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Pのlog ( 大阪と上海のChouChou)

通称P。shushu(照れちゃう)ような稚拙きわまりない文面で、上海や大阪のchouchouを綴ります。よしなに。

堀江 鷹 【たまには失敗する夜もある】

2010年05月24日 | 大阪chouchou(堀江・新町・船場・本町)

 いつも気が向いたときにごはんたべようと誘ってくれる、大事な友達が
    今回のお題を送ってきてくれた。

   おいしいKOREAN DINER を食べたい

     そうですか。でも店を探し始めてだいたいわかる。
     おしゃれな韓国料理屋さんってなかなか難しいのだ

     結局選んだ場所は堀江。

    のち  な天気のこの日、歩いていくには少し遠いこの店に
    ぼくらは車で向かうことになった。

    結局ぼくの選択は「焼肉」 。韓国料理と少しはずれてきているのだ
    けれど、 それでも堀江で韓国風なおしゃれなお店を探すというのは
    かなり困難なできごとだったのだ。
  
       

    友人を途中で乗せ、堀江についたときには雨はやんでいた。
    目的の店は堀江でもかなり西にあたっていて、不思議な細長いビルの
    横、PARKINGに車を停めるとなんだか違う街に来た気分すらした。

    そのわりには、出演者のぼくと車にはちょっと役不足な感じのする
    状態だけれど、ともかく月曜日の夜の食事なんてそんなものかと思いながら
    それでもめざす焼き肉屋さんはすぐに見つかった。    
    車だろうが、徒歩だろうが、なかなかによく迷うぼくにしては上等な
    できごとのひとつと言える。

    

   店はビルの2F、コンクリート打ちっぱなしの壁の中、細長いフロアに
   黒い木製の仕切りと、おそろいのテーブルが並ぶ内装だった。
   すでに何組かの先客がいて、一番手前のテーブルに通される。

              

   友人は生レバーが好きで、それが食べられることと、韓国メニューが
   あることを条件に焼肉をOKしてくれた。

   まず前菜的に頼んだ生野菜とキムチ。ここでひとつ条件クリア

    

  各通路でも肉やら野菜やら注文していると思うのですが煙が流れ込まない
  のは構造上注意をしているということだろうか

        

  盛り合わせのセットを注文。一番手っ取り早いのだけれど、これがちゃんと
  名札つきで、でてきているせいではなく、その肉厚ぶりに驚く。

  慎重に、慎重に焼こうとしてしまう自分がいとおしかったり

  

   生レバーは友人の条件のもうひとつ。あっと言う間に食べてしまうと
   すぐにおかわりを注文。

     すみません。ちょっときょうは
                           品切れになってしまって…
 

   店員さんの言葉に友人は、がっくり。
   かなり残念そう… ごめんね… なんだかこっちが申し訳なくなるくらい
   人気メニューだったとはね 
 
                 

   肉のおかわりを、スープとチヂミと一緒に食べる。
   KOREAN DINERになっただろうか。でも肉が旨いとどうでもよくなったりする

      

      

    デザートを注文すると、今回不運なことにそれも品切れだった。
    雨の月曜日の夜。そんな品切れになりそうもない夜に、かなり不運な
    できごとかもしれない。

    2軒目をさがして、どこかでお茶にするか相談したけれど、今夜の気分に
    あうような場所を思いつかずそのまま帰宅することに。

  

   きれいな店で、上品に焼肉を、それも上品な肉を食べたことはよかった。

   品切れだった生レバーとsweets が残念でした。


★焼肉DINING 鷹
  大阪市西区北堀江2-4-14 オービットステージ4 2F
  06-4390-2929


  車を走らせ、友人と別れ際。

   今夜のアテンドは失敗ね
   あ…アテンド  
   そう。きょうみたいなのじゃアウトよ。女の子にもモテないよ
   いや、モテたいわけでもないし…
   だめ、そんなこと言ってるからだめなのよ
   だめって…何に
   いいから。今週もう一回revenge させてあげるから、ちゃんとplanning してね


      腰に手をあてて指さしてビシッと決めると、彼女は恋人の家に戻っていった。
    そう、ちゃんとあつあつの彼氏がいるのだ
   きっとまた彼氏が出張か何かでひまなんだろう。でもきょう相談したいことを
   言わなかったからけっこう重要なことがあるのかもしれない。   

   こうして月曜日の雨の夜。生レバーとsweets の欠品のせいで、ぼくは
   再レビュを指定されて、もう一度 案を練り直すことになった。

   テーマは… なんだ
    
                             




<div><strong><a href="http://r.tabelog.com/osaka/A2702/A270201/27046012/" rel="tabelog 90891cd5af09475f380d0e36734770651d55c886" target="_blank">焼肉DINING 鷹</a></strong><br />
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muse Osaka 【So sick】

2010年04月12日 | 大阪chouchou(堀江・新町・船場・本町)

 雨の月曜日。最近どうも雨が多い気がする。

   きょうは堀江で食事の予定。
   雨だと非常に移動がしづらい。

   もともとは、きょうの友人は少ししゃれた感じの店で食べたいということで
   始まった。
   「ちょっといいことがあったの 
   とメールがきたこともあった。それでは今夜は焼き鳥やさんというわけには
   いかなさそうだ

        

   堀江はだいすきだけれど、雨のときにはどこで降りてもかなり歩くのが難点だ。
   元来、方向音痴なのか道に迷うことが多いぼくは
   (しかも迷っている最中に、なにか気になる店があると寄り道してしまう 
   雨の中、堀江をあるくのがかなり憂鬱になっていた。

   そうやって知らない間に、こまごました仕事を片付けながら時間がすぎて
   いった。そろそろ予約時間をずらさないといけないかもしれない

   すると友人のほうからメール。
   彼女のほうも、ちょうど退社したばかりでまだまだ時間がかかりそう、との
   こと。そして最後にひとこと。

    きょうは雨だから車で来て           

    車だとぼく飲めないんですけど…
    そんなの知ってるよ。でも雨だもん
   
    
    雨の日には男の子はワインを飲まない。
    イタリアやフランスではどうなんだろう?そんな統計があったら共感を
    覚えるんだけれど。

  雨の日には、Happy がきた女の子と堀江にいくのは大変だってことだ
  さすがにそんなこまかい法則までは、おばあちゃんは教えてくれなかったので
  ぼくは自分の判断でともかく車をだすことにした


   19時を少しまわって彼女を拾い、堀江に向かう。
   ぼくはMP3 Player をつないで音楽を聴いていたが、彼女は自由に
   それを弄って、Ne-Yo Because Of You So Sick を何度も聴く。
   帰国子女の彼女は英語でハミングするように歌い、そしてNever New I Needed
   になると、ボタンを押してBecause Of You に戻す。
   映画の曲は偽善に聴こえるからだろうか?
   ぼくはBecause Of You So Sick を都合3回聴くことになった。

   堀江についたのは20時の少し前だった。Happy な女の子を迎えにいって
   そのあと、堀江についてすぐしたことはガソリンスタンドに寄ることだった。

  
   本日の店はmuse Osaka。大阪の女神はどこにいる? 

