Pのlog ( 大阪と上海のChouChou)

通称P。shushu(照れちゃう)ような稚拙きわまりない文面で、上海や大阪のchouchouを綴ります。よしなに。

大阪とんかつ だるま堂 【食べることより他になにがある?】

2011年08月31日 | 大阪chouchou(中崎町・天六・谷六)

 きょうは、なぜか不本意ながらも出張して説明しないといけない事項があって…
     南森町まで出かける。

     説明自体は、わりとすぐに終わった。案件はそれほど困難んな事象ではなく、問題はもっと他の
     ところにある。組織が複数絡んでくると、ちょっとした対応であっても制度施策として整理しないと
     なかなか先に進みそうもない。

     きょうは久しぶりに南森町に来たことをよしとしようと思う。

   

     出張先の事務所を辞して、そのまま歩きだす。もう直帰と書いてきているので晩ごはんでも食べて
     帰るとしよう。しかも場所は天満だ。

     ころころと変わる競争率のはげしい商店街で生き残る店、新しく出てきた店。
     そんなところを探して、今夜の晩ごはんにしよう。どうせひとりなんだしなんだっていいや…

  ぼくは自分でも不思議だったけど、いったん天満駅の北側、天六方面まで歩いたあげく・・また戻って
  選んだ店が…

       大阪とんかつ

  と、どんと大きな看板のでている店だった。


      

  きょろきょろしながらテーブルについたぼく。
  対面するかのように、ひとつ置いた向こうのテーブルで同じように座る、同じように会社員ふぜいの
  男性と、あとはテレビのほうを向いて食べているおじさん。

  とんかつってことでもなく、定食やさんによくある風景そのままの光景が、18時にはまだ少し早い
  かきいれどき寸前の夕方天満の食堂の中にある。

                                   

  のれん…というより少しおしゃれなシェードだと思うのだけれど、少しぐにやっと熱変形した仕切りの向こうの
  テーブルはまだ人がいなくて、静かな店内。

               

  ぼくはロースかつを定食で注文する。17時すぎ。

  そんなに時間をかけずに定食がやってきた。丁寧にそとおかれたお盆にのるとんかつは大きくて
  ジューシーというわけではないけど、衣が見た目ほど大きくなく、よくあるチェーン店の

   ’下に置いてある網で衣を落としてからでないと、なんだか揚げたての衣を食べているかのよう’
  そんなとんかつではなく、さくっとかつを口にすることができる。

  いいんじゃないかな。みそ汁はよくある赤だしじゃないけどちょうどいい味だし、漬けものもふるっている。

  

   ゆっくり味わおう…そう思っていると電話が鳴った。会社からだった。派遣の女性が申し訳なさそうに
   「あの…きょうの定刻までにご提出の週報をまだいただいていないのですが…  」と述べる。

   ぼくはしまった…と思い返すが食べてから家に帰って提出しても提出先は誰か知っているし
   きょうはその人のために別件とはいえ出張しているので、まあ大丈夫だと思い返して

   「家に戻ってからだから…1時間半か2時間後でもいいかな?相手には電話しておくけど…」と言う。
   少し誰かと調整しているかの風で彼女が少したってから話しだす。

   「すみません。17時までに提出するのがルールなものですから…」

   ぼくはそれが誰がいう言葉だか知っている。その融通の効かなさも…
   いらだつような口調でぼくは思わず言ってしまう

   「どうしろと?ぼくはもう出張先にもいないんだよ」
   「なんとかなりませんか?」

   融通の効かない、事なかれ主義な人が融通の効かない人を通じて調整するのだ。二重に腹の立つ
   話しだ。しかも報われない作業をすればなんとかなることもぼくは知っている。

   そんな話を食べている最中にしないで欲しいものだ。

      「いま食べてるけど、そのあとOBPに移動してそこから資料を送っておくよ」
      「ありがとうございます。申しわけございません」

   ぼくは彼女が何に申し訳ないと思っているのか知りたいものだと少し思ったけど・・考えるのをやめた。

   せっかくの初めてのお店のはじめての、悪くない定食を食べているのだから。
   

                                  


   ぼくは思う。
   食べることなんて、そんなにたいしたことではないけれど、それでも
   食べること、おいしいものを食べることより重要な、食べる途中で手を停めてまでするべきことなんて
   そうそうあるものじゃないんだって。

