Pのlog ( 大阪と上海のChouChou)

通称P。shushu(照れちゃう)ような稚拙きわまりない文面で、上海や大阪のchouchouを綴ります。よしなに。

Halloween

2005年10月31日 | こんなことがあるんだ。へえ

 この週末はHalloweenでした。近くの家来福(カルフール)
でもHalloweenにむけたSaleを実施していましたし、上海でも盛ん
になっているのだと少し驚きでした。

 私の住む公寓(マンション)は圧倒的に日本人が多いのですが
一部中国人も住み始めています。先々週の終わりごろから一階
にHalloweenの出し物として子供たちが仮装して、各家をまわる
こと、参加の子供はめいめい仮装の衣装を用意してして参加して
ほしいこと、参加してくれる部屋ではお菓子を用意してほしいこと
などが記載されていました。

 日曜日の夜にそれは実施されました。日本人小学校の生徒
らしき少年が取り仕切ってくれていました。公寓の多くの子供が
参加し、2時間近く大騒ぎでした。なぞなぞを出す家、たくさんお菓子
をくれる家。さまざまなお菓子をもらえてうちの子供も大喜びでした。
聞くところによると毎年このeventはあるそうで、去年も大変盛り
上がったそうです。日本人小学校に季節のeventは少ないらしく
小学生もが大層な盛りあがりでした。

 少し疲れていた私は7Fの部屋の窓から見ていたのですが、少し
奇異に感じたことがあります。他の公寓ではこのようなeventは
ないようなのです。またうちの公寓でも日本人の子供しか参加して
いる形跡はありませんでした。

 翌日、大学に通っている妻が前日の盛り上がりについて話すと、
中国人にはHalloweenがなんなのかわからなかったそうです。結局、
カルフールでSaleをやっていたのは欧米人の客層への狙い、ある
いは最近やるようになった日本人狙いということなのでしょう。(そう
いえば準備の衣装を買いにでかけたお店でも客層は欧米人と日本
人だけでした) 
 考えてみれば、我々日本人もHalloweenの由来をよく知らずに
eventにしようとしています(今回初めてIrelandのお盆のことなのだ
と知りました)。中国人が認知できていないのも当然かもしれません。
何でも呑み込む中国でも、まだ呑み込んだだけで消化できていない
ものもあるのだと感じました。

 仕事でも中国人スタッフが、「名前だけ知っているけれど、消化され
ていない」言葉や考え方があります。このようなときは、逆に少し知っ
ているということで、推進が難しくなったりします。ちゃんと言葉の定義
をして、進め方を決めtop downで方針(to be)を説明しておく、ここは
とても重要です。Halloweenの楽しみ方を知らなくてもとくに大過ないの
とはわけが違います。

 人種のるつぼ・情報の洪水。仕事と暮らしでさまざまな人が、それ
ぞれの言葉で毎日暮らしています。そういえば今週はヒンドウー教の
お正月とのこと、道理で古北に多く済んでいるインド人をあまり見かけ
ないなあとようやく気づきました。知らなくても暮らしていけるひとつの
例かもしれません。


幼稚園の運動会

2005年10月24日 | 子供にはこどもの生活が・・・

 土曜日は、子供の幼稚園の運動会でした。以前、家族合流
時に子供の幼稚園の話をしましたが、実はあの頃から幼稚園を
変更しています。当初は「日本人経営の現地幼稚園」でした。日本
人のきめ細やかさと、中国人との交流という2点を同時に満たす
ことができるかという期待から入園させたのですが、失敗でした。
結局、幼少時からつめこみ教育をさせたい中国人と、ゆとりをもっ
た中で少しずつ両国の言葉を学習させたい日本人という、それぞれ
の親たちの主張の狭間にたって、経営者が何もできず悩んでいる
だけの状態でした。
 (中国人は幼稚園の頃から子供には寮生活をさせる場合が結構
あります。生徒同士の自主性の養成や、勉強時間を多く取れると
いったmeritを考えると効率的なように思えます。しかし週末だけ家に
帰って甘やかせる、これで結局しつけがパーになっている部分も多い
ようにも思うのですが・・・)

 その幼稚園で日本人同士のいじめもあったりして、結局やめさせる
ことにし、別の幼稚園に転校しました。今度はもう完全に現地校です
が、かなり多くの外国人を受け入れていることもあり日本人も10人
近くいるところです。我が家の子供のclassはDenmark・Singapore・
韓国・日本などかなりvarietyに富んだ構成になっています。
 うちの子供たちは、当初この状態にとまどい固まっている日が多か
ったようですが、最近は二人とも聞く力がついてきたようで、のびのび
してがんばっているとのreportがきていました。双子ということで同じ
classにし、そのことで二人でいれば日本語で過ごせるというお互いの
甘えもあり他の子供と比較して外国語習得の進歩が遅いようですが、
何はともあれ順応化しつつあり安心しているところです。

