Pのlog ( 大阪と上海のChouChou)

通称P。shushu(照れちゃう)ような稚拙きわまりない文面で、上海や大阪のchouchouを綴ります。よしなに。

禽流感(ちんりうかん)?

2005年11月14日 | 中国つれづれ。

 今週月曜日にあった会議が終了するころから猛烈に
寒気(さむけ)が襲ってきたと思ったら、翌朝からかなりしんどく
なっていまい途中帰宅⇒年休となってしまいました。
 先週も風邪をひき、体の弱さに面目次第もないところです。
ここ数週間の上海は、暑い寒いの差がはげしくどうにも体と衣服
の調整ができないでいます。家族も常に誰かが風邪をひいており
ます。運動嫌いの私ですが、やはり歩くか走るくらいのことはした
ほうがよいのかもしれません。

 NHKのnewsでは鳥インフルエンザについて騒がれています。
数年前のSARS騒動の場合は、香港・広州という大都市が舞台で
始まったことと、報道が後手をふんだことで大騒ぎとなったそう
ですがが、今回はここ上海では騒いでいる様子はありません。
ルマガを読んでも北京もあまり騒いでいる様子はなさそうです。
 死んだ鳥を触る、あるいは食べるといった可能性のある地域
ということで貧しい農村地区で発生していること。さらには、事前
に今回は政府関係者が記者会見して報道規制を敷いておらず、
また徹底的な消毒に取り組んでいることがあるのかもしれません。
特に上海地域は幹線道路で徹底的にcheckしているそうで、国際
都市として評判を落としたくない政府の姿勢が功を奏している
のでしょう。

 妻が語学の学習に通う華東師範大学は、周辺がまだまだ開発
されていないかなり古びた地区で、タクシーで学校のまわりを走る
と、砂埃の中で家畜を目の前で捌いて売っているような、びっくり
するような光景に出会いましたが、妻によればここ数週間でばっ
たりニワトリが消えたそうです。ここでも徹底したcheckがあったの
かもしれません。
 とりあえず現在のところは、「禽流感(ちんりうかん)」は風邪を
ひいた人へのしゃれとして使われる状態です。私も週末に焼き鳥
を食べたあとで、あっと気づいて後悔したのですが、とりあえず
いまの風邪もただの風邪だと思うことにしています。


蘇州と紹興

2005年11月07日 | 旅行は楽し(杭州・蘇州・富春・烏鎮)

 国慶節明けに、妻の両親が遊びに来てくれたため車を
チャーターして蘇州に行きました。家族で連休中にでかけた
杭州と並び、「天に極楽あれば地に蘇州・杭州あり」と言われ、
東洋のベネチアとも称される古都です。確かに非常にきれいな
街でした。また水郷は上海の付近に散在している他の地区と
比較しても整備されており、古い街並みと新しい発展している
地区を分離して観光上手であるように感じました。silkが有名で、
工場見学に行った折に購入したsilkの綿布団は最近少し寒く
なってきた上海で重宝しています。
 蘇州で最後に見学したのが「虎丘」。呉王闔閭(こうりょ)が
祀られています。





呉は三国志にでてくる呉ではなく、もっと古い
春秋戦国時代の呉です。この子供が夫差。父を殺された恨み
を薪の上に寝て忘れず、敵である越国を倒す人です。

 さて、私が仕事をしている間に先週妻と子供は大学の旅行
で紹興へ旅行に行きました。こちらも省は違いますが水郷の
ある古都で、紹興酒と臭豆腐が有名です。(臭豆腐は強烈な
においでこれに耐えるのは大変だったようですが)実は、会社
の旅行もこの街の付近に行っていたのですが、体調を崩して
欠席した私はまだこの街に縁がありません。
 この街はさきほどの越国の都でした。呉に滅ぼされた越王
勾践(こうせん)は、その屈辱を動物の肝を舐めて忘れず最後
は呉を滅ぼし、復讐を遂げるというお話。セットで「臥薪嘗胆」
ということわざで有名です。
 奇しくも上海付近でことわざの由来に近づけたことになり
ます。

 呉と越の人は民同士も仲が悪く、「呉越同舟」ということわざ
にもなっています。このことわざには「仲の悪いものであっても、
嵐のときは協力して事にあたる」という意味もあるそうです。
 さて、私たちの仕事もちょうど導入推進や業務企画など業務
部門と連携して進めないといけないphaseに入ってきました。
プロジェクトは、まさに「仲が悪くても連携するような嵐の事態」
です。仲が悪くはない会社なんですから、きちんと推進していけ
るようがんばっていかないといけません。