山浦清美のお気楽トーク

省エネ、農業、飛行機、ボウリングのことなどテーマ限定なしのお気楽トークができればと思っております。

「ほんとかな牛のゲップで温暖化」

2012-02-10 | 川柳

 以前「牛のゲップで地球温暖化?(+野焼きについて)」というのを書きました。未だに真偽のほどが解りません。地球温暖化の問題って、本当に難しいですね。ひところは二酸化炭素削減しなければとの機運が高まっておりましたが、原発事故でトーンダウンしてしまいました。その前は、車に乗ることを控えましょうなどといったことが言われてましたが、リーマンショック以降は高速道路を値下げするからどんどん乗りましょうなどと言ったりします。

 本当に二酸化炭素を減らしたいのならば、車を作らないのが最も効果的です。しかし、そのようなことになれば自動車関連業界は大変なことになります。

 大量に資源やエネルギー消費する社会構造になっているのですから、ここを根本的に変えなければ温暖化対策とはなりえません。排出権取引も牛のゲップの議論も小手先だけの対応の域を出ていないのではないでしょうか?


「圧下げて血圧上がる節電器」

2012-02-10 | 川柳

 「節電器」とは電力会社から供給される電力の電圧を下げて節電を図ることを意図したものです。しかしながら業者が主張するような節電効果が得られないことで、とかくトラブルが多い製品でした。でしたというのは、もうほとんど過去の遺物だと思いたいからに他なりません・・・。

 電圧を下げて節電を図るつもりが、電気料金が下がるどころか逆に上がってしまうことすらあります。そうすりゃ血圧も上がろうというものです。


「改革をすればするほど変になる」

2012-02-09 | 川柳

 改革あるいは改正という言葉は何となく良い方向に向かうような期待をいだかせます。しかしながら、その原動力は往々にして既得権をもっと大きくしようとすることから生まれております。このような動機の場合には、既得権者にとっては有利だが、多くの国民にとっては不利に働きます。

 改革は現状の問題点の原因を探り、それを是正することによって、より良い方向へ進むようにすることであろうかと思います。もちろん完璧な改革など望むべきものではありませんので、より良き方向へということでありますし、常に見直す必要があります。一方では、社会的な安定性を保つためには、頻繁に変更があっても困りものです。

 私が大学受験した時には、センター試験などというものはありませんでした。それどころか国立大学は一期校、二期校に分かれ、二回受験する機会がありました。これが大学の格差を助長しているといわれ、一期校・二期校の区別をなくし、共通一次試験の導入へと繋がっていきました。しかし、この改革によって問題点が解決したかというと甚だ疑問に思うところです。逆に、格差を助長させ、固定化したようにも思います。そして、受験地獄という言葉がありますが、私の時もそう言われましたし、現在に至るまで無くなったという話は聞いたこともありません。

 何も昔の方が良かったということを言っているのではありません。「改革!改革!」と声高に叫び、特定の問題点をだけを指摘して、それが解決すれば全てが良くなるといった幻想を抱くことをそろそろやめた方が良いのではないかと思っている次第です。


「ミネラル水なんでこんなに高いのか」

2012-02-08 | 川柳

 ガソリンは高くなったとはいえ、リッター140~150円程度でしょうか。これに比べミネラルウォーターの価格は、500ミリリットルのペットボトルの自販機価格は150円ですね。ガソリンの価格の2倍もします。たかが水ですよね。確かに砂漠など水の無いところでは、それこそ喉から手が出るほど欲しいところでしょうが、日本は水の豊富な国です。そして近年は、「東京水」として販売されるくらいに水道の水も飲料に耐える位の水質となっております。わざわざペットボトルの水を飲む必要性があるのでしょうか。甚だ疑問に思う次第です。ましてやはるばる海外から運んできた硬水のミネラルウォーターを飲む意味が理解できません。私にはエネルギーの塊を飲んでいるように見えてしまいます。(ミネラルウォーターを愛飲している方には予め謝っておきます。ゴメンナサイ!)

 一時期我が家にもハワイの海洋深層水から作ったというミネラルウォーターが宅配されておりました。岳父が脳梗塞になったとき、これを飲むように勧められたとかで、毎月ダンボール箱で2リットル入りのペットボトルが大量に送られて来ておりました。値段を聞くと精神衛生上好ましくないと思い、未だにいくらしていたのか知りません。

 海洋深層水の効能について私があれこれ言う筋合いのことではありません。海洋深層水をそのまま用いれば、それなりの効用はあるのでしょう。しかし、人間はこれをそのまま飲む訳には参りません。そこで逆浸透膜などを用いて海水を淡水化します。この操作によって海水に含まれる成分が約1/50になります。即ち、海水を50倍に薄めたものになると言うことになります。たとえ海洋深層水に効能があったにしても1/50になってしまったら単なる水と思ってしまうのは私だけでしょうか?

