年月に関守なし…… 

古稀を過ぎると年月の流れが速まり、人生の終焉にむかう。

振り袖成人

2008-01-17 | フォトエッセイ&短歌
 戦後60年を迎えた成人の日。毎年、式典騒動で市長さんが怒鳴る嘆くの祝辞で物議をかもしている。行政もその手の式典を諦めて若者たち主体の行事にしたのか、新成人が穏やかになったのか、大きな混乱の報道はされなかった。
 我々も若者たちと議論する事もなくなった。あっさりやり過ごされてしまっている。どうしているのだろうか。ネットカフェにたむろす若者、凶悪犯罪に名前が並ぶ若者、大食いに笑い転げる若者そんな若者像ばかりが見え隠れする。
 時に、成人の日ってなんだ~。
 『国民の祝日に関する法律』(施行:1948年7月)第二条「祝日の内容」の項に<おとなになったことを自覚し、みずか生き抜こうとする青年を祝いはげます>とある。法律で定められているんですね。みずか生き抜こうとする青年にエールを送る日なのだそうだ。

  <黒髪は女のイノチ、髪はカラスの濡れ羽色なんぞはその影も形もなし>

 振り袖姿であらずんば成人で非ず、そんな雰囲気の式典会場でした。振り袖の華やかさもこれだけ一堂に会すると竜がとぐろを巻きながらゆっくり動いているかのようだ。コメンテターがKY(空気を読めない)なんて言葉に負けるな、みんなと同じじゃなくてもいいのだ、自己主張だと話していたがこのことなのかナ。
 お尻姿ばかりでドウモドウモ。正面も絵になる振り袖成人沢山いるんですが、個人情報とか、プライバシーとか肖像権とかでカメラは無理です。これくらいが許容範囲だし、これ以上接近したらもっとヤバイことになる。

<新成人は1988年生まれで全国で約135万人。日本男子はどこに行ったー>

  
 日本の警備警察はすごい。数台の車両で治安維持には怠りない。
  <これじゃ、暴れられんワ>      <やってらんね~。引き上げるか>