Pのlog ( 大阪と上海のChouChou)

通称P。shushu(照れちゃう)ような稚拙きわまりない文面で、上海や大阪のchouchouを綴ります。よしなに。

子供の小学校

2006年01月20日 | 子供にはこどもの生活が・・・

 子供2人もいよいよ小学校入学の季節になりました。
以前、この欄で、子供の幼稚園について現地校にいれたことを
報告しました。一度いじめの問題とそれに関する幼稚園側の
応対を通じて、体制の薄さを感じ、転校をしました。その後は、
子供も2人とも円満に生活してくれていたのですが、双子の甘え
か、あるいは少しですが所属している日本人同士で遊ぶことが
多いためか、なかなか中国語・英語とも上達してくれませんで
した。

 ここまで考えると当然、小学校は日本人学校にという判断に
なるのですが、ここも順当ではありません。今住んでいる古北
地区に近い場所に日本人学校はあるのですが、生徒数が約
1,800人とのこと。日本でもマンモス校の部類に入ると思います。
あるマンションではバス9台を連ねて登校しています。親、特に
母親には非常に負担がかかり、毎日弁当が必要、PTA役員は
毎日学校に行かないといけないといったうわさもあり、幼稚園児
を持つ親がなぜか我が家に集まっていろいろ相談している今日
このごろです。
 北京の日本人学校は、よく脱北者の駆け込みがありますが
上海はさすがにありません。しかしこの大人数。昨年は蘇州、
来春には浦東に新校舎が開校するにも関わらず、3月の新入
学も現時点で220名とのこと、もはや授業も大変で塾に通う児童
も本当に多く(ちゃんと駿台などもあるのは見事です)まるで日本
のようで、見ていて少しかわいそうになってきます。

 2人の子供の中国語力(結局英語力はゼロのままです)は、
片方の子が聞き取りがまずまずできるようになってきた状態、
もう片方の子はまだほとんど無理な状態です。面白いことに、
少し聞き取りができるほうの子は日本人学校、できないほうの子
がなぜか日本語でない学校に行きたいと言っています。双子でも
感じ方が異なっているということでしょうか。

 現在は、大学の授業が終了した妻が、幼稚園の奥様方と毎日
いろんな小学校に通って見学をしているところです。香港人・台湾
人などバラエティに富んだ友人でまわるといろいろ発見がある
そうです。

・現地校は外国人には費用を高めに設定している。しかし香港・
 台湾は対象外である場合が多く、儲けがないとふんでか応対に
 でた教師が
 「香港人・台湾人のあなた方は入学しないでほしいですが、
 日本人のあなたは歓迎です」と平気で発言したりするそうで、
 公立校でも流石 上海人らしさを感じます。
・外国人で語学に問題があるとinternationasl schoolの場合、
 9月まで付属の幼稚園あるいは補習校で勉強させてから転属
 させる場合がある。

など、およそ日本人学校では想像もつかない運用があるようです。
また中国の学校は学期が欧米と同様、9月から始まるため、4月
は変則入学になってしまうようです。ここも頭の痛いところで、
しばらく夫婦で議論が続きそうです。不思議と当の本人たちはもう
決断しているように見えるのが不思議なところです。


重慶マンション

2006年01月02日 | 旅行は楽し(香港・マカオ)
香港で行きたかったところ。重慶マンションです。
金城武の「恋する惑星」ででてきたマンションです。会社に入って
すぐくらいで何も知らない時期、重慶が舞台だとばかり思ってました。
あはははは

 今では分かってるんですけどね、当時は「どうして台湾映画で
(それも違うし)重慶が舞台なんだ?」って不思議でした。

 そんな話もいまや昔、なんにも知らなかった奥さんもきゃあきゃあ
言って喜んでるし、華流も元気になってきましたね。


*前の通りもこのとおりどこかで見た風景です

マカオ

2006年01月01日 | 旅行は楽し(香港・マカオ)

2006年元旦は香港で迎えました。あけましておめでとう!
でもここはまだ旧暦だと旧年だから特に感慨もなさそうです。。

さて、元旦の今日はマカオへ。元ポルトガル領のこの町にはパス
ポートが必要です。そう、香港に入り、そしてマカオにきて香港に
その日に戻る。全部中国なのに全部入国審査が必要なのです。
一国二制度の面白さ。。めんどくせー

 マカオはカジノの町とか売春の町とか、いいイメージが全くない
のですが、行った事のある女性が「とってもきれいでいいですよ」
というのでそれを信じて行きました。ほんっとにきれいです。
天気もよかったけど、英国風な香港と違い、明らかに南欧風な
町並み。料理もポルトガル料理を食べたせいでしょうか。ワインも
うまい!いいですね。日帰りじゃなく泊まりでもよかったですね。
あ、家族連れだと大人しいホテルがいいですけどね。。

 上の写真はセナド広場。広場の端の食堂で食べたプリンは
うまかった。

このセナド広場、どこを向いてもきれいきれい。マカオの一番の
通りにある広場。すごい!さすが南欧風って感じです

これは広場の前の教会。クリスマス直後だけに飾りつけも
かっこよかったです



普段カジノと売春のイメージしかないマカオが実はこんなに
きれいな街だなんて、たいていの日本人は知らないな。
北朝鮮の口座くらいじゃないの?
知ってることって・・・


香港

2006年01月01日 | 旅行は楽し(香港・マカオ)

 香港は所属部署の対象外地域です。このため、残念ながら
なかなか仕事の関係で訪問する機会がなかったこともあり、この
年末年始 の休暇に家族で香港・澳門(マカオ)にいきました。
 それぞれ1997年・99年に中国に返還されましたが、当時から
の統治形態を引き継ぐ形で特別行政区(一国二制度)となっていま
す。ここまでは、頭の中でわかってはいましたがいざ実際に訪問し
てみるとこれがなかなか面倒です。結局国内旅行しているにも
関わらず、3カ国旅行と同じだけ入管手続きを繰り返すことになり
ました。以前は香港から自由主義的な考え方が無作為に流入して
いくのを防止するためのこの制度とも言われていました。しかし現在
の様子をみると、既に大陸から大量に旅行客が来ており、人民元・
普通語の通用する場面も増えてきています。年々香港は大陸依存
度を深めているようです。統治上の都合はありますが、経済的には
ますます一体化してくると想定されます。

 上海と香港は何かと似ているimageがあります。夜景がきれい・
経済の街・ディズニーランドの誘致(上海は次の建設予定地と言わ
れています)・・・。ただ、実際に両方を訪問して感じたことは、やはり
香港のほうがまだ先を行っているということです。日本の商品も衣料
品・薬品。食品など、上海よりはるかに多く揃っていて、ほぼ日本と
同じほどです。

 一番の違いはやはりマナーかもしれません。香港で何かを待つ
順番を乱して横入りする人はかなりの高確率で普通語を話す大陸
の人ですし、香港では車に乗ってもクラクションをほとんど聞きませ
でした。
 この点は時間がたてば上海も向上していくのかそこはよくわかり
ません。
 香港の街並みにはかなり国美の看板を見ることができました。
2006年度には20店に拡大、さらにはマカオにも出店予定(ほぼ
観光地しかないように見えるマカオになぜ出店するかは不明ですが)
の量販店を見ていると、経済的にはますます大陸の影響が濃くなっ
ている気がしますが、文化的には香港を手本にしてほしいなと思い
ます。


*朝のスターフェリーからの景色です。前のビルが
よく見えるホテルで正月を迎えました。きれいだった!