Pのlog ( 大阪と上海のChouChou)

通称P。shushu(照れちゃう)ような稚拙きわまりない文面で、上海や大阪のchouchouを綴ります。よしなに。

ダロワイヨ難波店 【ぐちってたらだめなんだけれど】

2011年11月19日 | 大阪chouchou(ミナミ・鰻谷・日本橋)

 商店街に戻って雨を避けて移動していると、そのうち見つけた店はちょっとお上品なCafeだった。
     それはむしろいい意味で’喫茶店’と呼ぶべきなのだろうか

     Paris発と強調された店に入る。雨のせいか数組の待ちがあった。
     マカロンがいいと宣伝がある。うーん…マカロンねえ…

     正直そんな感じだった。


       

   マカロンとミルクティー…そんな組み合わせを注文して、しばし時間を過ごす。
   窓の外・・・とは言っても友達の背中のはるか上、窓の向こうが壁しか見えずどうなっているかは
   実際はよくわからないけれど、午後がけだるい時間になっているのはその小雨のせいであるのは
   明らかだ。

   ぼくらは、仕事というより普段の生活の愚痴をひとつずつ並べ始める。まるでカードゲームみたいに
   一枚ずつテーブルに差し出し、ため息の量を競いながら…あてもなく続けている。

   雨の日なんてこんなもの。でもひとりで過ごすよりはずっといい。


                                  

     やってきたマカロンはこんな感じで。

     そのサクサク感には驚いた。マカロンを単なるお茶受けくらいにしか考えてなかったぼくは、もちろん
     それを食べたのは初めてではなかったけれど、こんなにおいしいマカロンを食べたのは初めてだった。

     雨の日にはマカロンがしっとりする…そんなことはないだろう。このDALLOYAU。読むのにひと苦労する
     この店のマカロンはとてもしっとりしていて、もっちり感がとてもいい。

     マカロンってこんなのだっけ?

          ほかのをもう一度食べて比べてみたり、そして再度ここで食べ直して検証してみたくなった。

                                     たかがマカロンだけど、されどマカロンなのだ。
                                     雨の日にはマカロンとお茶ですごそう。。。

                                                               


★ダロワイヨ 心斎橋店 (DALLOYAU)
  大阪市中央区心斎橋筋2-2-23
  06-6211-1155
  http://www.dalloyau.co.jp/




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</div>
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<strong>関連ランキング:</strong><a href="http://r.tabelog.com/cake/">ケーキ</a> | <a href="http://r.tabelog.com/osaka/A2702/A270201/R5150/">心斎橋駅</a>、<a href="http://r.tabelog.com/osaka/A2702/A270202/R3388/">大阪難波駅</a>、<a href="http://r.tabelog.com/osaka/A2702/A270201/R10510/">四ツ橋駅</a></p>


もともとはそごうだったところ

2011年11月19日 | 大阪chouchou(ミナミ・鰻谷・日本橋)

  まだ降る雨…きょうの雨は少ししつしとと大粒の雨で。

      人にやさしいものでもなくて、もともと雨のきらいなぼくはそのまま帰るのもなんだか
      イヤな気持ちで、次にカフェでもいくことを提案。

      その途中に寄った大丸…

               そこはもとはそごうだった。そのころの面影を残しているのは御堂筋側の
               このあたりだけ・・・

               そういえば、そごうが大丸になってきちんとこの館に入るのは初めてだ。


        


8G shinsaibashi 【ときどきはいいことをしているせいで】

2011年11月19日 | 大阪chouchou(ミナミ・鰻谷・日本橋)

 いいことをしている、という自信もなにもないし、むしろどちらかというと神様が
     眉をしかめそうなことばっかりしている気分にはなる。

  けれどたまにはいいこともあるさ、と思えることがある

  友達が’グルーポンで当たったticket の期限が迫っているから、Lunchにつきあって’
  いうことでお誘いをもらった。

             やった  奢りだあ  

   

      待ち合わせは心斎橋駅。ちょうど雨だったために近での待ち合わせは非常に助かった。
      しかもぼくは来る途中の電車で傘を忘れてしまい  UNIQLOで再購入しないといけなく
      なっていて、待ち合わせ場所的にもちょうど助かったのである。

      ぼくは なぜかUNIQLOの傘を気に入っていて、もう3年ほど使い続けている。折りたたみは
      大丈夫なのだけれど、普通の長い傘は時々どこかに忘れてしまうせいで、本日購入で
      3代目となった

      その3代目の傘をさして、本日の店を探す。

      8G shinsaibashi

      8Gといえばバウム。そんなぼくの先入観は、よく梅田の新地あたりに出没していたころの
      残像なのかもしれない。

      心斎橋の小学校のあたりをうろうろ歩きながら傘をさして歩いていると…堺筋までいくよりは
      少し手前で、見つかった。

                               

       予約していたよりも少し遅れて到着。それでも雨のおかげか、ちゃんとtable に案内いただきました
       きょうはLunch Time の横でなんだかParty があるらしく…恐縮されてしまって…でも気になる
       ほどではなかったです。

        

