伊藤ファミリーBLOG

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「いじめ」報道に思うこと

2006-11-16 22:47:03 | Weblog
asahi.com 『自殺誘発?報道手探り いじめで「過熱」指摘』 より

「いじめ問題」だけに限らず、最近の事件に対するマスメディアの取材や報道が行き過ぎてはいないかと感じていました。「真実を伝える」「報道の自由」という言葉を振りかざして、次の事件を手引きするような情報を根ほり葉ほりさらけ出すのはどうかと思います。

2000年に世界保健機関(WHO)が公表したという「メディア向けの自殺予防の手引」には、以下のように書かれているそうです。

■WHOの報道用「自殺予防の手引」から■

【ぜひすべきこと】
・精神保健の専門家と緊密に連絡を取る
・自殺「成功」という言葉を用いない
・自殺以外の解決法に焦点を当てる
・電話相談や支援機関の情報を提供する

【してはならないこと】
・遺体や遺書の写真を掲載する
・自殺方法を詳しく報道する
・単純化した原因を報道する
・美化したりセンセーショナルに報道したりする

こういう手引き書があるのなら、もっとマスメディア全体で自主規制するような体制を作り上げないと、単なる野次馬の延長でしかありません。報道陣には、ぜひとも自制心を持って頂きたいと思います。
コメント
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