   そう思っていない人が、どうしてこうも多いんだろう。

   ぼくは憮然とした表情をしていたかもしれない。

     ’お勘定お願いします 
     ’ここは食券だから最初にいただいてますよ 

   年配のおばさんが諭すようにぼくに微笑みかける。
   ぼくは、思い込んでいた自分が少し恥ずかしくなって、てれ隠しに「あ、なんだ…そうだっけ 
   なんて言いながら、火照ったような顔をして表にでてしまった。

   カメラを構えて振り返ったその店は、なんだか力強くみえた。

                                                

★だるま堂 (大阪とんかつ)
  大阪市北区天神橋4-6-23
  06-6354-7259




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空をつきぬく雲が。

2011年08月30日 | 日本つれづれ。




   森ノ宮駅の表側にまわると、仕事帰りの人たちが山のように横断歩道をわたってきた。
   ちょうど帰宅時間に入るのだ。

   空をみると飛行機雲が空を突きぬけていくようにのびて

   

   それがまるで空を引き裂くみたいな勢いに思えて、

   なんだかそのまっすぐさがまぶしいというか、そうあるといいなあっていう自分の行き先を
   示す徴だったりするといいなっていう、漠然としたmotivation の糧になりそうな気分で


   とりあえず写真に撮ってみました。 




   


餃子の王将 森ノ宮店 【高く高く】

2011年08月30日 | 大阪chouchou(その他の場所)

 OBPに出張。新しい仕事のとっかかりの始まり、ということで少し心の中で緊張しつつ
     ひとりで打ち合わせに向かう。

     約2時間の打ち合わせは、前回のフォローと今後の進め方について。100点とはいえないが
     今後の調整ポイントがなんとなくわかったし、うまく推進できそうな感じになってきたことで
     合格点を出せる結果といえた。

    会議が終わると、そのまま事務所には戻らずOBPにある別の部署の机を借りて事務処理をおこなって
    そのまま定時で帰宅することにした。

      


      まだ夕暮れにもならないうちに帰宅するのは、なんだか気が引ける感じになっていたのは若いころ。
      最近はそこは疲れがたまるせいだろうか、Lucky と化がえるほうが先にたつようになって
      いる。誰か一緒なら飲みにでもいくのになあという勿体ない感があるだけだ。

      結局地下鉄で移動した森ノ宮駅で途中下車して、ふと気づいて駅裏にいく。
      駅の裏だなあという場末な感じがあり、中華料理やレストランからさらに居酒屋が続く奥へと続く道。
      中央大通りと環状線が交差するという立地のよさと大阪城公園の対面というlocationは、もっと発展
      してもいいのだけれど、病院などが多いせいだろうかそれほど発展しているというふうでなく、なんだか
      のんびりした姿をずっと残している。

      その中にあるのが王将だった。

      最初はその手前にある’あかまつ’にしようかと思ったのだけれど、「時折王将に無性にいきたくなる」
      あの気分にとらわれて王将を選んでしまった。


   

     餃子を2人前、それからチャーハンとかラーメンとか。メインである餃子を2人前と主食を
     注文してなお、powerを感じて満腹になっていた時代はもうぼくにはなくて…

                        

   餃子を1人前と豚キムチ。これで充分です
     待っている時間がじりじりする。注文の時間と製作の時間が少しずれると待つ時間がじれて
   いく。これも王将の面白さだ。別に’fast food’ というわけでもないのだ。

   餃子のたれを小皿にいれて、ラー油を数滴垂らして待つ。

   もう何十年も前からの、王将に入ったときに料理が来る前に待つお作法だ。
   カウンターに並ぶのはおじさんたち。一部若い子がいる。男の集団…ときどき女の子。
   こういう客構成なのに、実は加齢臭があまりしないっていうのは不思議なものだ。

   王将って不思議なことがけっこうあるのだ


             

    食べ終えて、外に出てもまだ陽は沈むには時間がかかる高さにあって。
    ぼくは店のまわりを見回して、なんだか場末感あふれる感じだけどまだ陽が長いせいで
    それすら健康的にさえ見える風景を、きょうのごほうびだとおもうことにした。

