Pのlog ( 大阪と上海のChouChou)

通称P。shushu(照れちゃう)ような稚拙きわまりない文面で、上海や大阪のchouchouを綴ります。よしなに。

海のむこう。

2009年05月31日 | 日本つれづれ。
 帰ってきた。こちらに入る検疫はたいしたことはなかった。そりゃあ
    そうだろう。鳥も豚も中国では日本ほどたいしたことはないのだから。

  天気はよかった。空港の出口の端から空を見上げてみると日本的な風景
  づくりのためか、竹と空のマッチングがまるでそのために用意しているかの
  ごとく、そこにあった。

    

   後ろをみるとおじさんが寝ていた。疲れてるんだね。ぼくも疲れてるかも
   しれない。早めの飛行機でよかったかも。

            

   バスは以前と違って、守口にいくバスはたくさんあって、ちょっと待つだけで
   乗ることができた  。バスで移動すると、空港島から大阪に戻るときの
   連絡橋をゆっくり眺めることができる。

   いい天気。  大阪に帰ってきたんだ。
   
   明日から会社です。 

トンネルを越えて

2009年05月31日 | 上海chouchou(みる・くらす)
 朝。9時前の飛行機  なので早くにでかける。こちらは日曜日だけれど
    連休明けの平日なのだ。RinNonは学校の日。まだ寝ぼけてるタイミングで
    起こしてさようならをいうのは、少し気がひけたけど。

    しばらく会えないので、少しのお話と少しのおせっかいと、少しのHugと。

        元気で。

  タクシーの運転手は空港、それも浦机(浦東空港)と聞くとうれしそうに、かばん
  をトランクに乗せてくれた。よくある風景だ。
  どうやっていく?と聞かれてお任せと答えると、彼は通ったことのない道を
  通った。トンネルを越えて、まだ舗装中の道だった。

  外回り、内回りのほかにもう1ルートできたのだろう。上海の顔はいつも
  春と秋の化粧品のCMのように、くるくるといろんな表情を見せてくれる。
  次回はここも変化してきれいになっているのだろう。

  横を出勤、通学、そして通学のための子どもを自転車に乗せる親など
  せわしない朝の風景を見せてくれた。

      

    

  空港では、帰りも第1ターミナルだった。向こうに見える風景は…
  見慣れているのに、なんだかちょっと朝は違う感じがする。

               

  タクシーを降りると、空港職員が朝の整列と点呼を繰り返していた。
  なんだかいわゆる中国的なもので、笑ってしまった。でもこうした緊張する
  時間も仕事には必要なんだろう。ぼくには眠たい朝の時間だけれど。

  今回は2泊3日。たいしたことはできなかったけれど楽しかった。

   

Russian Blue

2009年05月30日 | 上海chouchou(たべる)
 食べ終わって満足したものの、SWEETSがないのでタクシーを下りると
    DUNKIN' DONUTSに入る。

  ほら。Non。夜にきてみると、また違うように見えるだろう?中も外も。
  どんな景色だって時間や気分が違えば、違うように映るんだ。
  写真を撮るなら、撮りたいという気持ちを大切に。
  絵を描くのも同じだよ。 

    

  店内は、時間が遅いからか、それとも遅いのでもう在庫が少ないのか
  お客さんは少なかった。

  

   なんだか中国風なドーナツと、あとはほんの少しの種類だけ。
   がんばれダンキン。

   中には欧米人が結構多い。3人はロシア人だと話している。
    「どうしてわかるの?ロシア語が聞こえるの?」
    「ううん。欧米人にしては服装がダサいから」

   そういうものなのだろうか。
   ロシアンブルーという猫がいる。アルハンゲル(アークエンジェル)とも
   言われるこの猫は、とてもスレンダーできれいだ。

   ロシアンをなめたらいけないよ 

          

  さっきの台湾料理店。表玄関はこんな風に飾っていたんだ。変わってる。
  今度はいつまでもつだろうか。。

    

  先に外に出て待っていると、ダンキンのオープンテラスの部分で若いカップル
  が語らっている。勉強しているんだろうか?それともなんとはなしに楽しく
  帰りづらくいるんだろうか?
  どの国でも、どの街でもこういう風景があるのはとても楽しい。

  自分にもこういう時間があったからだろうか。高校生のころからもう何年すぎて
  何度恋をしたのか忘れてしまったけれど。

                

   ダンキンとミスドは創業者が親族って知ってる?と聞くとRinNonは驚いて
   ました。だって、メニューも似てるじゃない。 



       

