Pのlog ( 大阪と上海のChouChou)

通称P。shushu(照れちゃう)ような稚拙きわまりない文面で、上海や大阪のchouchouを綴ります。よしなに。

Le Noeud Papillon 【ランチとワインと…】

2010年10月29日 | 大阪chouchou(堀江・新町・船場・本町)

   

  ランチで京都でワインを飲んだのはいつだったか。
  疲れた週は、昼から少し余裕をもってゆるゆる過ごすほうが絶対に

     からだにもココロにも…肩コリにもよいのだ 

  Le Noued Papillon (ル・ヌー・パピヨン)。
  
  前回、京’SCORPIONE吉右’でランチした際に、友人と
  大阪にだってちゃんと、のんびりランチできるいいといころあるよ  っていう
  ぼくの提案にのってくれた友人のおかげでひさしぶりの堺筋本町。

     

  すでに先に自転車でやってきて店の前、ふだんはオープンカフェっぽく使って
  いるのだろう席に座って待っていた。

  予約しているぼくは、よう  と手をあげてドアをあけて一緒にはいっていく。
  きょうはたしか3回目。1年以上ぶりな訪問は、最初のときと同様テーブル席
  だった。

  

  ポスターやらロートレックのポスターみたいなチラシが貼ってある無造作な
  ビストロをイメージさせる内装を落ち着いた気分で見上げる。

  ランチメニューは2種類だけで安いほうを選ぶと前菜とメインとデザートを
  選ぶ。土曜日の午前をどう過ごしたかお互いに少しお話をして(ぼくは
  本当にたいしたことない  )友人と、食事が運ばれてくるのをまつ。

                    

    まず、かぼちゃのスープが運ばれてくる。
    ランチどきだからだろうか。どんどんお客さんはやってくる。けれど
    それほど人数の入らない店内は、ある程度まで来ると満席なのでと
    お断りしているせいか、お互いの会話がじゃまにならない程度の騒がしさ
    で、それがまた心地よい。


        

    最初にきたのは、僕にはパテ。

  

   友人には…これなんだったかな  しまった忘れちゃった…
   こんなことではいけないのだけれど、まあおいしければいいかと思いなおして
   ワインを飲んでいた。

   なぜかこのタイミングでは語学について語っていた。そしてそれは前向きな
   話しではなく、伸びないなあ・・  という繰言だったのだけれども。

                     

   メインに注文していたのは友人もぼくも同じものだった。
   肉だったのだけれど、これが想定外に出てきたのは「たたき」に近いもの
   だった。ここのメインは見た目よりボリュウムがあって、いつもお腹いっぱい
   になるようになっている。これをうれしい誤算だと言うのだと思うけれど
   今日のもそうだろうか。ただ、たたきが来たのはふいを突かれてしまった  

       ごめんね。さいしょの選択ミスだね
       いいよ別に。選択は一緒にしたのだから。それにおいしいよ。
       そうだね。それはそうだ。
       それに雰囲気もすごくいい。

   友人のフォローともいえる言葉に少し安心してメインを食べていく。
   やっぱり今回も見た目よりボリュウムがあって、おいしいのだけれど
   少し残してしまった。

   それはそれで満足でもあるのだけれど、今度来る時はメニューは
   もう少しみようと思う(ようはたたきはあまり好きではないということで、
   だけどそんなぼくでもおいしいと思うメニューに仕上げたお店がすごい
   んだけれど 

        

   14時もかなり超えたころ、ふと見回すと客層は一回転していた。わりと
   切れ間なく入口に、空いているか問いかける人が来ることをみれば
   飛び込みの予約なしで来る人も含めてかなり回転数が高いことがわかる。

   まわりが一回転しても、まだぼくたちは気にせず食べている。
   そしてちょうど昼下がりのそんな時間にあわせるように、最後のデザートが
   やてきた。友人にはケーキ。そしてぼくは…シャーベットを。

  

    先日、吉右で写真を撮るといってぼくのカメラを使った友人は
    「食べ物は接写しないと旨く撮れない」というぼくの指摘に、まさかと
    いう顔でカメラをみて、でも納得していた。
    
    当然だ。ぼくだって教えてもらったのだから

                   

    今回も友人はカメラを貸してと言って、撮ろうとした。

    ぼくが、「今度は内装を撮ってみてよ」とお願いしたのが

    斜めになっているのも逆に悪くはないし、店内の様子をとらえている。


        

    ぼくたちはデザートを食べ終えて、立ち上がる。いつのまにか店の
    中にはぼくら以外のお客さんが皆無になっていた。

    きょうのお客さんの中で、ぼくたちが一番たくさん大変な仕事をしたって
    ことかもしれない。
    だって、こういうゆるんだ時間は 人生のひといきいれる時間は
    とても重要で、その経過時間は疲れの度合いに比例して長くなる
    はずだから 

         そんなことを発表したら、先に店をでたひとたちに
         怒られるかもしれないだろうけど  



★Le Noeud Papillon (ル・ヌー・パピヨン)
  大阪市中央区安土町1-5-7 イー・フィットビル1F
  06-6262-0123
  http://www.vin-vin.com/


Keana Texeira-need to know (with lyrics)




