経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

戦略なきは、でまかせ

2004年05月26日 | Weblog
1年前ぐらい、「小泉、うんにゃ竹中に経済を任せておくと、日本は大変になる」、と大声挙げて危惧を叫んでいた多くの政治家、それも自議員が大勢を占めた。
 今、その彼らにそのセリフ、もう一度云ってもらいたい。選挙もあることだし。といっても誰も云えない。
 ここまでくると自らの発言は、ヒステリックで、根拠のないその場しのぎ、でまかせであることが、云った本人にもわかっているからだ。予測能力を政治家の資質とは云わないが、少なくとも戦略的思考はできないことは明らかに実証された。これは政治家の資質を欠く要件になる。立法、行政、すべて先への布石であるから戦略思考が無ければ、何もできないことになるからだ。その何もできない連中が、国会にうようよいることこそ、云いたい。「危惧だ!」。
 これが経営者になると、これまたひどい。「今、良かれ」でいった判断しかできないトップが、さき(将来)、会社を潰す。その後輩たちは我が会社を潰す決断をした者に、莫大な退職金を払い、最高顧問として敬う。ただ国会議員ほど表面化しないことで、かろうじて救われている。
 戦略思考がいかに重要か、その戦略思考をわかって、使える者がほとんどいない。だから戦略思考を身につけたら、この世、軽いものよ、といったことを、書いてみたかっただけ。それ以外の他意はないし暇もない。