JN1KWRのブログ

モービルホイップでサテライト移動を楽しんでいます。

福島遠征 午後の部 2

2016-04-03 21:11:38 | 移動運用
4月2日

モービル運用 CW:南相馬市(10MHz 7局・7MHz 7局・10MHz 4局)、双葉郡浪江町(10MHz 6局)、双葉町(10MHz 6局)、大熊町(10MHz 4局・7MHz 2局)、富岡町(7MHz 2局・10MHz 5局)
 いよいよ今回の遠征最大の難所、帰還困難区域に差し掛かります。R6は既に自動車に限り通行が可能になっていますが、駐停車や本線から外れた道路への進入は禁止されているようです。そうなればこの地で足跡を残すにはモービル運用しか方法がありません。規制区域は大分先ですが、久しぶりのモービル運用なのでウォーミングアップを兼ねてR6に入ったところで早目に運用開始。浪江町が近づくにつれて緊張感が高まります。パトカーが多く見え始め、脇道にはゲートが設けられています。黄色の点滅の信号機が目立つようになりました。車両トラブル等のやむを得ない事情を除いて駐停車禁止ということは、車の流れに乗って進むしかありません。南相馬市は長かったので一旦7MHzにQSYした後、10MHzに戻りました。そのまま10MHzで浪江町へ。ようやくコンディションも上がってきたようです。5分ほどで通過し10MHzのまま双葉町へ。ここも5分ほどでした。大熊町はやや長いので7MHzにQSYできましたが、2局ほどで終わってしまいました。富岡町では7MHzの後10MHzに戻りましたが、空振りが続き始めたので鳥取市某局(仕事帰りのモービル。移動地は3117とコピー)からコールをいただいたところで一旦QRX。
 規制区域内ではバイクや自転車、警官以外の歩行者は見られず、当然沿道の施設や店舗も閉鎖されています。ウォーミングアップも含めて南相馬市から1時間ほどの走行でしたが、通過するだけとはいえ道楽目的で来るのは不謹慎かもしれないという思いもあり、ゴーストタウンと化した街を横目に重苦しい雰囲気でのモービル運用となりました。5年経った今も悲惨な状況にある場所であることを再認識。楢葉町が近づいた頃にようやく営業しているコンビニがあってホッとしました。

双葉郡楢葉町(07015H):10MHz CW 4局、7MHz CW 2局
 次のMA対象地の楢葉町に入りましたが、規制区域内では自動車は窓を閉めて内気循環にするよう呼びかけられているくらいなので、車外に出るのはできるだけ先に進んでからの方が良さそうです。そろそろWC QRXもとりたいところですが、広野町との境界近くまで我慢して「道の駅ならは」に入りました(写真上左)。道の駅は休業中で、双葉警察署臨時庁舎として使用されているようです。コンディションはなかなか上がらず、両バンドで5分ほどの運用で終わってしまいました。

双葉郡広野町(07015C):10MHz CW 2局、7MHz CW 26局、3.5MHz CW 2局
 広野火力発電所の煙突を望むサッカー場の駐車場で運用(写真上右)。そろそろ16時。10MHzはもう終わりのようです。7MHzはクラスタに上がったようで、沢山のコールをいただきました。大台の30局には届かず、20分ほどでパッタリ止まってしまいましたが、最後にようやく纏まった交信数となりました。先ほどの飯舘村10MHzは残念でしたが、3.5MHzにQSYすると真っ先に一戸町から激強の信号。九度山町も続きましたが、まだ時間的に早かったようです。今回の遠征で福島県は中通りに続いて浜通りも未運用地が全て埋まりました。MAも+5で合計367。6月の巡業であまり無理をしなくても、年内には400ポイントに到達できそうです。

双葉郡楢葉町(07015H):3.5MHz CW 2局
 一戸町某局を始め、この付近の1.9MHzをご要望の局は少なくないようです。1、2か所はサービスしたいと思っていましたが、昼寝する間も惜しんで運用してきたうえ、久しぶりのモービル運用で著しく体力を消耗しました。欲張って4時台のXWシリーズから運用開始してしまったのがいけなかったのかもしれませんが、夕方のローバンド運用も考えると福島県までの日帰り遠征はあまりにも無謀でした。もう限界です。今回はごめんなさい、サテライトやって帰りますということで、先ほどの駐車場から300mほど移動して、楢葉町3.5MHzで一戸町某局に最後のご挨拶。