   食べたあと、なんとなくまだまだ話し足りないと思ったぼくらは、
   最初にぼくが本を読んでいたSTARBUCKSに戻って話しつづけた。

   いわゆる「だべって」いたぼくらには土曜日であることがその週唯一の
   救いだったのかもしれない。そういうとちょっと切なすぎるので
   次回はもっと人数増やして呑みましょうと、言って切り上げた。


   


STARBUCKS 堺筋本町日生ビル店 【そんな気分になったのだ】

2010年10月29日 | 大阪chouchou(堀江・新町・船場・本町)

 どんなふうに過ごしていても、それはやっぱり必要なこと


   それは息抜きなのだ。
   自分が癒し系であっても(そうはおもえないのだけれど 
   もちろんそうでなければ、なおさらのこと

   ほっと休みたくなる時間は

   どんな忙しいタイミングでも  必要なのだ。

   ということで、本日は友人とランチです

     

        友人は一度家に帰ってから、健康のため自転車で来ると言う
        ぼくは土曜日のAMを家でゆっくりすごしてから、おもむろに
        電車ででかけた。

    堺筋本町。本日はおきにいりの 'Le Noued Papillon' でランチです。
    待ち合わせの時間より、かなり早めにきて、スタバで

    STARBUCSCARDに少し補充をして、きょう一杯目のCOFFEEを頼んで。
    少し仕事の資料をみてから、小説を読む。

           


      土曜日の昼のスタバは、土曜日にしては少し多めのお客さんと
      少しにぎやかな様子で、それでも本を読むには問題ない音量で。

      しばらくぼくは店の奥で休憩ができた。


      友人からメール  がはいり、自転車でもう店の前まで着いた
      とのこと。ではランチにでかけましょう。


★STARBUCKS 堺筋本町日生ビル店
  大阪市中央区本町1-8-12 日本生命堺筋本町ビル1F
  06-6263-2733
  http://www.starbucks.co.jp/search/result_store.php


京阪百貨店物産展 【よくみれば利久だった】

2010年10月28日 | 京阪(守口・門真)chouchou
  きょうはOBPに出張だった。昼まで会議のあと、とんぼ返りで事務所に
     戻るとすぐに別の会議。そのまま夕方まで会議の連続になる。

  しっかりしないとと気合をいれてOBPで迎えた会議は、意外に早く11時台に
  終了。ごはんをどこかで食べていくことにしようと…

   同じ会議にでていた、どいさんとお話していると守口の京阪百貨店の
   上のほうで物産展をやっているよ、そこで寿司が旨いらしいですよとのこと。
   最初聞いたときは世間話だったのだけれど、聞いているうちにお互いいま
   時間あるし行ってみようかということになった。

                   

  

    ところが、行ってみると寿司はかなりの行列だった。並んだうえに臨時の
    カウンターで食べることになっていて、寿司の雰囲気にはなっているんだ
    けれど、食べていては時間が間に合いそうにない。

    ふと向こうをみると、奥に牛タンのコーナーがある。あまりまだお客さんの
    いない状況をみて

       牛タンもいいですねえ。ぼくこの前仙台で食べたばっかだけど。
       いいですね。牛タンでもかまいませんよ
  
    上海以来のつきあいのどいさんは、こういうとき言わなくてもなんとなく
    状況を察してくれる、というか同じような感覚になってくれる。

    次の会議までの時間とか、ここで素早くでもおいしく食べるものって
    なにかと理解してくれたようで…

    そのまま牛タンコーナーへ。       

             

    コーナーの隅にあるけれど、1,000円少しで牛タン定食がカレーか丼を
    選べるようになっていた。

    

   おばさんはまだ不慣れなのかメニューを取り違えて伝えるハプニングも
   あったけれど、無事に・・・

                 

  どいさんのほうにはカレー、ぼくには丼がやってきた。
  味のほうは牛タンが豊富でよかったよかった  

       

 よくみると、仙台の夜に食べた利久の牛タンでした。 

                             

    ただ、写真の店舗は食べにいった店とは違っていましたが
    味はきっと同じだよなあ… 


    おいしいものは、楽しかった思い出も一緒に連れてくる   


★京阪百貨店 守口店
  守口市河原町8番3号
  06-6994-1313(代)
  http://www.keihan-dept.co.jp/moriguchi/
      

Dimmish moon

2010年10月24日 | 日本つれづれ。



   本日は家に籠ってました。

   日が暮れてからスーパーに歩いて買い物に行っただけ 
  

   家に帰ってくると、なんだか今夜は朧月夜。
   きれいな満月の夜よりも、欠けた月やぼんやりとしか見えない月のほうが
   好きになった。

      いつからだろう。
      誰かに、無理解なことを言われたり、近しいと思っていた人が
      結局なんにも知らないんだとわかるようなことを、したり顔で
      ぼくに、これ見よがしに言うたびに

      ぼくが思うぼくと、ぼくをみる人たちのぼくと、なりたいぼくには
      かなり差があることを思い知らされる。

      満月を見るように、正しく月だと認識されることは少ないのだ。

      そんなわけで、ぼくはこんな夜のほうがほっとする。



Celine Dion - Water from the moon

 
     


