まだ真っ暗。日本てなんて安全なのか

昨夜はMihoちゃんは暮れのコンサートの練習に出かけていたので、ジェリーとエマとラウラと四人でお留守番。
夕食を少し残したジェリーの食器を狙い、黒猫がやってきて、それに気づいたジェリーは怖くてたまらない。それをラウラがおちょくるから、ずっとジェリーはずっと愚図っていた。

サッカーはあまり好きではないが、クラブチームの決勝戦は流石に観入ってしまった。理屈抜きに上手い。あの個人技、鋭いパス、飽きない。いいところで、ジェリーが愚図る。予想以上の点差だったが見応えがある試合だった。

黒猫といえば、近頃見なかった。午後、裏庭の枯葉をベッドにして寝ていたが、しばらくすると消えていた。まるまる太って、元気いっぱいだ。ジェリーは夕食を少し食べては、頃合いを見て又食べる性格。その間を黒猫は狙い、ジェリーが犬舎に入っている時、堂々といただき。奴がまるまる太っているのはジェリーのおかげだ。
ただ黒猫にとって我が家はレストランらしく、オシッコやウンチはしない。だから、迷惑ではないが、もう少し遠慮があっていいと思う。
こやつ、ラウラをナンパしに来ているのかと思ったが、ジェリーのごはんが目的。そんな黒猫を無視しろとラウラにいっても恋は盲目か。幸い、ラウラもエマも家から一歩も出ない。箱入り娘には刺激が強い。ジェリーよ、それじゃ用心棒ではない。

家を出る時はまだ真っ暗。黒猫は何処で寝ているだろうか。


駅に着くと、ホームに荷物が順番取りで並んでいる。そして人はいない。日本はなんて安全なのか。そう思う。しかし、下町ロケットの終わり方は、すべてを打ち壊した演出だった。もっとフランス映画のようにモヤモヤを残して欲しかった。