経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

なんとシンプル

2012年08月06日 | Weblog

経営は、実にシンプルです。
ハンディのない世界です。
どんな世界にも、通用する普遍性ある、
3つの公式で成り立っているからです。

1に、購買=売上
2に、売上=購買客数×購買額
3に、収入(売上)-支出(経費)=利益

上の3つを理解し、実践すれば誰でもうまくいく。

この3式がシンプルであろうと、
わかっているよと言おうと、その実、

1に、理解していない、
2に、実践していない

どちらかを理由として実に多くの人、多くの事業が
躓いているのです。

万物、高きから、低きに流れ、特殊性は普遍性へ移る。
こうした自然の摂理に則すればうまくいく。
逆らえば、つまずくことになる。

そのためには、自社ににおいて、
そその阻害要因を見つけ取り除く。
これが、これからの私たちの仕事です。

上の1、購買=売上のこと。

事業成立の前提に、購入して頂くお客様がいることで、
売上(収入)が立つ。

裏返せば、
購入して頂くお客様がいらっしゃれば、

売上が成立しないでは、売上はない。
しかも、この「いる」、「いない」は、

偶然ではなく必然。必然に持っていかねばならない。
それが作り手、売り手側の「仕事」です。

まず、一定以上の人が、「いること」。


次に、その人達の中から、
「それを購買する」、という意思決定をする人が
見込めなくてはなりません。
その数は事業経営を支えてくれる分。
それ以上は必要です。

ここまで突き詰めてこそ、
初めて事業の成立と継続に確実性がです。

それなしでは事業ではなく双六かバクチ、掛けごと、
事業ではない別の世界の話、ということになります。

その購買客数は購買する商品の単価によって変わります。
たとえば、100円の物であれば1000人。1000円の物なら100人。

これが上の2の式。売上=購買客数×購買額

この2つをどうしようかと考え、方針を決めます。
これを、経営戦略の策定といいます。
なんとシンプルなことではありませんか。

あいさつ

2012年08月04日 | Weblog
 
鹿児島市・天文館アーケード街のある朝のこと。
時間は9時半過ぎ。

ヤマトの宅急便のリヤカを引いた若い青年が、
通りを掃除している商店の人に「おはようございます」と、
元気よく挨拶している。気持ちが良いものだ。

 だが、商店の人は、だれも無視。「へっ?」とおもい、
このリャカを尾行してみることにした。
30分ぐらい後ろからみていたが、皆例外なく無視。
挨拶を返す者はいない。

 10時には、この彼らのお店の開店である。
ごらんなさいな。
青年の挨拶を無視した人たちが、
一斉に「おはようございます」と、この青年みたいに、
明るくお客様に挨拶を始めるのだ。

さぁ、今度はこの人たちの挨拶に答えるお客は
いったいどれぐらいいるかな。

 作られた挨拶。営業用の挨拶。
これでも「真心をこめて・・・」といえるのだろうか。

 挨拶って、そんなものか。虚ろだなあ。