経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

学会にて

2005年09月05日 | Weblog
新潟・長岡市、加茂市での実践経営学会へ参加し、ついでに論文発表もやりました。 今回は前日に入り、長岡・三国街道沿線の地域興しと大震災の現状も視察しました。

本番、初日の震災地域の皆さんによるフオーラムが実に良かった。感銘の連続でした。地震の体験者、そうではない人たちとの言葉の重さの違い。役所、公務員さんの意外な活躍面。国の施策の硬直性、報道のいい加減さ、そうしたドロドロが浮き彫りにされ、得るものが大きかったです。

 只、市長や町長等の数人の来賓挨拶には閉口です。中には、5分間を30分以上。それも政治の話。延々と国政批判ですからね。こうした人たちが行政の長かとおもうと市・町民の皆さん方が可哀想におもえました。人間、あの年齢になっても、俺が俺がの幼児的自己中心。他人の心への配慮や、時間概念が欠損している。情けないと思いつつ、自分の中のそうしたものを消さねば、と反省もしきり。

 学会というども人間模様のルツボ。俳優が首長だったり、学者だったり、とした見方をすれば、これまた実におもしろく有意義でした。

 ああ、こうしたものを客観的に見てみるのも、本当の勉強の1つだと思いましたよ。そうした気持ち、微妙な心の動き、自分にもありまからね。

 わたくししごとですが、計らず動くと図らずもといった結果になることも、自らのことで体験しました。
 実践経営学会の村上九州支部長が、常任理事(6人)に推挙されたのですが、辞退。それがそのまま私に。学者以外で1人だけ。理事経験無しでです。

 上京が増えるので、まずは今でも金に困っている経済負担が増えることなる。まずそのことが頭をよぎりました。一方この偶然、計らずを、自分のこととしてではなく見過ごしてはいけない、と一瞬思いました。みなさん、辞退を期待されたいたかもしれませんが、自分の理由や都合だけではで断れない気持ちがあり、即答で受諾しました。
 
 N先生(わたしより5つぐらい先輩の立派な方)ですが、今回は親交を暖めることを出来これも収穫でした。一度もかかさずメルマガに、一言コメントくださる方で、いちどゆっくりお話したかったので。そのN先生、新幹線のデッキまでこられて、越後湯沢で下車する私をお見送りくださった。違うな、と思い熱くなりました。さて自分にはできまますか。出来ていません。これからやろう。そう思いました。そして、皆さん、レクチャよりこうしたことのほうが、お値打ち商品ですよ、と叫びたくなりました。

 こうした人間のうごめきから、何かが開けてくる、とまさにそうした思いの3日間でした。。

 人とのご縁も、不謹慎かも知れませんが、それらは1つの種。咲くとは限らないのでしょうが、捲かないと咲くことはない。ですから、この学会に絞ってでも出来るだけ参加したい。次は12月。咲きかけの中から、京都でまた、花を咲かせてみようと思い、懲りずに発表を続けます。
 その反応を見て、自己反省もし諸先生のアドバイスを得て、来年の本番で、の発表を、と考えています。

 文章も考えもイメージも論理も、イメージも、創造物は、外との接点で得られ純化することが、やっとわかりかけてきました。
 生きている限り、1に内のものを外に出す、2に外のものを内に取り組む、3に外から内に入れたものと、内の在庫を組み合わせて、外へだし、次の糧を得る、
 そのためには、内(自分、家族)がある限り、外との接点は、命のために確保しておかねばならない、のだとおもいます。只たくさんある接点、減らすことなく、おもしろく楽しいものを選べば、さらにいい、ということだとおもいます。