Pのlog ( 大阪と上海のChouChou)

通称P。shushu(照れちゃう)ような稚拙きわまりない文面で、上海や大阪のchouchouを綴ります。よしなに。

一週間経過の上海・・・

2005年04月25日 | 文化って大変だね

 16日のデモから一週間が過ぎました。昨日はデモの首謀者
20余名が逮捕されたとのnewsも入ってきており、着実に日中両国
は修正を図るフェーズに入ったように見えます。新聞などではよく
見えませんが、市・区・地域・店舗・・そういうレベルでみると日中双
方の人間とも機にしないでなかよくという気分になってきています。

 今週の週末を含む当社の売上を確認しました。営業部門の見解
はあるかもしれませんが、AV/HAともに「16日当日には若干の落ち
込みはあったように見えるが既に回復基調」と思えますし、従来
から4月は3月より売上は下がるはずですので、さほどの影響もない
ように見えます。(全国、上海地区とも)
 ただ最大の量販である国美では、日本製品の陳列の回避などを
おこなっているようですし、今後もう少し見ていく必要はあります。
 
 来週から労働節(中国のGW)の長期休暇に入ります。この間も
5/1のメーデーや5/4の青年節(五四運動の記念日)といった要注意
日はありますが、まずは生活するには少し安心感がでている気が
します。

 こういうときにいつも気になるのですが、当社の現地スタッフあるい
は外注の方々といった日系企業に勤務される中国人の方、さらには
中国語の先生(私の先生は大学生なのですが)など日本・日本語に
携わっている方々の考え方や暮らしへの影響です。
 やはり日本企業に就職する、日本語学科に進むといった時点で
「なぜ」「やめろ」といった周りの意見は必ずあるそうで、本人も
過去の日本の誤りといった点についても納得はしないまでも、現在を
見て「日本関連」を選択するそうです。日本への理解という点で大変
ありがたい方々ですし今回彼らにも何も危害はなかったということで
ほっとしています。

 ただ、やはり今回の時点で友人知人から「どうして日本とかかわり
のある仕事をするんだ」といった叱責を受けたり、本人も日本製品を
買うのをためらったりするそうで、こういう草の根lレベルの友好、
関係を壊すような事態は今後も避けていただきたいものだと思い
ます。
 


反日デモの日に。

2005年04月18日 | 文化って大変だね

 ここで所感を述べるにあたって、できるだけ政治的な話題を
避けようと当初心に決めていたのですが、昨今の情勢でそうも
いかなくなっています。たくさんの方にご心配をおかけしております
が、家族含めてとりあえずは、無事に過ごしております。

 上海に住むにあたって、今日の日本の情勢であればある意味
日本より治安がいいとさえ思えました。利に聡い上海人の気質は
外地人(上海以外の出身者で上海に住む人たち)からときに蔑視
の対象ですが政治に関わらないことで、かえって外国人・とくに
日本人には心地よく感じられるものでした。

 その上海で16日にこのような暴動が起こったことはいろんな
意味で衝撃でした。さまざまなサイトあるいはメルマガなどで分析
が始まっています。「2番せんじで目立つには北京よりもっと大きな
被害を出す必要があった」との参加学生の発言があったとの報道
もあります。
 今回のデモの主役は若者です。今でも日本の番組を見ると発言
がでる「拡大した貧富の差が反日教育を経て爆発した」のは当然
あてはまらないようです。学生の悪ノリが過ぎるのか、どう政治
課題と結びついているのか、今ひとつよく見えません。
 ネット・携帯メールで呼びかける人間は誰なのか目的は何なの
か?日本製品排斥を叫びながら自分は日本製品を持っている
ような若者を見るとその内容はちっとも理解不可能です。

