年のまたぎを上海で。

　晩ごはんを食べ終わって家に帰る。

　知らぬ間に引っ越しをすませていた家族の新居は暖かで、でも自分の
　居場所はなく、少しお客さんモードで座っていた。

　　子供の部屋で眠ることにし、着替えるとNonが作ったというお手製のお菓子
　　を出してくれた。
　　Nonは時折、すごくうれしくなることをこそっとしてくれる　

　真夜中近くなって、マッサージに出かけることにする。万科広場横の
　「康友推掌」。もう１年来てなかったら受付のお姉さんも、マッサージする人も
　すっかり知らない人に変わっていた。
　一抹のさみしさっていうのはこういうときのために使うのだろうか。

　でもマッサージは上手でかなり肩も楽になって…

　　　　　　　　　　

　今度の家は万科広場のすぐ近く。すでに23時すぎから花火の音がヒューヒュー　
　と華原朋ちゃんもびっくりするような音で（わからない人にはぜんぜんわからない）
　鳴っていたが、マッサージに行くときは（↑）まだ人がたくさんいたけれど、

　帰り、１時前になっていると（↓）こうして花火のあとのカスだけが散乱して
　ました。春節ではないので、イベント的にはまだ一晩中鳴らし続けるほど
　盛り上がらないってことなんだね
　まだ元旦が休日になって２年目だものね　

　　　

　　　でもとりあえず、あけましておめでとう　

　これを読んでいる人にも、読んでいないけどぼくにかかわっている人にも。

　今年もよろしくお願いします。

再会は韓国焼肉で。

　RINNONとの再会はもう日がどっぷり暮れてからだった。
　　　　本当は学校に迎えにいくところからしたかったんだけどなあ。
　　　　そのために一番気に入りの服を着て準備して大阪から来たのだけど　

　　　　子供の友達に、RIN-NONのパパはかっこいいと言われたらしいので
　　　　緊張して気愛いれてみたのだけど、KYOKOさんの回収ツアーでそれも
　　　　とんでいってしまった　

家は新居になっていた。年末とあるときにようやく引っ越したことを知ったのだけど
心配以前にすごくいい部屋みつけたなあというのが印象。
部屋が広くなった。前の住人がきっといい人でいい家具や調度品がある！
そして、暖かい　来年もがんばってねと快く言ってあげられそうな家でした。
（それでも苦労はいっぱいあるらしいけれど）

　　晩ごはんは日本から電話で約束していたとおり、焼肉に。ではどこに
　　いくか、日本式？韓国式？タクシーにのりたい？のりたくない？

　　それなりに主張できるようになった双子のかわいい女の子は
　　タクシーにのらず古北の中にある韓国焼肉屋を指名。
　　一度行ったところがあるので懐かしさもあって出かけました。

上海に住むようになって、各国の料理に抵抗なく食べてみようという気になれた
のはとても大きなことかと思います。上海は日本と違って、各国の料理がアレンジ
されず、素のままでてきます。もともとのスタイルで勝負する。そこが大きな
ポイント。いながらにして文化をそのまま理解できるんだなあ

　RINNONは得な人生を歩んでいるはず。いいなあ
　と思って用意された前菜をとろうとすると、RINは無理やり写ろうとして
　ました　↓　

　　　　　

　すごく辛いものでなければ二人はかなりいろんなものが食べられるように
　なっていました。すごいすごい。
　パパが君たちの年くらいのころは、食べものの70%は食べられなかったんだよ
　そう言ってみても自慢にはならないので言わないけどね　



　　　

　　古北はどことなく静かでした。大みそかを家ですごすからか日本人が
　　大挙して帰国しているので中国人も減ってるのか。
　　静かな大みそか、去年とは違うこの感覚も悪くないと思います

★韓国正宗料理　函極博
　　上海市古北新区栄華東道里昴花園39-45号
　　+86-21-6295-7873

花園飯店の大みそか。

　シェルブールを辞して、おせちがないか今頃探していたKYOKOさんに
　　　あきれながら。そのまま地上に戻ると、車は傷がはいったものの、示談は
　　　うまくまとまったようで、運転手さんは元気を取り戻していました。

　次は新時代広場の上、モルスタ。モルガンスタンレーが上海に不動産業を
　営んでいて…ということらしいのだが、彼女はいったいどこまで客層を広げて
　いるのだろうか・・