秋の気配

2010年10月23日 | 日本つれづれ。
 土曜日にAMのうちに散髪してしまうのが最近の心がけのひとつに
    なっている。
    まあ自分がずぼらだから、そうしないとずるずる次週にまわしてしまうから
    だけれど。


  予約をしておいて守口駅前の美容院に向かう。

  大枝公園のところの交差点で空をみると、もうすっかり気持ちいいくらい


                       秋の空だった。 

              なんだか熱波のあとのせいか、季節が変わるのが
              信じられない気分だけれど、ほっとする。

                                     

Hummingbird flied at night

2010年10月22日 | 日本つれづれ。




  ぼくたちは、片町の店をでて、高架下をすぐにくぐってスポーツジムの前を
  通り抜け、NTTの研修所の横あたりからホテル街 を通って京橋の商店街
  にでた。グランシャトーの前を北に、1号線を越えたあたりだ。都島通りに
  抜けていく道にむけ 自転車で並んだりぼくが追いかけたりしながら
  たどり着いたのは、その北のはずれだった。

       きょうはありがとう。いい店だったし、いい金曜日になった
       いえ、こちらこそ。
       ついでに運動にもなったし。
       はは。そうですね。これからは京橋には自転車でどうぞ

  工藤新一よろしく(まだ言ってる  )知的に展開していた会話は
  最後は少ししおらしく、やっぱり深夜ともなると風はちょうど冷たくて気持ち
  よかったせいかもしれないとか思った。

  結局、Hound Dog ドリカムも歌わずにここまで来たけれど、友人には
  決戦はこれからなのだった。

       じゃあまた飲みましょう。

  そのことには特に大きく触れずに、さようならを言ってぼくは走り出す。
  たしかに都島通りはすぐにたどり着いた。

       

  そこからは夜中の一人旅みたいなものだった。
  またきままに走る。慣れた道を行くことにしたぼくは、バーミヤンの三叉路
  を直進して、京阪の駅のあたりにでる。
  このほうが慣れているし、駅前を走るほうがなんだか人が多そうでいいやと
  思ったのだ。

  関目の大きな交差点で、ミスドが残念ながら閉まっているのと、王将がまだ
  開いているので、それは今からは食べられないなとひとり苦笑しながら
  写真を撮る。 

   

    まあまだ3分の1くらい走ったところだろうか。

    そこから少し上りになる。阪神高速のあたりにむけてなだらかに上り
    続ける道を、酔っぱらいのぼくがはなうたを唄いながら走る。

    きづくとそれは「決戦は金曜日」だった。

    ぼくには決戦もなんにもないんだけどなあ

    ひとり笑いながら走るぼくは、まわりからみたら変だったかもしれない。
    'Evangelion 新劇場版:破 You can (not) advance'

    女子高生の真希波・マリ・イラストリアスは、’365歩のマーチ’をはなうたで
    歌いながらヱヴァを操縦するシーンがある。
    女子高生なら映画に描写するほどでも、43歳の男が自転車でドリカムを
    唄うのが、なんだか変に思えるのは不公平な気分にもなったけれど

    それでも真希波は好きなキャラなので、もういいやと思うことにした。
    結局のところ、まあ酔っていたのだ。
         
                


決戦は金曜日 Dreams Come True

 
    森小路の阪神高速の降り口からは、この時間になるとそれほど
    車が吐き出されることはない。

    ぼくは高速とインターのカーブするあたりを照らすオレンジ色の光を
    何分かぼーっとしながら眺めて、もう一度はなうたを唄いながら走ることに
    した。

    それからは下りがあって、あとは平坦だった。
    内環状線をこえて、なんだかよくわからない新興宗教の巨大な寺の前を
    通り、花博記念公園の入口も越えるとバッティングセンターとか見慣れた
    景色になってきた。

    ぼくはバッティングセンターでひと振りしようかとか考えたけれど
    まあそう気が軽くなってるのは今だからかもしれないと思って自重して
    おいた。

    家に着いたのはちょうど0時前だった。

    今週の金曜日は決戦でもなんでもなかったけれど、無事運動も終了して
    気分よく家でぐたっとしつつ夜中を迎えることができた。

     


奥処庵(おくどあん) 【Talking to the moon】

2010年10月22日 | 大阪chouchou(京橋・北浜・天満)

 たとえば金曜日に、その週3回目の飲み会になるようなお誘いがあれば
    それを受けるべきかどうかを、いったい何で判断するだろう。

 それはやっぱり飲みたくなるだけの条件が必要だ。
 週2回飲んだだけで足りない心の渇きとか、心のふるえとか。
 そんなたいそうなものでなくても、人恋しい季節であればたとえ週3回目で
 あってもいくものかもしれない。

     
 
    きょうの提案は

  ①もう早めにおわって、飲んでしまいましょう
  ②自転車で京橋まできたらどうですか?いい運動になりますよ

    そんな感じだった。
    折りたたみの小さな自転車で通っている僕にとって、京橋まで
    でかけたことはなかったのだけれど、運動不足を指摘されている
    折でもあるし、②の提案に乗ってしまうことにした。

    それにきょうは金曜日なのだ。

    いくら昨日飲んだとはいえ、attendanceだったのだ。いくらGUEST
    みんな女の子だったとはいえ  きちんと飲むにはもう一日あったって
    いいじゃないかとも思った。

    それにきょうは金曜日なのだ。 
    
     

    こうしてぼくは少し残作業をしてから19時を少し過ぎてから
    自転車で出発する。
    約30分~40分かかると聞いていたので、まずはいけるところまで
    飛ばして、あとはゆっくり行くことにした。

    35分くらいのち。ぼくの(掃除もしてなくて衰えの激しい折りたたみの)
    自転車が、無事京橋の「真実の口」の前までやってきた。

       そろそろこのあたりに来ると思ってましたよ

    自転車に乗って不敵に笑う友人がぼくの後ろにいた。
    工藤新一ですか?
 