 今回は趙紫陽元総書記の死去、あるいは反国家分裂法制定
による台湾での反発などと同様、こちらのメディアでは報道され
ていません。
 従来は、これは社会主義国特有の言論統制なのかと思って
いましたが、今はそうは思わなくなっています。地方都市(上海
など長江デルタ地域や広州の珠江デルタ地域)が力をつけ、
中央で統制できなくなってきている現状で、これ以上騒乱の種を
増やしたくない中央政府の消極的手段であるように思うのです。
 しかし、16日はこのことで却って我々は混乱してしまいました。
状況の把握は日本のサイトでしかわかりませんでした。ちょうど
出勤していた私が急遽帰宅することにしたとき、高速道路は
封鎖と交通事故でひどい渋滞でした。全てが後手に進んでいま
した。
 総領事館のまわりを警護しながら立ち往生しているだけ
だった警官達の姿が、中国政府の今の苦しい立場を示して
いるのかもしれません。

 ただ、一個人として今のデモはなんとかしてもらいたいと
思います。総領事館の襲撃よりも、日本人街である古北まで
デモが突入してきたことが、居住者として本当にショックでした。
家の前の広場で大騒ぎしながら集結し、また近所の日本食や
さんや美容院の看板・ガラスなどを破壊して去っていった集団
は、本当に迷惑以外の何者でもありません。子供の幼稚園で
のいじめはないようで、今のところ安心していますが、せっかく
のGWの旅行をcancelしたり個人の生活に影響をだすような
今回の騒ぎは勘弁していただきたいものです。

(補足)日曜日以降、上海の街は平穏です。というより土曜日
     もデモ対象地域以外は平穏でした。日本では街じゅう
      荒れているとお考えの方も多いようですがその点は
          今のところ問題はありません。

 


重慶の紹介

2005年04月14日 | 仕事だし。

最後に重慶の紹介です。
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   ◆紹介
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  1997年に中国の4番目の中央直轄市に指定された四川省
 最大の商工業都市。川の合流点のため秋から春は霧が発生
 しやすく別名「霧都」と呼ばれています。今回の訪問でも郊外
 は霧で見えない状態でした。直轄の市としては九州より巨大
 な「市」ですが、中にいろんな市と少数民族の自治県を含んで
 います。人口約3000万。
  重慶は太平洋戦争中に国民党の臨時政府がおかれるなど
 現代史によく登場することもあり、日本人をよく思わない人が
 多いと言われ、昨年のサッカーアジアカップでも日本の試合
 は荒れたことで有名です。
 その後も暴動騒ぎがおこるなど、あまりいいイメージをもって
 いない日本人が多く、私も現在の反日抗議行動の激しい状況
 から考えて、今回最も緊張した街でした。
  市街地はきれいな街で、当初のイメージとはかなり違います。
 人の集積する繁華街は山の両端に2つ、いずれも新宿・渋谷
 を想起させる買い物の街という印象です。山にある街のため
 (重慶は別名「山城」)この2つの繁華街の間は橋と坂ばかりで、
 中国には珍しく自転車をほとんど見かけません。(橋が多い
 ことが、きれいな街という印象を与える理由かもしれません。)
  ただ、このためか今回の市場見学は午前中であったにも
 関わらず渋滞がひどく、これも特徴のひとつだと思われます。

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   ◆現地説明会
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  重慶市内(直轄市内部の小さな方の市の内部)にほぼ
 大部分の店があり、販促員は重慶全体で80余名。今回はまだ
 説明会を受けていなかった新人あるいは報告率の悪い15名
 (男8、女7)を召集。
  携帯電話所持は8名、他には販社よりフォロー実施予定。
  重慶は分公司として昨年独立したものの、まだ事務所も
 小さく管理担当を配置できない状態。今後も成都の管理担当
 の範囲として推進。(心配)
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   ◆市場見学
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   今回は午前中の見学。ピーク時をはずしてしまったことで
  販促員の出勤してない店舗もあり。昼間はこういう事態は
  発生し得る。この場合は店員で販売することになる)
   また、水曜日・木曜日は販促員が休日設定している場合
  もあった。
  (土日にいかに集中しているかの表れ)

 ■①重慶百貨(CBEST)
   ⇒電子レンジ・・・最近売場を確保したものの、贈品数で苦戦
   ⇒PDP・・・販促員は毎日売上報告とのこと。
 ■②蘇寧
   ⇒冷蔵庫・・・部品一覧と、どこで生産したかが記載された紙を
           前面に貼っている。
           無錫製造と書いていても部品は海外、特に日本で
           生産されていることが明らかであれば売れ行きが
           よくなるらしい。(富裕層対策か)
   ⇒贈品・・・ここもふんだんにあるが、これは蘇寧自身がつけて
          いる贈品もあるからだとの解説。

