小牧の旅のあれこれ

あちこち旅をしている時のあれこれ

ワット・プー(山の寺の意味、クメール遺跡)

2009-01-27 23:11:20 | ラオス
1月26、27日

自転車で2日間カンカン照りの道を往復2時間弱かけて通いました。このワット・プーはカンポジアでアンコール・ワットを築いたクメールがこの地から南下して行った。各所に次々にプレアンコールと言うべき建造物を築き、最終的にアンコルーワットに仕上げて行った。それでこのワット・プーにも随所にアンコルーワットの原型を見る事が出来る。入り口を入ると右手に大きな人造池が広がり、1km位これに沿って行きます。すると左右に先ほどの人造池の半分の池が在り、真ん中が両側に石柱が並ぶ参道になります。

         全景

      パライ(人造湖)

     一直線に続く参道

これを過ぎると一段高く成り、左右に石作りの宮殿が現れ、可成り崩壊していて内部には入れません。現在左側の宮殿は修復中でした。

      一段高く成り宮殿が現れる

         北(右側)宮殿

         南(左側)宮殿

緩い勾配の石畳の参道を登って行くと参道は急勾配の石段に成り、左右の山の斜面に幾段もの石組みのテラスが続いています。この急な石段の左右には、プルメリアの巨木の並木になって、白い花を咲かせています。多分建造当時、参道階段脇に植えられたもので、1600年以上経っていると思われます。植えられた花壇の石組みをはみ出し、巨根が無数に張っています。

       緩い傾斜の石畳の参道

  急な階段      その上のプルメリアが植えられた階段

この階段を上り切ると巨木が生い茂る平らな場所に成り、此処に本殿やそれに付随する様々な施設が在った様です。

          本殿

    門柱の戦士の像     女神の像

        門柱上部のシヴァ神

振り返ると遥かにメコン川を越え東のベトナム国境の山々まで広がる茫漠たる平野が広がっています。

      茫漠たる平野

宮殿の奥は絶壁に成って居て、下の部分の岩屋から水が湧き出し、これを利用した水道設備が残っています。クメールはヒンドゥー教を信奉し宮殿や岩にはヒンドゥーの神々が浮き彫りにされています。

      奥は岸壁

      岩に掘られたヒンドゥーの神々

    岸壁の下から湧き出す水を利用

 宮殿の右手に行くと絶壁から剥がれ落ちた巨石がゴロゴロしている場所にでます。この巨石に像や蛇が浮き彫りにされり、ワニの形に彫り込まれた巨石がある。このワニの石は明日香の酒石の様に、一カ所流れ出す様な溝が在ります。一説には人身御供を捧げたと言われ、血が流れ出す溝だったのでは。

         象岩

    蛇石(祭壇?)    ワニ石(人が入る凹みに成っている)

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