本日「モールス電信技能認定ボランティア試験」を実施したので、これまでの経過について少し書いてみます。
以前JARLが発行する「モールス電信技能認定総合二段」の免状を取得した際に、併せて「モールス電信技能認定ボランティア試験員」としても登録しておきました。しかし試験を実施する機会もないまま、3年の歳月が過ぎました。移動運用にうつつを抜かす日々が続くうちに、ボランティア試験員に登録していたこともすっかり忘れていましたが、9月中旬にJARLの運用課から突然連絡が入りました。ボランティア試験員による技能認定の受験を希望している方がいらっしゃるとのことでした。
もちろん初めてのことで、どうしてよいのか分かりませんが、折角の機会ですし何事も経験が大事です。開局以来ハムライフのほとんどをCWで楽しんできた根っからのCW好きとしては、陰ながらCW普及のお役に立てればという思いもあり、お引き受けすることにしました。JARLから受験者の方にこちらの連絡先を伝えてもらい、その後直接メールでやり取りして、本日試験実施の運びとなりました。
実施に先立ち、JARLにも何度か足を運びました。第6回勉強会のあった9月29日の午後には、墨田ウェーブのクラブ室で時間調整しましたが、その前に巣鴨に寄って、ビューロー宛のQSLカードを持ち込むついでに運用課の担当者に会い、ボランティア試験の実施方法について説明を受けました。自分自身は資格による書類申請のみ取得したので、認定試験については全く経験がありませんが、試験の実施方法について丁寧な説明を聞いているうちに、ぜひやってみたいという気持ちになりました。この技能認定についてのJARLのスタンスなどについてもお話がありましたが、当然JARLとしても多くの方の受験し合格することを望んでいます。
また今月11日にも運用課に寄って、試験問題や関係書類一式を受け取ってきました。試験はMDに録音されたモールス符号による問題文を筆記受信するものです。内容確認のためMDを再生して聞いてみましたが、実際の交信ではこのところ移動運用やコンテストのショートQSOばかりなので、このような長文の受信は久しぶりでした。試験を受けているつもりで筆記受信してみましたが、結構緊張しました hi。その後受験者の方と試験会場について打ち合わせて、とりあえずこれで事前準備は完了。
さて、試験当日です。移動屋の私としては、天気が良ければ荒川土手あたりで屋外試験会場というのもありかなと考えていましたが、結局私が受験者宅を訪問する形で実施することになりました。MDプレーヤーも受験者のものを使わせていただきます。一応マニュアルに則ってボランティア試験員証明書を提示し、予め用意していただいた技能認定申込書と手数料をお預かりし、試験の実施方法を簡単に説明します。説明をしているうちにこちらの方が緊張してきてしまいました。
試験用の受信用紙に受験等級、受験番号、氏名を記入後、まずMDの冒頭に入っている短い練習文を数回再生して、音量調整と耳慣らし。本番は一発勝負です。一回のみ再生し、筆記受信してもらいます。さて、HR HR BT、、、と流れてきて試験開始です。順調に鉛筆が動き始めました。初めての経験でオドオドする試験官とは対照的に、実に落ち着いて受信されています。問題文は進み、、、ARまで。若干の見直し時間の後、受信用紙を回収。あっという間に試験は終了。お疲れ様でした。
ボランティア試験員の役目は試験の実施と一次採点まで。まあ仮採点みたいなものです。正式な採点と合否判定はJARLが行い、ボランティア試験員は関わりません。試験実施後は速やかに受験者から預かった申込書と手数料に実施報告書その他の書類を添付して、試験問題、受信用紙等、試験セット一式をJARLに提出しなければなりません。今月はボランティア試験が立て込んでいて、月末までに2カ所実施予定があるとのことで、試験問題については特に早めの返却を求められています。これらの発送費用についてはJARLに実費を請求できるようですが、明日仕事帰りに巣鴨に寄れそうなので、直接行って一式提出しようと思います。
ここまでやれば試験員としての初仕事は無事終了です。合格者はJARLニュースで発表されますが、その前に受験者の方から嬉しい知らせが来ることを期待しています。
ところで試験後の雑談の中で、意外なことにこのブログでお世話になっている各局の中にも数人、この受験者の方と深い付き合いのあることが分かりました。このアマチュア無線の世界も狭いなと感じました。hi