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   ◆その他
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   物流は成都倉庫から翌日着荷が基本的にできており、問題は
  ないとのこと。
   商品配置という点で昆明・貴陽ほど顕著ではないが、地域営業
  本部の店に対して商品・贈品とも不足が目立ち、成都の営業
  企画担当の差がでているのではとの印象を受けました。


貴陽(貴州省)の紹介

2005年04月13日 | 仕事だし。

今度は貴陽。。
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   ◆紹介
  …………………………………………
  貴州省の省都。雲南省の東北側に位置する山間の省です。主な
 名産はマオタイ酒。工業化は進んでおらず中国で最も貧しい省と
 いわれています。
  昆明から飛行機で1時間弱で着くにも関わらず、気温は10度と
 非常に寒く、貴陽の街までの道のりはさびしい家並みが続きます。
 帰りの空港までの道のりは何故か運転手が高速を使用しなかった
 ため、同行してくれた成都のSA管理担当の女性が気分を悪くして
 しまうほどの悪路でした。
  貴陽の街は、日本の地方都市のimageです。気候的には仙台・
 山形と似ていますが、いったん路地に入ると古いというよりぼろい
 建物が並び、他の街と比較してもかなり貧しい家も見られます。
  
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   ◆現地説明会
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  貴州省内部の交通の問題もあり、貴陽に集結するのは事実上
 不可能とのことで、説明会はなし。一応今後成都の管理担当と
 貴陽の間で連携をとってもらうこととしました。本当に現場スタッ
 フ全員に説明しようとするとこの省なんて半月くらいかけて巡回
 しないと無理ですね。

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   ◆市場見学
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 ■①地域量販(国鼎電器)
  ⇒電子レンジ・・・販促員1名。毎日報告している。棚は3段ある
           ものの3段目に商品なし。セールスマンに理由を
           確認すると「成都の営業企画にずっと依頼して
           いるが動きなし」とのこと。
           贈品も不足しており、他社商品と比較して明らかに
           差が見られる。

  ⇒冷蔵庫・・・)販促員は毎日の売上報告は失敗していた。
            (現地で管理担当から方法を指導)。
           面白いのは輸入品の冷蔵庫が高価にも関わらず
           3台も売れていること。
           貴陽でも富裕層は確実に存在し、彼らは高価品を
           選んで購入するとのこと。high-endとlow-endの2極
           分化をもっと顕著にしたほうがよいのではないかと
                       感じた。
                 (これは重慶でも同じ感想)
         )贈品の不足が他社と比べて明らかに大きく、セール
           スマンの嘆きが非常に大きい。
           店の人間が着服してしまう課題もあり、商品とは
           別にいったん連絡たん(営業所)に配置したいとの
           こと。(このあたりはお国柄。難しい・・・
  ⇒PDP、VPS・・・売場の前にTC-60(VPS)の不良品がドンと
           置いてある。画像が映らないとのこと。不良品発生
           率が10%あるということだが、それであればかなり
           品質がよくない。
           店内にエレベータなくエスカレータで運搬。底のパッ
                       キンを厚くしているが、大型TVの場合故障の原因
                       になるかなあという感想。
 ■②国美
   まだopen前。本格的なopenは18日以降とのこと。
   貴陽に初の本格的な量販の進出か。
   但し、中国特有のsoft open方式で1Fはまだ業者が入って
   工事中でかつ2F以降も各メーカーの売場が内装中、商品
   未陳列である状態であっても準備完了した売場・メーカーから
   営業を開始している。
   他の国・地域と違い、商品の品揃えのタイミングはもっと前倒
   しにして準備を開始しないと出遅れてしまうな。販売開始日を
   どう設定するかによってIT準備を含むprocessに大きな影響
   あり。難しい!
   