        横にはお母さんと女の子の2人連れ。女の子は少しだけおめかしして
        すごくかわいくて…

        そんなふうに、ちょっとしたLunchにいい店です。少し心斎橋商店街からほどよく離れて
        いることがうまく作用しているのかもしれない。

                                         

         Cassis and Orange を飲んで待つ僕。昼から飲むのはLunchのときの特権だ

      前菜はこんな感じ。野菜とパンがうれしい

                           

         メインは肉です   カリカリした鶏肉がすごく旨い。なんだかほくほくしてるのに…
         ジャガイモと、カリカリになってるブロッコリ(これは珍しく感じました。でもうまかった)
         すぐに食べ終わってしまって…


         

   Coffee Cupがでてきたのは勿体なかったな、味わって食べればよかったなって思うほど
   この店に誘ってくれた友達も、意外に旨かったのに気をよくしてます。
   最近東京にいることが多い友人は、東京が長いせいか大阪の様子を聞きたがり、ぼくは知っていること
   だけをとりあえず話していく。雨の中、なんの話をしてるんだか…


                         

   デザートがきた。

   お皿が黒いってだけでなく、なんだか彩りがすごくいい 
   写真の方向も考えたりして…


  

      考えれば、あっという間のLunch Time だった。なんだか勿体ないくらいの短時間な気分。
      こういうときにrepeater になるのかもしれない。

      





★Italian cafe dining 8G spaghetteria
  大阪市中央区東心斎橋1-7-25 depビル1F
  06-6253-4888
  
http://8gshinsaibashi.com/




<div><strong><a href="http://r.tabelog.com/osaka/A2702/A270201/27004131/" rel="tabelog 676a147d3a54048f64f009a77b12501cc5778d3c" target="_blank">Italian cafe dining 8G spaghetteria</a></strong><br />
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</div>
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てごころ 【きれいでじょうずでなぜか安い】

2011年07月09日 | 大阪chouchou(ミナミ・鰻谷・日本橋)

 金曜日に、車で出勤したときに休み前のごほうびとしてマッサージに行って来た。
   門真の自動車教習所近くの’りらく’に行ったのだけれど、たしかにすごく上手だし、今後も充分
   使えると思ったのだが、いかんせんぼくのカラダのほうが固くなりすぎていたようで3割くらいの
   ほぐれ具合だった。だからといって3時間半もマッサージしてもらうわけにいかず…
   この1,2週間の間に1,2回行かないと変な揉み返しの頭痛が来る気配もあった。

      

   日本橋からなんばのほうに歩き、無印(MUJI)で少し買い物をしたあと、さっき気になっていた
   マッサージやさんに戻ってみる。

   外灘紅緑灯の近く、道具屋筋の中を少し折れるとその店はあった。

     てごころ    
    
          こう書かれた看板に惹かれたのは「60分2,900円」の文字。
          2,980円の檄安よりさらに安い…どうなんだろう…


         

       おっかなびっくり、そろそろと2Fにあがり、ドアを開けると薄暗い入口で女性が
       「いらっしゃい、ご予約は?」と聞いてきた。

       「あ…してませんけど…いけますか?」と聞くと予定表らしきものをみて
       「ああ、大丈夫ですよ」と返事してくれた。

       少しお待ちください、ということで椅子に座って待っていることになった。
       店内は薄暗くまとめていて、音楽も静かなもので、エステか?と思うくらい。これで
       2,900円  

    

      マッサージしてくれたのは受付していた女性でした。上手で力の加減も強く
      安心して寝ていました。
      最後は肩のハリがまだすごいですけど大丈夫ですか?と聞かれましたが
      かなりよくなりました。repeaterになりそうです。

      カーテンの向こうで、年配の女性施術師さんとお客さんはきっと夜の仕事のお姉さん
      だと思うのですが、ぼそぼそと会話しているのを聞いていると6月末に開店した
      ばかりで、朝5時までやっているのでぜひ…とのこと。
    
      なかなか使い道がいろいろありそうです。

                             

     マッサージがおわって、冷たい水を飲んで外にでると、また少し暑い空気がまわりに
     くっついてきます。ただ…それでも少し軽くなったからだをひっぱるのは心地よく…

     ひとりの冒険は最後はなんばを回って、日本橋まで戻るコースになりました。    


                                               
               



★もみほぐし処 てごころ
  大阪市中央区難波千日前9-12千日前セントラル第3ビル2F
  06-6630-7366


大阪ボンバー 【業態はいろいろある】

2011年07月09日 | 大阪chouchou(ミナミ・鰻谷・日本橋)

大阪 デジカメをそろそろ買い換えたいのにはいくつか理由があった。

    いろいろピントをあわせる、あるいは色を白っぽくする…とか加減が面倒になっているということ
    がある。最近構図を一応考えて写真を撮るのだけれど、色の加減にどうも自分にはセンスの
    かけらもないことがわかっていて、露光とかそういうのがわからないのだ。

    あともうひとつは、Nonだ。新聞部だか写真部にだか入ったという彼女にぼくは、学校が始まる
    前にLUMIX FX-7をあげた。運よく見つかったからというのもあるけど、入門機としてはちょうど
    よいかと思ったからだ。しかし実際にはあまり現実的ではなかった。たしかにこのころの電池は
    持ちが悪かったし、映りもよくない。あまりお気に召さなかったようだ。。