    餃子1人前と、豚キムチで得られた満足感でいっぱいのぼくがみると、ぼくのまわりを歩いている
    同じように食べてきた人と、これから一杯やるためにこっちに向かって来た人が、みんな少しずつ
    Happy を持っているように思えた。

                                                         


★餃子の王将 森ノ宮店
  大阪市東成区中道1-1-37
  06-6981-2506


<div><strong><a href="http://r.tabelog.com/osaka/A2701/A270107/27044793/" rel="tabelog bc8600da0630dbcabd46f52e4fd510808292c46c" target="_blank">餃子の王将 森ノ宮店</a></strong><br />
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</div>
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ungraine 【とっておきたいとっておき】

2011年08月28日 | けいはんな(精華木津・奈良押熊)chouchou

 しばらく行かないうちに随分時間が経っていたようにも感じる。

  ungraine

     数えてみれば5月末からごぶさただった。
     なんでだろうと考えると、そうそういろんなことがあったというか、結局はここに描けないような
     瑣末な出来事であったり、単に仕事を週末に持ち込み過ぎていただけだったりするものなのだ。

     そう考えると自慢できるものなんて、そうそうありはしないのだ 

     前回もなかなか盛況だったのだけれど、きょうも13時過ぎに駐車場にいくと、もうそこがすでに
     満車だた。こんなの初めてだ。

     こんなこと言うと失礼なのだけれど、もうすっかり人気店で入るのがひと苦労なのだ。
     しょうがないので、かなり手前のPLAZAあたりで時間をつぶして、もういっそのことここで
     ごはんにしようかとも考えたけれど、いやいやなんの…と思いなおして30分後、もう一度
     駐車場に行ってみると、昼時の一段落になったのか、SPACEは充分空いていた。


    

       こんにちわ… 

       ごぶさたしていたこともあってドアを開けると、小声で店に入る。
       
       店長さんがにこやかに反応してくれた。’ひさしぶりですね 

                   

    うれしくなって靴を脱いでフロアに上がる。店内は一段落がついて、子ども連れの家族がいる
    だけだった。
    いままでどおりのungraine

                             

    パスタはきのこの入ったペペロンチーノ。ちょっといつもと違うのにするだけで、なんだか
    少し冒険をする気分になる。

    隅のテーブルに座り、PCを広げて少し仕事の続きにかかる。思えばここにPCを持ち込むのは
    初めてのことだ。あまり褒められた話でもない。 


    スープがやってきて、ぼくはPCを横にそっと置いて

    食べることに専念することにする。そのうち前菜のお皿がやってきて、ぼくをさらに仕事から遠ざけて
    くれた。

            

                  

     パスタはいつも通り、あつあつでそして脂が乗っていて、そしてヘルシーだった。
     箸で食べるよりフォークとスプーンで。当然なのかもしれないけれど、どちらでもstyleにあうのが
     この店のパスタなのだから。
    

                                 

    最後は、シフォンケーキとコーヒー。シフォンケーキに添えてあったのはマンゴーだろうか。
    すっかり日本でもなじみになったfruitsを、ぼくは馴染みになる前から上海でばくばく食べていたRinNon
    思い出すkey-wordであるかのように思えて、ぼくはなんだかいつも食べないで置いておこうかという気分に
    させる。でも、ぼくは今回はすっと食べてしまうことができた。




            

    そっと食べ終わったときには、また新しいお客さんがやってきていた。この店はちゃんとcafeとして機能
    していて、夕方までコーヒーを楽しむことができるんだ…ってことは今日のきょうまで考えたことがなかった

      パスタしか見えてない自分にちょっと驚きつつ。それはそれでとても面白いできごとなのだ。 

    こんなぼくの日記でもここの店にいこうって思う人がけっこういてくれるのはうれしいことなんだ。


★cafe du ungraine
  京都府相楽郡精華町東畑南山中2-1
  0774-93-1724
  http://ungraine.exblog.jp/

  


Doutor APITAけいはんな店 【そしてまたここにいるぼくは】

2011年08月28日 | けいはんな(精華木津・奈良押熊)chouchou

 カードバトル会場をあとにして  最近お気に入りの’カフェで仕事’に。

  ドトールコーヒーで  。

  よく見ると定番というか座席が微妙に決まっているような気がする。
  勉強している女の子が数人。

  明らかに買い物中や買い物が終わって一段落の休憩の人たちの座る席。


                          