             

   どんなにおどけてみても夜になっても空は泣いていて、雨は堀江でも
   降り続く。修理がおわって最初のガソリン補給をおえた車をPARKINGに
   いれて、店の前まできた。

          

    本日は月曜日の雨の夜のせいか、お客さんは数組。ほどよくまばらで
    お互い干渉されずにすむ。ウェイターは黒板にかかれた本日のコースと
    お薦めをみせてくれる。

    彼女はコースでなく単品でいこうといい、ほどよいchoiceで指示していく。
    ぼくは桜をみながらこの前の円山公園の枝垂櫻を思い出していた。
    
    そろそろ世間は八重桜になっていき、造幣局の通り抜けも近いという
    ことか

             

   まずはグリーンサラダがきた。お花のように盛りつけられたサラダは
   瑞々しくて旨かった。

      

    サーモンを食べる。彼女は赤ワインをおいしそうに飲み、
    ぼくに話し始める。
    GWに彼の実家のある東京にいくという。いよいよ彼女の人生は次なる
    stepに進むということだ。

    本当に楽しそうな笑顔で話しているのを見るのはひさしくなかったので
    驚きながらぼくはジュースを飲む

  

   雨の月曜日に特別な食事をしているのはぼくたちだけではないらしい。
   隣の女性3人組もイベントなのか、クスクス笑いながら食事をしている。

                    

    次はオムレツ、そして待望のパスタ。本日はきのこのクリームパスタを
    選んだ。どちらも少しぴりっと味がしていて、大人な気分になった。

        

   彼女は何杯もワインをおかわりする。ぼくはワインにはすごく疎いんだ
   けれど、彼女は的確に選んだワインを飲んでいく
   神の雫を読んでいるけれど、いまだになんにも知識が増えない。
   興味の問題というのは仕事以外の部分でもなかなかがんこなものだ

  

   きょうは彼女ののろけ話を聞きながら雨の落ちるのを眺めているけれど
   料理がとてもうまいほかに、もう少し自分に自分にごほうびがあっても
   いいような気がしてきた。
   ぼくは別にミネラルウォーターを頼むことにした。

                         

   想像していたよりも大きな青い瓶にはいったPARADISO と書いた水が
   やってきた。少し驚いたけれど、おいしかったので続けて飲み続けていた

     

  メインに設定した肉がきた。よりわけて食べていると、なんだかすごく
  おなかいっぱいになった。ぼくにはHappy はきていないけれど、まあ
  ある程度はぼくにも雨の夜でも、へこまない程度のLucky がきたような気に
  なれた。

  

   最後のデザートはこんな感じ。ぼくは冷たいPudding を、彼女はホイップ
   クリームがたっぷりついたチーズケーキを。

   彼女は、いまの彼氏のことをどれだけ好きになったかを話して聞かせる。
   ほんの数カ月前に、人を好きになることがよくわからないと言っていた
   同じ人物の言葉とは思えないほどで、目に星が浮かんでいないことは
   ぼくにとって幸いだったと思う。そうでないと他のテーブルのお客さんの手前
   なにか制止しないといけないんじゃないかとすら思えた。
   雨だから目に星がうかんでいないだけだったんだろうか

                   

   まあともかく、そんなことで雨の夜は憂鬱でなく、笑顔ですごすことができた。
   ぼくはあまり気の利いたおめでとうは言えなかったし、彼女も笑顔で
   「そうだからあなたはモテないのよ  」と軽くジャブのようにぼくに繰り出して
   きたけれど、自分のHappy と、メインの肉とチーズケーキとなによりワイン
   3杯ですっかりご機嫌なようだった。
   
      

  トイレをすませて戻ってみると、ドーム状の店内の丸く張り出した大きな窓の
  向こうは雨。それもかなり強い降りだ

               

   お隣の女性3人組はさっき、ウェイターさんたちに祝福されながら、そのうち
   1人のメンバーのお誕生日をお祝いしていた。そしてその2部なのか2Fに
   上がっていった。そろそろ少なくなってきた店内に、ぼくらもそろそろ帰ろう
   という気分にさせる。

    


Ne-Yo / So Sick



             

   きょうは雨でさすがにまわりを歩いて回る気分にもなれず、そのまま
   お勘定をすませる。外にでて傘をさして、もう一度外観の写真を撮って
   いると、もうすっかりHappy な女の子は Parking のほうに歩いていた。

        

  でもそれでいいんだ。月曜日の夜はHappy なお話を聞くと少し落ち着くから

★muse osaka
  大阪市西区南堀江1-21-7
  06-4391-3030
  http://www.muse-osaka.com/

  
  帰りもぼくは車内で、きっちり3回Bacause Of You So Sick を聴くことになった。
  雨の夜にSo Sick は悪くない組み合わせだった。

  思えば彼女にNe-Yo を教えてもらった。最近の黒人ボーカリストの中では
  結局彼が一番落ち着いているように思う。新人はまだこれから出てくるかも
  しれないけれど。彼女のように、何度も繰り返し聴けばTOEICの点数も
  飛躍的に向上するだろうか?
  3月まで通っていた英語の研修の先生の言葉を思い出した。

  3回めのSo Sick が終わると、ちょうど彼女の家に近づいてきた。彼女は
  ぼくに上海にはいつ行くの?と尋ねてきて、ぼくの28か29という答えを聞くと
  ふうん。と答えて降りて行った。あまり日にちに興味がわかなかったの
  かもしれない。あるいはそのころ東京にいる自分の状況を考えたのかも
  しれない。