 さて、運動会ですが系列の小学校を借りて土曜日におこなわれま
した。たまたま上海に遊びにきていた妻の両親も久しぶりに孫の
はしゃぐ姿をみて大変ご満悦のようでした。運動会自体は、司会の
先生が二人で、英語と中国語で説明してくれます。参加費用が必要
でしたが、その費用から捻出したのかcakeとjuiceが配られて親子が
めいめい楽しみながら参画できるようになっていました。
 問題はかけっこでした。なぜか400Mが基本の長さになっている
truckで、まずは子供と一緒に伴走しながらかけっこ。これもかなり
疲れるものでしたが、極めつけは「父親だけの全力400M走」。
 普段から鍛えており、当日も自信満々でウェアを身にまといながら
意気揚々とやってくる中国人や、最初から体格差があまりにも違っ
ている欧米人のお父さんと、仕事でへろへろになっている私が同時
に走ることはかなり設定上無理がありました。なんとか完走すること
ができましたが、翌々日まで体調がおかしくなっていて日ごろの
不摂生を改めて反省する次第でした。
 400Mを走っている最中、お父さんたちはみんな一生懸命走るの
ですが、体力不足を露呈し次々コケてしまうのは日本人ばかりで
あったのは、なんだか仕事最優先にかける国民性を象徴している
ようでおかしかったです。と感想が思えるようになったのは、体の
痛みがとれてきた昨日になってからですが。


雨の国慶節③(杭州)

2005年10月05日 | 旅行は楽し(杭州・蘇州・富春・烏鎮)

 杭州は、せっ江省最大というだけでなく広州・香港のある珠江
デルタに追いつくかと言われるほどの発展をしている地域です。その
わりには西湖があるためか、全体に静かできれいな街です。出張や
旅行でいくつかの省を見ましたが、やはり経済発展力のある地域は
活力を感じます。
 上海の新天地を建設した同じ法人が西湖沿いに同様の施設「西湖
天地」を展開するなど多分に上海の影響をうけていますが、歴史と
西湖を活用した観光産業が根付きつつあり、今後上海とはさらに違っ
た発展をしていきそうです。雨にたたられたこともあり、再度訪問する
機会をもちたいと強く思いました。
 
 富陽の「FUTUNE RESORT」と同様、杭州では五つ星の「香格里拉
大飯店杭州」に宿泊しました。ここは、昔「杭州飯店」という国営の
由緒あるホテルだったそうで、その関係で今でも構内の改築が難しい
とか、有名な書家の「杭州飯店」の金看板がはずせないため、違う
ホテルにきたと間違える人があとをたたない、など昔の中国を彷彿と
させる融通のきかない点もあります。しかし、今は香港資本のshangri
-la chainらしく人のサービスは行き届いていました。

 今回宿泊した二つのhotelに共通したこと、それは日本資本の
ホテルではないのに、一名の日本人スタッフが常駐して日本人への
対応が充実していたことです(一部日本語を話す現地スタッフはいまし
たが)。
 日本人スタッフがいるメリットはなんでしょう?実はある程度普通語
ができればホテルの中では、それほど苦労はしないのです。ところが
やはり少しずつ不測の事態はおこります。富陽では妻が体調を崩し
医者の手配が必要になりましたし、ここ杭州でも列車の手配が手間
取り希望どおりの時間に予約するのに時間を要しました。このような
ときに日本人スタッフの存在は日本語を話せるということでなく、きめ
細かさの点で抜きん出ていました。
 杭州での列車の手配は、check in時にスタッフの「お帰りの際の手配
はお済ですか?」から早めにわかったものでした。

 杭州shangri-laの日本人スタッフの方は、現地の雑誌にもホテルの
結婚式の広告modelとして掲載されていたり、本当にいろんなことを
されて多忙な様子でした。外資の企業に、それも当該地でない国に
勤務する、それは日本人ならではのサービスの視点、きめ細かさを
買われているのだと思います。日本人が一人で外資企業にとびこみ、
中国人スタッフにサービスの何たるかを教えていく、これは非常な
苦労です。私にも同じ役割があるはずです。私と同じ視点を現地
スタッフに引き継いで、なおかつよりよくしていかなければなりません。
ホテルマンの彼らより恵まれているはずの私に同じことができている
のだろうか?反省するとともに新たな気持ちで取り組みたいと思い
ます。

