だんだん暑くなってきた。
きのう、RinNonに重要なお知らせをした。
それは思ったより驚きをもって受け止められ、そして無事に受け入れられた。
彼女たちはおとなになっているのだ。刻一刻と。ぼくらは、その足りない部分をいつも
’だめだだめだよ、まだまだだ’というのだけれど、たいていの大人も不完全なまま成人してしまうのだ。
そういう意味では、期待していたよりもがっつり受け止められすぎたきらいがあって、少し残念な部分も
あるけれど、そこまで期待してはいけないのだ。
きのうはRinNonとおでかけをしたのだけれど、きょうはNonだけ。Rinは期末試験の最後の
追い込みでひいひい言ってるのだ。塾にいったRinをおいてNonと買い物をして、それからまたバスに
乗って家まで帰る。
Beetleが壊れて修理中なせいで こうして日に何度も何度も乗り換えてバスを活用するぼくたち。
それはそれでいいのかもしれない。疲れるけど
ようやく最後の乗り換えで、大きな大きな図書館の前にあるバス停でベンチに座ってバスを待つ。
Nonの向こうに見えるのは、もうすっかり夏の空だった。
3人で暮らし始めて、もう3か月を過ぎたのだ。
RinNonがKYOKOさんとは別に日本に数日残った理由。
それは、英検3級の試験を受けるためだった。
必ず受けさせてね。寝坊させないでね
その当日は日曜日。一次試験は上海で終えていて、きょうは二次試験なのだ。
一度落ちたRinは、なんとか突破して(いやいやだけど )、そしてNonは
「語学だけとか、ひとつでもRinに負けないってものをつくりなさい」という長年のぼくの
adviceをうけて、語学はRinを上回っているようで楽に一次試験をclearして今日に備えている。
いずれにしろ3級とはいえ、12歳で2次試験を受けるなんてたいしたものなのだ。
受験会場は奈良大学。私立のその大学はお坊ちゃんとも揶揄される学校のせいかお上品な感じで
警備のおじさんも親切だった。
受験の受付は時間が早すぎたらしく、かなり待つことになった。食堂らしきものが開いていないため
寒空の庭にぼくたちはコーヒーとか温かいものを自販機で買って待っていることになった。
同じように受験する人たちなのだろう。思いおもいにベンチに座って時間を待っている。面接試験なだけに
参考書を開いている人があまり見かけられないので、そこは少し不思議な光景ではある。
まわりの自然に満ちた(だって駅に近いわけでもなく、車でしか来れない場所なのだ)風景をみていて
振り返ってみると、RinNonは持ってきていた本のコメントを言いあいながらRELAXした表情で過ごしていた。
大学であることと、お坊ちゃん学校のイメージでぼくは宮本輝の「青が散る」を思い出していた。
RinNonもいつかそんな日がくるんだろうか?
そのときもこうやって仲良く過ごしているんだろうか?
恋の悩みとかしてそうなので、あまり考えないことにした。
松田聖子「瞳はダイアモンド」
B面の「青いフォトグラフ」がドラマ「青が散る」の主題歌だった記憶があります。
舞台の大学が昔住んでいた家のそばだったので、記憶が鮮明になっている部分はありますが、ドラマは
東京が舞台に変更されているので、その分印象が薄いわけです
後日…
Rinは不合格、Nonが合格だったようです。
やっぱり引っ込み思案な時期にいるRinには面談は不得手なんだろうか…少し不安はあるけど
がんばってほしいなと思う次第。3級を通らないと…とかお受験に合格しないと・・・とか無用の
圧力だったなって、自分の時代を振り返っているぼくには、次が充分あるって10代に言いたいのだ。
というわけで、のんびりいきましょう Rin
いつものように駅を下りてミスドにはいると、こんなメニューがでていた。
超人バロム1の悪役の顔みたいなぐるぐるな印 とともに、いちご味のドーナツ…
モスバーガーとミスドのコラボの2011年バージョンらしい…
前回よりこなれてきた感じがするけど…
どこがモスバなんだろう… きょうモス気分
ってわけでもないんだけど、朝からそのコラボをお腹にいれてみることにした。
こういうのは「まんまとひっかかった 」ってことになるんだろうか?