　　　それを終えると次は花園飯店。ここで本日最後らしい。大工さんが
　　　花園飯店３Fの「IDEA １号店」のペンキ直しをしているので分担金を
　　　届けるとともに工事状況確認。

　　　まるでママ業を超越してしまっているすごさ…　脱帽です。

花園飯店に入るとトイレ休憩してすぐ３Fへ。

　　　　　　

　　IDEAの2号店は奥さんの内装なのですが、ここは改装というより
　　ペンキだけだからマイナーチェンジなのかな？その請負だけでした。



　ペンキぬりはお休みの合間もたんたんと続いていて、なぜか監督なのか
　人材派遣しているだけなのか、さぼっている人がいるのは中国らしくて
　懐かしい風景でした。　

　　　　　

★IDEA　1号店
　　花園飯店３階
　　+86-21-6473ー0403

　　　　　　　　　　　　　　

　３Fから１Fのカフェを見下ろす。このうち年越しを上海で過ごそうとやってきた
　日本人は何人いるんだろう？花園ででも年越そうかと、奮発してみた駐在
　家族は何組いるのだろう？
　日本人が多そうなオークラホテルの年越しです。。



　思えば一年前は華都酒楼でのGREE上海の忘年会に参加していました。
　今年は少し場所がずれたけど、また上海のホテルにいる自分。

　　　　　

　　来年はどこにいて正月を迎えようとするだろうか。先のことはどうにも
　　わからない。ぜんぜん…このブログももう６年分を書こうとしている。
　　それでも明日のこともまだ全然見えやしない。

　　きれいな玄関を見ながら、ぼーっと考える。
　　ようやくKYOKOさんの回収に暮れた一日おわり。ぼくにとってなんだか
　　わからないけど…

★花園飯店（オークラガーデンホテル上海）
　　上海市茂名南路58号
　　+86-21-6415-1111
　　http://www.gardenhotelshanghai.com/jp/index.html

シェルブール at 八百半

　八佰半前の交差点、復興トンネルの出口の交差点で僕たちの乗った車に
　　　 バスがこすりつけてきた。
　　　 というより、どちらかというと左折の回転半径を無視したつっこみで
　　　「あたって」しまったというところだ。
　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　安全運転の運転手さんもさすがに顔色変えて怒っている。
　　　　　　　ちょうど公安のおまわりさんが交差点の中央で交通整理をしている
　　　　　　　目の前での事故だったのでいやでも調整がはいった。

　　　　　→当たってきたバス。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 乗客はいい迷惑だね

　運転手は公安が入ったせいで安心したのか、ぼくたちに八佰半にいくよう
　すすめてくれた。

　　　そのB1F、お菓子売り場にあるのがKYOKOさんのデザインした
　　　シェルブール。実は以前、日本から進出前にプロデュースする話もあったが
　　　本業多忙で流れてしまった。

　　　そこに内装デザインの仕事をKYOKOさんが請け負ったわけだが…
　　　　


　　今回制服から値札から値決めまで全部おこなっているとのこと。
　　なんでそこまで引き受けちゃうんだろう。
　　本日は仕入の個数まで相談を受けてました。やりすぎ…　

　　　　　　　　　　　　

　店長はきれいな女の子で韓国人の彼氏がいるとうれしそうに話してくれて
　いましたが、KYOKOさんともどもこのあとすぐ辞めてしまいました。
　集中しすぎると、漏れもあるしどこかで無理がくるものです。
　上の写真をみると公認の女性は携帯にいそしんでます。引き継ぎが
　これだもの…　
　　　　
　　　　　

　　商品がよくっても苦しいだろうなあ。進物としてでも食べてもらわないと
　　話にならないだろうに…



　　こういう売り方で苦戦しているのを見ると、自分にはなにができたのか
　　振り返るいい機会になるなと思った次第。
　　たまたま大みそかだけ苦戦していたのかもしれませんけどね
　　もしそうならごめんなさい　

　　　　　　　　　　　　　

★CHERBOURG神戸（シェルブール）
　　上海市浦東新区浦東張楊路501号
　　上海第一八佰半　B1層S-14-2
　　+86-21-5835-6512

正大広場にて illy を飲む

 昼ごはんをあわただしく済ませると、費用の回収につきあわされた　

　　まずは正大広場に。ここで美容院「Bloom」のプロデュースさんと待ち合わせ。
　　カフェでコーヒー  を飲みながらいろいろ語るKYOKOさんの顔は
　　本人は気がつかないけど、ちゃんといっぱしでした。