タコライスがお好き

2009年05月30日 | 上海chouchou(たべる)

 家庭教師は意外に長引いた。RinNonの先日のテストの点数がよく
    なかったのだ。傾向と対策。
    2人のテストの内容をみると、本当に惜しいのだ。日本であればそんなに
    苦労しないと思う。

 Nonは量さえこなせば、十分スピードと自信が身に着くはず。Rinは、応用問題
 に自信をもってやればきっと大丈夫。
 先生も同じことを言ってくれていたが、はたしてこちらがお願いしたとおりに
 してくれるかどうか。

 ずっと一緒にいるとできないところにばかり目がいくのかもしれない。
 でも委縮してしまっている気もする。できていることはできているのだ。ぼくは
 もってできないのかもしれないとすら思ってた。もうどうしようもなければここで
 日本に帰してもだめなのかもって。でもまだ大丈夫だった。基本はできている。

 まだまだ赤点とるかどうか不安で、家庭教師の先生に頼るのが不安かも
 しれない。でもTVも見ないでずっと泣きながらがんばっている2人をみると
 あえてこう言おう。

 大丈夫。あとは言ったとおりのことしてたらできるよ。
 もう充分がんばっている。このままやればいいよ

 だからもうがんばれって言わないよ。こっちでうまくいくこと、祈ってるよ

    

 遅れて到着すること約30分。でもちゃんと今夜の合家は待っていてくれました。
 この沖縄料理やさん。今年の正月は閉まってました

 JINO@上海さんげんさん。ぼくはようやく今日、この店に着きました 

   

  「この店はなにがいちばんおいしい?」こう聞くと必ずRinNonはタコライスと
  答える。「ソーキそばはどう?」と聞くと、それもうんうん とうなずく。
  ゴーヤだって苦み走っておいしいかもしれない。

        

  ゆうべは満杯らしく予約はできませんでした。今日は混んでなくて、3組ほどの
  お客さんが2F、1Fは2組ほど。それでも適度に配置されたテーブルは、それ
  ほど圧迫感がなく、ゆったり座れます。

    

  隣の3人組の男の子たちは仕事の話らしく、自分たちの人脈の有効性と
  知っている人のおもしろさを語ります。
  そう、上海は人脈があれば、いくらでも楽しく過ごせるんだ。それが面白い
  時期の特徴なんだよ。問題は知りあっていても楽しくなったとき、どう歯を
  くいしばってみつけるか、なんだよ。

  そう言ってあげるには、まだ早そうなメンバーだったので、ぼくは黙って
  シークワーサー梅酒をあけ、KYOKOさんは焼酎や泡盛を飲んでいました。

             

  ついたての向こう側でもごきげんな顔のお客さんが語る。バックには上から
  降ってくるように沖縄の歌が。そう、こんな感じの曲で、ぼくらを上海や大阪の
  喧噪、さけがたいいやなことから、束の間の休憩時間を送ってくれる。
  三線の音って絶妙な温感だと思う。

BEGIN 島人ぬ宝

  

   メニューが運ばれてきた。まずはホウレンソウと豚肉のサラダ。
   あっさり味がうれしい。

     

  続いてRinNonお待ちかねのタコライス。なんとおかわりを注文しました。
  もともとメキシコのタコスを乗せたごはんを作ってみたということで、沖縄発祥の
  食べ物です。(「大使閣下の料理人」から。あのマンガ好きだったなあ)

                 

 つづいてソーキそば。豚のあばらを使ったラーメン風の麺。これも非常に
 あっさりしている。とんこつと原理は同じだろうにどうしてこんなに臭みもなく
 あっさりするんだろう?これもRinNonはおかわりしてました。確かに人気  

 

 そしてゴーヤチャンプルー。みそ風味にしたものも食べました。おいしい。
 苦味のあるゴーヤだけだとすぐに飽きがきてしまうだろうところをうまく
 回避して、食べきるようにさせてくれます。みそ風味は邪道なのかもしれない
 けど沖縄料理に入門したばかりのぼくにはちょうどよかった 

        

 ばんばんじー。これも悪くなかった。ただしトマトが邪魔だったけどね 

               

       

  も堪能したぼくたちは、いい気分でごちそうさまをすると、1Fに
  降りました。その前に2Fからとった古羊路と張江路の交差点。

 

   合家はとてもあっさりと、ぼくらに4人として最後(またしばらくはない)の
   夜ごはんとしての食卓を、ほんわかさせたものとして提供してくれました。

               