 結局杭州でも一泊2,000元近くを要してしまい、労働節の海南島への
旅行と総額でほぼ同額の費用を要してしまいました。しかしリピーター
になってもいいなと思わせてくれる、よい旅行でした。
 子供はばっかりであまり泳げなくてかわいそうでしたけどね


最終日に西湖でみんなで自転車に乗りました。ちょっと子供たちも
楽しそうでした

この写真に子供うつってないや・・はは


雨の国慶節②(富陽)

2005年10月03日 | 旅行は楽し(杭州・蘇州・富春・烏鎮)

 どうにか杭州東駅に到着。ここからはタクシーです。
これが大変でした。とにかくこのタクシーが場所を知らない。
すごくすごーく迷った末にようやく到着。ようは富陽とは別の
町になるらしく、杭州の運転手は知らないんでしょうね。そういう
意味ではよく怒らずに連れて行ってくれたもんです。。

 富陽には、ANAのHPでも宣伝している「FUTUNE RESORT」があり
ます。もともと台湾資本とのことですが、ゴルフ場を中心としてホテル、
ヴィラ、レストランと、どれもrelaxとexcellenceをテーマとしていて、
大人向けを明らかに意識しています。間接照明を駆使した大人用
の屋内プールや部屋に仕切りもなく大きなバスが配置されている、
あるいは朝食のclub houseまで小船で渡っていける、など全体に
こげ茶色を基調とした建物・家具の落ち着いた色使いは妻をして
「asianでこんな風に落ち着いた色遣いで、豪奢な感じを出せるのは
初めてみた」と感心しきり。



天気がよければ本当に最高だったかと
思います。ゴルフが好きな方はぜひどうぞ。一泊4,000元(1元=約15
円)は少し高すぎですが。
 従業員に聞くとやはり客層は台湾人・香港人・日本人が多く、中国
人はまだ少ないということです。今後増えてくるとは思いますが(それ
で静かな環境が維持されているのかもしれませんが(笑))。

 奥さんが翌日体調を崩してしまいました。とても珍しいことで少し焦り
ましたが、ホテルの方が医者の手配その他完璧にこなしてくれました。
このようなときに日本人スタッフの存在は日本語を話せるということで
なく、きめ細かなサービスという点で抜きん出ていました。
 医者の手配だけでなく私が妻を看病する間のベビーシッターの手配
やキッズルームの確保も完了していましたし、食事の際にも必ず声を
かけてくれました。杭州へ移動する際のタクシーの手配も行きに非常に
苦労したことを言うと、杭州に詳しい運転手を手配してくれていました。
(かんっぺきです)。

 まったくサービス・環境ともすごかった。CREA TRAVELLERに載って
いるのを見てきたのですが高いけど、充分見合うサービスをもらいま
した。今度は晴れたときにゴルフもしながら来たいですね。。。


雨の国慶節①(上海駅)

2005年10月02日 | 旅行は楽し(杭州・蘇州・富春・烏鎮)
10月は上海赴任後、二度目の国慶節がありました。今回は
飛行機のチケットやホテルの手配に手間取っているうちに、結局予定
していた場所には行くことができず、最終日にようやく杭州・富陽へ
旅行できる目処がつきました。
 上海近辺は国慶節中はほとんど雨。隣の省であるせっ(さんずいに
折)江省も同様で雨続きでしたのであいにくの旅行となりました。

 休暇初日に上海駅に杭州行きの切符を買いに行きました。切符の
買い方もよくわからなかったのですが、すごい人波です。帰省したい
人たちでしょうか。駅の外に寝泊りしそうな勢いで、それこそ駅の北側
にある戦前かと思わせる喧騒と人の波が南側にも来ている感じです。
こんなに並ばないといけないの?バスにしようかなとか悩んでいる
うちに外国人用とかいう切符売場を発見。ここで無事購入できました。
中国人もいたので、多分外人というより金のある人は時間とサービス
を金で解決できますよ、的窓口ということでしょう。
上海は資本主義社会。金があればそうできるんでしょう。公平だけど
不平等。。

 当日も写真のようにすごい人人・・ホームまでの道はどうなるんだろう
って思ってましたが改札も別。新大阪よりも快適な待合室で時間まで
くつろいでいけました。


 電車の中は、まあ中級なJR特急って感じでしょうか。特にいやなこと
はもちろんないですし、欧米人も多く乗っています。まあ中で冷やした
果物を箸に突き刺して売ってたり(甲子園球場か?)するのはご愛嬌。
楽しい電車の旅のはじまり・・雨だけど