    ショッピングセンターの中のカフェはそんな席枠があるかのように、思い思いに住み分けされた
    area の中でくつろいでいる。


    ぼくはLunch になったら最近ごぶさたのパスタやさんに行こうと思っていて、ここでは仕事を
    しているのだけれど、ぎりぎりで干渉し合わない空間になっているここが、なかなか気に入りだしている。

    こういう店があといくつかあればいいのにね 


★Doutor Coffee Shop APITA TOWN けいはんな店
  京都府相楽郡精華町精華台9-2-4
  0774-95-3724


なんのために戦うのか

2011年08月28日 | 日本つれづれ。

  こんな田舎な街にも、男の戦いというのがあった。


                         

             カードバトルだって…遊戯王みたいなやつかなあ…  

             なんかの予選なのかなあ…
             ここは昔カフェがあった場所なんだけど… 


       


            でもなにがおもしろいのかなあ…

            なんのために戦うのか。

                        いや、まあそんなたいそうなもんちゃいますけど… 


ペッパーランチ イオン登美ケ丘店 【あの頃】

2011年08月26日 | けいはんな(精華木津・奈良押熊)chouchou

 金曜日の自分へのごほうび。

      あまりに疲労が激しくて…(今週は暑い日が多すぎた…)車で会社に行ってかえりのこと。

      土日の買い物を減らすためにも、ある程度イオンで先買いをしておく。
      ごはんを作る気力がわかず、そのまま食べて帰ることにした。

   

    Food corner は21時をすぎるとかなり静かになっている。
    ひさしぶりにここに足をふみいれた。ペッパーランチにいく。安く肉…いけそうだ

    隣には、中年の夫婦がのんびりと食べながらお話に興じている。

    遠くで中学生だか高校生の塾帰りだろうか?マクドで並んでいるのが見える。

    みんなに土曜日が公平にやってくる。

                             今週もおつかれさまでした。    


★Pepper Lunchイオン奈良登美ケ丘店
  生駒市鹿畑町2501-1
  0743-72-3392


鳥貴族 守口店 【はじまりはいつも0-0】

2011年08月24日 | 京阪(守口・門真)chouchou

  夏休みもおわり、残暑の厳しさに小学生はいいなって恨み節を言っても
     宿題がないからさ、と返されるのがオチなこの季節。

     本日は、夜に歓迎会。

     なんともこの宴会があるからルン  ともならないのは、きょうの宴会はむさくるしい
     おっさんしかいないせいか

     そんな日に限って、仕事はきっちり定時に一段落してしまい、片付けその他でばたついて
     いたけど少しだけの遅れで店にむけて歩き出した。

        きょうは守口 鳥貴族。貴族の名にふさわしい…かどうかわからないところだけど
        おっさんだけの飲み会にはちょうどいいかもしれないと…


   とぼとぼと駅前まで歩いていると「まだ?」とばんくんからのTEL

  はいはい、いきますよ。もうすぐ着く…はず… 

  なにしろ、うろ覚えの記憶でたどりつけたのは、なかなか自分としてはよくやったと思う。
  すでに1名を除いて全員集合していた。そして全員おじさん。やたら高い平均年齢の  なんだか
  よくわからない宴会が始まっていた。

  焼き鳥やさんという気軽な店のおかげか、まわりは女性を含む男女混合チームが多い。
  ぼくらが思っているより、ずっとカジュアルなのだ。焼き鳥って… 

     ぼくらのテーブルは2つ。片方には、なぜかぽっちゃり系が座り、必死にどんどん注文している。
     どうやら、最初に聞かされていなかったけど、最初30分とかが食べ放題かなんかのようだった。

                      

  そのぽっちゃりテーブルに座るのは、よこやまさん・にしもとくん・たむらくん。

  そう、本日はたむらくんの異動というよりかつての仲間が戻ってきた歓迎会なのだ。

           

    左側の写真は、ぼくの左側テーブルで、ひたすら食べ続けるふたりの図。彼らによこやまさんを
    加えた3名は、すべての注文時の発注lot を3に設定し、かわいい女店員さんたちはいつもそっと