XW-2F CW:楢葉町 5局・広野町 5局
XW-2C CW:広野町 9局・楢葉町 2局
XW-2A CW:楢葉町 8局・広野町 5局
 最後に楢葉町、広野町のダブルで16:55からのXWシリーズ(写真下左)。2Fはまずまずの出来。2分ほどおいて2C。こちらは驚くほど立ち上がりが早く、前半の広野町は好調でしたが、楢葉町に戻ってからなかなかループが取れなくなりました。どうも2Cは前半と後半の差が大きいようです。今度も2分ほどおいて2A。土俵を変えるほどの時間はありませんが、このくらい間隔があると、一息ついて態勢を立て直すことができるので嬉しいです。今度も早目にループが取れて楢葉町は好調でしたが、後半は途中から他局(送信固定?)が被ってきたりして、取りこぼしも多くなりました。

いわき市(0715):7MHz CW 1局、3.5MHz CW 1局、XW-2F CW ●
 満タンで出発しましたが結構なロングドライブとなりました。GSで給油後、広野ICから常磐自動車道に入りました。18時台のXWシリーズは低めですが、その中で一番高い2Fだけでも挑戦してみようと、湯ノ岳PAで最初の休憩(写真下右)。折角初めて立ち寄るPAなので、7MHzはPS-313を付けてみましたが、辛うじて足跡を残すことができました。3.5MHzはバンドが静かでしたが、しばらくすると九度山町からコール。18:31からはXW-2Fにトライしましたが、やっぱりロケ的に無理でした。

 友部SAと守谷SAで途中休憩。運用した方がかえって眠気覚ましになったかもしれませんが、余力はありませんでした。21時半頃にどうにか帰還しましたが、そのまま気を失いました。走行距離748km。4月場所は初日から過酷な日帰り遠征となりました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福島遠征 午後の部 1

2016-04-03 21:05:38 | 移動運用
4月2日

伊達郡川俣町(07011H):7MHz CW 1局、10MHz CW 2局
 浜通りの海岸側に出て楢葉町、広野町方面に行くには、大きく迂回して川俣町、飯館村経由で南相馬市に入り、R6を南下するしか無さそうです。昨年の東北巡業と同じルートです。次便までに飯舘村との境界付近に辿り着きました(写真上左)。午後になってもコンディションは低調。10MHzで3エリアがようやくオープンしました。

相馬郡飯舘村(07010B):10MHz CW 2局、7MHz CW 2局
 飯舘村は除去土壌の仮置き場脇から(写真上右)。両バンド3エリアがFBでしたが、五島市10MHzは落ちました。一戸町某局から10MHzのリクエストが入ったので、FO-29の後で川俣町から戻って再度トライしましたが、8エリアの1局のみでした。

FO-29 CW:飯舘村 3局・川俣町 6局
 12:46からのFO-29はそのまま飯舘村から。山のため立ち上がりはやや遅かったですが、どうにか3局交信できました。川俣町に移ってからの方が好調でした。

相馬郡飯舘村(07010B) LA-13 真野ダム:10MHz CW 12局
 飯舘村10MHzがどうしても気になりました。先ほどの土俵からモービルで流すという選択肢もありましたが、少し時間を置いてコンディションの変化に期待。南相馬市との境界まで300mほどに迫りましたが、湖沼サービスも兼ねて飯舘村10MHzに再度トライしてみました(写真下左)。ここでは早々に某有名追っかけ掲示板に上がったこともあり、どっと押し寄せました。あっという間に今回の遠征で初めての2ケタに乗りましたが、運用開始から10分も持たずに終わってしまいました。残念ながら一戸町からのコールはなし。

相馬市(0711):7MHz CW 3局、10MHz CW 1局
 そのまま南相馬市へと進み、モービル運用開始と思いましたが、降り出した雨のせいかSWRが上がってしまったようです。ホイップの調整も兼ねて相馬市に立ち寄ってみました(写真下右)。コンディションは依然低調。先ほどのパイルが嘘のように、10MHzは岡山市ピンポイントでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福島遠征 午前の部 2