    ということで早晩買うことにしていたのだが…なにしろ値段が問題だ。

    ぼくは最終的にはデジイチを買うつもりでいるし、電子辞書だってほしい。
    なにしろ安くあげておきたいのだ。

    というわけで価格.comで調べるといつも最初にでてくる’大阪ボンバー’という店が気になっていた。

    きょうそこに直接行ってみることにした。
    ネット販売とはいえ送料もあるし直接行ったほうが安いだろうということだ。


   

    店は日本橋というより、通天閣よりのほうにあって、しかもそのメインストリートからかなり
    はずれたマンションとか病院のある、さわやかな通りにある。通りというよりここまできたら
    「とあるマンションの1Fにある店」で充分だ。


                  

  事前に地図を見ていたからいいけど、そうでなければ途中で引き返しそうな
  (Googleのstreet viewのおかげだ  )そんな場所の入口をはいると、そのせいかどうか
  こぎれいで明るい店内だ。ほぼ全部が倉庫になっているようでついたてで仕切られたあと
  受付とパソコンが一台置いてあるくらい。あまりにコストダウンをしてるので、びっくりする。

  2人づれの男性がなにか言いながらPCを探りだす。なにか在庫を探しているんだろうか。

  ぼくは受付に女性の店員さんが偶然いたので質問をした。

       ここは事前にネットで予約しないと受け取れないんですか?
       あ、別に既に品番決まってるなら、ここで仰っていただいて構いませんよ

  親切に言ってくれたので、ぼくは買おうとしていた型番と色を言う。
  
       あ、ありますよ。ちょっとお待ちください。

  新しく買ったのは、LUMIX の新作だけどタッチ式ではない(ようは売れていないほう)
  FH-5。これで5代目になる。また少しデジイチまで距離と時間が必要になったけど、まあいいや
  なんと10,500円で買うことができちゃったし…


   これでいまのFX-30はNonにあげよう。さて、彼女にcreativityは充分にあるだろうか…   
  
  


  購入後に見上げた空は青空で。用事も済んだし、ゆっくり帰ることにした。  

  


★大阪ボンバー
  大阪市浪速区日本橋西2-1-1
  0120-858617
  http://osaka.pc-bomber.jp/


どこにいくのか日本橋

2011年07月09日 | 大阪chouchou(ミナミ・鰻谷・日本橋)

 あつい… 


  電車に乗って日本橋まできた。デジカメを買うために、と日本橋をぶらぶらしてみたかったのもある。
  あとはFirst GUNDAMヲタクなぼくは、専門店で探しているプラモがないかを見てみたりしたのだが…

  なんか小太りのおじさんやお兄ちゃんがいっぱい真剣に語りこんでいるのにひいてしまった…

        このザクはリアル感があまりないよなあ…

  とか、その背景を語りながらショーケースの前でたむろしているのを見たりすると

         リアル感? アニメやのに… 

  と思ってしまったり…でも自分のはもっとささやかなので気にせず探してたけど…いいのがなく

      

  デジカメを買う前に、日本橋の堺筋あたりと一本西のオタロードを歩く。
  メイドカフェはもとより、メイドのおにぎりやさんとか、メイドの焼肉屋さんとか、メイドの…いっぱいありました。

  メイドの焼肉屋さんなんか、すごくぽっちゃりした女の子2人がメイド服で呼び込みしていたので
  思わず、「なんでもありなのか  」と後ずさりしました。

  オタロード歩いている、JKなんかの髪留めをパッチンと前でとめた女の子なんかのほうがよっぽど'萌え'
  でした(皇枢ちゃんふうに)。猛省を促したいところなんだけど、それ以外のメイドの女の子は炎天下の
  中でビラを配ってました。萌えというよりかわいそうになってきちゃいました。

  メイド服って暑そうだもの…節電には…ならないよなあ…
  



       


 アンテナにMickey はさすがにきもちわるいとおもう…犬神家みたいで… 


              日本橋はどんどんdeepになっていく。それはそれでいいのかもしれないけど…
              家電の街はどうした  


clever 【GW最終日に少し思ったこと】

2011年05月08日 | 大阪chouchou(ミナミ・鰻谷・日本橋)

 そうしてGWが最終日になった。

   引越だけしていた連続休暇はそれはそれは、やなことの連続でめげることのみ多かりき作業だった。

   課題を引っ張ってはいるものの、ようやく住めるようになるとそれはそれで少しホッとした。
   明日からの通勤時間のために(大幅に増大することになった。なにしろ前は通勤7分だったから 
     朝の準備の仕方に早く順応できるかが心配なだけだ。

       

   ゆうべはなんばのすぐ近くにいたのに、今朝買い物で忘れたものがあるのを思い出して朝からなんばに
   出かけた。

   朝9時過ぎ。なんばウォークの中にあるカフェで朝ごはんをしようと、少しこぎれいな店を選んで入ってみた。

  

   場所は御堂筋よりも西。まだ都会の喧騒ははじまらない。
   ガラガラとシャッターの開く音が、そこかしこで聞こえるのはそれはうるさいというよりも
   これからの一日を示すようで、悪くない音に聞こえる。

                          

   モーニングサービスを注文し、席に座って待つ。
   喫煙席にも禁煙席にもまばらに、それなりに人が座り、みんな静かに食事をしている。
   喫煙席にいるスーツ姿の男性は一日早い平日の到来なのだろうか。
   
             

     トーストとコーヒー  が運ばれてきて、番号札をかわりに持っていってもらう。
     隣のテーブルの女の子が、連れの女の子にぼそっと言うのが聞こえる。

           その貼り紙みて  「トランプやカードゲームをしないでください」って書いてる。
             そんなのする人いるのかな?

