16日のデモから一週間が過ぎました。昨日はデモの首謀者
20余名が逮捕されたとのnewsも入ってきており、着実に日中両国
は修正を図るフェーズに入ったように見えます。新聞などではよく
見えませんが、市・区・地域・店舗・・そういうレベルでみると日中双
方の人間とも機にしないでなかよくという気分になってきています。
今週の週末を含む当社の売上を確認しました。営業部門の見解
はあるかもしれませんが、AV/HAともに「16日当日には若干の落ち
込みはあったように見えるが既に回復基調」と思えますし、従来
から4月は3月より売上は下がるはずですので、さほどの影響もない
ように見えます。(全国、上海地区とも)
ただ最大の量販である国美では、日本製品の陳列の回避などを
おこなっているようですし、今後もう少し見ていく必要はあります。
来週から労働節(中国のGW)の長期休暇に入ります。この間も
5/1のメーデーや5/4の青年節(五四運動の記念日)といった要注意
日はありますが、まずは生活するには少し安心感がでている気が
します。
こういうときにいつも気になるのですが、当社の現地スタッフあるい
は外注の方々といった日系企業に勤務される中国人の方、さらには
中国語の先生(私の先生は大学生なのですが)など日本・日本語に
携わっている方々の考え方や暮らしへの影響です。
やはり日本企業に就職する、日本語学科に進むといった時点で
「なぜ」「やめろ」といった周りの意見は必ずあるそうで、本人も
過去の日本の誤りといった点についても納得はしないまでも、現在を
見て「日本関連」を選択するそうです。日本への理解という点で大変
ありがたい方々ですし今回彼らにも何も危害はなかったということで
ほっとしています。
ただ、やはり今回の時点で友人知人から「どうして日本とかかわり
のある仕事をするんだ」といった叱責を受けたり、本人も日本製品を
買うのをためらったりするそうで、こういう草の根lレベルの友好、
関係を壊すような事態は今後も避けていただきたいものだと思い
ます。