七味唐辛子は長野善光寺以外に京都など有名な銘柄があるが、何気なく、根元八幡屋礒五郎に素材が展示されていた。そして、それぞれに解説が書かれていたので、忘れないように書いておく。
紫蘇、紫蘇の香りが食材の味を引き立てる
蕃椒、蕃椒は唐辛子。七味唐辛子の命とも言える。焙ることで、その辛味と風味がます。
白薑、白薑は生姜。辛味やさわやかな芳香が欠かせない。
山椒、痺れるような辛さと香りも、決めてのひとつ。
胡麻、品質の良い油成分を含み、その香ばしさが唐辛子の辛味を和らげる。
陳皮、温州蜜柑の成熟果皮を乾燥したもの。蜜柑の芳香も一役買います。
そして、麻種(おたね)と読む。風味、香りとも胡麻に引けを取らない。麻種を製粉出来れば一人前と言われる逸話があるそうだ。
ところで、麻種は、栽培が禁止されている植物ですね。種は熱を加え発芽しないようにしているはず。
昔の人はよく考えたものだ。