       




<p><a href="http://r.tabelog.com/osaka/A2702/A270201/27001013/" rel="tabelog 38465f16d0f95026d175874a2f5f37b7865a28e6">ミュゼ オオサカ  (カフェ / 四ツ橋、西大橋、桜川)</a><br /><span style="color: #FF8C00;">★★★★</span><span style="color: #A9A9A9;">☆</span> 4.5</p>


MOOLIN 【堀江で9時】

2010年03月22日 | 大阪chouchou(堀江・新町・船場・本町)

 3連休の最終日は、寒かった

 この日はもともとの予定でごはんがあった。
 結局3連休はそれぞれ予定が埋まってくれた  それはとてもうれしいこと
 だと思う。誕生日weekはこうして、お祝いしてくれるってわけじゃあないけど
 楽しく過ごせることになった。

  

  本日の友人は、「なんばでイタリアン」という条件で探してほしいとのことだった
  ので、ぼくが未経験のお店にしたかったのだけれど、なんだか結婚式の2次会
  貸切、というのが何軒も続いていやになったのだ…

  結婚ブームですか   まあそんなことはないのだろうけれど…
  結局のところ湊町にあるリバープレイスを望む、キャナルテラスの1F
  「MOULIN」になった。

  ここをイタリアンと呼ぶのは厳密には少し無理があるかもしれない。もともと
  locationに助けられている部分も少なからずあると思う。
  ただ、味がなかなかどうして悪くないのだ。

  おいしくて、店員さんが親切で、それでじゅうぶん幸せなものなのだから          

    

  ハムをたのみ、

                  

  フォンデュを頼んだのだっけ?これはなかなかおいしかった。サツマイモを
  つかっているところがとても新鮮だ。少し味がまっすぐ締まっている感じになる。

       

  パスタならなにを?なんでもよいならペペロンチーノ。
  はまぐりと水菜がはいっていて、きっちりした味でした。

 

   ぼくらは、なぜか昔の曲について話しだす。友人の一人は20代にも関わらず
   よく聞く曲は鈴木雅之と、ASKA。いったいどうして

    お父さんがよく聴くのでそのままよく
                 聴くようになって…


   おとうさん…  あとで聞いたらお父さんはぼくと同じ年齢でした
   そんな年になったんですね。

    

ガラス越しに消えた夏 鈴木雅之


   この曲がカップヌードルのCM曲であったことや、鈴木雅之といっても
   おねえちゃんとデュエットしているものもあるよとか、そもそもRATS&STAR
   っていうのはね

   みんなみんな彼女にとっては昔の話で、それより単純に曲がよくて
   よく聴いているのってわけです。

   そういうものなんだ…

   この曲を聴いていたころ、ぼくはちょうど高3のおわり。少しいくつか恋を
   していたけれど、それよりも受験がおわって当然のように浪人をし始めて
   いたころだった。

   大学生でもなく、高校生でもなくなることはみんなまわりが浪人していた
   ことで大きな感慨なんてなかったけれど、それでもその後その不安定さに
   苦しむ直前で、恋をするのもお預けだなあと漠然と不安をもっていた時期
   だった。とうぜんそんなことは今の子にはわからないわけで…

                   

    前のビルはなんだっけ?みんなの話はそっちにうつり、FM OSAKAが
    入っている話になる。ぼくらのころにはFMOも802もステッカーを配り
    まくっていて、クルマに貼っておくのが流行だったんだ。

    そんな話をしてもへー  と答える彼女。Generation Gapな夜だ。

           

   メインで肉を頼み、ひさしぶりに食いでのある食べ物を口にいれるのは
   いいねと語る。24時間前は焼き鳥を食べていた。
   いまはbeef。むしろ魚を食べていなくて肉ばかりだねという言い方にも
   なるのだけれど、でも誕生日weekだからといって、ぼくだけを中心に
   世間が回転してよいわけでもないので、みんなの意見にだまって
   あわせてみた。なによりこのメニューは旨かったのだから

   

  デザートを食べて、ようやくひと息つけたぼくらは、まわりの光景を眺める。
  確かに結婚式から流れてきたグループの集団がいる。この3連休でいったい
  何組のカップルが結婚式をして、堀江や鰻谷のどのくらいの店のゴールデン
  タイムを占有して、つかの間の Happy Time  を撒き散らしていたのか
  ぼくは知らない。

  けれど、目的もメンバーも違うけれど、この3日間はぼくにとっても悪くは
  なかったのだ。英語の授業もちゃんと受けたにも関わらず、だ。

  それでもちょっとした切なさと、感傷は感じながらも80年代や90年代ってのは
  ぼくらの思春期で、毎日そんな感じだったと思いだしただけでも

                   

   まあそれでこの連休は楽しかったと思ったわけだ。
   支払をすませて、キャナルテラスの橋を渡っていると、同窓会らしい一団に
   すれ違う。彼ら(10人近くいただろうか)は通りがかったカップルに写真の
   撮影を頼み、全員でフレームに収まる。

   ほかには犬の散歩をしている女の子と、ぼくらくらいしかいなくって
   当初ここをdesignした設計士さんは、ここにカップルの語らいを想定していた
   のであれば、ちょっと思惑違いじゃないかって思うくらい…

   景色と活用度合いがunmatchな夜でした

     

   MOULIN、BLU。。いろんな思い出を抱いてVersion Upしながらここに
   ずっとある店は、今後も何度ぼくのちょっとした食事につきあって癒して
   くれるだろう?