  沖縄料理はいいなあ…と思いました。  

★合家 GO-YA
  上海市長寧区古羊路427号
  +86-21-5477-3298
  http://blogs.yahoo.co.jp/nabbiejp/26012706.html


Relax

2009年05月30日 | 上海chouchou(みる・くらす)
 家庭教師の時間は約2時間。先生がくるまえに本日の晩ごはん、合家の
    予約を済ませる。その後授業の間、KYOKOさんと家の近くのマッサージや
    さんにでかけることにする。近ければすぐに帰ってこれるからだ。

 康友。店自体は大きな変化はなかった。変わったのはまわりだった。
 高麗と書いた焼肉屋さんだったものが台湾料理の店に変わっていたのだ。
 しかも真っ赤な外観。普通は使わない側の入口をメインの階段としてきれいに
 だけど真っ赤に染めあげて…

 派手だなあ・・・

   

 マッサージは上手でした。ぼくについてくれた女の子は珍しく流暢な日本語を
 話してくれました。でも眠かったぼくがほとんどを寝てました。ごめんね。
 愛想悪くって。。。でも日本語話せるだけでなく、あなたは上手でした。

 2日間とも上手なマッサージ師さんに当たったのは結構幸運でした。

  
★康友四季
  上海市水城南路37号万科広場北撞3楼C1
  +86-21-6209-8400
  http://www.bamboo7.cn

Gerschenkronは泰康路の夢をみるか

2009年05月30日 | 上海chouchou(たべる)

 曇ってきたし、時間も少ししかないけれど泰康路にはいきたい理由が
    あった。先日メールをいただいた吉本さんの新店舗「La Brasserie by Hiro
    に一度行っておきたいということ。そして泰康路という成長し続ける
    民間主導、自動成長型モデルがどこまで発展しているかを見たかったこと。
    去年みたとき とはさらに成長しているのだろうか。

   五原路からのタクシーを降りると、すでに発展は
 
   みてとれた。隣接するマンションがすでに完成していたのだ。田子坊という
   要素はすでに周囲の環境にまで影響を及ぼし始めている。
   タクシーの運転手はしたり顔で、泰康路までの道筋を進めていたけれど
   田子坊については結局知らなかった。よくある知ったかぶりだ。
   もう慣れっこだ。 あの運転手だってあと一年もしにうちに知るかも
   しれない。ここが観光地として日本ではパンフレットに載るくらい有名に
   なってしまってるってことを。
   例)H.I.S上海駐在事務所
     AB-ROADの記事
   
   新天地が国家・上海市主導の石庫門renovation-projectであるならば、
   ここは自然発生的に後発的に発生したものであるといえる。
   8号橋M-50武康376などおしゃれな姿に変貌を遂げようとしてるところは
   他にもあるけれど、広さと拡大スピードと複雑さで田子坊を上回るところは
   ない。

   大学のときのゼミの教授はガーシェンクロンが好きで「後発性の利益」という
   言葉をよく使っておられた。
   産業革命でも、後発国のほうが先進国の試行錯誤を学んでから着手する
   ぶん、発展が速いというものだ。新天地という成功事例をもとにして、田子坊
   は加速度的に発展しているということだろうか?それともモデル違いで民活
   のほうが速度が上であるということを証明しているのだろうか。

   ガーシェンクロンは泰康路をみて、どう感じるだろう。 

    

   田子坊に入る前の通りでもすでに店は並び始めている。いつか並びが
   昔ながらの食堂や、肉屋やら各種の修繕やさんを淘汰していくだろう。
   だって通りに面していたほうがなにかと便利なはずだからだ。

                

   この写真をかざる画廊(?)だって去年は中で展示会をおこなっていた
   はずだ。もう通りにでてきている。伸びていく上海の中の象徴か。
   奇しくも外灘で踊る色鮮やかな写真なのだ

        

   いよいよ入口。派手な柄のワンピースを着た
    女性が歩く。シノワズリなテイストもここでは挑戦ではなく、通常なスタイル
    なのだ。新天地のシノワズリとは違って、すでに身に纏われた姿でぼくの
    目の前を通りぬける。 
   
       

   といっても普通の人だって歩いている。この通りは泰康路からの通り抜けに
   使われてもいるから。工房や実験店らしき店頭をこえて歩き続ける。
   何度か通った街並みはさほど姿は変わっていない。

      

