小牧の旅のあれこれ

あちこち旅をしている時のあれこれ

トカラ山羊?

2009-07-23 13:03:31 | トカラ列島
2009/7/23
昨日の悪天気は過ぎ去ったが、今日も太陽は姿を見せない。今日はフェリーが変則便で名瀬から直接悪石島に向い、ツアー客を乗せて下り便と成った。小宝島には10時頃になり港に行って見た。これで宿に泊まっていたツアー客は全員帰った。

         帰るツアー客

          見送り
港からの帰り道は磯伝いに歩いた。途中で「うね神」の岩山の所でヤギの群を見た。この島には牛しか居ないと思っていたのでビックリ。これがうわさのトカラ山羊?戻ってこの話をすると
「あーあれは飼って居たのが野生化した奴だね。」
「この間、島の人が何頭か捕まえて宝島に送ったが、まだ居たかね」
「6頭居ましたよ、子供も」
「あー、それじゃオスが居て又増えるな」
「元々は小島で飼って居たのが野生化し、小島が県の特別保護区域に成ったのでこちらに戻してた物だったんだよ」


          野生化ヤギ
 午後正行さんが岡本夫妻と船で小島に行くと言うので、私も連れてってもらった。その他にこの島に山村留学していた子供とその母親。港を出ると海はラフ状態でややウネリがある。小島の西側は波が砕け荒く東側に廻る。岡本夫妻と私はシュノーケリングを楽しんだ。船は島を周回しながら釣りをしていた。海に入ると一面のサンゴが広がり美しい。岡本さんは潜るのが上手い。息が長く魚の様に水中を泳いでいる。ヒョイと見ると既に両手に夜光貝を持っている。早ーい!その後も次々に見つけて来る。重く成って持って泳ぐ事が出来ず、海底に纏めて置いて居た。私は1コ見つけただけだった。後でこの場所同定出来るのかなと心配しました。船が迎えに来て回収に向ったが無事回収で来ました。岡本さんは位置を山立てで、私は海底の地形で辿り着きました。
 夕方は庭でバーベキュー大会が開かれた。7時から始めるため、おばあちゃんから我々まで準備に大わらわ。夜の帳が降りると、島の人達も次々やって来ます。ツアー会社のスタッフ達も集まり、飲めや歌いの大宴会となり、深夜まで続きました。



        バーベキューの準備




        バーベキュー大宴会
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嵐の中の日蝕

2009-07-22 23:05:34 | 日蝕観望
アルバム0907トカラ日食紀行


2009/7/22
今日は日蝕当日。天気が心配で6時に起きて空を見る。一面の高曇で日が射していない。急いでパソコンで気象衛星の雲の様子を見る。明け方から九州の西の海上で雲が大きく成り、それが南下中だった。あーこれはマズイ。この分だと日食は見られないかも????外の様子を見に島を一周する。風が強く、海は大時化の状態。低い雲が飛ぶ様に流れて行く。観測場所の場所は風が強過ぎ、北東の第二場所に変える。朝食を済ませ、9時頃より観測場所で待機する。一緒に見ようと誘った家族が来て一緒に待つ事にした。空模様は増々雲が厚く成り、日が射す気配は全然無い。北西の方向には真っ黒な雨雲がたれ込め、徐々にこちらに近づく。9時35分の第一接触の時間になるが、太陽は雲の中。日食を見るのはほどんと絶望的。10時頃黒雲が悪石島方面に流れ、海上で停泊していた海上保安庁の巡視艇も雨で霞んで見えなく成った。遠くで雷鳴が成っている。その真っ黒な雨雲が真近くにやって来て、パラパラと雨が落ちで来た。これじゃここに居るのも大変なので撤収しました。宿に帰る途中街路灯が暗さを感じて点灯。10時20分頃宿に着いて間もなく、ドシャ降りの雨となる。まわりは夕闇の様に成り、やがて皆既日食の10時53分頃夜の様な闇となる。晴れている場合には、朝夕の薄明かり状態です。しかし今回は黒い雨雲に覆われ、それだけで薄暗く成るのに皆既日食が重なり、闇夜の様な暗さとなった。11時既に皆既状態は過ぎ徐々に空が明るさを回復していった。雨は本降りと成って、あちこちで観測していた人達がズブ濡れと成って戻って来た。同宿の岡本夫妻も、宿の兄さんと一緒に戻って来た。それから皆でテレビの皆既日食の中継放送を見ながら、残念会をしました。夕刻雨の中テント泊まりのツアー客を乗せるフェリーが来たのを見に行く。大時化の中、乗船するのも大変だった。宿に戻り夜の残念会を再び開く。

