イタグレブリーダー・ヨーロッパのイタリアングレーハウンド。

ヨーロッパから5頭のIGを輸入しました。出産や老犬のこと。家族として大切に育てています。

北海道も、連日の猛暑!!

2021年07月20日 | Weblog

全国的に猛暑で夏本番ですね! 北海道も暑いです 連日30℃を超えています。クーラーを付けていないお宅が多いので、みなさんバテテいらっしゃると思います。

我が家はワンのためにクーラーを付けています。そのきっかけとなったのは5年ほど前。うちで飼っていた最後のシュナウザー・エリーが、熱中症のような症状になり体調を崩してご飯を食べなくなりました。長毛種の犬種なのでバリカンで夏仕様に短くカットしていました。それでも高齢なこともあり、とても衰弱して数日間はご飯も食べれませんでした。注射器で栄養剤を流し込み、やっと回復してくれました。

それでエリーちゃんのために急きょクーラーを購入しました。エリーはその後元気になり、17歳まで生きてくれました。痴ほう症のような状態で、夜中に何度も奇声をあげて部屋の中を徘徊していた時期もありましたが。最後はおだやかに大往生してくれました。可愛いエリー。愛おしいエリーでした。

イタグレは暑いのには比較的強いですが、人が留守をして窓を閉めて出かける時はムンムンの室内で可哀想ですから。

それで部屋の中に居る分はワンコ達は平気なのですが・・・庭に出すとすぐに部屋に戻りたいとアピールします。 

ねえねえ~ となりの家から聞きなれない鳴き声がしてるよ。キャーうぇーんと赤ちゃんがよく泣いてます。この暑さで窓は全開!赤ちゃんの泣き声がいつも聞こえます。ワンたちは、隣の家に聞き耳を立てています。

サクランボの木は、左の半分ほどを剪定しています。隣の敷地に木の枝や葉っぱがはみ出るといけません。左奥の方は何も言いません。プードル2匹が居ますので犬のことに理解がありいつも会話しています。手前の方は、ガーデニング命の方で、お花が自分の子供たち(息子2人)より可愛いそうです。お花や枝のはみだしには細かいです。文句を言われたことがあります。すごい剣幕で驚きました。こちらが悪いのですから気を付けています。

フェンスの右側に雑草が生えると、その方がにらんだりブツブツしてるので、わたくしはマメに雑草を抜いています。ワンのための庭ですが、ご近所様にイヤな思いをさせないように気を遣っています。犬が足をあげて隣側にチーをするのもイヤだと思います。チーしてるのは、私の敷地なので問題ないのですが。

ワタチ、いつも庭で寝転んでるの。↓

この暑いのに・よく寝ころがるね!しばらくダラ~ンとしているラミーさん。

暑くて早く部屋に戻りたいワンコ。ドア前の土間に上がって戻りたい~をアピールです。足を拭かないと戻れないので、待っています。

木の枝を切っているのは私です。幹が太くなると力不足で切れなくなるので、こまめに剪定しています。ブリーダーとは、犬の世話だけでなく、関係している生物の手入れもあります。カマや剪定ハサミなんて知らないで育ったので、庭の手入れの大変さも身に染みています。動物も草木の生物たちもみんな一生懸命に生きています。

お母さん~部屋に戻るから足を拭いてよ この土間も熱くなっているので、ガマンして待っています。私が裸足で立ったら5秒であっちぃちぃで立っていられませんでした。犬の肉球はすごいね ガマン強いね ハイ!拭いてあげるよ。

暑い日が続いています。ほとんどの子が、ハアハアと口を開けていました。

庭の一角にあるお墓。私がシルエットと天使のイラストをデザインして、御影石に彫って創っていただきました。お骨はこの中には入れていません。モニュメントとして残しています。ディジーは、エリーのおばあちゃんです。

この家に引っ越してきて最初に飼ったシュナウザーです。亡くなって15年以上の月日が経ちました。ディジーのこと、忘れたことはありません。癌になり、まだ若くして亡くなりました。9歳直前に発覚し、てんかんや発作を繰り返し、とても苦しんだ最期でした。頭の中に癌が転移しており脳腫瘍かもしれないと。てんかんで歯をガチガチするとき、口の中で舌を噛まないようにと、常にデニムの端切れをくわえさせていました。私のジーンズをディジーのてんかん用に切って備えていました。

通院して何度か乗り越えましたが、最後の発作は壮絶でした。ここには書けないほどの壮絶さでした。一晩中てんかんが収まらず、七転八倒とはこの姿でした。私は彼女の苦しみを終わらせてあげたいと‥先生に安楽死をお願いしようと思ったほど。そう決意した日に、てんかんは収まりディジーは息をひきとりました。そのお顔は、苦しみで目は見開いたまま・真っ赤に充血していました。

ディジー、やっとラクになったね もう痛くないよ と悲しみと同じくらいに安堵の気持ちもありました。

最期の苦しんだ姿が頭から離れずに、私はうつ状態になりました。食べることができなくなりました。毎朝起きた時、生きていても仕方ないとむなしく苦しい日が続きました。若くして逝ったので、もっと早くに気付いてあげれたら~と後悔が残りました。自責の念が募り、ボーとして涙が出るばかりの日々でした。ディジーをくるんでいた毛布を抱きながら嗚咽していました。その毛布は、薬づけだったのでお薬の匂いしかしませんでした。それでもディジーの匂いでした。

当時は子供たちは大学生で巣立ちし、主人は単身赴任でいませんでした。私は一人で暮らしていました。一日に食べれるのは、無理に食べても、おいなりさん3個だけでした。食べようとしても口からポロッ!とこぼれ喉まで通りませんでした。栄養失調で病院へ行き、お薬をもらって飲んでいました。

自分はこんなに弱い人間だったのか?と初めて気が付きました。

そんな状態でもその時支えてくれたのは、他に飼っていたワンコ達です。お母さん~悲しまないで。まだ私たちもいるのよ。お母さん~元気出してよ~と他のワンコ達が私の悲しむ姿を じっ~と見ていました。庭に出したりご飯をあげたりの最低限のお世話はしていました。でも顔が身体が・・笑ってなかったことを、身体が泣いていたことをワンたちは見ていました。

私のことばかりを見ているワンコ達。そうだった!あなたたちは私だけが頼りなんだ。他のワンたちも居るのだから、しっかりしなくてはいつまでも悲しんでいたら、デイジーも成仏できていない。天国に旅立つことができないと。そう我に返ってから、気持ちの整理ができました。

なによりも時間が解決してくれました。

ディジーは、いつも守ってくれています。左のおちりは、ジェニーさんです。

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