          

     不敵に自転車で笑う工藤くんは「どこにいきます?」と聞いてくるので
     ぼくは片町あたりに。

     と、ハアハア言いながら答えて信号が青に替わった1号線をやり過ごし
     金曜日を飲んだり食べたりして過ごすためにふらふら歩いている人波
     に飛び込んだ。

      自転車で京阪高架下をすぐにやり過ごし、少し人通りが減った
       通りを片町まで漕いでいく。焼肉の六感か、行ったことのないその
       隣の店に行こうというと、友人も賛成してくれた。


    こうして選んだのは、その行ったことのないほうの店だった。
       
    奥処庵 (おくどあん)

     読みにくいけれど、看板にはそう書いてあった。そろって左端に
     自転車を停めると、ぼくたちは店の中に入って行った。
     すでに時間が20時をまわっているせいか、盛況な感じで店員さんが
     ぼくらを隅っこの席に案内してくれた。

                   

     なんだか奥に長い店内は二階もあるけれど、1Fも奥には個室のような
     テーブルがあり、ぼくらはその手前の小さなテーブルでメニューをじっと
     眺めていた。

    

     とりあえず生を2つ注文して、その間にいろいろ中を見る。
     年齢層は幅広く、老若男女それぞれが思い思いにお話をしながら
     金曜日の夜を過ごしている。

           

  この店は鶏肉が充実していた。
  なんだかヘルシーな夜にはちょうどよいchoiceだったかもしれない。
  食べては追加する作戦でいこうと決めて、まずいくつか注文していく。

                    

     まずは、せせりがやってきた。それからすぐに…

    

   サラダならどのメニューにしようかと悩んだ末にきめた「いもくりなんきんの
   サラダ」が意外に早くでてきてくれた。

   いも・くり・なんきんが系列的にかぶっているせいか、すっと食べやすい。

             

     かっぱのなんこつ。なんこつの部位によって固さが違うらしく、ぼくらは
     やわらかいほうの「かっぱ」と呼ばれるほうを注文した。
     
       
  
       ささみが来て…

         

   さつま芋にかえてもらったかき揚げがきた。ほんとは違うものが揚げられて
   いるんだけれど、ぼくが嫌いだというので店の人が気を利かせて替えて
   くれたのだ。(どうもありがとう 

   さつま芋に変えてもらったことで、かき揚げ特有の脂っこさとかが消えて
   却って食べやすくなったね、とかおもったけれど友人は

      相変わらず好き嫌い多いですね

   と皮肉りながら笑うだけだった。でも笑っていたのでおいしいとは思って
   もらえていたと思う。

                     

     つくねがきた。いつ頼んだっけ?うーん…忘れたね

     ビールが進んだからだろうか? でもいいんだ。きょうは金曜日
     だし、自転車で来たから終電も気にならないんだよ

   

  ゆずこしょう焼き。ゆずこしょうが意外に辛くて、食べて少したつと

     うわー  からいーっ  と同時に叫んでしまった。

  でもゆずがそれはそれで癖になっているから面白い。

                    

    白木のカウンターで座る、年配の男女二人のペアは夫婦なんだろうか
    穏やかに話して、時折カウンターの中にいろいろ注文している。
    ぼくは時折それを見るでもなく見ながら、友人と話を続ける。

    友人は、ずっと答えが最初から見えているけれど、でも何か奇跡を
    期待している悩みをもっている。

    それは、砂漠に雨乞いをするようなものなのかもしれない。
    あるいは、クリスマスになるとサンタがくれる程度のお祈りで解決する
    事柄なのかもしれない。

   ぼくは何といえばいいか、なんとなくわかっているけれど口にしないことに
   していた。きっと友人にもわかっているからだ。金曜日はそういう応対が
   望ましい曜日なのだ。43歳くらいになるとなんとなくわかるのだ。 

               

   あとから頼んだポテトフライを齧りながら、ぼくは少しでも癒し系に
   なっているんだろうかと、自分を客観視してみようかと頭の中で逡巡して
   みたけれど、そんなのまあいいかと思ってやめてしまった。

     そういうのは別にぼくが決めなくてもいいのだから 

     

   「安納芋のなんとか」というのがやってきた。ポテトフライを注文してから
   このおいもさんって、甘くておいしんだよと友人が言うので、ついつい
   かぶってるけど注文したのだ。そしてポテトフライの直後に延長戦みたいに
   やってきた。

      でもたしかに甘くておいしかった。手間をかけたものは
      手間をかけただけのおいしさがちゃんとあるのだ。     

                     

     最後を何で締めようかということで、ぼくたちはぞうすいを選んだ。
     鶏肉が入って、お腹がきっちりするなら、それはそれでいいのだ。

        今日はどうやって帰りますか?自転車で帰れますか?