　　横で「illyだっ  」とコーヒーを喜んで飲んでる僕はおとなしく耳を傾けて
　　いました

 

　　昼下がりとはいえ大みそか。でもそれほど大みそか気分はなく、ただの
　　休日前の昼下がり、ではあるけれど。

                 

　KYOKOさんはひたすら「Bloom」の女性店長の人柄のよさについて語ります。
　飲みにいくこともあるらしく、そのときの印象も語ってます。

　　　知らない時間で知らないこと過ごしているんだけど、それが仕事に
　　　きちんとつながっている。がんばってますね。

     

　　回収したお札を数え終わり、それも大工さんへの配分などもあり、そそくさと
　　次へ向かいます。
　　ごちそうさまでした　。。　　

★Zoe's CAFE・BISTRO
　　上海浦東168陸家嘴西路 正大広場一楼29
　　+86-21-5047-1909

                          

正大広場から望む金茂ビルとさっきの環球中心の２SHOT。ついにできて
２本になったこの光景をなんと呼ぶのだろう。。

   

　と感慨にふける間もなく、次の建物は建築中。この街に停滞とか
　金融不況とかはないのだろうか。

　つぎは張楊路、八百半へ。　

環球中心にむかう。

 運転手のおじさんは日本語を話す人でした。

　一年使っていないと携帯電話のＳＩＭカードが使えなくなるのを知ったのは
　このときでした。（結局帰国するまで更新もしませんでした。とくに使う理由が
　発生しなかったし、昔の知り合いに会う予定もなかったからかな）
　auのSIMカードで国際電話になりますがそのまま使えるのでそれで通しました。

　このため、KYOKOさんに連絡がとれず、その運転手さん経由でやっと連絡が。

　環球中心でであう時間がずれたことが手短に、そして相変わらず要領を
　得ないままきれてしまった

                                        

  とくに話すこともないので後部座席でぼーっと風景をみていた。珍しくスピードを
　あげて走らない運転手さんのおかげでまわりの風景はよくみえた。
　一年たってもまだ、上海はそこかしこで工事をしている 

               

　　大晦日。ごくろうさんですね。あまり関係のない新暦の正月だとしても。
　　明日休みだものね　

　　陸家嘴は一本ビルが増えただけでなく何本も増えていた。
　　正大広場の前にも70Fのビル2本と書いてあったけどそれもちゃんと着工
　　していた。いない間にも上海は着実にその姿を変えつつあった。

　　　　　　　　　　　

　　　



　　環球中心で下ろしてもらい、待ち合わせ。だが何時にどこかも決まっていない。
　　だいたいこのビルに何があるかも知らないのだ。
　　ともかく入ってみることにする

           

　　なんと荷物検査がある。爆破テロ予防？予想外の入口に少しとまどう。

　　１Fの隅っこにスタバがあることに気づき、ようやく休憩をとる。
　　ラテを一杯。なんとか通じた中国語で、買えた。窓際に座って外をみると
　　隣の金茂ビルが見える。ぼくがいたころはここしかなかったんだ。

                 

　スタバの壁の絵のうち下の２枚が傾いてるのをみて、ようやく上海らしさに
　出会えたようでほっとした。スキがなさそうでちゃんとある。

　上海で４日間やっていけそうな気がした。　　

                   

　窓際に座っていたせいで、KYOKOさんはぼくをなかなか見つけられず往生
　したようで、あえたときには責めてきた（途中で気付いて通路側に移ったんだ
　けれど）。次が急ぎらしい。回収にまわるなんて聞いてなかったもの…
　子供を迎えにいくんじゃなかったの？

　　どうやらそんなシステムは最初から念頭になく、通常の運用でもないらしい
　　もはやコメントもいれずに、しょうがなく昼食をとることにする。

　B2F。フードコートは上海でよく見かけるけれど、ここはすごく高級らしい。
　たしかにぐるぐるまわったがKYOKOさんがなかなか気に入らず…
　なんなんだ、いったい…　

　　結局寿司にしました。



　待ち時間で写真を撮っていく。寿司屋の入口。
　寿司屋といえど、絵になるB2F。さすがに資本の投下率が違うのだろう

       

                        

　　フロアの中心にはバーのような静かな空間。たこ焼きなどもありさまざま
　　だけれど、落ち着いている時間です。
　　まあ中国の人たちはせかせかしてますが上海にいるとそうなんだろうか