夜は、鍋をすることになった。
ぼくがリクエストしたのだ。
だってなかなかひとりで食べることないものね。
この家で、いや前の家でもそうだけど、家で鍋するって…ないんだよなあ
鍋をすると…苦い思い出を思い出したりもする。
だけれど、そのどれも、なんだか温かみがあって、いまのぼくに一番足りないもののひとつなのだ。
システム本番は、いろんな課題がずいぶんあったけれど、けれど導入としては
まずは一段落できたんじゃないかと思う。
ユーザさんの評価もそれほど無茶ではないように思えるし、まずはひと安心して。。。
どうにかなりそうだった頭の中も少し整理して、まわりを見ることができるようになっている。
思えばよくここまで悩んでも壊れなかったものだ。
ひとりでよくがんばりました。
そう。お友達のおかげです みんなありがとう。
本日は中日というわけではないですが、休日(文化の日)。それでも少し出勤はあって・・
そのあと急いで関空へ。
RinNon一時帰国。今度は少し用事があるのです。
関空への道筋。最近ここで休憩することになっているPAにて。
’つきがとってもあおいから・・’というわけではないけれど
本番切替の夜。明日はちゃんとシステム稼働してくれるだろうか…
晩ごはんにはオムレツを作った。
ぼーっとしていたせいだろうか。なんと簡単にいつもこなす、卵を巻く部分で
ぐちゃぐちゃになってしまった。油をちゃんとひいてなかったのだった。
あ…
でもうまくいかないことが、こんなしょうもないことで終わってくれれば仕事のほうは
実は問題なくいけるかもしれない。
らしくないゲンをかついでいる自分に苦笑しながらも… 瑞兆なんだととることにした。
まあオムレツは食べるにはいつもの味で問題ないわけで。
夜。冷蔵庫をあけてみたら驚いた。
こんなのが入っていた
冷蔵庫に鎮座ましましていたその大きな箱があるのに気付いたぼくは、
すでに上海に到着したであろうKYOKOさんに連絡して確認いようかとも思ったけれど
やめておいた。
きっとかけていなかったら、それはそれで問題だし、ここはここにあることを素直にわがこと
として、いいように考えることにした。
ひとり暮らしになると、変な癖がついてしまうことがある。
ぼくは一度扉を閉めて、それだけの考えを整理すると、もう一度ドアをあけた。
当たり前なんだけれど、GODIVA の箱は再びそこにまだちゃんとあった。
ぼくは誰も聞いていないけれど、「ふむ」と声をだして、食べることを決意して
ごはんがおわったら、この箱を開けようということにして、まずはサラダを食べるための
ドレッシングを取りだすと、
冷蔵庫のドアをしめた。
まあ、ぎくしゃくしてもそれなりに誠意の伝わるレベルというのはある。
結局、KYOKOさんとはかなりつっこんだ話し合いをした。
4月からは、また新たな体制でぼくたちは暮らしていくことになる。
LAWSONで買い集めたリラックマのクリアファイルだとかミスドでpointを
貯めてもらったものだとか。
たいていRinNonにあげるものになったけれど
Nonは「謎解きはディナーのあとで」を買ってほしいときていたらしい。
そしてぼくにほかにも欲しい本があるとリストを作っていた。
パパの選ぶ本はsenceがある…
そうも言ってくれていた。
なかなかいいこと言うじゃない…
ミスドのpointはまだ少し残っていて、ぼくはスポンジをもらった。
KYOKOさんの帰った家で、ぼくはスポンジとNonの自筆のメモを
一緒に並べてみた。
今度は中学校の説明会で、またRinNonがやってくる。
あまり人に言えないような事情ではあるけれど、KYOKOさんが来日。
16日に来ます、とだけmail がきてそして迎えにこいともなんとも言わなかった。
それでも行ったほうがいいんだろうなって思ったのは前日の夜だった。
というわけで、高速に乗ってでかけることにした。
泉佐野のPA。
見上げた空に飛行機が見える。ため息のでそうな、そんな日もある。