  ⇒贈品・・・開店前の品揃えがうまくできたのか、ふんだんに贈品
        があり同行してくれた地域営業担当のセールスマン
        から不満の声。(なんで僕は・・・)
         電子レンジの贈品に扇風機、但し製造は当社では
         ないのにも関わらず当社のロゴ。ブランド政策上問題
         があると感じる。(不良品でたらどうすんだろ・・・)
         冷蔵庫の贈品には炊飯器(これは当社製品)

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   ◆その他
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   店の内部構造にも問題はあるが不良品発生率の高いのが
  気がかり。運搬方式については考慮が必要か、但し貴州・昆明
  は道路事情も問題なのかもしれない。
   返品時には、売上配送のトラックとは別便で取りに来てもらっ
  ているとのこと。輸配送効率上本当にそうしているのか確認が
  必要。 


昆明(雲南省)紹介

2005年04月12日 | 仕事だし。

今回は昆明の紹介です。。 
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   ◆紹介
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  雲南省の省都。人口約400万人とかなりの大都市で、ベトナム・
 ラオスまで約180km以内に位置します。ネットで検索すると東南
 アジアに位置づけている資料が多く、空港としてもバンコク・ホーチ
 ミンに並ぶハブとされています。
  雲南省自体は約56の少数民族を抱え、貧しい省の中に数えら
 れていますが、昆明自体は非常に大きな街で活気があり発展性
 を感じます。
  気候は「春城」「花城」と言われるように常春で花が非常に多く
 また安価です。非常にきれいな街という印象です。夏でも30度に
 達することは稀だそうですが、私の訪問時は非常に暑く4月なの
 に25から27度あったように思います。朝ホテルの窓から見ると、
 ほぼ全ての建物に太陽熱発電の装置がありました。政府の斡旋
 でもあるのでしょうか?日照時間の多さかあるいはを示していると
 思われます。
  標高は1800~2000mで空気はやや薄く、女子マラソンの渋井
 陽子さんが合宿していることでも有名です。山間にあることは
 当然物流面でのbehindになっています。
 でもすごくあったかくていいところでした。また行きたいところです

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   ◆現地説明会
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  以前雲南は広州の担当地区、昨年の当社の営業改革で成都
 地区に位置づけられたことにより、現場組織間の連携がない
 弊害で、雲南には誰も導入説明会が実施されていませんでした。
 (それもなんですが、そういうことは縦割り社会の中国では日常
 茶飯事です)今回、広州・成都双方の管理担当を参画させ、引継
 ぎも同時に実施しました。
  説明会には40数名の販促員のうち、遠隔地を除く36名が参加。
 人数の関係でほぼ全員に練習含めた操作練習を実施。
 携帯所有者は21名。想定したほど所有率が悪いわけじゃなかった
 です。

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   ◆市場見学
  …………………………………………
  国美、蘇寧、および百貨店の計3店を見学。平日夕方のため、
 客はどこもまばら。国美・蘇寧については店構え・接客などは
 他省市の店と同様で、統一感を感じます。
  百貨店で実際に冷蔵庫の接客状況に立ち会うことができま
 した。お客様のご夫婦は、当社の製品に傾きかけていましたが、
 最後の決定条件は「買うことでどんな贈品をつけてくれるか?」
 というものでした。中国の商売における贈品の重要性を感じます。
 何をつけてくれるかがキーなんですね。時間の関係でご夫婦の
 商品決定まで立ち会うことはできませんでしたが、最終ご成約
 いただけたのでしょうか?ちなみに贈品は急須・湯呑セットでした。


出張!