     工藤くんよろしく、再び友人が聞いてくる。
     大丈夫です。ゆっくり休憩しながらなら帰れるよ

     ぼくはそれ以上にいっぱい、説明したけど、ハイハイと工藤くんは
     聞きながす。それはそれで金曜日のeventとしては悪くない。

         

   じゃあ、といって立ち上がり、ぼくらはお勘定に向かう。レジの前には
   大きなかまどがある。おしゃれな入口でぼくらは、ぼくらと同時にお勘定
   していた、さっきの老カップルを待っていた。
   結局この2人が夫婦なのかは、わからずじまいだった。

                 

   入口でぼくらはどの道を通って帰るか相談をする。
   ぼくが京橋に来るときに通った道は、少し遠回りだったようだ。

   「薩摩の久保」という、ぼくが春先に都島通りを何度も車で通っていたころ
   行きたくて行けなかった店のあたりに出れば早いと説明してくれた。

   じゃあそこまで案内しますね、といって友人が自転車に乗る。
   それで万博や長居やら、いろいろ健康的に出かける友人は、ちゃんとした
   自転車なのだ、ぼくみたいに汚れてしまった小さな折りたたみ自転車では
   ないのだ。
            
    


  


★奥処庵 (おくどあん)
  大阪市都島区片町2-8-12
  06-6354-7028
  http://e-nkaiya.com/okudoan/


Bruno Mars - Talking To The Moon



      今夜は金曜日だよ。金曜日の歌でもうたおうか  
      カラオケにでもいくの?
      ううん。自転車で走りながらだよ。
        そうだなあ…「嵐の金曜日」とか。
      古いですね。ドリカムになんか金曜日の歌ありませんでしたっけ?
      「決戦は金曜日」だね
      そう…それ。


   ぼくらの上には月があって、それはそれでなんだか少し雰囲気を出すのに
   一役かっていた。 

     




<p><a href="http://r.tabelog.com/osaka/A2701/A270107/27007938/" rel="tabelog 2c67cbe83185862e5934e656810d87005b827149">奥処庵 </a> (<a href="http://r.tabelog.com/izakaya/">居酒屋</a> / <a href="http://r.tabelog.com/osaka/A2701/A270107/R1713/">大阪城北詰駅</a>、<a href="http://r.tabelog.com/osaka/A2701/A270107/R1717/">大阪ビジネスパーク駅</a>、<a href="http://r.tabelog.com/osaka/A2701/A270107/R3323/">京橋駅</a>)
<br />夜総合点<span style="color: #FF8C00;">★★★★</span><span style="color: #A9A9A9;">☆</span> 4.0</p>


豚乃屋頑五郎 【高架下のattendの夜】

2010年10月21日 | 大阪chouchou(京橋・北浜・天満)

 最近の海外の仕事の増加とか、あるいはネット環境の拡大による
    世界がせまくなった認識だとか、そういうものを総称してGlobalism
    呼ぶのであれば、それについてかなり違和感をもっているぼくは、
    この言葉は相互理解とか文化交流とかそんな浅薄な言葉すら越えた
    単なる上澄みだけを標準化しているように思えてしまう。
    それはまるで行き場を失って空中を彷徨うOrientalismみたいに聞こえる
    ときが多い。
  
  何を言いたいのかというと、きょうはまたもやattendance guests from China 
  であるということで、でもそのことはもうぼくの中では普通なできごとというのも
  面倒なくらい普通です、と言いたいだけで、大仰に語る意味もないのだ  

     

  電車に乗って京橋に向かう。

  きょうはOBPで仕事をしていた史さんと、彼女に同行しているビジネスサイド
  の女性1名、そして別件で本日来日の閔さんと。

  3人の女性との食事会ということになる。


  

 場所は京橋高架下。かわむらさん幹事の本日の飲み会は、いつもより早めに
 会社をでて電車に乗ることで、気持ちの切り替えを早めにおこなった。
 
 案内のメールをよく見ずに来たので、とりあえず高架下をどんどん東に向かって
 歩き、めざす店をみつけた。

    「豚乃屋 頑五郎 京橋店」。

 なんだか不思議な名前で、こんな場所にあるのに知らなかったこの店の
 入口で、少し写真を撮ると、そのまま階段にはいり2Fにある入口に向かうと…

               

  鏡張りの天井にこんなぶたさんが待っていた。

       

    すでに幹事のかわむらさんと閔さんは登場していてぼくは3番目でした。

      

                  

   だいぶ待っているんだという2人の言葉で、もう始めちゃいましょうよと
   急かしていくつか注文を始める。だってお腹が空いていたらつまらない
   ものね

   ここは店の名前にもあるとおり、豚肉のメニューが豊富でとん平焼きだとか
   いろいろもう注文してしまった。

           

    豚の鼻みたいな照明にも、さりげなく鼻がぶたになっているポスターにも
    笑わされるがこれは店のこだわりの主張なのかもしれない

   