  犬を連れたご婦人が自慢げに散歩させていた。知りあいではないなと思える
  女性がうらやましそうに、犬をあやす。どっと取り囲むこの人懐っこさは中国の
  人の特徴だ。大陸気質…かな 

        

   左に目をむけると、昔からあったカフェがある。欧米人の姿がよく見える。
   映画「about love」の上海編で塚本高史がバイトしていた店だ。
   あれは短編だったけれど、すごく切なくていい話だった。

          

       關於愛(アバウト・ラブ) 2006年 

   映画では、ヒロインの女の子の家は、いつのまにか立ち退きで消えて
   しまっていたけれど、ここはなおもなおも発展し西へ西へと進んでいる。
   いや、たしかに民家はその分減っているので、そんな恋愛の姿も実際に
   あるのかもしれない。 

             

    鳥かご(こおろぎのかごかな?)、茶器。中国風な展示の雑貨屋さんを
    越えると、いよいよ田子坊の中心部に入っていく。

    

   少なからず驚いた。連休中の土曜日とはいえ、こんなに混雑しているとは
   想定していなかったからだ。  見て歩くというよりかきわけて歩くのに
   近い。左下の写真は子供服の店。ChouchouというKYOKOさんの個人事務所
   の名であり、私のこのブログの元の名前でもある。
   パクっている!と指摘するわけでなく、同じ発想になったこの店の発展を
   素直に願おうと思う。
  
          

    それよりこの人波。なんでこんなに増えたんだ?宣伝しているとも思えない。
    これが集団効果、あるいは口コミの効果というものだろうか?

   

   Hiroさんの店は上の写真の中にある。もとより狭い通路にはオープンに
   テーブルが配置されテラスと通路が渾然となっている。繁盛しているのだ。
   ちらっと覗いてみたけれど吉本さんは不在でした。あのエネルギーをまた
   ほしかったのだけれど…
   次回は会えるといいですね 

       

    ↑以前はなにもなかったはずのかどっこにはカフェに変わっていてこのとおり
   
   そして両サイドにはここも所せましと人がいる。  あっという間の展開に
   さすがに驚いた…

                

       

   犬を抱いて混雑をぼーっと眺める男の人。彼の目にいまの混雑ぶりは
   どう映っているのだろう。自分のところにも儲けが入ってきているなら
   左うちわでのホクホクした顔。そうでなくて立ち退きをまつ呆然とした姿
   なのか。犬はやせているけど、もとからそんなものだろうし、そもそも
   犬自身がそこまで状況が見えているかどうか怪しいものだ。
   ここは男の人自身にしかわからない。

      

   以前はなにもなく、まだこれからだった部分にもこうやって看板が並ぶ。
   その上には淘汰されるのをかろうじて逃れているのか洗濯物と物干し竿
   がまだ並んでいる。あやうし… 

            

    あまりの人の波に飲まれそうだったので、全部の通りを歩かずに泰康路
    のほうに戻る。目の前には大きな建設中の建物が。ここにも何かを建てる
    のだろうか。田子坊はどこまで刺激を与え続けるのだろう。

      

   瑞金路側はまだ少しのどかさを残している。トマトを売る露天商や洗濯物を
   ほす団地、その下ではお年寄り。おばあちゃん2人がお話に興じている。

       

  この人たちのところまで発展が及ぶまでは、まだ時間が少しありそうで。
  田子坊の発展を喜び、驚きしながらもこの人たちの存在にもほっとした
  夕方でした。

  間もなく家庭教師の時間。古北に帰りましょう。 


L ' ecrin de Recolte

2009年05月30日 | 上海chouchou(たべる)
 長楽路あたりのカフェというぼくのリクエストに基づき、連れてきてもらった
    のは、一本南の通りである五原路沿いにある「L ' ecrin de Recolte」。

  タクシーを下車すると、工事のありそうな更地がある場所へ。まだこのあたり
  でこんな場所もあるんだと認識。 

 

  以前、神戸にあるアンデルセンの上海進出時、浦東の八佰半に店舗を出した
  際、ケーキ類は現地のこのカフェのケーキを出させてもらった経緯があるらしい。

  シェルブール(すでに閉店したそうです。やっぱ失敗でしたか  )の総合デザ
  インを担当したKYOKOさんもここのオーナーとは旧知ということで、おいしい
  ケーキを食べようということになった次第。

  なんと、一名だけ日本人メインのパティシエさんがいなかったものの、オーナー
  とパティシエ1名さんに会うことができてKYOKOさんも大満足。 
  よかったですね 
  
                         