　　ちなみにたこ焼きやさんの「銀だこ」は自分の家の（日本のね）近くにある
　　ので、なにもここまで来て食べることはないと回避しました

            

　外灘に面したところにある「サルバトーレ・クオモ」からもGRILLの店を
　出店していました。２店め。もう一度来たらいくでしょうね。

　そのときまでよろしくお願いします　

  

　　　　　　　　　　　

　こうして上海の一日が遅ればせながら始まったのでした。

　寿司はまずまずの味でした。RIN-NONは寿司食べたかったらしいので
　若干罪悪感…　



　　　　　　　　　　　

★ Y's table Dining & The BAR　（日本食An（寿司・炉端焼））
　　上海市浦東新区世紀大道100号 上海環球金融中心B2F
　　+86-021-6877-6865

　　　　　　　

　食べ終わって車に戻る際に、みえたTV塔（東方明珠塔）。
　少し泣いちゃうかと思ったけど、普通にみることができました。

　　　泣くこともできないほどスピードを感じるのは…まだ健在なんだね

初めての第２。

　浦東空港に到着。

　１年ぶりの上海は、初めての第二ターミナルでした。


　すぐ降りるところ。建物が第一ターミナルと変わらないので、どこを歩いて
　いるのか一瞬わからなくなります。


　　31日というぎりぎりのせいか、それとも別の理由か。ともかくすいてました。

　　　　　　　　　　　　　　

　　荷物の受け取りもスムーズです。このすき具合はアモイ空港を思い出させ
　　ましたけど。ゆったりとったことが功を奏しているのでしょうかね。

　　出迎えゾーンも第一ターミナルの喧噪とは関係なく、ゆったりでした。

　　　　　　

　出迎えの車がきていると、奥さんの情報。待ち合わせは出発フロアらしく
　１フロアあがるとそこは

　　

　　　まだ年末の気分というよりクリスマスでした。まあいいよね
　　　Merry X'mas & Happy New Year っていうくらいだから。

　奥さんのいう出迎えというのは、一日借り切りできる車でした。
　環球中心で待ち合わせ。昼ごはんを食べたあと、月末の請求費用の回収
　に使うために雇ったそうです。

　　豪気ですね  というか、ぼくも回収につきあわされるんですね…

たびだち・おおみそか。

　朝９時の飛行機。ごろごろと大きなトランクを転がして、空港行きのバスの
　乗り場に向かう。

　ご近所の皆さん。朝５時すぎから変な音たててすみませんでした。　

　
　暗い中バスが発車。関空に着くころようやく夜明けでした。

　　　でもくもり。

　一年ぶりの上海はどうなっているのだろう。
　恍惚と不安。かつて太宰は人生をそう表現したけれど。

　変わってしまったレベルの上海とどう向き合えばいいんだろ。

　　　ゆうべいろんなことがあって眠れませんでした。

　　

２００８年の仕事納め…

２９日は休日出勤予定でしたが、変わってくれる人がいたので出なくても
よくなりました。

　　ラッキー　

ということで仕事は突然、中途半端ではありますが２００８年の納めになりました

今年はいろいろ大変なことがありました。

肉体的にも精神的にもかなりきましたー　

来年がいい年でありますように…

本日は29日。少し休息して明日まで上海にいく準備です…

Hong - Kong Night at Fukushima

　かなり寒くなってきたけど、まあ中華にしましょうかということで、ほたるまち
　　　からさほど遠くないDimSumBarを選択。友人との晩ごはんです。

一緒にきた友達が中国が好きだったからか、えらく気に入ってもらえました。
同席している人と、店と食事とすべてマッチングがよいと、食事っていうのは
ホントに楽しくなります。

前回来たときは かなり雨になりましたが、今日は天気もよく店内も込み合っては
いなくて（後ろの奥さん連中はすごく話し込んでいて大声で笑いあってましたが
困るほどではなかったのでまあ、よしとしていました  ）

       

香港にいた日は少しだけで、実際にはあまり思い入れを深くもっている
わけではないし、上海にもいやな思い出はあったろうけれど、こうやって日本の
大阪の福島にいるだけで香港風の店にいると、いいイメージだけで固められて
なんだかほんわかしてしまうのはなぜかな…

　　　　　　　　　

　きっと、ここの雰囲気がいいのと、少しぼくたちが大人になったってこと
　なんだろうか　

　　　　　

★THE DIM SUM BAR
　　大阪市福島区福島7-21-8
　　06-6495-1150
　　http://www.medic-web.jp/shop/s10001664