         あの…こちらのテーブル大丈夫ですか?みんな3人前ずつ注文されるんですが…

    と、幹事でもないのにぼくに耳打ちしてくる。
    単に座席配置上の都合でぼくに聞いてくるだけで、別に一番しっかりしているわけでも
    カッコいいわけでもないので、ぼくは仕方なく

         たぶん…大丈夫でしょ…いつもこんな感じだし…

    と、にしもとくんがプロレスラーであることを持ち出して説明する。
    とりあえず納得顔で去っていった女の子にホッとして、ぼくは念のために3人に問う。

         全部食べきれるんだよね?
         あったりまえじゃないっすかー

    したり顔でにしもとくんが叫ぶ。叫ばなくてもいいってば…
    

  

      駆け込むように注文した同じ皿がどんどんやってくる。味はおいしい。
      会話はなぜか、ずっと変な方向にいくのはだれのせいだろう…ぼくのノリがよくないのかな?

      いや、きっとおやじなノリについていけないだけかもしれない。

                          

   たむらくんはいろいろ苦労している。そのぶん今度のここでは、ゆっくりと慣れていってくれればと
   おもう。そしてガンダムヲタクは昔のままだった。

                      

  自分の座っているほうのテーブルに目をむける。ばんくんが自分の部署の悩みを語っている。
  そうだよねえ…あれはいけないよなあ…みんなどう思う?

  大変なところだってのはわかる。そしてむらおくんは今日が実質みんなと初めての宴会だけに
  おすましなスタートだったけれど、ここはぼくも話したいことがいくつかあったので本音で語り合う。
  そうなんだ。ぼくもそう思ってたんだ…

        とかなんとか、意気投合してがんばろうという気になりました。           

                                  

    まわりの席はどうしてるんだろう?
    ぼくたちのテーブル2つは宴会用なのか、ついたてのように高い壁で仕切ってある。その隙間から
    みると女の子2人と仲良く焼き鳥をつつき、盛り上がっている男性が…左に目をやるとスーツ姿のおじさんと
    女性とか、おじさんとおじさん…というのが目立つ。

    焼き鳥は、溜まりに溜まるストレス解消の日本文化の賜物なのだろう。そういえば上海にもよく似た
    店があったな。                           

      

    レスラーだけにポーズの取り方もそれらしくなってしまうにしもとくん。
    そして、ぼくは酔い始めて、カシスに移行する。よこやまさんが、なんでそんなカッコよく撮ろうと
    するの?ブログ炎上させちゃうよ  とからんでくる。ふだんおとなしいのに酔うとすごく饒舌なのだ。

                  

    ぼくらは盛り上がり過ぎて(意外に  )制限時間を越えてしまっていたようだ。
    そろそろなんです…と2回目に女性店員さんが来て、やっとぼくたちは立ち上がることにした。

    たむらくん、むらおくん、これからもよろしくね


★鳥貴族 守口西口店
  守口市寺内町2-7-23
  06-6993-0456


       

  ひたすら食べていたにしもとくん。チャックが閉まらず、こんな状態になってます。
  だからジャージに着替えてきてたのかあ…そこまで食うか…

    きっと店の人もここまでしたら喜んでるでしょう

  まるでstreaking のような行為でここから自転車で家に帰るというにしもとくん。
  おまわりさんに遭わないことを祈るけど、もし遭ってもチャックが閉まらないというしまらない話なので
  たぶん大丈夫なのだろうなあ…

      

                                   

                もうしこたま酔っている男たちは三々五々家路に向かう。
                ぼくは方向がおなじ、ばんさんと一緒に京阪に乗る。

          きょうはまだ正気だよ
       
      そういって彼は仕事の話に戻す。きっと、かなり溜めこんでいるのだろう。
      ぼくは京阪から環状線に乗り換えてずっと、彼のぐちを聞くことになった。
      おかげでこうもとくんとこもりんさんが、京阪でぼくを見つけて手をふっていた
      らしいのに、まったく気づくことがなかった。

      焼き鳥っていうのは、こういう溜めこんだぐちを吐きだすときにはちょうどいいもの
      なのかもしれない。そんなenergy を秘めている。だからこそ日本特有のbusiness
      model
なのかもしれない

     