     ぼくもつられてその貼り紙を見てしまう。
     ケラケラ笑う女の子たちに、言ってあげたくなったことがあった。

           おそらくは最近急増している中国人観光客だろう。昼下がり、あるいは出発近づいた
           時間帯。湊町はここから近いし、そのままcheck in だけ先に済ませてバスや電車の
           待ち時間かもしれない。
           いまは静かなこの店が、昼下がりに中国人の団体が3分の1くらいを占めて、ワイガヤ
           騒ぎながら、トランプをぺちぺちとテーブルに置いている状況を想像したら、なんだか
           苦笑いしてしまった。

           彼らは自分たちのstyle をそのまま海外でも持ちこんでいる。
           それを嘲笑したり、批判したりするのは簡単だけれど日本人だって多かれ少なかれ
           似たようなものだ。かつて、日本人はどこにでも海外旅行に団体で連なって出かけて
           いたころ、beach でランニングとステテコで堂々としている人たちとか、気にせずどこ
           でもシャッターを切る日本人が欧米人から批判されたり嘲笑されたりしていたじゃ
           ないか。そんなのは世代がひとつ前ってだけでほんのささいな20とか30年前の話だ。

  

      パンを食べながらぼくは思う。

        考え事しているぼくの横には、なんでかよちおちとゆっくり歩くおじいさんが、杖をテーブルに
        立てかけてから座る。水を飲み、さっきまでの僕と同じように番号札を置いて、おとなしく
        待っている。なぜなんばまでこんな時間に出て来ているのかわからないけれど、はたから
        見たらぼくだって同じようなものかもしれない。

      パンはあっさりと冷めた感じでなくちゃんとあったかくて、マーガリンを塗ると適度に溶けて
      くれた。朝にはとてもよい店だ。地下にあるせいで、朝特有の前向きな光線の入り方とか、あるいは
      適度な車と人の流れと、それにともなういくつかの種類の音だとか、そういうのが足りないだけだ。

           

        おそらく中国人の団体旅行だって、もうGDP2位だけに地方の人も日本に来るように
        なっているだろう。震災以来、今もぱたっと中国人旅行客は少ないように一見思えるけど
        それでも、中国人の戻り具合をみんながなんとなく指摘するだけに(KYOKOさんも清明節の
        帰国時に、戻りの飛行機の混み具合を指摘している)だんだんそういう事態も再びみられるように
        なるだろう。

        こうやって日本語で貼り紙をして、何人の中国人が気づくかはわからないけれど       

                 

      食べ終わったぼくは、しばらくコーヒーだけで余韻に浸ると、どこかに旅立つわけでもないので
      立ち上がって、でかけることにした。

      なんといっても、休みはきょうでおわりなのだから有効に使わないといけないし。

      湊町の手前、なんば駅の西。南北2手にわかれて東西に進むなんばウォークの並びにある
      カフェは、朝早くにこんなふうに静かに過ごさせてくれる。


★Cafe clever なんばウォーク店
  大阪市中央区難波2丁目虹のまち1-11 なんばウォーク
  06-6213-2010



<div><strong><a href="http://r.tabelog.com/osaka/A2702/A270202/27007658/" rel="tabelog e4cf189687bd5bdc1c5c267eebaac62f769fcfa9" target="_blank">カフェ・クレーバー なんばウォーク店</a></strong><br />
<script src="http://r.tabelog.com/badge/google_badge?rcd=27007658&user_id=233592" type="text/javascript" charset="utf-8"></script>
</div>
<p style="color:#444444; font-size:12px;">
<strong>関連ランキング:</strong><a href="http://r.tabelog.com/cafe/">カフェ</a> | <a href="http://r.tabelog.com/osaka/A2702/A270202/R3388/">大阪難波駅</a>、<a href="http://r.tabelog.com/osaka/A2702/A270202/R7262/">なんば駅(大阪市営)</a>、<a href="http://r.tabelog.com/osaka/A2702/A270202/R4519/">JR難波駅</a></p>


草原之家 【かわるかわる店名もかわる】

2011年02月16日 | 大阪chouchou(ミナミ・鰻谷・日本橋)

