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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

思い出ダイバー SP3

2015-03-03 13:06:12 | 日記
今日はひな祭り。ひな祭りは女子のすこやかな成長を祈る節句の年中行事。ひいなあそびともいう。ひな人形(「男雛」と「女雛」を中心とする人形)を飾り、桃の花を飾って、白酒や寿司などの飲食を楽しむ節句祭り。雛あられや菱餅を供える(wikipedia)。

今日の我が家の晩御飯は雛あられだろう。

ところで3月というのは4月から始まる新生活に向けての準備期間、とも言えるだろう。そう言う私も今から約20年弱前、生活の拠点を横浜から札幌に変えることになった。大学生活を送るためである。

大学に合格してからでないとイロイロ準備を始められないため、住居を決めるのが随分遅くなってしまった。全く想像もしていなかった「下宿」いうやつだ。

「食事はしっかり取ったほうがいい」「自分で作らないなら食事つきのところがいい」「じゃ、下宿ね」という親の思考から決められたと記憶しているが、当時の私は「あー、何でもいいよ」と上の空。何せ一人暮らし!初めての一人暮らし!誰にも邪魔されずにセガサターンやり放題!漫画読み放題!勉強し放題(嘘)。

3月のこの時期にもかかわらず、運よく(?)空き室があったその下宿は、学校まで歩いて3分。コンビニまで30秒。ファミレスまで1分というとてつもない立地条件だった。入学の1週間前に現地入りし、下宿の管理人夫婦にご挨拶。「安心してね。私たちがここでは親代わり。何でも相談して。」ということを言ってくれた。

部屋にはベッドと暖房器具、洋服をかける簡易タンスが備え付けられていた。布団や勉強机、テレビやビデオデッキ、本棚、ちゃぶ台とコップ等、必要なものは購入。夜な夜なセガサターンでゲームをやりながら入学式に向けて気持ちを昂ぶらせていた。

私がいた下宿はこんな感じだった。
・トイレは共同。
・流しは共同。
・シャワーは共同(100円)。
・洗濯機は共同(100円~200円)。
・お風呂は共同(週3回)。
・食事は月~金は朝/夕、土は朝のみ(朝は9:00まで、夕は21:00まで・・・だったかな)。

下宿に入った最大の理由は「食事」である。ただし、朝はギリギリまで寝たいという気持ちから朝食を取ったのは、1年間で5回くらい。夜は部活の練習が21:00までだったので夕食を取ったのは1年間で5回くらい。全く持って意味が無い。下宿代は食費が込みなので周囲の一人暮らし(アパート暮らし)の友達の家賃と比べると1~1.5万円ほど高い。

夕食が21:00までというのは最初知らなくて(聞いてなかっただけかも)、終わりごろの時間に食べに行ったら、「もっと早く食べてもらわないと片付けられなくて困る」なんて事も言われてしまった。そこからだんだん足が遠のいてしまったのも事実だ。

部活の先輩も同じ下宿で生活していたようで、イロイロ裏技を教えてもらった。シャワーや洗濯機はお金がかかる。これをお金をかけないで使用するというものだ。テニスのガットを2本使ってコイン投入口に挿すだけで、使い放題となるらしい。確かに、何度かビローンとガットが2本垂れ下がっている光景を目にしたことがある。何なんだろう???とずーっと思っていたが、これか!とスッキリした記憶も。

結局、1年間いただけだが「下宿は意味が無い」ということを親に相談した結果、そこから歩いて30秒ほどのところにあるアパートに引っ越すことになった。

3月のこの時期に空き室がある、ということは、それなりに理由があるのだなぁとそのときは思ったものだ。。。ん?次のアパートもそんな感じ?いやいや、安くて広くていい物件だった。ただし、3階建ての3階だったので夏は灼熱だったけど。

パーソナルスペースって、なまら大切っしょ!


(照)

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自然なこと

2015-03-02 11:19:38 | 日記
 自然を守ろう、と言う時の「自然」とは一体何を指すのか。政治家がヘマをするとかキナ臭い事件が勃発するとか、そんな出来事が起きない平和な日も年に何回か奇跡のように現れるわけだが、そんな日には自然保護団体の活動などがニュースになったりする。
 
 日本人の場合、クジラ肉を食べて育った人も多い。牛は良くてクジラはいけない、という自然保護の主旨がストンと腑に落ちる人が多いわけではない。例えば山林の樹木を保護する活動について考えると、何もせず放っておくよりは間伐をして光と風が通る道筋を作ってやったほうが木々がすくすく育つ。日本の里山は人の手によって長い時間かけて育成されて来たものだ。「自然」が全く人の手を介さないものと考えて林業の営みを止めてしまえば、日本の山林は荒れ放題となった後、海底のサンゴ礁が失われて行くようにはげ山となって行くことだろう。
 
 人の身の回りにいて利用している植物や動物の多くは、そもそもの形から現在の形になるように人の手によって造り変えて来たものが多い。もともと自然界に存在する多くの動植物は互いに依存しあって形を変えている。花と昆虫の関係などを聞くと植物の賢さに驚くことがある。現存する自然は多かれ少なかれ何らかの依存関係をもって今の形になっている。つまり、人が作用した動植物もまた、自然の一部と考えることが出来る。
 
 ところが厄介なのは科学技術の進歩がもたらした遺伝子組み換え作物などの農作物や新しいタイプの家畜たちをどう考えれば良いか。これだけでも迷うところだったが、技術はさらに進歩してピンポイントで遺伝子を操作する「ゲノム編集」という技術が実用化されつつあるという。
 
 従来の遺伝子組み換え技術は別の種が持っている機能をあてにして別の種の遺伝子をまるごと合体させてしまう荒業だったと言える。実際には狙った通りに行かず何回も試行錯誤を繰り返して結果が出るまでに何十年もかかるということが繰り返されてきた。ところがこの「ゲノム編集」では欲しい機能に該当する部分の遺伝子(塩基対配列)を切ったり貼ったりして追加することによって、ほぼ狙った通りの機能を即座に作り上げることが出来る。しかも遺伝子組み換えのようなとんでもない別の種との交配で生まれる従来自然界に存在しなかった新品種を生み出す技術ではないため予想を超えた危険の発生可能性も少ないだろう。
 
 豆腐や納豆のパッケージに「遺伝子組み換えでない」大豆を使用しているなどという表示が書かれているのを目安に選んでいる人も多いと思うが、今後はあらゆる食品に「ゲノム編集」されている食材かどうかが謳われる時代になるだろう。特にアメリカではこの技術の研究が進んでいるらしいので、TPPが動き出せば「遺伝子操作」で出来上がった飼料を食べて育った「ゲノム編集」で肉量が2倍に増えたビーフなどがアメリカから格安でどんどん入ってくることも予想される。
 
 人間も自然の一部だと捉えれば、人間の行って来たことの結果もまた、自然なこと、と考えることができる。その文脈で考えればいずれは「ゲノム編集」で生まれて来るスーパーマンもまた自然なことだし、原発事故も核戦争も自然なことだろう。自然を守ろう、と言う時の「自然」とは一体何を指すのか、それぞれがしっかり考えて答えを出して行かなければならない。(三)
 
 
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