   しばらくすると、もう2人のお客様の史さんとLilyさんが引率のなかがわさん
   とともに登場。ようやくゲストが揃った。しばらくすると’大’かわむらさんも
   登場し  お父さんキャラもそろったところで、本日のattendが始まった。

           

  いくつか重複するメニューを(とん平焼きとかエビマヨとか)を注文するが
  おいしいのでぼくはそれに反対する理由もなく、再びきたメニューにパク
  ついていく。ちょうど真ん中に座るとお得な感じだ

                  

  いま中国側でもいろいろテーマが多く、また一般的なしくずし的な定義に
  おけるGlobalism的テーマの一環として、日本での会議に出席という場面が
  多いとのことで、最近の連続したattendanceはそういったところからきている
  ようだ。こうして観光客の激増と同様、中国から出張してくる彼女たちは
  とくにお造りを敬遠したりしないし、日本食にも
動じず普通に食べている。
  
  ぼくの駐在時点からすでに女性は日本女性と同じくらいおしゃれでキレイ
  だったけれど、いまもこうして一緒に食事していても本当に違和感がない。
  海外での順応速度が、日本人よりずっとはやいのだ。若いからかもしれない
  けれど
   
           

  ’だい’かわむらさんはかいがいしく、けれど少しずれた視点で女性2人に
  料理を薦める。個室ではないけれど、他のテーブルにはお客さん来ないんです
  と設定してくれた店員さんのご配慮のせいで、みんなのびのびと食事ができて
  いる。

       

  デザートのアイスクリームがきたころには後発で到着した人も含めて
  結構おなかいっぱいになった。
  豚肉ばかりメニューにあるわけじゃないけれど、それでも豚肉のメニュー
  がきちんと思い出すのは、メニュー的に考慮されているからだろう。
  なかなかおいしい店をみつけたものだと、幹事のかわむらさんに上から目線で
  感謝してみたりする

                     


             

   くつろげる店を意識しているのか、こういったトリスの古いポスターも
   貼ってあって、それがまた面白い。
   (さすがに豚の鼻にはなってなかったけれど 

      

  さらにこんな足跡まで。徹底している。 小さい子でも喜べるのは
  どんなコンセプトなんだろう。
  上手にできていると感心しきり。よいattendでしょう

          

    

  翌日はまだ金曜日。明日もまだ仕事があるからと21時を過ぎたところで
  おひらきに。最後に本日のゲスト3名を

                                

   楽しい食事になりました。ここはprivateでもまた使ってもいいなと思える
   場所です。きょうは木曜日ということで人は少ないのかもしれないけど
   かえってluckyだったかもしれない

 

        





★豚乃屋 頑五郎 京橋店
  大阪市都島区東野田町3-6-24
  06-6354-5828         


   このあとぼくらは、京橋駅にむかった。
   史さんとLiLyさんはNew Otani、閔さんは守口。ぼくはきょうは守口で
   降りるので、そのままホテルまで一緒に向かっていくことになった。

   駅に向かう道中、商店街の中を歩いていると、1次会と2次会の間の
   air pocketみたいな
時間帯のせいか、一瞬人通りが少なくなっていた。
   ぼくたちの入っていた隣の少しこじゃれたイタリアンの店でさえ、
   呼び込みやらしてぼくらを誘っていた。景気のせいかもしれない。
   そして駅までのその通りのその隅のごみばこで、浮浪者のおじさんが
   ごみを漁っていた。また最近増えていているように思う。

   その横を、普通にきれいな3人のChina Ladyが笑顔で話しながら
   通り過ぎる。

   ぼくは20年前にこんな姿を想像していただろうか。
   そしてぼくらは、なにごともなかったかのように通り過ぎて駅にむかう。

   それは景気のせいかもしれない。
   ぼくには時代が、ぼくらの知らないうちに動いてしまっているのに
   見えないそぶりをしているようにしか思えないのだけれど。
   
    

   閔さんと京橋駅で、どの電車に乗るのか しばしホームで会話する。

      ひとりでどの電車に乗るかわかる?
      大丈夫です。明日場所を何度か移動するけどすべて徒歩圏内
        ですから。
      そっか。そりゃよかった。 

   もう6回も日本に来ると、すっかり慣れたものだ。
   そう、ぼくだって上海に行ったときもちゃんとなじんでいた。
   ここはアジスアベバでもなければ、バイヤブランカあたりの草原でもなく
   かつて「ヒガシ」と呼ばれて浮かれていた、大阪の中心のひとつのエリアに
   立っているのだから。



孫燕姿:相信

 
   「向左走、向右走 Turn Left,Turn Right」の主題歌「遇見」が大好きな
   ぼくとしては最近、孫燕姿がどうなっているんだろうかとかアジアシーンの
   ことが気にかかる。

