フィールドデーコンテスト

8月3日～4日

フィールドデーコンテスト： JN1ZUA/1 飯能市　XMA=電信電話マルチオペ（JG1HUF・JH1SGG・JE1SHW・JH4RCK・JH1OES・JN1KWR）
　
　ハムフェアと並ぶ夏の大イベント。大阪巡業から戻り謹慎期間真っ最中ですが、万難を排してこの週末は死守しました。
　さて、出発当日の早朝に先発隊から悲しい連絡が入りました。先客があり10数年間の長きにわたり慣れ親しんだ有間峠を明け渡したとのこと。その後代替地の連絡があり、例年通り午前中仕事をしてから土俵に直行しました。途中渋滞もあり仕事も若干遅れ、到着したのは14時半過ぎ。下界は午前中から猛暑でしたが、山の上は5度ほど低く過ごしやすいです。幸い雷雨の心配も無さそう。既に設営は大方終わっており、ほどなく作戦会議に突入しました。有間峠は不安定ながら繋がっていましたが、この土俵は携帯が完全に圏外になってしまいます。ほぼ丸一日消息を絶った状態になってしまうのはちょっと心配。緊急の連絡が入るような事態にならないことを祈るしかありません。時刻表を調べたりQRV情報書き込みできないので、途中自局運用でサボることなくコンテストに集中できるのは良いことかもしれません。
　18時にコンテスト開始。昨年と同じメンバーが集まり、参加部門は当然のようにXMA（電信電話マルチオペ）。自然な流れで私はとりあえず7MHzとハイバンドを担当することになりました。回り込みのせいか時折リグの電源が落ちるトラブルに見舞われ、かなりパワーを絞り込むことになってしまいました。パワー低減よりコンディションの悪さ、担当オペレーターの技量によるところが大きいですが、思うようにログが進まず、快調に飛ばす他のバンドを横目にひたすら辛抱の時を過ごしました。有間峠よりは低い場所ですが、都内方面にはまずまず開けており、どこかの花火大会も見えます。21時頃からはウイスキー水割りも投入。この頃になると肌寒くなり、長袖を着込んでの運用となりました。例年あまり無理をせず日付が変わる頃には仮眠に入ることにしていますが、今回は出遅れた分を少しでも挽回しておこうと、一足早く仮眠に入ったRCKに代わって1時頃まで3.5MHzにも出てみました。
　仮眠から覚めて早朝はしばらく50MHzでウォーミングアップ。仕事以外で日付が変わるまで夜更かしするのは滅多に無いので、まだ寝ぼけていてパドルの手打ちはミス連発。仕方ないのでSSB主体に運用しましたが、マイクを握るといつもの癖で「CQサテライト」と言いかけてしまうことも度々。朝食後は元のリグに戻ってハイバンドを担当。やはり使い慣れた自分のキーヤーは快適です。ハイバンドは低調なコンディションのまま、交信数は各バンド2ケタ止まりでしたが、14、21、28MHzを合計すればノルマは達成したと言えそうです。伸び悩んでいた7MHzはRCK、OESの頑張りでかなり挽回できたようです。時折睡魔に襲われながら18時間の長丁場を乗り切ることができました。ロケもいまいち、HFのコンディションも低調で、交信数は昨年より1割程度減少したようですが、墨田ウェーブの仲間と今年もフィールドデーコンテストを楽しむことができました。JN1ZUA/1と交信いただいた各局、ありがとうございました。
　天気の崩れもなく、コンテスト中は涼しい山の上で快適に過ごすことができましたが、昼頃には気温も上がり、撤収持は汗だくになりました。健闘を称え合って解散。メンバー各局は下山後遅い昼食をとっていくとのことでしたが、私は所用のため一足先に帰途に着きました。