経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

「むにゃむにゃ」

2004年08月12日 | Weblog
こうも暑いと、車にクーラーを付けていない私は、どうしても外出を控えてしまう。でも昨日は、親戚参りと墓参りをいっぺんに片づけてしまいました。墓は、本籍地で市内南(熊本寄り)、自宅から車で30分ぐらいの佐目野という集落にある。幼い頃の思い出がいっぱい詰まったところだ。もと爺婆が住んでいた場所は、彼らが亡くなった後、私たちを学校へ行かせるために、父が売ってしまって、前々知らない人たちの屋敷になっている。
 親戚のほとんどは、この佐目野地区に住んでいるから、年2回墓参りのついでに挨拶へ行く。皆高齢者ばかりで中には寝たっきりという人もいるから、簡単にすますようにしている。
 数年前までは、私のおむつを替えたという大婆達が生きていて、私が生まれた頃から、大きくなるまでの思い出をとうとうと聞かされ閉口したが、今はそういうこともない。
 だが時折「あんたの仕事はなんけ?」、と聞かれる。大正生まれで百姓の生活しかわからない彼らに、「経営コンサルタント」などといっても、わからない。そこで「むにゃむにゃ」といってごまかしているから、会うたびに尋ねられることになる。
 昨年も、今年もまた「むにゃむにゃ」。
 こうしたことで親戚間は、「あいつはろくな生業にはついとらんらしい」とか「いや、ぶらぶらしとるそうな」、ということなっているらしい。
 今回も、「オヤジは、税務署でかたかったのになぁ」と80代後半の爺婆がつぶやく声を背に、次を急ぐ。言われているその私、61才。
 暑い、そして汗をかきっぱなしの1日であった。