<div><strong><a href="http://r.tabelog.com/osaka/A2707/A270701/27026862/" rel="tabelog abf971e18d9c6b58407bfee218a995724d224170" target="_blank">鳥貴族 守口西口店</a></strong><br />
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</div>
<p style="color:#444444; font-size:12px;">
<strong>関連ランキング:</strong><a href="http://r.tabelog.com/yakitori/">焼き鳥</a> | <a href="http://r.tabelog.com/osaka/A2707/A270701/R10063/">守口市駅</a>、<a href="http://r.tabelog.com/osaka/A2707/A270701/R10062/">守口駅</a>、<a href="http://r.tabelog.com/osaka/A2707/A270701/R6565/">土居駅</a></p>


NEWYORK BAR Champagne Dining 【Best That You Can Do】

2011年08月16日 | 大阪chouchou(キタ・新地・茶屋町)

 行きたかったもう1軒の店はBARだった。

     それは淀屋橋をこえて北側の川沿いだった。橋の左側であればそこは北新地のはずれと表現
     できる。もっと北にあるけば、お初天神のはずれと言ってもいいだろう。
     でも右側の川沿いだと、新地というか淀屋橋と表現するか…北浜にするには少し遠すぎるか…

   NEWYORK BAR Champagne Dining

     新地にある店と同じ名前を冠しているが英語には少し無理があるような’シャンパン・ダイニング’

     ぼくの行きたいのは、そんなふうに少し静かに飲めそうな名前をもつ店でした。

     淀屋橋を渡り、おそるおそる右に曲がると…そこには地下に目指す店があることを示す看板が。


   

     階段を下りてドアを開けると、ポロシャツとチノパンというラフな格好で来たぼくが恥ずかしく
     なってしまうような空間が待っていた。

          いらっしゃいませ。何名様ですか?

     そんなぼくを簡単に察したのか、丁寧な挨拶で出迎えてくれた店員さんが、僕等の前を歩き
     ぼくらは対面の小さなテーブルが並ぶ席のひとつに案内してくれた。


                

   すでに飲んでいたぼくたちは弱いのでそのままカシスベースのカクテルを。
   カッコ悪くてすみません 

   店がカッコいいとご満悦の友人と、なぜかマンガの‘モテキ‘の話になっていた。
   ちょうど1巻を読んだばかりのぼくは続きが気になるところなのだと、そして彼女は4巻だけ
   読んだらしく(なぜだ  )ちゃんと読んでみたいと語る。
   そんな軽い話をするぼくらのまわりには、カップルだとかだんじょのグループだとかが静かに話を
   している。その年齢層はそれなりに高く、きちんとまわりを気にしている人たちだ。
   

                          

    ぼくらもナッツとチョコを前に置いて話をする。きちんとした店では、この程度が会話の邪魔にならず
    店の雰囲気だけで楽しむことができるものだ。

    大学生になったとき、社会人になったとき。ぼくはこんな素敵な店に行って大人の雰囲気に触れてきた。
    最近こんな店が少なくなった。

  

          一見、船の中とも思えるようなこの地下にある店で、ぼくらはお盆を過ぎて
          でもまだ休暇をもう少し続けている人たちのために、少し静かな時間を与えて
          くれている。

          軽くもう少しだけ過ごしたいときは、こんな店があったのだ。
          ぼくはまだまだ不勉強なものだ。

                京橋とキタはまだまだ不勉強ですね

          いつだったか、別の友人にこんなことを言われたことがある。そうだよ、果たして
          そのとおりだよ。ここを知っていれば、いくつかの困った事態とか、ちょっとした
          人間関係の深化にむけた時間の短縮だとか、そんなものをすべて解決していた
          だろうに。

      

       

   お勘定を済ませると、店員の男性の丁寧な挨拶を後ろにぼくらは階段から既におしゃれなこの店を
   愛でながら地上に戻る。
   いつの間にやら着いてきてくれていたその男性店員さんに驚きながら、素敵な時間のお礼を言うと
   そこはすぐに淀屋橋だった。

   この場所を北新地のはずれと呼ぶのか、淀屋橋と呼ぶのか、そんなことは実はどうでもいい話なのだ。
   いい店は、その立ち位置がすでに主張をしている。いい店はその店があるその場所がおしゃれな場所
   として雰囲気を振りまき始める。

