経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

毒味

2004年08月26日 | Weblog
 仕事が忙しいことは、それだけ自分が頼りにされ、人様に役立つわけだから、ありがたいことである。特に私みたいに「売り込みをやらないこと」を専門に研究している者にとっては、自我の欲求をも満たされることになるから、ことさらだ。だが、忙しいことで粗製濫造になることが恐い。8年前にそれで後悔したことがあり、以来できるだけ仕事の数を落とすように努めてきた。すると今度は、生活ができない状況まで、仕事数が減少してきた。質は量に、量は質に反比例なのである。これしかたがない、ではすまされないぐらい落ち込んだ。理想は、ほどほどであれば、と思っていたのだが、この原則は両極端に機能することがわかった。
 思いが通じたのか、閻魔大王が同情したのか最近、また少しづつだが仕事が増え始めた。これまでの例だとこれが加速化し、身動きがとれないぐらい増え続けるはずだ。ハテ、どうしよう。
 こうしたことを繰り返しているようでは能なしだ。だが、実は今回はすでにその解決策は見いだしている。だからドーンとこいだ。
 それ何だって。それはまたの機会、いずれお話ししよう。隠すほどのこともないし、もてるもの、知るもの総てを公開し、皆様方と共有するのが私の生き方であるから、隠すなんてことはしない。だがこの解決策、仮説に過ぎない。つまりやるのはこれからの話で、うまくいくかどうかの実証ができていないのである。毒味をしないうちに、「うまいですよ」と、皆さんへ披露する勇気は私にはない。お店には、「食べてみてから、おいしいですよ」といってね、と指導している立場なのだから。