   きょうお店の中ではぼくたちと、結婚式帰りの集団と、誕生日のお祝いケーキを
   もらっていたカップルと。そんな感じのまわりにかこまれて、ちょっとした
   ノスタルジックな音楽の話をして過ごしました。
                                          

★restaurant&bar  MOULIN
  大阪市西区南堀江1-5-26キャナルテラス1F
  06-6352-9880
  http://www.moulin715.com


椿 【そんな夜のお話】

2010年03月12日 | 大阪chouchou(堀江・新町・船場・本町)

 金曜日。最近の金曜日は、いわゆる平凡な感じに「花の」とつけた
    言葉ではなく本当に、さらに凡々としたなにもない曜日になっていた。
    それでもとくに気にならなかったのは次の日が英語の授業で宿題をする
    日にあてていたからだけれど。

   この日はちょっと違っていた。

  誘われて堀江に集合。ぼくの状況をふまえて21時には開始と厳命されて
  逆に残業のペースがしんどくなったくらいだ。気の遣われ方もいろいろある

  当初はイタリアンということで、時間の制約のない「イタリア食堂」あたりを
  考えていたのだけれど、メンバーの好みとあわず断念。いくつかまわったあと
  結局はかつて何度か訪れた「椿」を選択。
 
  金曜日。21時すぎ。もっとも込み合う時間なのだろうか。
  あいていたのはカウンターのみ。不規則な並びで座ったぼくたちは、それでも
  料理の見栄えと味に満足しながら会話をはじめる。

  

   きょうのメンバーにいる女の子がひとしきり「男ってどうして…  」と
   ぽつぽつと語りだす。こんなときにはだれとどんなことがあったのか、あえて
   聞かないのがルールだ。

                   

   ぽつぽつと語っていた彼女が、会話の様子にあわせて怒ったりへこんだり
   していながら、けれどちゃんと料理を食べているのをみると女の子って
   強いんだとあらためて思う。

   男の子だったら、ごはんも食べないような話題でも簡単に舌鼓をうちながら
   文句の度合いはすごすぎる

   ぼくは神妙に聞いていた。なにしろ英語を習っているぼくにとって彼女は
   宿題を教えてくれる先生でもあるのだ

       

  最近ぼくはアボガドが好きになった。肉を食べる量が減ったので、でもかわりに
  その食感をなにかに求めているのだろうか。サラダもアボガドの入ったものを
  えらんだのもそのせいだ。

  

   といいながら豚の角煮はちゃんと頼む。和歌山の豚…

   柔らかい肉が、金曜日の夜をやさしくしてくれる気がして。宿題を深夜か
   朝にすればいいやと押し流してしまう。

               

   いかの沖漬け。酢味噌和えで。このすっぱさがいい。椿に来るたびに
   注文している気がする。

     

  かまを頼み、魚を満喫したあとで 

                     

   本日のメイン、ステーキが登場。ちょっと甲高い不思議な声の男性の店員さん
   による丁寧な説明と、タイミングよくとりかえる小皿とが心地よく感じる。
   忙しいだけに、なかなか大変だとは思う。
   この肉がまたすごく柔らかくておいしかった

   男性の8人ほどのグループが後ろの席でさわいでいる。なんでそんなに陽気
   なんだ?  なにもこの店でなくてもいいだろうに…

   カウンター、ぼくたちの右では少しちゃらっとした感じのカップルがいる。
   (茶髪で派手なメイクの女の子と、ケミストリの片方の男の子みたいな感じ)

   人生を語る男の子(男ってすぐ○○っていうけど、オレはこう思うんだよね)
   に「そう、それっていいよね。ずっとそうあってほしいな  」みたいに相槌を
   うっている。

   話疲れた彼女が、なぜかぼくのほうを向いて「だって  」と笑いかける。
   ケミストリくんに言えばいいのに  なぜぼくに言うんだ?

   たしかにまわりからみて恥ずかしいことを言うことは若いときは往往にして
   あるだろう。若くない今だってそうかもしれない。   

          

   お茶漬けがきて、鯛とか梅とかおもいおもいの注文したものを食べる。
   彼女の携帯に電話がかかり、外にでる。

   「なんだちゃんと連絡もあるじゃないか  」 ほっとした空気が流れて
   お茶漬けといっしょに流し込もうとしているころ、外から彼女が戻ってきて

   「彼が心配して何度も電話してくると思うから、みんな早く帰りましょう 

 

    はいはい     こうして、いつもと少しちがう金曜日がおわる。

★椿
  大阪市西区北堀江1-9-1
  06-4390-4966
  http://www.opefac.com/horie_tsubaki/index.htm


Orianthi - According To You



  Orianthiは、THIS IS ITの中でギタリストとして登場する、というふれこみで
  有名になってきた女性ギタリストだ。
  曲はこの歌しかまだ知らないけれど、たしかに間奏がBeat itのEddie Van
  Halenが弾く部分によく似ていると思ってはいたけれど、THIS IS ITでは
  彼女の担当になっていたらしい。

  Steve VaiやSantanaやCARRIE UNDERWOODのバックをしてきたと
  いうプロフィールがあるが、この3人に音楽的な関連性はどこにあるのだろう?
   生きていくにはなんでもありなのか、ギタリズムに好みは関係ないと
     いうことだろうか?

  ともかくこのオージーな女の子はBeat itの影響が色濃くでているこの曲で
  有名になった。
  今後も売れていくかもしれない。


    But according to me
    You're stupid,
    You're useless,
    You can't do anything right.

    私に言わせれば
    あなたこそバカで
    役立たずで
    全然ちゃんとしてなくて

  英語の得意な彼女にいわせれば、ぼくなんてこんなものかもしれない。
  なにしろ女の子は強いのだ。

  恋をしていても、へこみそうな夜でもちゃんとおいしいごはんを食べている。
  甘くなくても別腹なんだ。

  高校生のころは、Beat it でVan Halenが演奏していると大騒ぎになり、
  そのあと名曲Jumpがヒットした。27年もたったあと、その間奏はOrienthiに
  なった。

   世界は女の子でまわってる 

  
  RinNonが恋をして、世間にでるころには、もっともっとそうなってるんだろうか

     


Chao Lua 【たまの日曜日】

2010年03月07日 | 大阪chouchou(堀江・新町・船場・本町)

 雨が続いていて、昨日の英語のときも今日だって降ったりやんだりを
    繰り返している。午後遅くなって、友人からごはんのお誘いがあって
    出かけることにした。

  選んだのは、ベトナム料理。ひさびさでほぼ1年ぶりの南堀江’Chao Lua’

  

 前回といっても一年前なので、少し模様替えしているようでイメージが変わって
 いた。座った席はポスターが。そして、がさがさしたイメージのそのもとは
 まるで春節の提灯のような金属の塊。これってなんだろう?

