなくて、国土が
広大かつ飛行機は贅沢な乗り物で電車で帰るしかない(一週
間かけて電車で帰省する人もいるみたい)中国では帰省する
ためにも長期休暇は必要なのだと感じました。それは新暦の
正月だからそっちもちょっと帰ってみるか・・・なってことには確か
にならないですね。但し、前後の土日で振替出勤する風習は
どうしてもいただけないものです・・・まあまだ春節は先なので
正月を迎えてって気分で説明してもしかたないのだけれど・・・
日本では中国に対する悪感情が高まっているという記事が
最近目につきます。終戦60周年はじめさまざまな節目のある
今年は、さまざまな時点で駐在者にとって厳しい一年になるだろ
うと、あるHPでも掲載されていました。
こちらでの空前の韓国boomをみても、中・韓のどこがどう違う
のか全くわかりません。「韓流」という言葉はもともと中国語だと
聞きます。日・中・韓の違いなどは文化の点では、ここ上海では
特に感じません。中国は外から見るのと中から見るのとはこれ
ほどまでに異なるということなのでしょうか。
日本人はまだまだ隣の国の理解が足りません。考え方のプロ
セスでも早く米国依存から脱却しないといけないでしょう。
そのためには会社の中でも努力しないとね。日常の中で中国語
を使う場面、意識共有の必要な場面が飛躍的に増えました。昨年
まで求めてもできなかったことができるようになりました。営業の人
だって若手の一部は少しづつ私の言いたいことを理解してくれる
ようになってきましたし、苦労多い中でも努力しようと思っています。