以前JARLが発行する「モールス電信技能認定総合二段」の免状を取得した際に、併せて「モールス電信技能認定ボランティア試験員」としても登録しておきました。しかし試験を実施する機会もないまま、3年の歳月が過ぎました。移動運用にうつつを抜かす日々が続くうちに、ボランティア試験員に登録していたこともすっかり忘れていましたが、9月中旬にJARLの運用課から突然連絡が入りました。ボランティア試験員による技能認定の受験を希望している方がいらっしゃるとのことでした。
もちろん初めてのことで、どうしてよいのか分かりませんが、折角の機会ですし何事も経験が大事です。開局以来ハムライフのほとんどをCWで楽しんできた根っからのCW好きとしては、陰ながらCW普及のお役に立てればという思いもあり、お引き受けすることにしました。JARLから受験者の方にこちらの連絡先を伝えてもらい、その後直接メールでやり取りして、本日試験実施の運びとなりました。
実施に先立ち、JARLにも何度か足を運びました。第6回勉強会のあった9月29日の午後には、墨田ウェーブのクラブ室で時間調整しましたが、その前に巣鴨に寄って、ビューロー宛のQSLカードを持ち込むついでに運用課の担当者に会い、ボランティア試験の実施方法について説明を受けました。自分自身は資格による書類申請のみ取得したので、認定試験については全く経験がありませんが、試験の実施方法について丁寧な説明を聞いているうちに、ぜひやってみたいという気持ちになりました。この技能認定についてのJARLのスタンスなどについてもお話がありましたが、当然JARLとしても多くの方の受験し合格することを望んでいます。
また今月11日にも運用課に寄って、試験問題や関係書類一式を受け取ってきました。試験はMDに録音されたモールス符号による問題文を筆記受信するものです。内容確認のためMDを再生して聞いてみましたが、実際の交信ではこのところ移動運用やコンテストのショートQSOばかりなので、このような長文の受信は久しぶりでした。試験を受けているつもりで筆記受信してみましたが、結構緊張しました hi。その後受験者の方と試験会場について打ち合わせて、とりあえずこれで事前準備は完了。
さて、試験当日です。移動屋の私としては、天気が良ければ荒川土手あたりで屋外試験会場というのもありかなと考えていましたが、結局私が受験者宅を訪問する形で実施することになりました。MDプレーヤーも受験者のものを使わせていただきます。一応マニュアルに則ってボランティア試験員証明書を提示し、予め用意していただいた技能認定申込書と手数料をお預かりし、試験の実施方法を簡単に説明します。説明をしているうちにこちらの方が緊張してきてしまいました。
試験用の受信用紙に受験等級、受験番号、氏名を記入後、まずMDの冒頭に入っている短い練習文を数回再生して、音量調整と耳慣らし。本番は一発勝負です。一回のみ再生し、筆記受信してもらいます。さて、HR HR BT、、、と流れてきて試験開始です。順調に鉛筆が動き始めました。初めての経験でオドオドする試験官とは対照的に、実に落ち着いて受信されています。問題文は進み、、、ARまで。若干の見直し時間の後、受信用紙を回収。あっという間に試験は終了。お疲れ様でした。
ボランティア試験員の役目は試験の実施と一次採点まで。まあ仮採点みたいなものです。正式な採点と合否判定はJARLが行い、ボランティア試験員は関わりません。試験実施後は速やかに受験者から預かった申込書と手数料に実施報告書その他の書類を添付して、試験問題、受信用紙等、試験セット一式をJARLに提出しなければなりません。今月はボランティア試験が立て込んでいて、月末までに2カ所実施予定があるとのことで、試験問題については特に早めの返却を求められています。これらの発送費用についてはJARLに実費を請求できるようですが、明日仕事帰りに巣鴨に寄れそうなので、直接行って一式提出しようと思います。
ここまでやれば試験員としての初仕事は無事終了です。合格者はJARLニュースで発表されますが、その前に受験者の方から嬉しい知らせが来ることを期待しています。
ところで試験後の雑談の中で、意外なことにこのブログでお世話になっている各局の中にも数人、この受験者の方と深い付き合いのあることが分かりました。このアマチュア無線の世界も狭いなと感じました。hi