経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

ママより君が

2012年08月15日 | Weblog
「ママより、君がいい」



せっかく大きくして多くの女の子を高給で雇用し,

個々まで大菊発展させてきたのに、

「ママより・・・」といわれ、言われるだけならまだしも

その中のチーネーちゃんが次々、独立し、

大切なお客様をごそっと持って行かれる。



世の中は,侭ならぬもの、とママが嘆いても

もう取り返しがつかないこと。





大きくなるということ、

人間関係が広がるということ、



そうしたことは、必然的にひとりひとりの関係が

「疎」になる、ということを、

やはり最初に心して、「如何せん」

とそれをカバーする方法を考えておかねばならないのだ。





で、人的関係が疎になりやすい大企業は、

どうしても人的要素以外で、信用、信頼を得ることに

主眼が移りやすくなることもやむを得ない,ということか。



たとえば多店舗展開、あるいはお店の大きさをアピールする。

立派な本社ビルをパンフやHPに掲載する。

上場していることを。前面にだす。

売上や資本金の大きさをアピールする、といったこと。





「立派なスーツを来ている人は,信用できる」

「立派なセリフを吐く詐欺師は,信用できる」

「映画の悪役は,悪い人。イケメンは嘘、つかない」







しかし、これらは信用・信頼とは関係がないこと。

そしてこの錯覚を演出するのは企業PRも詐欺師も変わりない、



まったく関係のない組み合わせ、論理に合わない論理で

の言動、宣伝、それをおかしく思わなかったりする、

といったことは,日常でもけして珍しくはないことである。



このことをアピールする方、見せられる方、

双方とも承知しておかねばならない。



しかしこうしたことがあろうと、

組織的に大であろうと小であろうと、

念押ししておきたいが、信用、信頼は、

人と人との関係。これが根本である。

このことは,ぜったいに永久不変の理である。