   ぼくは思い出した。
   1年と半年前のころ、キタによく行っていた時期、ぼくは毎晩このあたりを通っていたことがあったのを。
   知らない間に時間が経過し、そして同じ場所でまたなにか違う日記を差し込んでくる。
   ぼくらはまるでらせんのように、同じようでいて少し違う毎日を繰り返している。



★NEW YORK BAR Champagne Dining
  大阪市北区西天満2-5-3 堂島深川ビルB1F
  06-6361-2498
  http://www.medic-web.jp/shop/s10001473/




ニューヨーク・シティ・セレナーデ/クリストファー・クロス



   NEW YORK といえばWoody Allen…Jake Rang(in CIPHER By M.Narita)…Empire State Bldg.
   けれど、音楽でと言われると年代的にこの曲を思い出す。

   NEW YORK とはあまりにかけ離れた体躯で、全くstylish でもなんでもないこの歌い手がその中で
   ぼくにすごく印象を与えたのがこの曲だった。

   原題は実はNYとはなんの関係もないtytleだとは今
回初めて知りました


                 

    店を出たぼくらは、また淀屋橋を渡る。
    Gothic な橋の上を通過しながら、ぼくらはまだマンガの話をしていた。

    彼女はちょうどハチクロ世代なのだ。野宮さんの好きなぼくと、竹本くんのラストシーンが好きな彼女は
    その最後のシーンをしゃべりながら渡り終えた。

       うまくいかなかった恋に意味はあるのかって…今ならわかる…意味はある…あったんだよここに…

                                                              
    いいなあ、この年代の子たちって…
    きっとまだ青春スーツとか来てるんだなあ… 

    たまにはこういう刺激はあってもいいのかもしれない。

    淀屋橋から御堂筋線を南に向かうぼくは、梅田行きの列車が入ってきたホームで彼女を見送りながら
    どうもありがとうとお礼を言って、それから彼氏にもよろしく、と言った。


    まだ終電にももう少し時間がある健康的な時間に、ぼくは反転して今度は南側に向かう電車を待ちながら
    健康的な一日を振り返りだしていた。

      


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RIVE GAUCHE 【L'odeur de la papaye verte】

2011年08月16日 | 大阪chouchou(京橋・北浜・天満)

 お盆をすぎ、16日。

  きょうも休みだったのだけれど、この夏休み中にお盆のひまな時期に出勤している友達が
  いて、ごはんをつきあってくれることになった。

  彼女は、淀屋橋に勤務していて営業をしている。
  大学のときにつきあい始めた彼氏と仲良しで、もう半同棲とも言える状況なのだ。

  きょうはごはんを食べながら、その年代の女の子の考え方を教えてもらうことになる。
  
  本日は淀屋橋ということで、RIVE GAUCHE を選択。ひさしぶりの芝川ビルになる。
  


         


  待ち合わせの18時を少し過ぎてしまい、慌てて合流するとその芝川ビルに向かって歩く。
  夏のせいで、まだ明るい時間にビルの前に立つ。

  淀屋橋ということでここも知っているのかと思っていたら、全然このあたり知らないんですと返事が
  帰ってくる。営業って接待とかないの?と不思議そうに聞くぼくに

     おしゃれな店にはいかないですねえ

  まあそうですね…
   
                                  

        ビールと、食べるものをひとしきり注文すると彼女はスマホに変えたのだと自慢しながら
        取り出してきたのはGALAXY だった。
        docomoでしか出していないSAMSUNG
の戦略のせいで大画面に興味があっても
        auユーザのぼくには縁のないものになっていただけに、ぼくも興味深く見させてもらった。
        彼女の会社のメンバーは営業さんもSEさんもこぞって一気にスマホに、しかもさまざまな
        メーカーにしてくれるのでいろいろ見ることができる

        彼女はそのアプリで青く印象的に変化させてくれる撮影でビールを一生懸命撮っていた


             

    最初から3分の1くらいはなぜか仕事の話になった。
    昔から知り合いの営業の責任者のおじさんが’彼女は一番若いけど一番熱心なんですよ’と
    語るとおり、自分の会社の抱える課題を正確に把握しようといろいろ聞いてくれる。

