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【COGHCC聖書通読】 2018/07/15

2018-07-15 15:00:13 | 一日一章・聖書通読日記
ダニエル書 6:1-3

ダリヨスは全国を治めるために、その国に百二十人の総督を立てることをよしとし、 また彼らの上に三人の総監を立てた。ダニエルはそのひとりであった。これは総督たちをして、この三人の前に、その職務に関する報告をさせて、王に損失の及ぶことのないようにするためであった。 ダニエルは彼のうちにあるすぐれた霊のゆえに、他のすべての総監および総督たちにまさっていたので、王は彼を立てて全国を治めさせようとした。

バビロン王に仕えたダニエルは、メディアのダリヨス王の治世においても総督として仕えました。そしてダリヨスはダニエルの内に宿る優れた霊性の故に、彼を全国120人の総督の長として抜擢しようとしました。たとい国は滅びても、忠実に職務を全うする者は滅びることはありません。

http://bible.com/81/dan.6.1-3.ja1955

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ダニエル書 6:4-5

そこで総監および総督らは、国事についてダニエルを訴えるべき口実を得ようとしたが、訴えるべきなんの口実も、なんのとがをも見いだすことができなかった。それは彼が忠信な人であって、その身になんのあやまちも、とがも見いだされなかったからである。 そこでその人々は言った、「われわれはダニエルの神の律法に関して、彼を訴える口実を得るのでなければ、ついに彼を訴えることはできまい」と。

メディア・ペルシャ連合軍に滅ぼされたバビロンが滅ぼしたイスラエルの捕囚であったダニエルが高く評価され、自分たちの上長となることを良く思わなかった他の総督たちは、何とかして彼を失脚させようと画策しましたが、清廉潔癖で忠実な神の僕であったダニエルに、何一つ過ちも罪科も見つけだすことができませんでした。ついに彼らは、ダニエルの信じる神とイスラエル人としてのアイデンティティを口実にしない限り、訴えることができないとの結論に達しました。私たちがクリスチャン生活を送る中でも、身辺に過ちなくきよさを貫く信仰生活を送ることの重要性を肝に銘じて学び取らなければなりません。

http://bible.com/81/dan.6.4-5.ja1955

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ダニエル書 6:6-9

こうして総監と総督らは、王のもとに集まってきて、王に言った、「ダリヨス王よ、どうかとこしえに生きながらえられますように。 国の総監、長官および総督、参議および知事らは、相はかって、王が一つのおきてを立て、一つの禁令を定められるよう求めることになりました。王よ、それはこうです。すなわち今から三十日の間は、ただあなたにのみ願い事をさせ、もしあなたをおいて、神または人にこれをなす者があれば、すべてその者を、ししの穴に投げ入れるというのです。 それで王よ、その禁令を定め、その文書に署名して、メデアとペルシャの変ることのない法律のごとく、これを変えることのできないようにしてください」。 そこでダリヨス王は、その禁令の文書に署名した。

ダニエルを訴えようとした総督たちは、自分たちの本心を隠したまま、王の名誉心をくすぐる形で謀略を巡らして、ダリヨス王にのま願い事をする、すなわちダニエルの信じるまことの神ではなく、人を礼拝することを命じる法律制定を提案しました。そして彼らは何とか王の賛同を得て、一度署名したら王でさえも変えることのできない法律として制定してしまいました。悪事を働く者は巧妙に本心を隠して人を誘惑しますが、これはサタンの常套手段です。ダリヨス王はまんまと引っかかってしまいましたが、私たちはサタンの策略に陥らぬよう、信仰の目を見開いて誘惑をはねのける知恵と勇気が必要です。

http://bible.com/81/dan.6.6-9.ja1955

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ダニエル書 6:10-13

ダニエルは、その文書の署名されたことを知って家に帰り、二階のへやの、エルサレムに向かって窓の開かれた所で、以前からおこなっていたように、一日に三度ずつ、ひざをかがめて神の前に祈り、かつ感謝した。 そこでその人々は集まってきて、ダニエルがその神の前に祈り、かつ求めていることを見たので、 彼らは王の前にきて、王の禁令について奏上して言った、「王よ、あなたは禁令に署名して、今から三十日の間は、ただあなたにのみ願い事をさせ、もしあなたをおいて、神または人に、これをなす者があれば、すべてその者を、ししの穴に投げ入れると、定められたではありませんか」。王は答えて言った、「その事は確かであって、メデアとペルシャの法律のごとく、変えることのできないものだ」。 彼らは王の前に答えて言った、「王よ、ユダから引いてきた捕囚のひとりである、かのダニエルは、あなたをも、あなたの署名された禁令をも顧みず、一日に三度ずつ、祈をささげています」。