   日蝕が始まる頃真っ黒な雨雲が近づく

    日蝕中雨雲が頭上を覆い嵐と成る

    暗く成り外灯が点灯
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日蝕前夜祭

2009-07-21 23:01:49 | トカラ列島
2009/07/21
 朝散歩に出る。風が強く雲の流れが速い。高層雲があり日射しが弱い。その高層雲も厚みを増すと太陽が隠れるので明日の天気が心配。海は可成り時化模様で波が荒い。午前中フェリー上り便でテント泊のツアー客が到着した。この人達は一泊して日蝕が終わったら、夕方奄美へ戻る短期決戦の人達だった。今日も風が強く観測場所に選んだ所も風が集中する所だった。三脚が強風で揺れると撮影の際具合が悪い。島を再度一周して第二の観測場所を探す事にした。北東の発電所手前の海の見える空き地が有り、そこが風下で比較的風も強く無いので、ここを第二観測場所にする事にした。
 午後から青空広がり、気象衛星の雲の画像でも前線の雲は大陸まで続いているが、大きな雲の固まりは無い様なので、今日よりは良いのではないかと思えた。しかしテレビの予報では雨との事。
 夕方から小学校前の小公園で日蝕前夜祭が行われた。ツアー客と島の人達が集まりバーベキューを楽しんだ。島の子供達が校歌と十島村の歌を唄って、ツアー客を歓迎。島の料理や新鮮な魚介類や肉に皆満足でした。これはツアー会社と島の共催で用意されました。

     日蝕ツアーの人達と島の人達

        飲み物を分ける



        バーベキュー

       子供達の歓迎の歌 
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竹ン山に登る

2009-07-20 23:05:59 | トカラ列島
2009/07/20(月)

 正行さんが早朝5時起きで漁に出ると言うので、連れってもらった。城之前漁港から持ち舟の「寿丸」で出港。南西風がやや強くウネリもあった。島の北東側、風下のエリアを1時間程船を走らせる。正行さんは流しと竿をセットして竿を方を任された。
「来たヨッ!」と言われて、慌ててリールを巻く。
お・重ーい。魚が逃れようと走る走る。
軽く成った時にリールを巻き上げ、巻き上げる。
海面に銀色の魚影が見えた。
「もう少しもう少し」
「ヨーイショ」と釣り上げ、正行さんがタモで掬ってゲット!
元気なカツオでした。
「ヤッタネ!!」
正行さんが再度仕掛けを入れる。
「掛かったか何で分かるの?」
「竿の先がググッとしなるよ」
じーっと竿先を見つめる。
時々グッとしなる。
「来た?」
「まだまだ」
「糸を引いてみて重ければ本物、軽ければ波の所為」
その内引いてみるとやや重い。
「掛かったかな?」
「上げてみたら?」
リールを巻き始めると軽い
「あれ?バレた?それとも勘違い?」
最後まで巻き上げる事にして巻いていると
「あー来てる、来てる」との声。
上げてみると針がカツオの体に引っかかって居るだけだった。
今日のサシミ分だけ釣ったので引き上げました。
 朝の上り便で宿の常連客の岡本夫妻がやって来ました。宿の部屋はツアー客専用なので、私と同じくおばあちゃんの家に泊まります。昼食後、島の一番高い「竹ン山」に登りに行きました。登り口には「ハブに注意」の看板が有ります。ハブが篠山に多く住んでいると島の人は言っています。山は一面の笹に覆われ周囲は崖に成っていて、登山道は急斜面の笹のトンネルを登って行きます。山頂は平に成って居て大きな溜池があるのでビックリしました。以前正行さんの子供の頃、牛を頂上の平な場所で飼って居たそうです。水が無く困っていたので雨水をためる溜池を作ったと言う事です。三角点の在る先が東の崖の展望台に出ます。ここまでは笹のトンネルなので、眺望が全く有りません。しかしこの展望台からの眺めは絶景。眼下に村の集落が一望出来、向いの無人島小島も間近に見えます。登りにハブに注意し足下を眺めながら登ったので約25分掛かりました。

      校庭のテント村と竹ン山

        ハブ注意看板

        頂上の溜池

         竹ン山頂上

        眼下の集落

        集落と小島

     うね神と赤立神(南の眺望)
 眼下の海岸を見ると磯で数人ライフジャケットォ着て釣りをしている。今まで波の荒かった磯も比較的穏やかの様子。急いで降りて磯に行って見た。磯にクラックが多く走て居る先が海が入り込んでいる。このj部分は波が砕け無いので入り易く、シュノーケリングに適している。入ってみると島の方には深い水路や穴が開き、外海へ向ってはサンゴの根やサンゴ原が緩やかな傾斜で落ち込んでいる。透明度バツグンで熱帯魚も多く人影を見てもあまり逃げない。この後湯泊湾に場所を変える。
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露天風呂掃除

2009-07-19 23:32:42 | トカラ列島
2009/07/19(月)

 今日上り便で日蝕ツアーの第一陣の入って来る。そこで正行さん(宿のお兄さん、自治会長)と朝5時起きで温泉掃除に行く。薄暗がりの中温泉に行くと、一人の先生が既に来ていた。湯船の水を抜きながら、電気ブラシで擦って汚れを落とす。そこに溜った砂も書き出した。貯水槽の雨水も抜き底に溜っていた泥を掻き出して綺麗にした。約1時間で清掃終了。



     露天風呂掃除
 朝食後観測場所に決めた牧場脇で三脚にビデオ、双眼鏡をセットして実時間で観測の予行演習をした。観測ツアーの何人かが散歩で通りかかって行った。午後はノンビリ木陰で昼寝をしたり、日記を書いたりして過ごし、4時過ぎから温泉脇の湯泊湾に行ってシュノーケリングをして涼を取る。其の後温泉に浸かって帰る。
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天然プール周辺のゴミ拾い

2009-07-18 23:15:51 | トカラ列島
2009/07/18(土)

 今日は島の皆で島内の清掃。また集合時間に間に合わなかったので、時計回りで歩いて行った。牧場の南の天然プールに行く道に人影が見えた。後を追いかけて行くと、子供達と先生や島の人達が集まって、プールの周りのゴミ拾いをしていた。化石サンゴの割れ目や、凹みに大量の漂流物が溜っていた。ペットボトル、発砲スチロール、ブイ、流木その他諸々。ゴミ集めの袋ではとても入りきらない。一カ所に纏め消却にする事にした。
「誰か火がありますか?」
「あー。誰かさんがライターを持ってるよ」
「ハイ、ライターでも火が点くの?」
「任せなさい!子供のとき風呂炊きが私の仕事。マッチ一本有れば火が点きます」
初めか細い煙なので半信半疑で見ていた人達も、燃え上がった火に歓声を上げる。子供達も
「ネー、どうやって火を点けたの?」
「昔の人の様に木をグリグリ擦って火を起したんだよー。」
「エーッ、本当??」
と言ったので皆で大笑いに成りました。

      天然プールと赤立神


     プール周辺のゴミ拾い
 午後は漁港の入り口付近が比較的波静かなので、泳ぎに行った。入り際はドロップオフになっていて、海底は船の出入りに良い様に浚渫されている。壁に沿って外海の方に出ると珊瑚の根があり美しい。この日もロウニンアジが現れゆうゆうと側を泳ぎ去った。感激!