2005年04月11日 | 仕事だし。

 今週はまたまた仕事で出張。今度は、昆明(雲南省)、貴陽
(貴州省)、重慶の3箇所に出張しておりました。
 今回は、その際の出張報告というか感想です。長いよ・・

◆国美の進出

  3/28付人民網(ネット)を見ると、今年の国美の進出予定は
 366店、これにより500店舗に到達し、2008年には国内シェア
 10%をめざすとしています。香港だけでなくついにシンガポール
 まで進出予定とのことですが、ここで注目したいのは店数です。

  一年で3.7倍に膨れ上がることになります。たとえば販売高を
 想定しようとしても3.7倍に膨れ上がる法人の販売高は、従来
 の定点観測の意味からは正常な数値表現とはいえなくなり
 ます。違った観点が必要になってきます。

  今回の出張でも、量販店のなかった貴州省についに国美が
 出店していました。在庫レスを進め、軽い経営形態でどんどん
 大きくなる国美とそれに続く蘇寧・永楽の方向性検証と販売高
 の想定は販売部門だけでなく製造部門も協力しないとそう簡単
 に当たらないってことになりそうです。
  
◆富裕層の存在⇒2極分化の深化
  
  最貧と言われる貴州でも、富裕層は確かに存在します。
 これはびっくりでした。そんなにいるなんて現地に行かないと
 わからないですよね。
 「安い値段では買わない」「国産の商品は絶対に買わない」と
 いう人たちです。輸入品の冷蔵庫でも売れる、機能がゴテゴテ
 ついた商品の方がいい(噂では若者は携帯電話を購入後、
 全機能を必ずチェックするそうですが)といった考えの人たちが
 いるということです。

  昨年来の自動車の値段急落もあり、価格下落について目が
 いきがちですが、このあたりも分析する視点が必要な気がしま
 す。
  ITを作ろうとすると、たとえば品番のcategory設定基準はどう
 なっているか、あたりの運用も考えていくべきかと思います。
 (現在はまだ、うちの会社は商品の形態でのcategoryだけだと
  思いますがよく考えないといけないなあ) 

◆取引開始日とは・・・?

  日本では、店頭での販売開始日を起点に品揃え日程・入荷
 日・商談・・・と逆算していけば在庫確保のタイミングも明らかに
 なってくるはずです。
  ところが、今回のopen前の店舗での販売状況から考えれば、
 「開店前でも売場内装、商品陳列ができれば完了開始」になる
 ということです。
  この場合、最初の起点(新店舗open情報の取得からメーカー
 側が決裁・出荷決定)がいったいいつになっているのか興味
 深いところです。
  現場からも「社内決裁が遅く、新店舗開店ぎりぎりになる」と
 いうクレーム・課題提起もきています。

  出張し市場の見学をおこなうことでさまざまなことが見えて
 きます。業務推進の許容範囲がありますが、できるだけたくさん
 の現場を見るようにしていきたいと思います。
  でも個人経営と違ってIT担当してると機会がとれなくて苦しい
 ですね。。中国に限らずだけど、ここは特に難しいから現地を
 見て勉強しないといけないんだけどね・・


駐車はどこでも・・・

2005年04月04日 | こんなことがあるんだ。へえ

 大阪の都心などで、道路脇にパーキングメーターが
ありますが、先日ついに上海にも登場しました。ある日突然
newsで放映されたと思ったら繁華街の襄陽北路あたりにも
登場していました。中国らしく、人が道路脇で控えて切符を
さばいています。今でも車中心の非常に危険な中国の交通
事情なのに「道路がせまい」が追加されることになってしまい
ました。

 この週報でも一度中国人の交通マナーについて述べたこと
があります。中国人の中にはこういう言い方をされる方もいる
ようです。
「中国人はみんな運転が上手ですよ。だって下手な人はみん
な事故死しましたから」。。。
 中国での交通事故の件数を調べてみました。交通事故死
する方は年間10万人(2003年)超です。日本の8,000人、
米国の4万2,000人と比較しても確かに突出して多く、自動車
保有台数比率でいけば、なんと日本の約50倍、米国の約30
倍だとか・・・。
 
 昨年、会社をご卒業された方をアテンドしたことがありました。
その方が仰るのは「ああ、日本も昔こうだった。みんな車を
もっている人は荒い運転をしていたよ。懐かしいなあ」という
感慨でした。
 日本でも交通事故の多発により自浄作用でルールが発生し、
標準化が進み、自分たちで改善が進んでいくようになったんだ、
きっと中国もそうなるはずだ。そう仰っておられました。

 なるんかなあ・・・

★写真はだいぶたったあとに撮影した写真です。
 人が今でもチェックしてます。なんでも人だ。