経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

「今」

2004年12月28日 | Weblog
 枯れかかって萎れている花を前にして、
 バラ色の未来を語ってなんになろ。
 枯れかかって萎れてしまった花の、かっての美しさを賛してなんになろ。
 今、大切なことは、目の前の花どうするかだ。
 枯れさせて後悔しないために。
 そして未来ではなく現実がバラ色になるように
 今、どう動くかなのだ。
 
 商店の原点とか、地域貢献。品質保証、顧客中心主義、みな立派なことさね。
 だが口にしたり、書いたりしているだけじゃない。
 それでは過去が変えないられないのと同じこと。
 未来を、今やらないことの先延ばしにつかっているだけじゃない。

 問題は、今、どう動くかだ。
 商いであれば目の前のお客に、過去の悔いが今再現されることのないように。
 今蒔いた種が未来をバラ色にしてくれるように。
 祈りではない。念仏でもない。理屈でもない。
 事実、行動で具体的に為すことだ。

 過去の分析が悪いとはいわない。未来を語ることもいいことだ。
 お店の先のこと、過去の分析だって経営に役立たず無駄だとか、とは言わない。

 でも最も大切なことは、今、お店に来てくださっているお客様のことを、
 一所生懸命、案じてあげ、喜んで頂くことよう行動すること。
 その目の前の大切なことそっちのけで、きれいな言葉を並べて
 経営計画作ったり、経営理論の覚えるために赤い線を引いているなんて。
 あなた。学者になりなさるの?

 そうでないとしたらそりゃ、逃げじゃないんですか。
 この今から目をそらし、背けること。それ逃避そのものだ。
 過去に逃げるか、未来に逃げるか。
 そりゃあなたのかってですが。
 どちらにしろ、今いるお客さんに対応しないことにゃ
 逃げちまう。お客が逃げたら、明日はない。
 過去もない、未来もなくなってしまいますよ。

 「今」が、過去と未来を作っている。
 生きているのは、この「今」だけなんだから。
 

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