 その他、水に関する商売あれこれについては「水商売ウオッチング」に専門的な立場で詳しく解説されておりますので、ご興味のある方はご参照ください。


「節電で余計に掛る燃料費」

2012-02-08 | 川柳

 従来はエアコンで暖房されている方々も多かろうと思います。この冬は節電要請のため灯油暖房機が品薄になったそうです。さて、電気と灯油を比較するとどちらが高くつくのでしょうか。家計簿をつけておられる方は、既に実感されているのではないかと思います。


「数減らせ掛け声だけがこだまする」

2012-02-07 | 川柳

 国民の大多数は議員定数を減らすことが必要だと思っていらっしゃるようです。確かに、世論調査の結果は、そのことを裏付けています。しかし、この結果に関してマスコミの誘導が無かったと果たして言えるでしょうか。例えば「政治改革は大切ですよね?」と問われれば、「そうですね。」と答えるのが普通ですよね。「政治に掛る費用を抑えるためには、議員定数を削減する必要があると思いますか?」と問われれば「Yes」と答えることでしょう。このような設問では、客観的な世論調査とはいえません。

 議員定数削減に関する私の考えは「議員定数削減の是非」その他で述べている通りです。


「LEDほんとに得か分からない」

2012-02-06 | 川柳

 節電のためには、照明をLED化しましょうと宣伝されておりますが、果たして真実は如何に!

確かに、近年のLEDの発光効率の進歩は著しいものがあり、蛍光灯を超えるものもできてきました。だからと言って全てのLEDの発光効率が高いものであるかというと、それは甚だ疑問に思います。宣伝は売り手側の論理でなされるものです。色々な選択肢の中からベストチョイスするのが賢い消費者のあり方だと思います。

<参考> 「LED照明による省エネルギー」「電球型蛍光灯による省エネルギー


「回転数下げて省エネインバータ」

2012-02-06 | 川柳

 三相誘導電動機は様々な動力源として、それこそ莫大な数が使用されております。この電動機は回転数が交流電源の周波数によって定まるという特長を持っております。「インバーターによる省エネルギー」で書いておりますように電動機の回転数を下げる(周波数を下げる)ことによって大きな省エネが可能となります。

 インバーターは周波数を下げるだけでなく上げることも可能です。この例として、蛍光灯のインバーターがあります。蛍光灯には安定器というのもが欠かせません。以前は銅鉄型の安定器が主流でした。周波数が低いと(50Hz/60Hz)形状が大きくかつ重たくなってしまいます。そして損失(エネルギーロス)が大きなものでした。これを周波数を大幅に上げることにより、小型化・軽量化でき、エネルギーロスの少ないものとすることができました。そのおかげで「電球型蛍光灯」などが製品化され、省エネに大きく寄与しております。


「デマンドは油断大敵三十分」

2012-02-04 | 川柳

 デマンド管理は30分1本勝負です。1日48回、1年365日として17,520回の勝負となります。この内の最大の値が年間の最大需要電力ですが、この値で基本料金が決定してしまうといった厳しい契約(実量制)があります。(詳細は「電気料金の仕組み」を参照ください。) ほんの少しの油断が大幅な電気料金のアップにつながります。

 事業所によって何時ピークが出るかは異なりますが、ピークが予想される頃になると担当者は一時も気が抜けません。デマンドコントローラー(デマコン)という装置がありますが、これとて万能ではありません。最後は人間の判断が必要となることもあります。

 このように企業も省エネとピークカットに一所懸命に取組んでいるのです。もちろんコストダウンのためでもありますが・・・。


「冬の陣寒波襲来で綱渡り」

2012-02-04 | 川柳

 強烈な寒波の襲来で日本列島が凍てついております。そんなおり、大分の火力発電所でトラブルが発生し緊急停止しました。懸念されていた電力不足が現実のものとなってしまいました。電力各社からの電力融通で何とかしのいだようですが、他の電力会社も軒並み使用率が90%以上となったようで、まさに綱渡り状態といったことかと思います。


「公約と違うと思ったマニフェスト」

2012-02-03 | 川柳

 公約が破られてしまうことを常識みたいに思っているところに「マニフェスト」という新鮮に響く言葉が登場しました。きっと今度こそはと思って期待が膨らんだことでしょう。

 しかし、それは虚しく終わってしまいました。結局は国民を欺くためのものに過ぎなかったのでした。今後何を信じたら良いのでしょうか?