      ’ごはんのときには仕事を語るな’

    上海時代の会社生活で、ぼくが自然に叩きこまれた鉄則(人が安っぽく見えるから)なのだけれど
    聞かれるまま、しょうがないのでコメントを続けることにした 

    このことはいい影響を与えてくれるんでしょうか…

  

    そのあとは彼女の話になった。
    大学生活でのこと、いまの彼氏のこと(ぼくはこのとき彼氏が学校の先生だと知る。そうなんだ…)
    まだ社会人3年目の彼女の考え方ってとても面白い。

    まわりにあるものすべてを受け止めて咀嚼していってるのは、この世代の特権なのだろう。



        

  そのあとはなぜかぼくの話になった。
  上海ではどんな風に過ごすんですか?(これはたいていの人から聞かれる)
  いまはどうやって過ごしているんですか?(これもよく聞かれる)
  
     ぼくの生活は、たいていのその同じ年代の人とは違って変わっているのよ
     その年代の人はもう少し落ち着いて家族と過ごしているのよ

     先日友達に言われたことを思い出した。だからこそ、こういうときの酒の肴には
     ちょうどいいのだろう。

    
                                 

     ベトナム料理は初めてですという彼女に、ある程度説明してあげる。
     でもぼくも、まだ行きたくて行くことができていない国なんだ。そう説明すると、えーそんなに
     きれいな場所なんですか?と問われる。

     ぼくはベトナムに観光協会に表彰制度があったら、きっと最初にもらえるだろうくらい、ちゃんと興味を
     そそるように宣伝をして、そしていつか自分も行きたくなっていることを改めて思い起こす。

  

    きょうもこの店は、ある程度席が埋まった状態で、満席にならない配慮かどうかはわからないけど
    その空き具合がまた優雅さを醸し出している。

    地下の店なのに、この心地よさはこの広さと、まんなかにどんとあるタイル敷きの冷蔵庫からきている
    のだろうか

                              

      時間はそろそろ21時。

          きょうはどこに帰るのかな?
          今夜はまじめにおうちに帰りますよ

      きょうは彼氏は旅行にでかけているそうで、「そこはきちんと線を引いて自分の家に帰るんです」
      そう語る彼女には、彼女なりの基準があるようだ。

      ぼくの基準も周りにはよく不可思議にとらえられるけど、この女の子も少し変わっている
      でも、それは奔放さとかいい加減さとは対極にあるのは明らかで、Generation と表現すべき
      なのかpersona と呼ぶべきなのか、ぼくにはよくわからないけれど、でもそれは好意に類する
      事柄で、ぼくには悪くない印象を与えてくれる。

          もう一軒、少し行ってみたい店があるんだけど…
          いいですよ。あと1時間くらいで電車に乗ればちょうどいい時間なんです。

      こうしてぼくたちは立ち上がって、入口に向かいレジのところで一枚の紙を見つける。
      それはこの店のある芝川ビルの屋上でBeer Garden をしていることと、それが10月28
      まで続いていることを宣伝していた。
      その青い紙をみて、ぼくは去年もここで屋上Beer Garden をしていたことと、友人と行こうと
      約束していたのだけれど熱波でいやだなということと友人の海外出張の関係で夏を逸して
      しまっていたことを思い出した。

          ああ、去年もこれに行くはずだったんだけど、行けなかったんだよ
          そうですか。なんかおしゃれそうですねえ…でも10月だから行けますよ今年は…きっと。
          そうだねえ…

      ぼくは今度このことをその友人に話すだろう。今年は彼女の言う通り、ここの屋上で
      夏を見送っているかもしれない。
      


  


       ドアをあけて、階段の手前にあったのは有名なベトナム人監督(フランス系だったか…)
       トラン・アン・ユンの’青いパパイヤの香り’のポスターがあった。

       ノルウェイの森で一躍有名になったこともあるけれど、彼のフィルムの色が気になって
       いつか見たいと思いながら、まだ果たせずにいる。

       こうしてぼくはベトナムとのニアミスを続けているわけだ。  


★RIVE GAUCHE
   大阪市中央区伏見町3-3-3 芝川ビルB1F
   06-6202-2202
   http://shibakawa-bld.net/story/2007/10/rive_gauche.html


       


月の光 ドビュッシー