   きょうの女の子をみていると、なんだかこんなのを思い出した  
   


<p><a href="http://r.tabelog.com/osaka/A2701/A270107/27016179/" rel="tabelog 8c470a2c15eb066352f252c5ff7be26e134616ec">豚乃屋 頑五郎 京橋店 </a> (<a href="http://r.tabelog.com/izakaya/">居酒屋</a> / <a href="http://r.tabelog.com/osaka/A2701/A270107/R3323/">京橋駅</a>、<a href="http://r.tabelog.com/osaka/A2701/A270107/R1717/">大阪ビジネスパーク駅</a>、<a href="http://r.tabelog.com/osaka/A2701/A270107/R1713/">大阪城北詰駅</a>)
<br />夜総合点<span style="color: #FF8C00;">★★★★</span><span style="color: #A9A9A9;">☆</span> 4.0</p>


たこ焼き美輝 【遠い昔のことでした】

2010年10月18日 | 大阪chouchou(京橋・北浜・天満)

 月曜日の夜。

    誘われたのはOBPのたこ焼きやさんだった。
    OBPに最
近よく出張するようになっていて、そこの同僚からのお誘い
    だった。

    月曜日は週のはじまりの日。そこから飲んで  過ごすのはリスクが
    あるのかもしれない。けれどいくつか条件があえば、それは充分集まって
    飲んでしゃべって過ごす理由になる。

    ひとつは月9のドラマがおもしろくないこと。それから、週末にさみしく
    過ごして人恋しくなっていること。
    あとは、誘われている店が悪くない店であること。


    新しいクールが始まり、クリスマスに向けたなんだか重たいドラマは
    ぼくには出演者の構成以外には興味がわかず、ひとつめの条件は
    満たしていた。2つめもきちんと(なぜか)満たしていたし  こうして
    ぼくはOBPの川向かいにある橋のたもと、たこ焼きを食べにでかける
    ことにした。

 
  

    京橋駅をおりて、プロムナードを歩いて橋の手前で降りる。

    OBPを見上げると、とても悲しげだったりビジネス街とショッピング街に
    なり切れていないことに悶えているように見えたりする。

    MONTEREYができてからは、その
上層部の不思議なセットに見とれて
    みたりもするようになっていた。
    ひさしぶりに夜の川向かいの景色を撮っていると、自転車で登場した
    同僚がたこ焼きやさんに来たのがみえた。

    束の間の時間をすぐに切り上げて  合流して店に入っていく。
  
               

   この店はずいぶん昔からあるけれど、店の名前が「美輝」だというのは
   つい最近知った。OBPに勤務していたころにはまだ簡単なプレハブだけの
   小屋みたいな場所だったのに…
  
                            

   いつのまにか壁がつき、きれいな建物になっていて、簡易式だったトイレは
   きちんとしたトイレにかわっていた。
   
      

  変わればかわるのだ。ビールサーバを使って自分でビールを入れるのは
  それは変わらなかった

                  

    同僚の女の子は、なんとこの通りにあるGREENBURGでバウムクーヘンを
    買ってきてくれていた。

   

   バウムクーヘンが好きな女の子に、バレンタインのお返しでこのバウムを
   あげたのは、もう半年以上も前になる。その間にも43歳のぼくにもなんだか
   いっぱいいろんなことはちゃんと起こっている。
   
   上海には仕事で1度出張した。
   バウムの女の子は、この前彼氏と結婚が決まって東京にいった。
   この前メールが来たけれど元気そうだった。

      

   ブログを書くことがまだいっぱいあるのは、それはそれで素敵なことなのだ
   ろう。きょうもらったバウムはいつ食べるの?半分わけようよと相談して
   いると、本命のこの店のメニュー  たこ焼きがやってきた。

                     

   普通のたこやきと、梅味のものと、あと焼きそばと。それから、同僚の女の子
   が、この店では一番好きだという、若鶏のもも肉の焼いたもの。

         

  ぱくぱくと食べていると、なんだか若いころのように、果てしなく食べられる
  ような気分になった。若いころにはそんなスペースがなかった絵なんか
  かけちゃったりしている、すっかりこじゃれた店内で、ぼくらは月曜日の夜を
  ビールとたこ焼きで彩りながら話し始める。

    

  ぼくたちは共通点があった。家族関係にあまり恵まれていないことと
  雨がきらいであること。

  恋愛小説が好きなこと。(でも作家の好みは少し異なっている。彼女は重松清
  がすきで、ぼくは中村航と島本理生が好きだ)

  彼女には彼氏がちゃんといて、それでずいぶん救われている点と救われない
  部分があって、そのことに悩んでいた。
  ぼくに言わせると、それは時間をかけてゆっくり対処すれば白でも黒でも
  ハッキリする話しなのだけれど、彼女にとってはそれは早急に解決すべき
  課題であると位置づけていて、悩んでいるのである。

  それはその年代に特有の焦り方なのかもしれない。ぼくは何度も説明する
  けれど、それがうまく伝わらないのは、実はその年代の女の子と、いまの
  ぼくでは時間は平等ではなく彼女たちにはややSPEEDが速く、うなりをあげて
  過ぎていくのかもしれない。

  夜中に高速道路のそばに佇むと高速を走る車の「しゅーん  」という音と
  道路の継ぎ目を通り過ぎる、カタンカタンという心地よい軽い音のように
  彼女たちの時間は、佇んで眺めるぼくのそれよりずっと速いのだろうか。

               

