経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

外から内へ、よどみ

2006年09月28日 | Weblog
 これから、鹿児島市のある企業の診断に行きます。

 企業を見る場合、まず周辺から見ます。立地、環境、業界といった、それも大きくそとから大洲加味します。内は外とのつながりの内なのですから、当然です。

 風呂敷は外から包み込む。定置網はああ聞く広げで、だんだんつぼめていく。みな同じです。

 次にそうした外と、内とのつながり、接点状況、温度差などを、内(企業)を見る前に、概ね想定しておきます。
 
 約束は13時半からなのですが、外を見るために、今から出かけます。中に入ったら、ある程度問題が想定されている。思いこみではなく。それでなくては2時間で、本質的問題を掴むことは難しいと思うからです。

 そうした上で、内(企業)を見ます。診断といいましたが、診断はあとです。全体をぼーっと眺めます。
 
商品にしろ、組織にしろ、情報にしろ、人にしろ、レイアウトにしろ、工程にしろ、企業にはたいてい「よどみ」があるものです。
 それがどこか、なにか、どうしてか、と見ていくのです。

 たとえば単に、在庫を絞る、といったことではなく、流れを早くする、というところに力点を置いて、全体の流れを見てみると、必ずよどんでいるところがあります。それを見つけたら、そのよどみがネック(溜)のせいか、商品自体のせいか、その他か。まず理由を突き止め、そこを改善する。

 要は、診断は、改善、すなわち、血液さらさらへもっていくことです。

 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