Pのlog ( 大阪と上海のChouChou)

通称P。shushu(照れちゃう)ような稚拙きわまりない文面で、上海や大阪のchouchouを綴ります。よしなに。

2回目のX'mas

2005年12月23日 | 中国つれづれ。

■ちょっとお疲れ
  上海に戻って以来、課題対応と残った業務課題の対応方法の
検討など、年末というだけでなく怒涛のごとく日々がすぎています。
年の瀬を感じないまま年末まで来ているのは、仕事が忙しいだけ
でなく、年末に大きなイベントがないお国柄だからというのが
大きいと思います。

 昨年と比較して、主観ではありますが着実にクリスマスを祝う
風習が増えているように思います。昨年は百貨店などの人の多い
地域では派手な宣伝でしたが、欧米人と日本人だけという気がしま
した。しかし今年は中国人の中でもいろいろ話がでています。

 今日も新人の女の子が「今日のうちからクリスマスを祝っちゃう
んです」と言いながら帰宅していきました。若い人には日にちの感覚
はともかく、仲間や恋人で祝う日として定着してきているのかもしれ
ません。外灘のあたりのレストランに聞きましたが、のきなみ予約で
満席もしくは1人1,000元(15,000円)といった価格をふっかける店も
あり昔のバブル日本をほうふつとさせている状況です。

 ああ、あの頃のクリスマスって中身がなかったなあ・・・こっちは
景色はきれいだけど・・・あの状況なんですね。なんだか少し懐か
しくもあり、怖い気分です。。


炬燵・・・?

2005年12月09日 | 中国つれづれ。

 日本では雪が降ったり、非常に寒いとの報道がされていま
すが、上海も同様に非常に寒くなりました。実際、今週は日本に
いる私ですが、どちらも寒いと実感しています。ただ、日本は暖房
器具が完備していますし、家の中は暖かいと感じることができます。
 上海は、家の中でもなぜか寒さを感じます。北京はあまりに寒い
(既に最高気温がマイナス7度とかいった状態だそうです)ので、
逆暖房が完備されています。このため外に出ない限りは寒さを
感じなといえます。上海は、緯度で言うと宮崎や鹿児島にあたると
うことで暖かいだろうという先入観と、北京と比して全然暖房機能
が発達しいないこともあってよけいに寒さを感じます。日本では
違法建築の事件が話題になっていますが、上海もきっとそうだと
思えるくらい部屋の中も風が通っている気がします。

 昨年は単身での冬でしたので暖房器具はオイルヒーターひとつ
した。今年は家族がいますので、早い段階で探していたのですが、
先日妻がコタツとホットカーペットを見つけたので買ったとのこと。
ホットカーペットは分かるのですが、こたつなんてよく売っていたな
・・日本人駐在者の中古かなと思いつつ家に帰ってよく見ると
ちゃんと電源が中国の240V対応になっています。中国で使う仕様
になっているのです。
 会社で中国人staffに確認すると
「ああ、コタツ?知ってますよ。日本語を習うときに学習しました」
「え?こっちでは使わないの?」
「ええ、見たことないですね」
 とのことです。確かに中国では床に座って・・という文化はありま
せん。あのこたつはなんだろう?と考えると「中国にいる日本人
向け」という答えしか思い浮かびませんでした。

 商品は森田という会社の製品です。確か日本の量販にも販売
していた記憶があります。上海には長期駐在者も含めれば3~5万
人の日本人がいると言われています。中国全土となると10万を
超えるでしょう。中国では、世界から50を超えるメーカーが参入して
いると言ってもコタツを作るメーカーなんて限られています。面白い
ターゲティングだと思います。
 松下電器が空気清浄機を日本人向けの雑誌に宣伝して直接
購買する手法をとり始めました。ただ、いかんせん空気清浄機は
象印など他の会社も参入しています。
 実際コタツは売れているのでしょうか?じゃあその森田という会社
でコタツ担当として売ってみろと言われて大丈夫ですよと言える
しょうか?こういった調査となると全然弱いものです。市場分析を
して実際判断材料に使えるデータとはなんだろう?というのは私も
まだまだ全然わかっていないなという反省をしました。
 ましてや人に提案するなんて、難しいものですね。