 本日は中国駐在者の同窓会第…何弾だろう  それはどうでもいいのかもしれない。
     定期的に集まるのは結構重要な息抜きなのだ。

  しかも今回は、会議の関係で中国から張さん・黄さんが来日。張さんは中国同窓会のタイミングで
   来日するのはこれが2度目なのだ

   今回の幹事はだいかわむらさん。選んだ店は「故郷小肥羊」。日本橋にある小さな店で小肥羊とは
   なんの関係もない店なのだ

    夕方。会議がおわりかけの張さんが、ぼくがいるか確認しにやってきた。
  ひさしぶりに中国語で確認をし、6時過ぎに会社をでることを確認する。 

     張さんと京阪と地下鉄を乗り継ぎながらお話をする

          今回何回目の日本だっけ?
          6回目・・くらいですね
          そっか、だいぶおおくなったね
          でも昔日本に留学してたし…緊張はしないかな
          そうなんだ。知らなかった。じゃあ安心だね
         
     そうやって知らなかったことも教えてもらいながら、日本橋駅で降りる。

          きょうの店は火鍋なんだ。店の名前は小肥羊。だけどあの羊マークの店とは
             関係ないんだよ
           日本にもそんなのあるんですね

     そう話しながら堺筋を少し北に歩き、つるとんたんが見えると右に折れる。
               
     店に着いた…んだと思う。それはあくまで想像だった。なぜなら

                店の名前がかわっている  

         小肥羊どころか、もっと驚くできごとがあったのだ。
     看板にはきっちり

                 草原之家

     と書かれていた。びっくり

     ただ、中の構造は変わっておらず、奥に入ってみるとみんな先に到着していた。
     それでほとしたぼくと張さんは店にすたすたと入っていった。


     

    店はほどよく満席で、ぼくらは奥の3テーブルを占めて思い思いに注文している。

                     

     だいかわむらさんは幹事らしい仕草で、各テーブルの注文を店員さんを呼んでとらせると
     気を遣ってぼくらしかいなかったテーブルに前に座った。

         びっくりしましたよ。店の名前かわってますやん。
         そうなんよ。予約したときはそんなこと言わないで、来たらかわってるし…

                              

     とても中国風でおもしろかった。どうやら、前回来た時の主人がやめて、今度の人は居抜きで
     経営しているようだ。ほんとに中はそのまんま

                   

   前回は京橋の純だった。今回はおもいきり中華なので張さんものんびりしている。
   そして今回が初渡航の黄くんも、リラックスした表情だ。

   ただ、彼はずっと海外出張をいやがっていたらしく、無理にパスポートをとらされて
   ようやく今回きたのだが、全く緊張した様子がない。大学生のときの自分の初の飛行機
   搭乗からの緊張ぶりからかんがえるとうそのようだ。これがChina as No.1の真骨頂なのかも
   しれないなともおもう。

                             

   火鍋となると実はぼくは二週連続になる。先週の「鳳家」は形状こそ陰陽ではなかったがみんなで
   つっつくタイプの火鍋、今週はひとり鍋だ。

   先週の店もすごかったですよ、またいきましょう。
   だいかわむらさんに言うけど、はいはいという感じであしらわれてしまった 


                 

  おおばさんが張さんの横にすわる。ちゃんと今回日本にくるときに事前にしらせたかい?
  と、お説教をするおおばさん。ちゃんと次回からは連絡するんだよ。

  はい。と笑いながら答える張さん。

    やっぱり上海の好きなおおばさんは、ちゃんと中国の状況もおさえている。
    もうすぐ卒業のおおばさん。
    遅刻してやってきた、なかしーくんに問われる。

      「自分で上海で起業したりしないんですか?」

     あほか、そんな苦労を今からしたくないわい。

  そう答えるおおばさん。でも向いていることはたしかだ。方向音痴なこと以外は
  おおばさんは完璧なのだから。
  さて、どんな風に過ごされるんだろうか。あと2カ月。もっと聞いてみたいところではある。

                   

        サービスだよと、老板がもってきた大学芋をほおばりながら、それでもまだ思い思いに
        追加を頼む。羊、牛、羊、牛、土豆。野菜…


                              

     ひとり鍋は最初の出汁の味を辛いのと普通のが自分に合致してさえいれば、好きなだけ
     自由にすればよいのだからやりやすい。


           

         楽しそうに、よからぬ計画を話している人たち。こんなときの顔は
         みんな晴れやかで、ある意味やんちゃな時期のころとなんにも変わらない。

                

       それは日本にはもう見えないものがまだ見える、好奇心の多い街のことを
       知ったものだけが、感じ得ることができる特権なんだろう。

       肉肉肉…の果てしない注文がやっとやんで、大学芋でほっとした人たちは
       残りの、ちょっとぬるくなったビールを飲み干して、おおばさんの

              よっしゃ、おわりにしよか

       の一言でおひらきを迎える。

       上海のときからそうだけれど、この会は余力を残して解散するのがルールなのだ。
       あとが家に帰るだけだったとしても。それもまた上海時代の名残だ。
       あとは自由。夜は個人によって長かったり短かったりする。

                                     

       中国人の張さんも黄さんも大満足だった。この大阪でここまで火鍋をきっちり出すことのできる
       時代になったのだ。ぼくは道頓堀の西サイドで食べた火鍋も、今回東側で食べた火鍋もちゃんと
       中国味がしたと思う。根付く強さはどこから来るのだろう。


                                        

    ’まいたん’を終えたぼくらは順に外にでてくる。看板を改めて撮り直す。
    そう思えば看板の色は同じで字が変わっている。ほんとに居抜きだと改めて笑ってしまう。


         