ついでにもう一句。 「マニフェスト書いてないこと不退転」


「発送電分離をすれば上手く行く?」

2012-02-02 | 川柳

 「発送電分離ですべてがうまく行くのだろうか?」で指摘しておりますように発送電分離することで全てが解決するような主張があります。現状がベストではないことは明らかでしょうが、現状の形態でできることもありそうです。発送電分離論の中にも色々な形態があるようです。ことは一国のエネルギー政策の根幹に関わることです。よくよく議論してもらいたいものです。


「デマコンでエアコン効かぬ夏の午後」

2012-02-02 | 川柳

 真冬に真夏のことで恐縮ですが、真逆のことを思うのも人の常ということで・・・。

 夏場の電力ピークの発生要因は言うまでもなくエアコンです。ピークカットのためデマンドコントローラー(デマコン)を導入し、エアコンを自動制御することはよく取られる手法です。制御自体は比較的簡単な仕組みで実現できますが、その結果たるやなかなかどうして大変なものがあります。例えば、南向きの部屋と北向きの部屋を考えていただければ分かり易いかと思います。一律の制御を行うとどのような結果が発生するか容易に想像できると思います。

 電力のピーク時だけ電気料金を上げれば、簡単にピークカットできると仰る方がいらっしゃるようですが、そんなに簡単なものではありません。

<参考> 「デマンド管理による省エネルギー」「エアコンの省エネルギー」「温度管理によるエアコンの省エネルギー」「朝日新聞に掲載された、田中優氏の主張について


「エアコンが効けば効くほど身体慣れ」

2012-02-01 | 川柳

 川柳と言いましても、たった今始めた超・超初心者です。単に五・七・五という体裁をとっているに過ぎません。何時まで続くかも知れません。もしかしたらこの一句だけかも?

 ということで、気が向くままに、思いついたときのみ書き込んで行きますので、どうぞご期待ください。

 エアコンって便利な機械ですね。自然の掟に逆らって部屋の温度を設定温度に保ってくれます。夏は暑いのが当たり前。冬は寒いのが当たり前。昔はこんなものありませんでしたが、何とか生きてこれました。学校の教室にも冷暖房はありませんでした。夏場のカンカン照りの時に日当たり抜群の窓際は、何度くらいあったでしょうか。それでも熱中症になる人はでなかったなーと妙に感心してしまいます。

 電力不足に際してエアコンの設定温度を控えめにしましょうというと言われております。一体何度ならば適切で、何度ならば不適切なのでしょうか?

 冷房温度は28℃、暖房温度は20℃が推奨されております。しかし、これで満足できるでしょうか。寒いところから20℃の部屋に入ってくると限りなく暖かく感じますが、しばらくすると慣れてきて20℃では寒く感じてしまうのではないでしょうか。そうするともう少し、もう少しといった欲望が働きはじめます。便利さは人の欲望追求の結果なのでしょう。


電話営業の功罪

2012-02-01 | 政治・経済・社会

 今日も朝から太陽光発電の営業電話がかかってきました。始業後一番集中して仕事ができる時間帯にかけてこられるのは特に困りものです。開発の仕事をしている時には、電話線を外しておきたいくらいです。本当に集中している時に割り込まれるともう元の状態には戻れません。「この損失をどうしてくれるのだ!」と電話した相手に怒鳴りたくなってしまいます。携帯電話ならば、電源を切るなどすれば対応できますが、一般電話はそうはいきません。商売をやっている以上は、出ないわけにいきません。

 電話は当然のことながら相手の都合など分かりません。架ける側の都合だけが優先されます。そして安価な費用で営業することができます。ある省エネ業者に行ったときのこと、だだっ広いワンフロアーにテレアポインターがズラリと机を並べ、次から次へと電話をかけているところを見たことがあります。担当営業と情報交換しながら営業展開すると結構な契約が取れるとのことです。このような営業スタイルに変えてから業績が急激に良くなったとのことです。しかし、電話を架けられた相手方は、喜ぶ場合もあるでしょうが、私みたいに困る者もいるのです。

 それにしてもよく電話が架かってきます。営業訪問も頻繁です。私は一律にお断りしております。今までこのような営業で購入や契約をしたことはありませんし、今後も絶対にあり得ません。どうか私には営業電話と予約無しの営業訪問は止めていただけませんでしょうか。

 腹立ちまぎれにこのような記事を書いてしまいましたが、今現在も精力的に電話営業が行われていることでしょう。