これから30日間はダリヨス王以外に祈願してはならないとの禁令が制定されたことを知ったダニエルは、それでもなお「いつものように」「窓の開かれた場所で」一日に三度、まことの神に向かって膝をかがめて祈り、感謝の礼拝を捧げました。たとい自分に危害が及ぶと知りつつも、公然と、毎日の当然果たすべき責務として神様を礼拝したダニエルの信仰は、かつてネブカデネザル王の金の像を拝むことを拒んだダニエルの同僚、シャデラク、メシャク、アベデネゴの3人の信仰と全く一緒です。ダニエルの政敵たちは、これ幸いとダニエルを悪し様に訴えました。私たちは自分に危害が及ぶと知ってもまことの神のみに仕える信仰を貫くことができるか、特に異境の地、日本に住むクリスチャンにとって、毎日が信仰が試されるときです。

http://bible.com/81/dan.6.10-13.ja1955

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ダニエル書 6:14-18

「王はこの言葉を聞いて大いに憂え、ダニエルを救おうと心を用い、日の入るまで、彼を救い出すことに努めた。 時にその人々は、また王のもとに集まってきて、王に言った、「王よ、メデアとペルシャの法律によれば、王の立てた禁令、または、おきては変えることのできないものであることを、ご承知ください」。 そこで王は命令を下したので、ダニエルは引き出されて、ししの穴に投げ入れられた。王はダニエルに言った、「どうか、あなたの常に仕える神が、あなたを救われるように」。 そして一つの石を持ってきて、穴の口をふさいだので、王は自分の印と、大臣らの印をもって、これに封印した。これはダニエルの処置を変えることのないようにするためであった。 こうして王はその宮殿に帰ったが、その夜は食をとらず、また、そばめたちを召し寄せず、全く眠ることもしなかった。

ダニエルに敵対する総督たちの訴えを聞いてはじめて自分が署名した法律の真の目的に気付いたダリヨス王は、何とかしてダニエルを救うことができないか、一日中努力しましたが、メディアの厳格な法律制度の故に取り消すことができず、ついにダニエルは獅子の穴に投げ込まれてしまいました。その夜は一晩中、寝食も断ってダニエルのことを憂いたダリヨス王の姿は、この世の様々な制度や人間関係、風習などの前に、自分の意に反することを行わざるを得ず、為す術もなく立ち尽くす私たちの姿にも似ています。しかし人にはできなくても神様になら何でもできるとの信仰が、私たちに残された唯一の希望であり、決して失望に終わることのない真理です。

http://bible.com/81/dan.6.14-18.ja1955

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ダニエル書 6:19-23

こうして王は朝まだき起きて、ししの穴へ急いで行ったが、 ダニエルのいる穴に近づいたとき、悲しげな声をあげて呼ばわり、ダニエルに言った、「生ける神のしもべダニエルよ、あなたが常に仕えている神はあなたを救って、ししの害を免れさせることができたか」。 ダニエルは王に言った、「王よ、どうか、とこしえに生きながらえられますように。 わたしの神はその使をおくって、ししの口を閉ざされたので、ししはわたしを害しませんでした。これはわたしに罪のないことが、神の前に認められたからです。王よ、わたしはあなたの前にも、何も悪い事をしなかったのです」。 そこで王は大いに喜び、ダニエルを穴の中から出せと命じたので、ダニエルは穴の中から出されたが、その身になんの害をも受けていなかった。これは彼が自分の神を頼みとしていたからである。

翌朝早く起きてダニエルが投げ込まれた獅子の穴の前に来たダリヨス王は、悲痛な声でダニエルの無事を案ずる言葉を掛けましたが、ダニエルは神が獅子の口をふさいで何一つ危害を受けていないことを報告しました。喜び勇んだダリヨス王は、直ちにダニエルを獅子の穴から救い出させました。ここで大切やことは、ダニエルは神の前にも一の前にも何一つ悪を働くことなく忠実に仕えていたという事実、そして危機の中に陥っても神様のみを頼みとした信仰です。神様はそのような真実な者に対して、真実に答えてくださいます。

http://bible.com/81/dan.6.19-23.ja1955

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ダニエル書 6:24-28

王はまた命令を下して、ダニエルをあしざまに訴えた人々を引いてこさせ、彼らをその妻子と共に、ししの穴に投げ入れさせた。彼らが穴の底に達しないうちに、ししは彼らにとびかかって、その骨までもかみ砕いた。 そこでダリヨス王は全世界に住む諸民、諸族、諸国語の者に詔を書きおくって言った、「どうか、あなたがたに平安が増すように。 わたしは命令を出す。わが国のすべての州の人は、皆ダニエルの神を、おののき恐れなければならない。彼は生ける神であって、とこしえに変ることなく、その国は滅びず、その主権は終りまで続く。 彼は救を施し、助けをなし、天においても、地においても、しるしと奇跡とをおこない、ダニエルを救って、ししの力をのがれさせたかたである」。 こうして、このダニエルはダリヨスの世と、ペルシャ人クロスの世において栄えた。

謀略を働いてダニエルを亡き者にしようと画策した政敵たちは、ダニエルが救い出された獅子の穴に家族もろとも投げ込まれてしまいました。するとダニエルの時とは異なり、獅子は直ちに彼らに食らいつき、骨まで砕いたとあります。聖書の中で骨まで砕かれるとは、もはや復活の見込みもない、完全な滅びを意味します。神の前にも人の前にも悪を働かないまことの神の僕を悪し様に訴える者は、神の徹底的な裁きを免れることはできません。そのことを知る私たちは自ら復讐するのではなく、神の怒りに任せることとし、人に対して最後まで悪を働いてはなりません。

http://bible.com/81/dan.6.24-28.ja1955
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