経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

全体と個

2012年04月06日 | Weblog



「これだ!」、この要領だ。

これが1つ。



2は、肩を指で押せば、酷く凝っているところ、

そうでないところを分別する。



これで、肩が痛いという野は、正確ではないと言うことだ。

「最近、身体が弱ってね」というのも正確ではない。

「パソコンが壊れた」、というのも正確ではない。

これも以前書いたことだが、パソコンを修理に頼むと、

故障したところを特定せず、丸ごと交換するのがほとんどだ。



これは、患者が頭が悪いと言ったら、頭丸ごと交換というのと同じだ。

クラス全体の理科の成績が悪い、と案じた先生が、

理科の成績委悪い子を良い子と入れ替えるようなものだ。



雷で停電になったから、すべての配線を取り替えることはない。



どこが、と特定すればいい。



特定できたと言うことは、個々が肝心なことなのだが、

「それ以外は、大丈夫で、悪いところはほんの一部」と、

強く認識することである。







私たちは、多数決とか、ABCの原則と言うことを学び、

それを知っているにもかかわらず、部分を取り上げて、

全体を「悪い」といったような表現をとることに、

なんのおかしさも感じない。



キリスト教徒でもない人が、13日の金曜に、

眉をひそめることはない。



4を嫌う日本人が、4葉のクローバーを探して、

見つけると喜ぶ。同じ人が、下足箱の4は嫌う。



私は下足箱も、飛行機の座席も4を狙う。

空いている確率が多いからだ。



脱線。脱線。元に戻す。



だが、それで留め置く。ここが肝心。



特定するだけでよい。



大部分の社員は、遅刻していないのに。

全体朝礼で、叱り、全員の意識を低下させる。

そうした馬鹿なこと、愚をやってはならない。



100人中1人の遅刻のために、

100人の生産性を5%落とす愚より

99人の生産性を1%上げる方が、遙かに得策なのだ。

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