  店舗自体はこのあたりにあった老房子をリノベートしたもの。オーナーが
  上海人であることもあり、昼下がりのこの時間は、中国的なお昼のおしゃ
  べりの時間。テーブルではしゃべり続ける女性グループや夫婦連れが多く
  繁盛している様子がうかがえます。
 
              

  ケーキは日本人のパティシエさんらしく非常に丁寧なつくりでおいしい。
  シェルブールでもケーキはよくさばけていたのはわかります。

                            

  チョコレートの盛り合わせとケーキ各種。日本と変わらないケーキの味を
  堪能。マカロンは初挑戦でしたがまずまずの味でした 

             

  ここの2Fでずっと休息してしまいそうなアンニュイな雰囲気。それは上海の
  昔ながらの昼下がりの風景を継続しているものなのかもしれないけれど、
  もう少し軽やかに動いてみることにした。
  ひさしぶりに泰康路に行ってみることに。 

     

  店舗の入口の付近をもう一度みてみる。

                            

  上海にも日本資本ではなく、こういったきれいなケーキやさんが増えて
  きました。そういえばきょうはCablerに続いて2軒もきていました 

           

                                                          

  店の外はまだまだおしゃれとは言い難い街並みだし、交差点の向こうは
  現地風景が続いているけれど、そのうちこういうこじゃれた店に変わって
  いくのでしょう。

                     

 そういう視点でみてみると、すでにななめ前までこういう工事がはじまっていて

  

                  

  まだかろうじて残る店、おばさんが外の涼しい場所でミシンを動かし、それを
  じっと見守る修繕依頼のお客さんや…

      

  店頭で孫を遊ばせている果物やさん。この屋上ではおじさんがぼーっと
  空を眺めていたり…2年前の駐在時にはちゃんと普通にあった街並みが
  こわされるすぐそばで、飲みこまれそうになっていました。

                              
 
    あと2年、いや来年の万博のあと、このあたりはどうなっているのだろう

     

★L ' ecrin de Recolte
  上海市徐汇区五原路137号
  +86-21-6431-9267
  http://www.lecrin.com.cn

帰りもお散歩

2009年05月30日 | 上海chouchou(みる・くらす)

 帰る帰る…帰りにケーキを食べて帰ろうという二人の提案に応える
     べく、黄金城道にあるCablerによることにした。

   

   以前は一昨年の正月に来ました。そのあと浦東にも出店していてすっかり定着
   した感じのケーキやさんです。

            

    なかで食べようとしているとKYOKOさんから電話。さすがに本来祝日
    だけに仕事も早くおわったらしく。中でケーキを食べるのをやめて
    持ち帰りに変更。失礼しました。

   

★Cabler    cake speciality store
  上海市長寧区黄金城道818号
  +86-21-6278-0750

   

 今回なかなかに活躍する2人。ケーキを食べている姿を撮ってみた。



  このあとどう過ごすかを検討。
  家庭教師の時間があるために、それまでには家に帰ってきたい。

  長楽路あたりのカフェにいきたい。晩ごはんは沖縄料理「合家」で。

  ぼくのリクエストは通りました。
  おでかけ。
  
   

  隣のビルがおそうじしているのを撮っていると、僕の横を不思議そうに
  おそうじのお姉さんが通って行きました。


Shanghai Sling

2009年05月30日 | 上海chouchou(たべる)

 ついたのは2期の敷地がそろそろ東の端にいこうかというあたり。
   他にもめぼしい店はあったのだけれど、RinNonの行ったことのある店
   ということで選んだらしい。ここだよ…

   指示された店に、コンビはどんどん入っていく。

   

    あとで気づいたのだけれど、東南アジア系の料理やさんでちゃんと
    ネットで調べるとシンガポール料理とあった。
    新加波?初めてだな。以前住んでいた黄金城道の近くにはマレーシア
    料理の店があった。前回上海にきた正月にはもうなくなっていたけれど。

              

   予想外だったが、(それはもちろんRinNonにとっても)モーニングサービスが
   終わっていた。まあ考えてみれば当然なのだ。もう11時30分なのだ。
   ランチサービスが始まっていたって文句の言える時間ではないのだから。

       

  というわけで仕方ないのでカレーを注文。ほかには二日酔いのぼくには
  食べられそうになかったし、子どももお菓子をぱくついていたからか、
  そんなに重厚なものは無理なのだ。

  上海特有のしたたかさなのか、シンガポールは
  そういうものなのかわからないけれど、飾ってある絵は新進の画家のもの
  なのか、すべて値札がついている。よければ買ってくださいということか。

