Pのlog ( 大阪と上海のChouChou)

通称P。shushu(照れちゃう)ような稚拙きわまりない文面で、上海や大阪のchouchouを綴ります。よしなに。

小旅行

2004年10月25日 | 旅行は楽し(杭州・蘇州・富春・烏鎮)

 今週の週末は、所属する部署の春遊(recreation)があり
ました。烏鎮というところまで日帰りのバス旅行でした。水郷の中に
民家があるといえばうまく伝わると思います。上海のまわりには
こういう集落がいくつかあるのですがそのひとつです。観光地に
なっているのですが、華美な感じもなく、非常にすてきな旅行でした。

  驚いたのは、金を払って入場するのに中の民家にはきちんと
人がまだ住んでいることです。映画村やディズニーランドに人が
住んでいるようなものです。(ディズニーシーは園内のホテルに
滞在可能ですが住んではいません)違和感というか、中国のたく
ましさ・おおらかさのようなものをまたひとつ感じました。

 


苦労すること

2004年10月18日 | 仕事だし。
 先週は、導入説明会のため広州に3日間いました。その際
の出来事です。中国にきて初めてでしたが、現地スタッフの反対の中
一人だけ自説を主張する事態になりました。まさに本場の四面楚歌
でした。マスタのコード運用についてです。商品の型番や得意先ごとに
コードをふろうというものです。「事業場との連携という意味がまだ
理解できない」「自部門が管理したくはないが、その程度はできるだろ
うという主張はする」ということが問題なのだと思います。

  中国の人はいざ決まれば細かい管理は日本人の数倍早くて
きれいです。個々人のその資質が逆に「僕はやらないが、できるだろ
うさ」 「自分がうまくできればよい、つないでどうなるかは想像不可
能」という考えに至っている気がしてなりません。

  他の日本人スタッフがコードの運営部門で非常に苦労してます。
型番コードの運用管理部門がどこか決める、あるいは運用ルールを
決める。このことだけでも苦労してるのに、簡略化したものを紐つけ
して現場に徹底 するのはできるという。これは明らかに矛盾です。
  また、会議中にコードの運用ルール、あるいは付与基準を広州
ではどうしているのか質問をしたときに、それはIT部門がやること
だからそっちで決めてくれと言われました。ルール、運用、プロセス
・・・言葉はこの国でも飛び交いますが、実際のところ現場はその
程度の認識なのだということがよくわかりました。  
 それを責めるわけではありません。データを集め活用するのは、
事業場までつないでやっと充分条件になるのだという課題認識を
コンセンサスとするには、根気と努力が10年前の日本くらいは必要
ということです。 我々が覚悟しないといけません。   

 説明会当日、(総公司企画課長が欠席ということもあって)日本人
だからでしょうか、販促員100名を前にして挨拶せよということになり
ました。 「メーカー主導で実需を収集しようと試みても、どこの国でも
成功していない。中国で実現できれば世界初なのです。それは皆さん
のご協力にかかっているのです」中国は世界一が好きだからアドバ
ルーンをあげてみました。目の錯覚もしくは通訳間違いでなければ
(すみません。不勉強で最初の挨拶のみ 中国語、ましてや広東語
は無理でした)、現場の販促員は確かに食いついてくれたように
感じましたが、さて結果はどうでしょうか・・・  
早くこの問題を片付けて、順調な導入にこぎつけようと思います。

休暇おしまい

2004年10月11日 | 中国つれづれ。

 国慶節の休暇がおわりました。長期休暇にするため前後の
土・日に休日出勤をしたため、まだ感覚には違和感が残って
います。

 休暇中に妻が上海にきていたため、さまざまな場所を案内
してまわました。一般的な日本人の中国に対するイメージは
まだまだ「汚い・くさい」らしく、本などで最近の上海の様子を
写真などでみていてもそれはごく一部のことと思っているよう
で、実際の街並を目にしたときの驚きようはこちらが吹き出し
てしまうほどでした。
 それにしても国慶節中の上海はものものしい警備でした。
外灘・南京路はうなるように人がいましたから仕方ないとは
思います。しかし、夕方から主要幹線・トンネルが封鎖される
など、住んでいる人間にはほんとに大変な苦労でした。
(特に浦東に住む私には)

 私の中国語の先生が「国慶節に上海にいるなんて狂気じみ
ている」と言ったことを思い出しました。
 この期間中に国内・海外に旅行する中国人はいったいどれ
くらいいるのでしょう。国慶節は国内小旅行が多いらしいですが、
万里の長城を埋め尽くしている人の波、上海の封鎖をみている
と、この期間中に内需の消費というのはすごい金額だろうなと
思います。

 休暇が少ないため、需要放出のタイミングが少ない、もっと
休暇を増やすほうがいいという意見が政府にあるそうです。香港
は旧端午の節句やクリスマスはきちんと休んでいる(らしい)ので
全土そうすべきだということのようです。私も個人的にも、もう少し
休暇が増えていただきたいと思います。

 休暇中に浦東と浦西を結ぶ3本目のトンネル(復興東トンネル)
ができました。浦東はまた景色がかわりました。