30代も後半になると、さすがに流行を常に最新で追い求める
ことはしなくなりました。趣味の固定化というのも大きな原因ですが、
日本の場合にはそういったspotは、たいていどこに行っても同じつく
りだというのが一番の理由です。
上海にきても近年の出不精さは変わらないでいたのですが、さす
がに駐在員として観光案内する際に支障がでてきましたので、最近
少しずつまわるようにしています。先日、友人と外灘3号に行って
きました。
最近日本の旅行パックにも載るspotであるということと、その友人
(家電製品のデザインしてます。すごいです)のまあ一度見ておけと
いう勧めもあったからです。
実際に行った外灘3号(3番地という意味です)は、外灘の南に
位置し、古い建物を外観はそのままに内装を現代風にし、ブランド
用品・エステ・高級レストランなどが入ったビルにしていました。中身は
大阪や東京にある所謂最新spotと趣はそう変わりません。ただ外観
から非常に重厚感があり、内部の洗練された様子と対比して非常に
面白い造りにはなっています。
ただその店舗には、Georgio Armaniが自分で立地確認をして決めた
だのevienのエステは初の海外支店だ、など今まで東京や大阪の専売
特許だったはずの「Asia初」の枕詞がふんだんに使われています。
外観の有効活用といい上海人の商売上手さとJapan Passingの波を
感じます。
上海政府も外灘の再構築に乗り出しているようで、目の前の中山
東一路は地下化し、地上はシャンゼリゼ通りを目指す(!)など今週の
新聞にも掲載されています。相変わらず停止することのない街です。
今週下見に来る妻のアテンドのために準備した今回の外灘3号
見物ですが、なんと既に最新spotではなくなってしまいました。外灘
18号が先週openしています。彼女が住み始める来年までの間に
あと何か所行かないといけないのやら・・・