   時間の流れの違いだけではなく、ぼくらの違いは彼女は酒がすごく強いと
   いうことだった。ぼくが2杯目のビールをつぎに行く前に彼女は3回目の
   行動にでていた。

         

   たこ焼きをおかわりし、何かを注文したら若さにまかせたあの頃とは
   違うことを思い出し、食べるペースは急激におちた。

   そうしているうちに思い出したのはバウムだった。
   お店のおにいちゃんに、これ切ってくれる?とお願いすると快くOKして
   くれて、上がザラメでコーティングされたバウムは、きれいに4つに切られて
   でてきた。それを食べながらビールを飲む、少しへんてこなデザートの
   時間を2人で話している。

   結局彼女の悩みは深く、今回も結論らしきものは見えないまま。
   それは彼女がJ・LEAGUEが大好きで、ぼくは海外のサッカーしか興味が
   わかないのと同じように、ぼくは今回もまた適切なadvice
もできないまま
   酔ってしまった。

             

   「じゃあそろそろ。」

   月曜日だしね、と言って立ち上がる。そう、まだ月曜日なのだ。人生だって
   彼女にはまだ月曜日くらいなものだろうに。
   そう言おうとしたけれど、なんだか酔っていたし、言わなかった。

   ある種のことがらは、どんなに甘くしっかりコーティングしてもうまく外部から
   伝えられないのだ。
                                   

                            

    たこ焼きやさんの前の通りをバウムやさんのほうに向かって立ち止まって
    みていると、それでも何台かの車が通り過ぎる。1号線から都島通りの
    ほうに抜けるバイパスの役割もあるこの小さな抜け道は、けっこう車が
    通るのだ。

   

    MONTEREYのふしぎな心臓みたいなdecorativeな建物をバックに
    ぼくらはしばし、この日最後の会話をする。

    彼女にはまだもう少しだけ時間があるけれど、それでもなんだかせき立て
    られる焦りは、ぼうが何を言っても届いていないようだった。
    それでも、まあともかくは

       きょうのたこ焼きとバウムはうまかったね 

    覚えておいてもらえる程度の成果を渡すことはできたようだ。
    
    ぼくの祖母は昔高校生だったぼくにこう言った。

      恋をするのは人生において最大の勉強だ。だからいつでも恋を
      している子でいなさい

    明治生まれのぶっとんだ祖母は、そんなこじゃれた言葉を吐いて
    彼女ができてうかれていた僕を戒めた。

    43歳になって、その言葉のもつ深さを理解できるようになっても
    それを今夜みたいなときに、うまく噛み砕いてadviceしてあげることが
    難しい。   

   ある種のことがらは、どんなに甘くしっかりコーティングしてもうまく外部から
   伝えられないのだ。

    もう一度繰り返して、自転車の彼女にさようならを言ってぼくは
    プロムナードを歩きだした。



★地の酒 たこ焼き おふくろの味 美輝
  大阪市都島区片町2-2-64
  06-6351-3129


Taylor Swift - Mine


   こんな風なドラマティックな展開と、ドラマティックな能天気さに満ちた
   歌というのもたまには必要なんだと思う。

   これはcountryと表現されるジャンルにいるからだろうか。アメリカは
   まだこういうすてきな出来事が満ち溢れているのだろうか。それとも
   tea-partyに代表されるultra conservativeな一連のmovementが懐古と
   あるべき論だけで、こんな能天気なstoryを作り上げて、ぼーっと眺めて
   いるのが流行なのだろうか。

   決してTaylor Swiftがきらいなわけでなく(むしろ最近はMichelle Branchと
   並んで好きなartistのひとりだ)、こんな夜のひがみなだけなのかもしれない



   


LDLってなに?

2010年10月16日 | 日本つれづれ。

 ある日、健康診断の結果を離すからということで産業医に呼び出しとなり
    会社の健康管理室にでかけた。

  LDLコレステロール、いわゆる悪玉コレステロールが異常値を示してます
    これから通院してください
  え  
  医者に紹介状を書きます。近くならここですね


  そういって渡されたのは、駅に近いクリニックだった。


   土曜日のきょう、行ってみるとお昼近い医院の中はわりと静かで
   会社からの紹介状を出すと、ほどなくして診察室に呼ばれた。
   
    血液検査をしたいけれど食事は抜いてきた?
    聞いてませんから食べてきました
    そうですか。じゃあ次回にするとして今日は説明だけ。

  そういって説明されたぼくはため息をついて、運動だけでは不足する
  recovery対策を聞いていた。


  さて、少なくとも運動もして…冬に備えよう。   


少女時代 Gee.avi




  ソニョシデ。美脚を売りにしている、爆発的に流入してきた韓国のUNIT
  ひとつだ。ぼくはKARAが好きなのだけれど、この少女時代もそのひとつ。

  日本デビューでその美脚を如何なく発揮し、あっという間に人気者になると
  2曲目はその美脚の披露をsaveしてまた話題になる。
  marketing上手なソニョシデだけれど、韓国version
だとそんなに出し惜しみ
  なく普通に歌ってくれている。

  生きていれば、まだまだ普通にいいことはいっぱいある。
  悪玉だのLDLだのはわからないけれど、もう少しいいことを探してみたいから
  とりあえずがんばりましょう