2016-04-03 20:58:03 | 移動運用
4月2日

石川郡平田村(07003D):7MHz CW 2局
田村郡小野町(07012E):7MHz CW 4局
 この分では9:57からのAO-73もダメでしょう。しばらくHF運用に専念します。次の目的地の川内村に向かう途中、数ヶ所足跡残しをしていくことにします。平田村は昨年の東北巡業では母畑湖でLAサービスしましたが、今回はあぶくま高原道路に沿った県道42号で小野町との境界付近まで進みました(写真上左)。7MHzも低調ですが、9時を過ぎても10MHzは依然ボウズのまま。一体どうなってしまったのでしょうか。100mほど進んだ小野町でも状況は変わりませんでした。

田村市(0717):7MHz CW 3局、10MHz CW 1局
 田村市は県道36号、いわき市との境界の少し手前から(写真上中)。10MHzでようやく岡山市がオープンしました。

いわき市(0715):7MHz CW 1局、10MHz CW 1局
 適当な駐車スペースが無かったので、いわき市は境界から数100m先で車を止めました(写真上右)。折角の遠征なのになかなかコンディションが上がりません。両バンド岡山市ピンポイントになってしまいました。

双葉郡川内村(07015F):7MHz CW 4局、10MHz CW 2局
 県道36号で川内村に入った所で車を止めました(写真下左)。無事2個目のMAクリア。10MHzは5エリアもオープンしてきました。

双葉郡葛尾村(07015E):7MHz CW 2局
 R399で田村市から葛尾村に入りました。観光案内図と放射線量計の脇に車を止めました(写真下中)。辿り着くのは微妙かと思いましたが、すいすいと進んだのでFO-29の前にHF運用ができました。3個目のMAも無事クリアしましたが、10MHzは落ちてしまいました。
 
FO-29 CW:葛尾村 7局・田村市 6局
 11:02からのFO-29は葛尾村と田村市のダブルに挑戦。早目にループが取れ、出だしから各局のコールが続きました。途切れたところでMEL頃に田村市に移りましたが、後半も良好でした。これなら見込みがあるかもと、終盤でASQ/3さんにアタックしましたが、残念ながら撃沈でした。

田村郡三春町(07012G):7MHz CW 3局、10MHz CW 5局
 お昼前にもう1カ所、三春町へ。境界付近は工事中で片側交互通行になっていたので、少し進んで沢石三区集会所脇で車を止めました(写真下右)。10MHzでようやく五島市がオープン。最後に交信した局がクラスタに載せてくれたようですが、気付いたのは次の場所に到着後でした。未明から1ケタの小刻みな運用が続きますが、これで中通り最後の未運用地も埋まりました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福島遠征 午前の部 1

2016-04-03 20:27:22 | 移動運用
4月2日

 有名移動局の運用予告も出ています。この週末はのんびり追っかけでもと考えていましたが、土曜日の仕事を前倒しで済ますことができたので、日帰り遠征に出かけてみたくなりました。サテライトの需要がありそうな所を回りながら、MAポイント稼ぎとなれば福島県あたりが面白そうです。ルートも大方決まり前夜は早目に寝ましたが、不穏な動きを察知した鳥取市某局から出発直前に休場の連絡が入りました。あらら、計画は水の泡かと思いましたが、一部ルート変更して遠征は決行することにしました。日付が変わった頃にこっそり家を抜け出し、ラジオ深夜便を聴きながらR4を北上しました。

岩瀬郡天栄村(07005C):3.5MHz CW 2局
須賀川市(0707):3.5MHz CW 1局、1.9MHz CW 1局
岩瀬郡鏡石町(07005A):3.5MHz CW 1局、1.9MHz CW 1局
 4時頃に昨年の東北巡業で運用したトリプルポイントに到着。鳥取市某局にはせめて出勤前に鏡石町の1.9MHzとSATだけでもゲットしていただきたいところです。鏡石町と須賀川市の境界にフルサイズ逆Vを展開(写真上左)。ガードレールでポールを立てたので、一旦天栄村に移り3.5MHzモビホで4:22運用開始。静岡県の意外な局が待ち構えていて、前夜から4:30頃のシャック入りを宣言していた五島市某局より先にコールがありビックリ。3.5MHzはモビホで十分行けそうなので、そのまま元の場所に戻り須賀川市、鏡石町もクリア。続いて逆Vで1.9MHz。まだ夜明け前なので期待が高まりましたが全く呼ばれず。この時間帯の1.9MHzはあまり経験がないのでコンディションが掴めません。
 XW-2Cと2Aの間が15分ほど空いているので再度1.9MHzに挑戦してみましたが、段々夜が明けてきてしまいました(写真上中)。奇をてらった早朝の1.9MHzサービスは失敗だったのでしょうか。このままボウズで終わるのかと諦めかけた頃、横浜市から激強の信号が飛び込んできました。どうにか7エリアで初めて1.9MHzの足跡を残すことができました。フルサイズ逆Vを張った甲斐がありました。