               

  その前で本を読んでいる女性。まるでベトナムの一般の街にあるカフェか
  レストラン、という風情だろうか。以前よりも座り心地がよくなっている感じが
  する。

       

  こんな店には金属製の給食のようなスプーンとフォークが似合う

 

  友人は、タピオカ入りドリンクを。ぼくはジャスミン茶を注文。
  タピオカ入りのミルクティーは上海にいたときの珍珠~を思い出す

  昼になると近くの店に現地stuffが注文していたことを。

             

  店の奥にはベトナム語であろう綴りの看板が並び、雑然とした感覚をさらに
  盛り上げていて、とても面白い。
  
             

  かざってあった、食べ放題を注文することにする              

           

   一皿ずつが思ったより小さく、その分いろんなものが食べられるのがいい。
   若い人だと、小ささに辟易するかもしれないけれど最近はこの程度で
   ちょうどよくなっている。年取ってきたと感じないようにしているので
   これは分別がついていると表現したいところだ。

  

  「ベトナムでは生春巻より揚げ春巻のほうが多かったよ 
  たしかうっちーがそんなことを言っていたのを思い出し、春巻は2種類
  注文した。友人は生がおいしいといった。ぼくは揚げたほうがうまいやと
  返した。

           

  海老マヨは定番のように食べたかったものなので当然注文。ちょうど
  真ん中あたりで届いてくれた

                

  豚の角煮。ゆでたまごがついてくるのは、中国と地続きな国であることを
  思い出させて興味深い。

        

  土鍋ごはんを注文して、おいしいと食べながら…

  

   やっぱり米の麺はかかせないなあとフォーも注文
   慣れるとこのあっさりとした味はやみつきになる。香菜もヌクマムも苦手
   だけれど、フォーがあれば充分現地でも暮らしていける気がする。

   行きたいけれど、まだ行けない国のひとつ。ベトナム。

   それまでぼくは何度ベトナム料理やさんで、まだたどりつけない遠い場所に
   想いを馳せるだろう

                 

     もうぼくはおなかいっぱいだというのに友人はまだいけると
     豚肉の包み焼きを注文。ラストオーダーです、という声につられたのだ。
     まだ若いんだろう

     なんとか食べ終わる。

   友人は最近いいことがあったらしい。楽しそうに話すその様子に、みんな
   それぞれに春が近いことを思い出す。
                               

春よ、来い



   ベトナム料理にYumingはおかしいかもしれない。けれど店の中では
   ベトナム語で神田川が流れていた。うそみたいな本当の話だ。

   神田川よりは、Yumingのほうが、いまの季節にはマッチするだろう。
   ベトナムの気候で、神田川とマッチングする時期がいつなのか、まだ
   行ったことのないぼくにはわからないのだけれど。


        

  デザートは大きなプリンとタピオカミルク。お上品さが上海と違うところだ。

      

  そしてぼくはベトナムコーヒーを注文する。けれどここでひとつだけ難点が。
  滴の落ちるスピードがやたら速かった  もっと時間をかけて会話を
  楽しむのがベトナムコーヒーのよいところだったんだけれど。

   そしてちょっと練乳が多すぎた。あますぎ  次回はちゃんと言ってから
   もってきてもらおう。

           

  できあがった珈琲を飲み、デザートを食べる。それでもきょうはまだ早い
  21時を少しすぎたところでお開きに。

   

  日曜日の夜。お客さんはもうすっかりはけてきていて、みんな明日の仕事の
  準備をしているんだろうか?少しせつない気分にもなるけれど、今週は
  こんなところでごはんを食べることができたんだから充分かもしれない。

   

  ベトナム料理の店のうち、大阪ではここが一番庶民的でおいしいと思う。

                          

  お勘定をおえて、入口のショーケースを少し眺めると、ぼくらはまだ見えてない
  春がいつになるんだろうと話ながら歩きだした。
  友人にはもうそこまで来ているんだけれど。

   

★ベトナムカフェレストラン Chao Lua (チャオルア)
  大阪市西区南堀江1-14-1
  06-6537-6789
  http://www.anngon.com


Enjoy! Cafe 【たのしいことはこんな昼に。】

2010年02月25日 | 大阪chouchou(堀江・新町・船場・本町)

 天気がいまひとつだって、とくに気にしない  なにしろきょうは休みなのだ

  飲茶でお昼ご飯をすませて、そのまわりを少し歩く。気になるお店でお茶をする
 ためだ。白から南に一本すぎるとカフェが一軒。

 メニューを覗いていると、中から店員さんがわざわざ、どうぞ  とドアを
  開けてくれた。ちょうどまだお昼どきではあったけど、お茶だけって  でき
 ますか?という質問にも心地よい笑顔で、どうぞと入れてくれたので
 そのまま入ってしまった。
 
    

  お店の名前はEnjoy! Cafe。この日は平日のせいか、奥様グループが大量に
  Enjoyされてました

  とにかくすごい。しゃべり続けていました  よくみると2Fのほうにも子ども連れ
  の奥様グループが。

         

  階段のある壁には、マハトマの写真が。

     

  そして窓の外、植え込みの向こうには自転車の群れ。奥様方のものだろう。
  奥様方は子ども連れの人もそうでない人も、数人で固まって会話をしている。
  一緒のテーブルに座っていてもばらばらに会話しているのだ。それでもちゃんと
  集団として動きが一体化しているように見えるのが不思議だ。
  店舗は天井が高くなっていて、そのせいか声が広がらず、騒がしい感じが
  それほどしない。

    その間に注文していた飲み物がやってくる。隣をみるとラテがすごく
    きれいな模様が入っていたけれど、ぼくの注文したマキアートもそうだった

                   

  ただ、ぼくのはエスプレッソベースなのか、とてもカップが小さくて…
  ちょっとそこだけ失敗でした。
  苦みばしったそれを飲みながら、雨が降りそうだけど、なんとかがんばっている
  外をみたり、中をぼーっと眺めてると、南堀江といいながらここまでくると
  生活感がでてくるんだなあと改めて思った次第。

 

  外の景色を眺めていると、いつのまにか1F2Fの両方の奥様連中の皆さま
  (ちょっと日本語がおかしい  )が大挙お帰りになりお愛想が列になって
  いた。なんか一斉というのがあまりに面白い。気づくと当たり前なんだけど
  そとの自転車も一挙になくなってしまっていた

            

  あとに残ったのは、ぼくのほかには

          

  あとから入ってカウンターに座ったおじさんと

    

  知った顔らしい就職活動中の女の子がでていったあと入ってきた男性リーマン
  それからぼくと同様、きょう初めて入ったらしい欧米人と。

  あとは店員さんだった。なんでもないどうでもいいすぐに離れていくユニットだ
  けれど、それでも干渉しあわずにぼーっとすごせるいい空間だという意識だけ
  は共有できているようにみえた。

 

  そろそろIKEAにいこうと思う。お勘定をすませて、横のトイレにはいると
  このカフェの横にある美容院とトイレが共用だった。なんだ珍しいと思ったが
  あとで調べると、美容院とセットの経営なんですね。
  Ejoy ! Cafe。覚えておこう。そして今度はここで定食を食べよう。
  かなりボリュウムもありそうだし満腹になることウケあいだと思う

  次に入りそうな男女カップルに、さっきの女性店員さんが再びの笑顔で
  どうぞ、と手招きしている横をさっすり抜けて駐車場に戻っていった。

★Enjoy! Cafe
  大阪市西区南堀江3-4-1
  06-6541-8232
  http://www.39thanks.jp/enjoy/shop.html



<p><a href="http://r.tabelog.com/osaka/A2702/A270206/27012083/" rel="tabelog 0014710c1ea0c69e632286d743bf21524d268711">Enjoy! Cafe  (カフェ / 桜川、汐見橋、西大橋)</a><br /><span style="color: #FFD700;">★★★</span><span style="color: #A9A9A9;">☆☆</span> 3.5</p>


HongKong Style Cafe+Bar 白【贅沢な休日】

2010年02月25日 | 大阪chouchou(堀江・新町・船場・本町)
 ひさしぶりにおやすみ。

  IKEAに買いものにいくことにした。
  アロマキャンドルやら、もろもろの日用品とか。たまにはぶらっとでておかないと
  休みだからといってカラダを家で休めているだけだとおかしくなってしまう。

  英語の授業が土曜日なので、そのぶんを今日休んでるイメージで。

  

    では昼ごはんはどこで食べよう。
    大正のIKEAまでいく途中であれば堀江にいこう。

    平日の南堀江。なにわ橋筋を越えてあみだ池筋まで近くなるとさすがに
    人もそれほど多くない。なにしろ平日なのだ
    
    ひとりで食べていても違和感のないようなところということで
    この店を選んだ。

     白。
    
    かつて2度ほど来たこの店でランチを食べる。
    この近所なのか、OLさんらしきグループや、年配の方や。
    それほど騒いだ様子ではなく、店のイメージどおりのんびりした昼時を
    演出しているのに自然と協力している

    この店に限らず公園の界隈には何軒か気になる店がある。そのどれもが
    環境に受け入れられているようで、この近辺で働く人たちはお昼が
    幸せだなってうらやましい

                           


Christina Aguilera - I Turn To You High Quality HQ



   きょうはお休みだから、少しくらい満腹で「うぷっ  」ってでてきそうな
   くらいに食べたってばちはあたらない。

   13品もある飲茶のコースを中国粥で選択した。

          

   お粥は先にきた  別に二日酔いでもないけれど、おなかにやさしいものが
   先にきたことで少しこぼれちゃうような笑いがでてしまう。周囲の人はすこし
   気味が悪いかもしれないけれど。

   飲茶をランチで。大阪の、堀江の西のすみっこで、かかってくる曲は
   クリスチーナ・アギレラ。

   見事なまでなちぐはぐさで、それでものんびりさを保っているのは、それは
   店と店員さんと客層のマッチングがよすぎるからだろうか?

  

   3段のせいろがやってきた。焼売のせいろと…

       

   これは餃子と、デザートのあんこのはいったおだんごのせいろ。

                    

    それからカラフルな餃子のせいろ。あと一段あった小籠包のせいろを
    撮るのを忘れていたけれど、これとお粥でいつのあにかぼくはおなかが
    本当に満腹になっていた。
    800円のもっとすくないセットで充分なのだ。

  

   季節はもうすぐ春になりそうな陽気の日。まだ少しフライング気味だから
   少し寒さの戻りがあるかもしれない。けれどまあ陽気な日に年休をとって
   買いものの途中でこういうランチをとるのは正解なのかもしれないし
   案外こういうのが、人生の意味合いだったりするかもしれない


    と。思いたいんだけれど。まあそうもいかない日も多いのが人生だ

        

★HongKong Style Cafe+Bar 白
  大阪市西区南堀江2-12-21
  06-6532-8339
        

5 南堀江【everywhere】

2010年02月22日 | 大阪chouchou(堀江・新町・船場・本町)

 誰にだってへこんでしまう日はある。雨が降らない季節がないのと同じように
    年に何回か、あるいは何回も、自分でも困ってしまうほどへこんでしまう
    ような日は、誰にだって等しくやってくる。

 事前に想定できるのであれば、土曜日のぼくのように事前に友達を確保して
 飲んで忘れることもできるけれど、そうでない場合だって往往にしてあるわけで。

 これはそんな夜のお話。

   最近よく飲みにいく友人が、週末帰省して帰ってきた。
   えらくへこんでいる。帰省して帰ってきたら最近ずっとそうなるという。
   故郷で同窓会があって、友達に会う。家族に会う。昔の恋人に会う。
     
   どのシーンだったとしても、それは現在の自分と「あるかもしれなかった
   自分」との対比になる。

   たいてい人はそういう作業を心のどこかでしているんだろうけれど、帰省
   して特別なシーンにおかれたときに時折つぶれてしまいそうになる。

 いつもへこんだときに、ぼくも誰かに助けてもらっている。
 こんな夜は誰にだってあるのだ。
 今回はたまたまぼくがひっぱりあげる役回りのofferがあったというわけだ。

 仕事がおわって、本を読みながらミナミに向かう。
 本日は時間が読めないので堀江に向かう。初めてだけれど、遅くまで開いている
 場所がある。リバープレイスの北側、立花通の南にあるのがここ「5 南堀江」だ。

  

  別の用途で、飲み会の場所を探していたときにみつけてはいたけれど
  実際に店に来るのは今回が初めてだ。心斎橋、北新地・・いくつか店舗が
  あるようだけれど、ここはカフェになっているらしい。

  間接照明のたくさんある店内は、そろそろ夜中に近いけれどまだまだ
  お客さんが多い。一日の疲れを会話で癒そうとしているのかスーツ姿の人も
  結構いるし、遊びにいこうかあるいは帰るのか若いカップルの姿もみえる。
  まだ月曜日だから、みんな大人しそうにみえるけれど。

           

   きれいな店員さんが表に面した席を案内してくれる。天井が高く倉庫と
   いうよりSOHOをイメージさせるようなその広い空間は、ここに入った理由を
   考えるとぼくらにちょうどよかった。

   ゆったりソファに腰を沈みこませてしまうよりも、隣との空間が少し空いて
   いて、互いの干渉も少なそうなこんな空間が、いまのぼくらには心地よい。

   正解  

   友人が一本指をたてて、ぼくの店の選択を評価する。
   ぼくは少しほっとして店員さんが差し出したメニューを受け取った。

    

  今日まだ夜に何も食べていないことを思い出し、パスタとそれからつまむ
  程度のものでポテトといかリングを注文。

  パスタはなぜかナポリタン  あまりにペペロンチーノが続いていたから
  だろうか。からだがトマトソースを欲しがっていた。単なる懐古趣味かも
  しれないけれど。

                    

   へこんだときには、その原因をさぐるようなことはやぼな話で、
   とりとめのない話で盛り上がっているほうが気も紛れるし気分も上がる

       

   隣のカップルが、男性のほうがすぐに奥のふかふかした席に座っているのを

        そういう男はなってない  

   と、けっこう男前のその男の子を小声で批判してみたり、
   学生のころみた映画の話とか、なんら前向きになるのと関係ない話で
   盛り上がる。

    cheer up 

  

Michelle Branch - 'Everywhere' Official Music Video

    月曜日深夜の店内はまだ静かであるけれど、奥のほうには若者が
    これからまだ夜通し遊ぶのか、騒ぎ始めている。
    モラトリアムな世代に、いまの時代はモラトリアムと映っているのか、
    それとも瞬間の嗜みだと自覚しているのか。

    それほど考えているようには見えなかったけれど、ぼくもトイレの行き帰りに
    通り過ぎただけなのでよくわからなかった。
    そもそもは今日はひとり引っ張り上げるだけで精一杯なのだから。

         

    tiramisには「私をひっぱりあげて」という意味があるんだ。
    落ち込んだ時にはこれで自分を癒すためにね。

    そう言ったぼくを全く無視して友人はガトーショコラを注文する。
    夜に食うものなのかどうかわからないし、ぼくはいい年をしてガトーを
    食べるのは少し恥ずかしかったけれど 
    (実はおいしかったので、そこはさっぴいて考えることができた)

   

    でもこのガトーが引っ張り上げてくれたのか、ぼくの本日全体のproduce
    によるものかはわからないけれど、ともかく友人は少し元気になった。

              

     お勘定のときに店員さんが、この店の新店だと京橋にできたという
     立ち呑み屋のカードをくれた。

     こんなおしゃれな店が京橋に立ち呑みやさん  
     それは不思議だ、一度行ってみよう。そしてそんなほうがぼくらには
     案外あっているかもしれない  自分ではまだ両方大丈夫と思って
     いるんだけれど。
   
    

    2月22日。この日はJRで2つながりの入場券の臨時発売で多くの人が
    朝から並んでいたという。自転車  通勤のぼくには何も関係がなかった
    けれど。時刻は夜中を過ぎて静かに23日になり、なんの変哲もない
    並びの数字になった。店の名は’5 five’。これもきょうの日付とは
    なんのつながりもないけれど、友人を少しcheer upするのに役に立った。

           

   大学時代にGeorgiaで過ごしたという友人には、数値で評価してもらおうと

     何%くらい、気分は浮上できた?
     うーん。20%くらいかな。

   まだまだ時間はかかりそうだ。帰省していたのが2日間だというから
   100%に戻すのには4日かかるんじゃないかなと話しながら車に乗り込む
   そう、ぼくは無駄遣いはしないのだ。引っ張り上げるのにもアルコールは
   いらないときもあるし、すぐに100%にできるなんて最初から思ってなんか
   いないのだ。1日は24時間だけれど、まだそのあとも1日は何度も続くの
   だから。
                                           

★5 南堀江
  大阪市西区南堀江1-16-11 RE008ビル1F
  06-6535-0507
  http://www.amol-inc.jp/shop_minamihorie.html
  
    

<p><a href="http://r.tabelog.com/osaka/A2702/A270201/27009661/" rel="tabelog 3964477064d2614e2b66c6dc14c71dbca58b732d">Five 南堀江 (ダイニングバー / 桜川、四ツ橋、JR難波)</a><br /><span style="color: #FF8C00;">★★★★</span><span style="color: #A9A9A9;">☆</span> 4.0</p>


Viva La Vida(すばらしき生命)

2009年11月23日 | 大阪chouchou(堀江・新町・船場・本町)
 堺筋本町の駅から12番出口をあがると、そこはスタバ

      


 鰻谷⇒アメリカ村⇒湊町⇒南堀江⇒北堀江⇒新町⇒船場⇒堀江に戻る

 と、ぼくのお店遍歴も西から北にあがりさらに西へと伸び続けてきた。
 しかし最近は東に戻ってきている。中央大通りをはさんで船場に達したところ
 からだ。

 たしかにこれ以上戻り続けると淀屋橋になるし、そこはすでにいくつかおしゃれな
 店もある。つまり成熟市場なので、新しいお店ができにくいというのはあるのだろう

   

 ともかく3連休の最終日。きょうのランチは友人そろってワイン  でビストロ。
 以前もきた「Le Noeud Papillon(ル・ヌー・パピヨン)」。

                

  3連休はゆっくりひとりで過ごすことが多かったので、給料日前とはいえ
  少しはねひろげてみるのもわるくはない 

  きょうは4人で昼から飲み会ってことです。


     

 白ワイン3人、赤ワイン1人。ぼくは白のミディアムな感じのを。
 いつもはライトな感じで注文するのですが、きょうは思えばひさしぶりなので 

             

  前菜のスープは細めのグラスにはいってあたたかい。

      

 前菜は魚、メインは肉とわけてみました。じゃがいもとの相性がいいです。
 ふさん野菜を充分食べていないので、これはうれしいです

                 