    漁港入り口の「はなれ」の北側
宿に戻ると明日からツアーの客が入るので部屋を空け、おばあちゃんの家に移った。夜北軸を出しに観測場所に行きマークをしてきた。夜はハブが出るのでライトを持ちながら出かけた。帰り道先生の家族が星を見に行くのに出会った。私も同行して暫くスターウォッチング。少し星の説明をして上げた。日蝕の時は一緒に見ようと約束をする。
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おばあちゃんの自家製豆腐

2009-07-17 11:14:22 | トカラ列島
2009/07/17(金)
 今日は島内清掃は休みだと言うので、午前中は朝食後観測場所を探した。初めはヘリポートを考えていたが、日陰が無いので思案していた。牧場脇にコンクリートで平にした所が有り、資材置き場に成っている。其の資材が日除になって、観測場所として良さそう。日蝕時間帯に太陽の動きを見ようと、三脚の影の動きを見る事にした。
 午後はガジュマルの木陰で昼寝をして心地良い時間をノンビリ過ごす。目覚めて持って来た笛を吹いて楽しんだ。清水さんが吹いているかと間違われ、声を掛けられた。宿に戻って来るとおばあちゃん達が庭先で何か料理をして居た。
「何作っているんですか?」
「自家製豆腐を作っているとよ。出来たて豆腐食べる?」
「本当?食べられるの?」
「あー、いいとも、今から手上げてればね」
「ハイハーイ食べます。」
豆乳にした汁を大鍋に掛けて煮ている。やがて沸騰してきたら弱火にして、ニガリの代わりに海水を入れる。すると固まりが出来て来て豆腐になる。その熱々の豆腐を椀に掬ってくれた。
「ハイ一番豆腐!どうぞ」
「ワーイ、頂きます。ウマーイ!」
「そうやろ、そうやろ。子供も豆腐作りの時は椀を持って待ちよった」
「これだとビールが欲しく成りますねー。御馳走様でした。」
今日は得した気分に成りました。

         豆乳を煮る

      ニガリ(海水)を入れる

     固まって来たら余分な水を捨てる

         型に入れる
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水源地の清掃

2009-07-16 23:40:23 | トカラ列島
2009/07/16
 朝の散歩の途中で小林さんと会い、立ち話をした。午後ダイビングのタンクをお願いした。朝食を済ませ島内清掃四日目に出る。集合時間に間に合わず、集合場所には既に人影はなかった。多分昨日の先の方だろうと、湯泊荘の先に行って見る。丸顔のヒゲが印象的な秀行さんの車に出会う。
「今日の作業何処でやってます?」
「もうちょっと先」
少し歩いて行くと、道脇の一角で草刈りや木の枝の伐採をして居たのに合流。この日は二手に分かれて、別働隊は山道の整備に出かけていた。作業をしている所はコンクリートが有り、脇の薮の中に建物らしき物がある。
「ここは誰か住んで居た家だったんですか?」
「いやここは川と言い、村の井戸で以前はこの水が飲み水だった。よくスイカなどを冷やした。」
草を刈り表面に積った枯れ葉や土を払うと、大きな円形のコンクリートが表れた。後から島に住んだ清水さんが
「エー!?ここの蓋は四角かと思ったら、こんな形だったんだ。知らんかった。」
覆いかぶさった木や、薮を刈りながら
「ここはハブが良く居る所だけど、居ないね。」と話している。
あまり出会いたく無い。


        水源地の周辺を掃除

         清掃後の水源地
 午後はカンカン照りで外を歩く気もしない。こんな日は木陰で昼寝が一番。ガジュマルの木陰は気持ちの良い風が吹き抜ける。五月蝿い様なセミの声や潮騒を聞きながらの昼寝は至福の時。一眠りしてやや日も傾いた3時過ぎから、ダイビングに出かけた。途中小林さんに会い
「タンク頼まれていたよね?忘れたので聞きに行く所だった」
「ええ先に行ってますので、お願いします。」
湯泊湾に到着した時にタンクが届き、70分程海中散歩を楽しんだ。その後温泉のシャワーで機材を洗い温泉に浸かって宿に戻った。
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島内清掃3日目