XW-2F CW:鏡石町 1局・須賀川市 2局・天栄村 2局
XW-2C CW:天栄村 1局・須賀川市 2局・鏡石町 3局
XW-2A CW:鏡石町 3局・須賀川市 3局・天栄村 4局
 4:43からXW-2F、少し間を置いて2C、2Aが来ます。流石に未明からシャック入りしている局は少ないと思われます。ダブルでは物足りないので天栄村も加えたトリプルにしてみました。案の定4時台は少な目でしたが、5時を回り夜も明けて2Aの頃には局数も増えてきました(写真上右)。鳥取市某局のために鏡石町は若干長めに引っ張りましたが、残念ながらコールはありませんでした。既に出勤されていたのかもしれません。

西白河郡矢吹町(07013G):7MHz CW 1局
西白河郡泉崎村(07013A):7MHz CW 1局
白河市(0705):7MHz CW 1局
 東北自動車道矢吹ICの近くにトリプルポイントがありました。土俵に到着し、まず3.5MHzから始めてみましたが、既にスキップしていました。7MHzは五島市ピンポイント。10MHzは10.133付近までDXペディションと思われるスプリットでバンド中使い物になりませんでした。そんなに広がるのは勘弁してもらいたいですが、朝6時から10MHzで国内サービスするのもいかがなものかと言われれば反論もできません。

XW-2F CW:矢吹町 1局
XW-2C CW:矢吹町 9局・泉崎村 1局・白河市 2局
XW-2A CW:白河市 5局・泉崎村 4局・矢吹町 1局
 6:16からXW-2F、適度な間隔で2C、2Aが来ます。朝食が終わった頃2Fは既に後半でしたが、どうにか矢吹町で足跡を残すことができました(写真下左)。そのまま矢吹町から2C。今度は好調で沢山のコール。20交信を超えそうなペースでしたが、MEL頃から急激に弱まりループを見失い、後半は伸びませんでした。2Aは白河市から折り返し。またまた後半崩れてしまいましたが、最後の矢吹町も名誉横綱のコールでどうにか黒星は免れました。

石川郡玉川村(07003C):7MHz CW 6局
 鳥取市某局休場に伴い会津方面は次回に持ち越しとなりました。急遽計画を変更し、県東部の中通り、浜通り地方のMA対象地を攻略してみることにしました。AO-73までちょっと時間があったので、次の土俵に向かう途中、石川町との境界の手前で車を止めました(写真下中)。7:20頃になりようやく7MHzもコンディションが上がってきた感じです。1、2、3、4エリアがFBに入感。DXペディションも収まったか、10MHzも使える状態になっていましたが、まだスキップしていました。朝早い時間からDXをスプリットで呼ぶJA局は強力に入感していたのですが、、、。

石川郡古殿町(07003E):7MHz CW 3局
石川郡石川町(07003B):7MHz CW 4局
 次の土俵に到着。まず古殿町から。先ほどよりコンディションが下がってしまい、7MHzで3、4エリアのみでした。とりあえず古殿町で、昨年11月の4エリア巡業以来久しぶりのMA +1。10MHzは依然静かでした。

AO-73 CW:(古殿町)・(石川町)
 8:21からAO-73。土曜日の日中ですが、折角の遠征なのでトラポンONを祈って古殿町と石川町のダブルに挑戦(写真下右)。しかしいつまで経ってもループの気配なく、結局不発に終わりました。某掲示板を見るとやっぱりトラポンが動いていなかったようです。残念。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする