もう・・・安心 (^o^)

パピーちゃん、無事に一ヶ月を過ぎました。　生後２５日くらいから離乳食を食べるようになりました。　イタグレのような小型犬は、あまり早くから離乳食を与えても食べないことがあります。無理強いすると離乳食嫌いになって、いつまでもママ犬のお乳を好む子になります。食べ始めのころは、食べる子・食べない子と個体差があります。わたしはパピーちゃんがママ犬のご飯に興味を示して、ママ犬のお皿をクンクン匂い～欲しそうなようすを始めたころが、その子の離乳食開始の時期とみています。

 

 

一ヶ月のボク。よく食べるんだよ。

 

 

エリーちゃん、こんにちわ。

 

 

みんなからクンクン・ペロペロ・・・可愛がられてるよ。　あっ！ジュリアママがボクのベットに居る。

 

 

体重は１ｋｇになったの。この大きさです。

 

 

以前のブログに書きましたが、イノセントではきわめてまれな大変なお産でした。産後のママ犬が体調をわるくし、病院に通いました。抗生物質の点滴をすれば回復は早かったのですが、子犬にとって大切な初乳を飲ませるために、初日は抗生剤なしの治療をしていました。そのために母体は回復せずに、ますます弱ってきました。そこで私は母犬を優先したいと考え、抗生剤の投与をお願いしました。

 先生の考えでは、抗生物質を使用している間は母乳を飲ませないほうがよいと・・・まれにですが、抗生剤の副作用で子犬がびっこを引くようになった例があるというのです。それは困ります。当初２日間は悩みました。そこでフレンチブルの友人に電話して聞きました。フレンチブルは子犬の頭が大きいので自然分娩は難しく、帝王切開での出産となります。当然、手術後は母犬に抗生物質を飲ませています。友人は言いました⇒母犬は抗生剤を飲んでいて授乳もしてるけど、特に子犬には何の副作用も出ないよ！と。　そうなのか～　しかし先生がおっしゃった⇒　もしも、万が一に　の危険がないとは言えません。せっかく元気に産まれてくれた子犬です。ママ犬が回復するまでは、私が人工哺乳をすればよいのです。イタグレのような小さな赤ちゃんに、人工哺乳だけで育てるのは大変なことです。でも私は決心しました。ママ犬も子犬も助けたい　私が頑張ればできるのです。よし　頑張ろうと。

あの日から一ヶ月～ひとことで言うと⇒　た～いへんでした。１８０ｇで産まれてから～３００ｇを越すまでは哺乳瓶ではなく注射器で一滴ずつ飲ませました。哺乳瓶だとミルクが大量に入ってしまい、わずかな・・・一瞬の失敗で・・・子犬の小さな命が亡くなってしまうことがあります。そんなこと絶対にさせません　とにかく慎重に慎重に・・・注射器での哺乳は１０日間以上続きました。子犬が小さく一度に沢山は飲めないので、２時間おきの哺乳でした。夜中も２～３時間ごとに起きていました。その頃はソチ・オリンピックの様子が夜中に放映されていたので、毎日ライブで見ていました。今となっては良い思い出です。３００ｇを越えて哺乳瓶に代えてからも緊張は続きました。飲み始めはお腹がすいていてすごい勢いで吸うので、子犬の鼻からブクブクとミルクが出たりして⇒キャー大変・大丈夫？とあわてたりしました。そのときはすぐに哺乳をやめ、鼻のミルクを吸い出してあげました。

 

この子の名前は　VOLA君です。　VOLA君、ここまで無事に育ってくれてありがとうね。注射器から落ちるミルクを一生懸命にゴックン　と飲み込んでくれた可愛い可愛いVOLA君。管理人も頑張ったけれど、それ以上にVOLA君も頑張ったんだよね。君はとても偉いよ　とても強い生命力。それは、残念ながら亡くなってしまった弟君が、君のためにパワーを送ってくれていたと思うよ。君がママと離れて一人で頑張っている間、ママ犬は抗生物質の治療に専念でき、お薬が効いて元気になったよ。VOLA君、愛おしいママ犬ちゃん、ありがとうね。　みんな～もう、安心ですよ。

 

 

このお顔の雰囲気・イノセントのカラーですね。

 

VOLA君のオーナー様はとてもステキなご家族です。今回の誕生を、とても楽しみに待ってくださっていました。と同時に、（他にもいらっしゃるのに）自分たちだけがご縁出来るのが複雑ですと言ってくださいました。　ママ犬の身体のことをとても心配してくださいました。子犬はもちろん欲しいですけれど、それよりもママ犬のほうが大事ですから、ママ犬を第一に考えて抗生物質の治療をしてあげてくださいと。。。自分達は今回の子と縁がなくても、いつまでも待ちますから・・・と言ってくださいました。そのほかにも、沢山の感動に値するお言葉を戴き、私は感謝の気持ちで何度も涙が出てきました。辛かった時に力をいただきました。他のご予約の方々からも同じようなお言葉をいただきました。嬉しかったです。ありがとうございました<(_ _)>

 

vola君を迎えてくださるにあたり、ブログを立ち上げてくださいました。　ありがとうございます。しかし～産まれた直後から人工哺乳に切り替えることになったので・・・わたしが育てていく上で、１００％の太鼓判を押せる日までは、ブログの公開は、こちらでは紹介することは控えさせていただきます。とお伝えしていました。しかし内心では、産まれた時から元気で身体にも何の異常もない子でしたので、この日がくることは確信していました。離乳食もパクパクと良く食べてくれ、立派なウンチをしてくれます。今日のこのブログを書くことができて嬉しいです。はれて太鼓判を押せます。

 

VOLA君のオーナー様には、こちらに載せていない写真を送っています。VOLA君の名前は　飛ぶ　と言う意味だそうです。ゆくゆくはVOLA君とともにスポーツ・フライングボールをやりたいそうです。パパさんの人間味あふれたステキなブログです。パパさんのブログから、お迎えしてくださる方々が、どんなに心待ちにしてくださっているのか。改めて気分が引き締まりました。オーナー様達に恥じることのない、健康で美しく性格の良い子・スタンダード・かぎりなく理想に近いイタリアングレーハウンドを創らなくては！とますます励みになり勉強させていただきました。どうぞ、こちらのブログを訪れてくださいね。飛べ！VOLA　Flying　Dog　への道　⇒　http://ameblo.jp/beehead 

 

私のブログと合わせて読んでいただければ、両者の信頼関係が深く成り立っていることを分かったいただけると思います。VOLA君のオーナー様に限らずに、私は今までのどのオーナー様の事も忘れたことはありません。数ある犬舎の中から、イノセントの子を選んでくださっったことに感謝の気持ちを忘れません。ありがとうございました。私は子犬を売っている・・いちブリーダーにすぎませんが・・・子犬を通して、ご家族が・・さらに幸せになってくださること。それが私が繁殖をしていて一番願っていること、嬉しいことです。

 

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