2009-07-15 23:17:46 | トカラ列島
2009/07/15
今日はフェリーの上り便が着くので、散歩の途中で港の見える所に行って見た。宝島始発便なので、乗り降りは少なかった。何時もとは逆に港の中で反転して着岸した。従って荷物の積み降ろしだけで車は無かった。島の男性は学校の先生を含めて、船の入港時には繋留作業要員として港に出向きます。それで島内美化清掃も9時から始まりました。今日は湯泊荘からパパラギ荘を経て露天風呂付近までの道の両脇の草やはみ出した枝を刈り込む仕事だった。今日もカンカン照りで全身ビッショリに成りながら作業をした。道の脇に凹みが有り、水が溜っていた。バケツで汲み出してと言うので、水溜りかと思った。始めると結構深い。枯れ葉や土砂も溜っていて、それも汲み出した。そこは湯釜の様に成っていて、昔は温泉だったそうな。その先は洞窟に成って居て海岸に通じていると言う。ウミヘビ(こちらではウナギ)の洞窟と言うらしい。産卵期に海からこの洞窟にウミヘビが集まりダンゴ状になると言う。

     道路脇のアダンを切り取る

     昔の湯釜とウミヘビの洞窟
 温泉の所まで作業が進み、温泉に下る道脇の枯れ枝や来の葉を除去する。この温泉に下る舗装道路はひび割れ、蒸気や熱水が吹き出して居る。其の一角に四角の穴が作られ蒸気が出ている。島の人達は調理の蒸し釜として使っている。其の付近を知らずに掃除してると長靴に熱気がかかり暑く成って飛び上がった。きょうの清掃作業はここまで。

     温泉入り口の清掃


        天然蒸し器
 午後は横瀬の入江でシュノーケリングした。戻って生活センターの所で清水さんと一人の先生が笛の練習をしていた。暫く一緒に笛で遊びました。

        横瀬の入江
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出たー!トカラハブ

2009-07-14 23:04:52 | トカラ列島
2009/07/14
 朝食後島内清掃の二日目に参加。今日は集落の通りのブロック塀に着いたツルを落とし奇麗にした。ビッシリツタの様にへばり付いたのを剥ぎ取った。一緒に作業をしている女性が
「きゃあー。ハブだーハブ」と叫んだ。
「エッ?ハブ」驚いて指差した方を見ると、黄褐色の地に黒い銭形模様の胴体が見えた。そしてスルスルと塀の向こう側へ逃げた。宝島と小宝島にはトカラハブが居るのを来てから知った。島民の人も一度や二度咬まれた経験があると言う。しかし死んだ人は居ないと言うがコワーイ。一人の男性がスッ飛んで来て
「何処?何処へ行った?」
見つけた人はコワゴワ塀の向う指差し
「そっちのへ行った・・・」
鎌でヤブを掻き分けていたが
「居た居た!」
と鎌で叩いてこちらへポーンと放り投げて来た。
「ワッ、危ない」
思わず飛び退く。
大物では無かったが、胴体を砕かれのたうち回りながら、鎌首を振り回していた。止めは頭を叩き潰しした。役場に持って行くと500円にで引き取ってくれるとか。今朝俄雨が降ったので、出て来たのだろうと言っていた。
この後お墓の周りや、湯泊荘前のガジュマルの茂る所を片付けてきれいにした。終わった時には汗ダクとなって、急いで全身シャワーでスッキリ。

       ハブが出たブロック塀

       湯泊荘前のガジュマル

            墓地
 昼食後部屋に居ると汗が噴き出して来るので、海辺で涼む。と言っても海岸は磯で木陰は無い。日陰を探すとあちこちに割れ目や洞窟が有り其の一つの具合が良さそうな場所を見つけた。そこで漂流物の板切れをベッドにして暫く寝転んだ。涼しい海風が心地良い。波の砕ける音を聞きながら暫く昼寝を楽しんだ。昼寝の後島周回散歩に出る。日中は流石に道路は焼けた鉄板の上を歩く様な物。2周しようと思ったけれど、途中で断念。天然プールへの道が出来たかどうか行って見た。ツアーのスタッフや村の関係者が様子を見に来ていた。磯に降りると道路より海風が吹いて涼しい。そのまま中西港、大淵、学校下と歩いて行った。
 宿に戻り夕食までの時間を笛を吹いて過ごす。

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