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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

猫背をなおす

2017-08-21 08:25:19 | 日記
 猫背である。たまに昔ながらの座敷で昼を食べることがある。座布団の上であぐらをかいて1時間ほど。何とか耐えて立ち上がろうとするのだが立ち上がれない。腰が前かがみになったまま固まってしまい、伸ばせないのだ。ギリギリと無理やり伸ばしてもやっと120度ぐらいだろうか。こ、これ以上無理、そう心の中では叫んでいる。腰を曲げたままレジに進み、支払いを済ませて店を出る時には、白いあごひげが伸びて杖をついている。体が硬い。とにかく固い。
 
 シュッと背筋を伸ばそう。姿勢が大事だ。そう自分に言い聞かせても2秒後には猫背に戻ってしまう。背筋を伸ばして暮らせる筋肉が無いのだろう。身体を柔らかくし姿勢を真っすぐにしていられる筋肉をつけないといけない。そもそも日頃からシュッ、ピッとしていようという意識を持つところから始めないとだめだな、と、これも自分に言い聞かす。
 
 先日、定年退職して遊び回っている先輩にお会いした。元気いっぱいな上に姿勢がいい。にもかかわらず、家にいる時は「ヘロヘロでグタグタだよ」とその様子を再現して見せてくれた。そんなにグタグタした生活を送っていて、なぜあんなに姿勢がいいのか謎だ。と、考えてみると、ありがちな答えだが何となく見えて来るのは、彼が定年退職後もずっと新しいことにチャレンジを続けている、そのマインドの姿勢が表に出ているのではないか、ということ。
 
 つまり猫背の私はマインドの方も猫背なのである。頭が固い。頭の筋肉が無い。図星である。この数年いやもう10年近くになるが、本格的に新しいことにチャレンジする、ということをしていないような気がする。これはいかんなぁと思いながら2秒後には、すぐさま猫背に戻ってしまう。猫背に戻った頭で振り返って見ると、確かに「本格的に新しいこと」にはチャレンジして来なかったかもしれないが、「ちょっとした新しいこと」にはちょこちょこチャレンジして来たではないか、という言い訳めいた思念がじわっと浮かんで来る。が、所詮、言い訳に過ぎない。ここらでビシッと背筋を伸ばしてみてはどうか。
 
 20年ほど前、つまり20世紀末頃までと今現在では状況が大きく異なる。かなり高齢になるまで柔軟性を持ち続けなければ暮らしを立てて行けない。年齢を理由にしたチャレンジ限界の設定はほとんど意味が無くなって来ている。その上、昔から定説だった「良いこと」は今やみんなに「良いこと」では無くなって来ている。温暖化を食い止め長く生きて行ける環境を少しでも維持しようと考えることですら、間違った考え方だと否定する人たちが大勢いる。相対性理論に追いついたか追いつかないかの世代と、さらに量子論も加わった理解が必要な時代に生きている世代の違いのようなものだ。つまりいつ何が起きても不思議ではないということ。何が起きてもシュッと背筋を伸ばしているぐらいの根性が無いと流されておしまいだ。猫背をなおす意味は意外と大きい。(三)


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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
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