  そしてハラミのステーキ  こんな肉食べるのホントひさしぶりです。
  これで全部で2,100円かあ…いいなあ。連発はできないけど。

  

    他の人は何を頼んでいたかというと…

             

      

  こんな感じです。かおりんさんは本日体調不良です。ちょっとかわいそうでした。
  参加してくれてありがとね  このあと体調こわしていないか心配ですが。

   

  としこちゃんはサバ。フレンチビストロでさばってのが、ちょっとミスマッチな
  ようにみえて野菜と一緒に炊き込んでいるのが、とってもあっさりしていて
  よかったですね(ようは少し食べさせてもらったのだ。ありがとう 

                              

   前回と違って、今回は階段下の少し個室風になったところ。
   こじんまりとしている分、会話は集中してできます。階段の上では奥様方の
   話声や、赤ちゃんの声もしたので、土曜日の奥様方の集合だったのでしょう
    ビストロというのは、ちょっとこじゃれるけどかざってないので入りやすい

   ぼくのデザートはこれ。

   アイスクリームはジャスミン。ちょっと不思議な味。茉莉花茶を凍らせてる
   感じがしました 

          

  そしてのんべさんの2人はチーズの盛り合わせ。ジャムもついてるので
  そこが面白い。(ジャムじゃないな…なんていってたっけ… 

                   

viva la vida / Coldplay

  

   最後は玄関で少しだけ休憩   横がワインの店を併設しているだけに
   入口もちゃんと考えたつくりになっています。

          

  ワインをめずらしく3杯   も飲んだぼくは、きもちよくふらふらして

      

  カメラをかまえているわけです 

             

  店の横にとまっている車は…みなれない車。ベントレーだって。
  英国車が横づけになる昼下がり。こんな毎日だったら人生は…いいねえ  


  でもよく考えると、きょうはここのもう一つのお店のほうに行くつもりだったこと
  をあとで思い出しました。 

  でもおいしかったから、そんなのはどうでもよかったりします 

 

★Le Noued Papillon (ル・ヌー・パピヨン)
  大阪市中央区安土町1-5-7 イー・フィットビル1F
  06-6262-0123
  http://www.vin-vin.com/
  

<p><a href="http://r.tabelog.com/osaka/A2701/A270106/27030107/" rel="tabelog b68507d5eadf1272de06ffa2b147925b980ec838">Le Noeud Papillon  (フレンチ / 堺筋本町、本町、北浜)</a><br /><span style="color: #FF8C00;">★★★★</span><span style="color: #A9A9A9;">☆</span> 4.5</p>

ぶたさんのビストロ

2009年09月23日 | 大阪chouchou(堀江・新町・船場・本町)

 本日の食事は安土町。堺筋本町をあがって、東にいくとすぐある。
    予め確認したところ、ビストロで入りやすい、それでいておしゃれな雰囲気が
    気に入ったので、ぜひこの店と決めていた。
    通りをはさんで、昔夜に食事したことのある「Piu」があるが、昼に食事する
    となれば断然こちらのように思える(というかPiuはランチありません 
 
       

 そんなわけでこの店にした。
 Bistroというのは、それはようは大衆食堂だ。wikipediaで「ビストロ」といれると
 ちゃんと日本風な大衆食堂の写真がついてくる。フレンチやイタリアンの店では
 ないのがみそだ。沖縄での大衆食堂の注文例などもついてきて、wikiには珍しく
 脱線気味でおもしろい。

  

  今日の店も店名の前に「Bistro」とこそついていないけれど、それを目指した
  コンセプトとのことで、気軽さが確かにあふれている。それでさっき、ここが
  いいやと思えたのだろう。

  横にワインセラーらしき店が併設されている。Hanakoをみると(今回は地図が
  正しかった  )併設店で、ここで買ったワインをBistroで飲めるようになって
  いるらしい。2Fというより中2Fといった造りにはテーブル席で宴会ができる
  ようになっている。昼食事なので、ここには特に人はおらず静かだったが
  その階段のたもと、小さなテーブルには家族連れが。赤ちゃんがすやすや
  寝ていた 

      

  注文はランチ。これしか注文できないようになっていて、異論はないのだ
  けれど、不思議なことに14時をこえると軽食とはいいつつ1000円でいまより
  軽く食べられるのだ。つまり昼食がステーキだったりすごく重いのだ。
  旨そうなんだけど、別に昼でもその軽めの定食も食べられるといいのにと思う。

  

 豆のスープがすぐに出て、パンがでる。このパンがうまくて気づくと2度ほど
 おかわりしていた。食べすぎ… 

               

  ぼくはサーモンと緑の野菜、友人はアジとじゃがいも。交換して食べてみた
  けど、どちらもすごく落ち着いたいい味でした。 

      

 

  そしてステーキ。見た目もすごく大きかったけど、昼からすごく旨いステーキを
  食べる贅沢。値段のわりにこんなの食べて大丈夫かと思ってしまう 

               

  デザートはブリュレ。ケーキもさる  ことながら、ブリュレはカリカリなカラメル
  がよくって…肉とともにきょうの大満足の一品でした。 

     

  Bistroを標ぼうする店は結構あるけれど、本来の大衆食堂の意味合いで
  コンセプトに取り込めている店はどのくらいあるんだろう?

  おもしろいのは14時になると家族づれとか人が増えること。きっと常連さんか
  それに近い人たちが、14時になったら軽いメニューを目当てにお茶がてら
  きているんだと思う。

 

  横にあるワインを選んで昼から少しなごやかにグループで、というのも楽しい
  かもしれない。

  Bistroを標ぼうしていても、そうなっておらず結局大衆食堂ではないBistroと
  いう定義くずれになっている例が多いけど、この店はそうではなさそうだ。
  グループで何店かもっているようなので、店ごとのコンセプトがしっかりして
  いるのかもしれない。 

                 

  店内からレジのほうをみたときのこの、少しオープンな感じがいい。

      

  次回はワインだ

  連休中とか、次の日が休みの日にちょうどいいかも。

             

  ワインにこだわったのは、きょうはこのあと仕事の宿題なので飲めないから
  でした。 

★Le Noeud Papillon (ル・ヌー・パピヨン)
  大阪市中央区安土町1-5-7 イー・フィットビル1F
  06-6262-0123
  http://www.vin-vin.com/

        ぶたのお店にまたいこう