  そして中国の店のディスプレイはたいていそうなのだけれど、微妙に曲がって
  かざられている。KYOKOさんがみれば溜息をつくか、頭に血がのぼるような
  ものだろう。

  でもインテリアデザインとは関係のないぼくら3人はとくに気にせず、でてくる
  カレーのほうを心配していた。

           

   まずぼくのほう。そうなんだよ。フィッシュカレーというからふつうフライが
   ついてくると思うじゃない?カツカレーはたたきでもついてきますか?
   思わないでしょ。でもね、こんなのだったわけです。

   酔った頭でメニューの中全部読むの大変だったんだよなあ。英語だし。
   メニューで決めたぼくが失敗でした。ナンだって…なんなんだ。
   とかオヤジギャグもでない。でも魚単体ではまあ食べられないこともなく。

   シンガポールってこんな料理だったか?といぶかしがるころ、RinNon
   (二人は同じメニュー、チキンカレーを頼んでいた)の分が運ばれてきた。

   

   これもまずくはないんだけど、辛かった。この辛さくらいなら食べれないわけ
   ではなくなっていたようだけれど、でも…いまいちなんです。

   ということで、「前きたときはモーニングはおいしかったんだよ」という二人の
   言い訳も聞きつつ(本当にそうだったんだろう。でもランチはだめってことで)
   もうごちそうさまとすることにした。

   将来東南アジアで暮らせるんだろうか?ちょっと不安。 
   
        

   店の内装はよかった。きちんと配列を考え、テーブル間もうるさすぎない
   距離を保っていて。

   

    トイレはきれいで、階段も内装も東南地方のテイストを出してました。

                

    おいしかったら、いい思い出で書けたんだろうけれどね。 

   Singapore Slingというカクテルがある。あのラッフルズのバーテンダーが
   考えたというこのお酒にはドイツ語で「混ぜ合わせる」という意味があるらしい。
   たしかにシンガポールも上海も、ごった煮で成り立つイメージがある。

   この店、上海に飲み込まれてる気がしませんか?
   あやうしシンガポール。ぼくはシンガポールにも住んでみたいんだ。
   混ぜ合わされても飲みこまれないでね。

   もうちょっとがんばってね。 

         

   ローラーブレードを履いたNonを助けながらRinが階段を下りて行って、
   あっという間に1期の古北、もといた…昔からずっといるほうへ駆けて
   いきました。

★Orang
  上海市黄金城道555弄2号103室
  +86-21-6208-2032


お散歩 古北2期

2009年05月30日 | 上海chouchou(みる・くらす)
 翌朝は晴れ。飲み過ぎたせいか起きれず…

  すでにKYOKOさんは出勤。子どもは夕方にやってくる家庭教師の先生の
  授業前に、やれることはやっておこうと宿題中だった。

  そのあと入浴。つい正月にきたときは、Nonはまだお風呂に一緒に入って
  くれたのに今回はもう入ってくれなくなった。
  女の子ってのは成長が速くて、どの年代だってついていけない。

  軽くうけたショックを、ゆうべのお酒の残りと歩きつかれた酔いざましと一緒に
  洗い流すと、当初予定どおりではあるがかなり時間遅れで朝食兼散歩に
  でかけた。
  
  

  古北2期。ほんの10時間ほど前に通った場所に、今度は反対向きに歩く。

   「朝ごはん食べるところあるの?」
   「大丈夫だよ」 RinNonがすたすたと歩くのでついていくように歩く。

  この散歩の仕方もはじめてだ。写真を撮りながら歩くぼくにもはやあわせ
  なくてもいけるということだ。

  それでも古北路の大きな交差点ではきちんと止まる。

  

  待っている交差点の向こうはお絵かき大会のアドバルーン。
  そういえばもう終わっている時間だ。Nonに描きたかった?と聞くと、別に…
  という返事。他人に評価されるものに興味がわかないのだ。
  自分のがきっと1番だから。
  強烈な自我に裏打ちされた表現方法を見つけてやりたいと思う。

  絵でなくたって写真でもいいけれど。

                  

  お絵かき大会に便乗した屋台がかなり出店していて、大会がおわったのに
  在庫をはききるためか、まだ威勢のいい声をあげて売り子ががんばっている。

 

  そのまま越えて歩き続ける。

       

  こうやって昼みると本当に、日本によくあるきれいなマンション群だ。
  でも同じようにここも高い。

  なかなか難しいものだ。