JA6VQA 日々新たに

趣味のアマチュア無線で海外との交信や写真などを中心に、日々感じることを書き綴ってみます。
 

米戦艦ミズーリ号の甲板上

2014-09-02 14:35:25 | 日記
 地元の新聞によると昭和20年の今日 東京湾に停泊
する米戦艦ミズーリ号で日本の降伏文章が調印され、
太平洋戦争が正式に終わったと報じています。

 全権としてともに大分県出身の重光葵外相と梅津
美治郎参謀総長が甲板上にいました。
 日本の歴史上初めての不名誉な役割です。
 政府の上層部、首相経験者などが逃げた結果、二人
になったそうな。
 重光は日本を救うため、そしりを受け、徹底抗戦を
主張する軍人たちに命を狙われことを覚悟して全権を
引き受け、「調印の前日、参内して天皇陛下からお言
葉を賜った。重光には”十分自重せよ”梅津には”早
まったことをするな”とのご趣意。梅津が”強いて
(調印に)行けというなら、自殺せよと言うに等しい”
と言ったことが、陛下のお耳に入ったらしい」と重光
の伝記にはあります。
 重光は駐華公使時代、上海で爆弾を投げられ、片足
を失っており、大きな戦艦の階段を上るのは苦痛だっ
たそうです。
 二人はその後A級戦犯として逮捕され、梅津は獄死、
重光は4年7ヶ月で出所。日本が国連加盟を承認された
際、外相として「日本は東西の架け橋になり得る」と
の名演説をしている。
 大役をはたした二人が奇しくも大分県出身者である
ことは大分県人として誇っても良いでしょう。

 ここが日本の戦後のスタートラインだったのでしょう。
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