経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

ごまの蠅

2011年11月11日 | Weblog
売れないには、売れない理由がある。
売れるにも売れる理由がある。

これが私の持論。
このことは、実はお客様の方から見ないと、答えがつかめない。
ところがほとんどが、作り手・売り手の方から、
この問題を考えてしまう。

だから、答えがでないし、出たようでも、
真の回答にはならないのである。


通路がふさがっていたのでは、その売場に近寄れない。
だから買いたくても、お客は購買できない。
だからその分お店は売れない。
こうしてそのお店のは八方ふさがりになる。

商品が陳列してなければ、これもお客が
購買しようと思っても買えない。
これを欠品というが、欠品の多いお店が、販促をすれば
商品の販促効果ではなく、「欠品だらけのお店」を販促したことになる。

大根に「大根」というPOPをつけている。
これも紙代、マジック代、店員の手間暇が無駄になる。
投資対効果が期待できないからである。


「大根を知らないとでも思っているの」
「こんな馬鹿なこと書かず、大根おろしに使えるのかどうか教えてよ」
と言ったことになる」というのが、お客からみた本音である。


 お客からみた店員、あるいは従業員。
それをお店側は、販売員は、もっとすごいところは販売部隊
なんて命名。買おうと思って来店したお客様に、
「ないか、お探しでしょうか」。
「これがお勧めですよ」と
「売り」をやって追い出している。

お客からみたら、自分が蠅。店員が蠅たたきだ。
私など、店員が売る気満々で、近づいてくるようなお店は
次から、買い回りリストから外してしまう。
その点が、追い出されても又またたかる蠅との違いだ。
もっとも、人にも「ごまの蠅」、と言った人はいるのだろうが。

どうしてこうしたことが起きるのか。


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