えりあしに
子猫を抱いて
待っている
フードコートに
多分なルーズ
「エゴマ豚」
あみじゃがを
シスコにかえて
振りかぶる
ランディに敬
意を払う君
「アジフライ」
雨上がり
オーバーオール
かぜを押し
稽古に向かう
好きなんだから
「アオカケス」
柚子香る
京のスープを
光らせて
良き一日と
歌うも勝手
「ユキヒョウ」
弾かれた
一語のタグが
鬼となり
魔物となって
すすり泣く夜
「バイオマス」
好きなんだから(折句)