    店長さんは男性で、カメラを剥けるとおちゃめなポーズを取ってくれた。
    「またきてくださいね」そういって、ひとりひとりと握手する店長は前回の人よりも
    ずっと丁寧で、サービス精神旺盛だった。

    あとでみたらぐるなびにも食べログにもちゃんと掲載されている。
    今度はやるかもしれない
                                                 






★草原之家 (【旧店名】故郷小肥羊火鍋)
  大阪市中央区島之内2-17-23
  06-6212-0533

 
 そこから堺筋の通りまで西にむかって歩く。改めてみると、少しChina Town化してきている
 のがわかる。ネットカフェとかけばいいのにこんな風にかいている。

     网吧

  増えてきた観光客用だろうか。あるいは留学生か、ここで暮らす夜の仕事の人の
  ためだろうか。


ChinaTown YAZAWA
 



  矢沢だって、China Town は西海岸を意識している。
  でも、いいか悪いかもわからないまま、留まる事をしらない時代の流れは大阪にもこんな通りを
  造り出した。
 

                                          

     ぼくらは堺筋の交差点で、御堂筋に向かって交差点をわたるひとと、堺筋にむかう人の二手に
     わかれた。のぐちさんがじゃあねと手をあげて交差点をわたる。


    

      ぼくらは、今度は南に進路をかえて堺筋線へ降りる階段を求めて歩きだした。
      China Town通りはもう背中に消えて、ぼくとだいかわむらさんは張さんと黄さんを
      送るために少し前を歩きだした。

   


                                       

    律儀な2人はこんなお菓子をみんなにお土産だと言って配ってくれた。
    なつかしい駄菓子やさんの名前が書いてあるところから松の実だとかくるみだとか
    割るのを苦労したりしながら食べていると、なんだか少しほっとした。

    自分の中にある上海気分が呼ばれたからかもしれない。

   






<div><strong><a href="http://r.tabelog.com/osaka/A2702/A270202/27019942/" rel="tabelog 078fab9d97f274cd5739798894c2157fde7d6490" target="_blank">草原之家</a></strong><br />
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</div>
<p style="color:#444444; font-size:12px;">
<strong>関連ランキング:</strong><a href="http://r.tabelog.com/RC140601/">中国鍋・火鍋</a> | <a href="http://r.tabelog.com/osaka/A2702/A270202/R7637/">日本橋駅</a>、<a href="http://r.tabelog.com/osaka/A2702/A270202/R3389/">近鉄日本橋駅</a>、<a href="http://r.tabelog.com/osaka/A2702/A270201/R7093/">長堀橋駅</a></p>




鳳家 【swallow tail butterfly】

2011年02月10日 | 大阪chouchou(ミナミ・鰻谷・日本橋)

  ずっと長い間、ごはんにいこうよと言っていながらなかなか実現しなかった組み合わせ。
      みんなのために組合委員長で苦労している こやまくんは、ぼくの同期だ。

  約半年前に…いやもっと前だ。中国料理、といっても本格…いや、ほんとに中国taste
  スタイルでやってる店があるんだよ。

  そういって、今度いこうよと誘ってもらっていてお互い忙しいままFYをこえようとしていて、
  結局あわててplanning したのが本日だった。

  金曜日。ミナミ---道頓堀界隈。おあつらえ向きな花金というやつだ。

  それでも年休と超勤の多さで早く帰るよう言われているぼくは、実際には仕事はまだまだ
  たまっているのだけれど、そのまま帰ることにする。
  待ち合わせは、1号線の路上。歩道を歩いていると、こやまくんと副委員長のやまもとさんが。      

     

 タクシーで向かう。御堂筋。金曜日の夜は景気はともかく人も車もいっぱいで
 にぎやかだ。道頓堀川をわたってすぐの信号の前で車を降りる。

 サウナだとか居酒屋だとか。ごちゃごちゃした店と少しヤンキーの車が混じった渋滞と。
 典型的な金曜日の繁華街だ。

 突然こやまくんが左にある建物に入っていく。

    ここだよ

    地下に降りていくと…

                   

   ドアを開ければ、そこは中国だった。観光客だろうか、団体さんが火鍋を食べている。
   家族連れ。春節を大阪観光ですごす一群だ。

   予約して入らなかったので待つことになった。
   店員さんは日本人と中国人が混在している。女性の店員さんが「うーん、すぐに空くとは
   思いますが…30分くらいかな?」と言いきるので、中国人的思考をよく知るぼくとこやまくん
   は「ほんとに  」と何度も念押ししたが、大丈夫そうだったし待っている間に食べている
   人たちの風景を見ているのも悪くないやと思って…


       

   こんなふうに眺めていた  。団体で飲むと老若男女がみんなはしゃぐ。子どもも
   ジュースのコップもってテーブルの間を動いているのをみて、外国の観光なのに
   自信ありげで…中国人の勢いを感じます。

  

  こんな食材大阪で手に入るの?みたいな感じもするメニューを観ながら待つ。
  中国人グループだけでなく、日本人だけのグループもいて…うまく混在している感じが
  よけいに大阪になじんでいるようにみえて違和感が…
  ここは上海ではなく大阪だから。


                                      

