経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

花から可笑しい

2006年11月04日 | Weblog
 売れなくなると、人は考え込む。その理由には、いくつかパターンがある。。
1に、経済学的理由、すなわち不景気のせいか、時人口減少のためか。高齢化のためか。
2に天文学的理由、すなわち「こうも暖かいと」、「暖冬異変かな」、「地球温暖化の影響かな」
3に、政治学的理由、すなわち「地域格差が云々」、「地方に冷たいよ」、「大手中心の施策だものな」
4に、経営学的理由、すなわち、マーケット理論的、競争理論的、大きいとこにはかなわないは」、「資本力の差」などなど、これはいっぱいある。

5に、人間学的理由、すなわち、「やはり学校でてる人にはかなわんわ」、「俺、やはり商売は向いていないな」、「人材不足でね。」

このように、言い訳上手の人は、自分以外へ問題をすり替える。
 積極的な人は、「他にもっと売れるテクニックがあるかも」と、勉強を始める。
 消極的な人は、「大型店にはかてないわ」と、グチをこぼし人件費を削る。
 
 だが、私が店を見たら、理由は次の如し。30分で問題解決。その月から急上昇。
その秘密は、これである。

 店頭にテナントの花屋がある。この花屋が入り口をふさいでいる。お客が出入りしにくい。
入口がふさがれば、お客は入れない。お客が店内に入らないと、売上は上がらない。だから入れるようにしたら上がる。当然である。
こんなこと。みなわかっている。わかっていても、その入口を塞ぐときにはそう思わない。とくにこの場合、花屋は思わない。スーパーの経営者にしてもそう。花屋の月のテナント料は5万成りばかり見る。これをほしさに、9億売れていた店が、2割も売上を落としていた。コレは大変と、彼らは上の1から5のどれに該当か、と一生懸命勉強、対策会議をやっていた。はなからおかしいのである。

 以下、関連の蛇足。
 そういえば、ハード・バンカという携帯電話会社も、最近、同じことやって大きな機会損失をしていたな。
えっ、どこが同じこと?
小手先の戦術で(目先の)売上を狙い、長い目で(戦略的に誤り)損している。同じことだ。だからこの会社の社長、損さ、ン?。


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