   30分かからず、テーブルに案内された。やっぱり一品で注文すると中国感覚でいると
   「ちょっと高め」なので、コースにすると安い火鍋を選択。


          

    鍋が陰陽の形になっていないのはちょっと残念だけど  ほんとに火鍋です。
    昨年、ばったもんの「小肥羊」でも火鍋を食べることができたけど、日本橋のはずれに
    あるわけでなく、ここは道頓堀のまん真ん中なのだ。

  

     肉は羊を中心でこやまくんがどんどん注文する。野菜もじゃがいもや白菜中心で
     まんべんなく・・

                           

    羊肉串が好きだというこやまくん。おもいっきり注文してました。
    道端で新疆の人が売ってるのしかみたことのないぼくは、初めて口にした。

    RinNonだったら食べるだろうか…KYOKOさんは食べないだろう。ぼくはこんな会だからこそ
    食べられる串をいくつか食べた。

         

    肉も野菜も食べ終われば注文できる方式で、ぼくらは肉の回転をやや早くして
    何往復かさせていく。中国人の観光客とおぼしき一群はぼくらと入れ替わりで
    帰っていった。残っていた日本人のグループも奥の部屋にいた数グループは
    いつのまにかいなくなっていて、会社の宴会とおぼしき15人くらいのグループが
    ずっと宴会を続けていた。


  

     やまもとさんは肉が大好き、そして中国もすごくすきらしいのですが
     きっと若いからこれから何度もいく機会があるでしょう。

     こやまくんは中国好きで昨年も哈爾濱に旅行したりと、ぼくよりも中国語が上手く、そして
     音楽も知識もあるくらいだ。きょうは哈爾濱の様子を写真で教えてくれたり(これはほんとに
     うらやましかった)、澳門での武勇伝とか…

     うらやましいくらいたくさん行ってます。

                                   

    結局ぼくたちはかなり遅くまでここでずーっと食べ続けて飲み続けていました。
    店員さんは時折ぼくらの相手をいやがりもしないでしてくれて…楽しい時間でした。
    最近のこやまくんの趣味は、ミナミでこういった「本格派」とか「本格的」じゃなくてほんまもんの
    中国料理の店をみつけること。

    また探していこうと約束をした。


                
   
    日本はいつもいつの時代も、外国のものを取り入れて日本風に洗練してきた文化だ。
    それを sophisticated と呼ぶにはそれはかまわないけれど、上海で経験した
    「原型をとどめてそのまま、あるがままの形で勝負する各国の文化・習慣」をみると
    そういったごつごつした感覚が観光立国には必要条件なのかもとも思うようになっている。

    もちろん和のtasteをとりいれたFrenchとかも悪くないし、いい相乗効果を生むのだけれど
    まるでChina Town のように原型とどめた、きょうのこの店のようなものがもっとあっても
    おもしろいと思うだ。


  

    お勘定のときに、女性の中国人の店員さんが店長さんだと知る。
    橋下知事と2ショットの写真を飾っていたりするレジで、だんだんここもメジャーになって
    きてるんだとうれしそうに話す姿。春節なのに帰ることもできないよ、と嘆きながらも
    その姿は満足そうだった。

                                   

★鳳家
  大阪市中央区道頓堀2-2-20 リッツビルB1F
  06-6213-8765




Swallowtail Butterfly ~あいのうた~


  時代のせいなのだろうか。日本の中にChaina Townとまでは言わないけれど、
  ホントの中国を感じさせる店があった。

  中国人が大半のお客さんで、日本人も普通に混じっている。
  羊肉串を売っている四川料理…なんだろう。この混在観は  まるでBlade Runner
  Swallowtail Butterflyをみているようだ。

  きょうは雨降りではなかった。店をでて道頓堀まででたけれどRidley Scott のBlack Rain で
  「クラブ ミヤコ」として設定されたキリンプラザはもうなく、佇まいを変えてしまっている。

  深夜のミナミを抜け、ぼくらは地下に降りる。


  いつのまにか国際化していっている大阪市内を、少し離れた家に帰るために。

    
  
  



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Krispy Kreme 【罰ゲームはあくびしながら】

2010年06月19日 | 大阪chouchou(ミナミ・鰻谷・日本橋)

 それはほんのちょっとした、どこにでもあるできごとだった。

   罰ゲームは心斎橋のドーナツ屋さんに並ぶこと。 
   その名はKrispy Kreme Donuts。留学していた経験のある友人に聞くと、
   「向こうでは全然並んでるのなんか見たことないけど  」

   心斎橋がアメリカだったらよかったんだけど、残念ながらそうではないので
   結局並ばないといけないわけだ。
   ネットで見れば、昼間は90分待ち。今日の飲み会の集合は18:00。
   では、やることはひとつなのだ。
   
        

   6時30分。ぼくは京阪の駅に立っていた。

   本当はもっと早く起きて、7時に店に並べば即買えるだろうとふんだのだ
   けれど、少し寝坊してしまった。それは「どうせ朝いちなんて人は少ないさ」
   と考えていたこともある。

    自転車で駅につくころには雨が少しきつくなってきた。ツイてない
   なんだかいやな予感がした。
 
                    

    なかなかこない京阪と、わりとすっとやってきた地下鉄を乗り継いで
    心斎橋についたのは7時20分。

    店に着いたときの印象は「あまり人いないなあ…でもこんな時間から
    並んでるんだ…」だった。でも完全にぼくの思い違いだった。

    列が長いので、御堂筋に行列を
                わけていたのだった 


  

  列の最後尾に着くころには、朝早くからご苦労さんな警備員のおじさんが
  「現在1時間待ちです」と丁寧な口調でスピーカー越しに説明している。
  1時間…7時20分で1時間ということは、先頭は6時30分より前には並んで
  いたことになる。。いったい最初の人は何時から並んでるんだ

             

   雨の中、最後尾ですと記した看板が少し横になっておいてあるのは
   それほど行列が深刻なほどではないということだろう。

      

  ぼくは読みの甘さに「あーあ  」と苦笑いしながら列に並ぶ。
  飲み続けて、ようやく朝になって帰ろうとするサラリーマンたちが出張なのだ
  ろうか、「おみやげにいいや  」とグループで並んだり、
  おなじくクラブででも遊んでいたのだろうか、茶髪の若いにいちゃんたちが

    あ、あのDonuts だよ。なんかミーハーなんだなあ

  と感心したように通り過ぎる。正論だ。

  そしてときには正論だからゆえにかなりむかついたりする。

  見上げるとNIKEのCMの看板があって、Cristiano Ronaldo が固まった
  映像で、仁王立ちになって主張している。それは こんな感じに。

                  

  ブラジルのユニフォームを前に固まっているわけではないと思うけど
  いまのぼくに言えることは、この今朝の瞬間に雨の中1時間並んでドーナツを
  買おうとしているのはかなりミーハーなできごとで、こんなことで伝説になっては
  かなり困るのだ。だから1秒で伝説になってもハタ迷惑な話だよ。

  と考えているほど、時間はたっぷりある。

            

   1箱12個がセットになっていて、セットだけを買うならば実は途中で
   SHORT CUT させてもらえるようになっている。けれどぼくは箱を夕方に
   渡す罰ゲーム用、あと単品をいくつか自分の朝ご飯ように買おうと思って
   いたので、我慢強く並ぶことにした。幸いなことに雨は途中で小ぶりになり
   やがてやんでくれた。

   8時をすぎて、ようやく店のすぐそばに並ぶ順番になった。

  

   New BEETLEが通り過ぎる。運転手がなにを朝っぱらから。。。みたいな表情で
   さっきの若者のようにつぶやいているのだろうか?聞こえないけど、さすがに
   心斎橋だなというおしゃれな色でカブリオレになったBEETLEが通り過ぎた。

                 

  ショーウィンドウじゃないけれど、並んでいる最中の様子が見えるようになって
  いる。ドーナツリングの形をしたものに白いとろーりとしたクリームをかけた
  のが一番シンプルだ。そしてそれは看板をこえてついに店内に入れたときに
  まるでなあんでいたことへのごほうびか、並ばせたことのお詫びなのか、
  あるいはきっとその両方なのか、1つ くれたそのドーナツがそれだった。

    これがむちゃくちゃおいしいです。
    これだけ箱買いしてもいいくらい。あったかければあったかいほどよろしい
    感じです。正直「ミスドと何が違うんだ?」と思ってたけどこれは違った

    
 
  それを頬張りながらドーナツを選ぶ。箱買いする分と単品をいくつかを。

   ついに。ついに。

     罰ゲームおわりましたーっ 

           

   関東のほうに住む、GREE友さんからメールで実はへこむことがあって…
   という内容だったのだけれど、ぼくがいろんな事情で早朝からドーナツを
   買うために1時間並んだんだよ、それでも43歳なんて年齢をやっている
   とメールで返事をしてあげたら

      ありがとう  世の中にはいろんな人がいて、かきPはほんとに
        ユニークな人生を送ってるのねって笑えました。笑ったらなんだか
        へこむのがかなり晴れてきました。さすがね  ありがとう

    と メールが返ってきた。

     世の中、自分が世間のどこで なにに貢献してるかなんて誰も想像
     できないってことだろうか。
     まさに伝説は1秒でつくられたのだ
    
      

    ドーナツのセットは、事前に渡されるシートのメニューで選べます。
    たいていは20個くらいの種類の中から選ぶのでそれほど悩まないですね

    家に帰って食べましたが、なかなかおいしかった。ふわふわしてるので
    まあ並んだ価値は少し見出せました。



★Krispy Kreme Donuts 心斎橋店
  大阪市中央区心斎橋筋2-1-24 アーバネックス心斎橋ビル
  0120-79-1072
  http://krispykreme.jp/index.html



    罰ゲームをこれにきめた友人にmission complete の報告メール

      すみません。まだ寝てたんですけど     


    世の中、自分が世間にどう貢献しているなんか誰にもわからない。
    おそらくはCristiano Ronaldo にだって。

   



<div><strong><a href="http://r.tabelog.com/osaka/A2702/A270201/27049905/" rel="tabelog 1adfbd665b8560f59337607299142cdeb699ece3" target="_blank">クリスピークリームドーナツ 心斎橋店</a></strong><br />
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