ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2022.4.25 自由人も忙しい

2022-04-25 21:29:33 | 日記

 月曜日。新しい1週間の始まりだ。週末からは早くも皐月五月がスタートする。
 今朝も目覚ましが鳴る前に目が覚め、目覚ましを消してグズグズタイム10分。このお布団の中でまどろむ感じが幸せである。仕事がある時はこの10分を愉しんでいたら遅刻して、命取りになっただろう。

 さて、夫は休務日。月に1度のクリニックに出向くと言う。それ以外は特に何のスケジュールもない模様。
 まずは朝の8分瞑想ヨーガを済ませてから朝食。同時並行で廻していた洗濯が仕上がり、ベランダに干す。窓を開けると、横にあるアーチに咲いたマメ科の白い花の匂いが鼻をつく。紫外線が強い。あっという間に乾きそうである。

 夫をクリニックに送り出し、ゆっくり新聞を読む。知床の海難事故には胸が痛む。どうして無理に出航したのだろう。
 そして、よし!と先日のセミナーで頂いてきたエンディングノートを書き始めることに。
 言われた通りに鉛筆で書いていく。ほどなくして夫が帰宅した。これはもう一緒に書くしかない。最初は面倒臭そうになんとなくしぶっていたけれど、お尻を叩いて、わからないところは見せてあげるから、って・・・なんだか宿題を見せてあげる同級生のような気分で、書き始める。

 それほど悩むことなくどんどんと埋める。まぁ、遺言の部分等まだ書ききれないところもあったけれど、ほぼ埋めることが出来た。そこで通帳管理等も一緒に出来、開かずの引き出しの整理も兼ねられたので、話が早かった。記帳しそこなっている通帳もあり、それも含めて、昨日出来なかった買い物をするために郵便局とATMのある、普段は行かない小さなショッピングモールにランチ方々出向くことにした。
 ベランダの洗濯物は早くも乾いていたので、取り込んでいく。

 それにしても今日も暑い。遊歩道の緑が日に日に濃くなっている。赤紫のツツジ、白やピンクのアメリカハナミズキが満開だ。いつもはGWの頃だけれど、今年はどの花も早い。
 息子が小さかった頃は両親とも一緒に何度か通ったお寿司屋さんへ。時間が遅かったので先客が一人と私達だけ。内装が変わっていて、先ず靴を脱いで上がり座敷かカウンターに座る形になっていた。
 握り寿司をお願いして、夫にちょっと助けてもらって完食。やはり駅前の回るお寿司と違って、大将がその場で握ってくれるお寿司は美味だった。お値段もランチだからリーズナブル。また来よう、と言ってお店を後にした。

 そこからスーパーを2軒梯子して、あれこれ買い求め、自転車の夫が一旦家に荷物を置いてきてくれるというので、私はそのままお散歩方々駅方面へ歩き続ける。先週も行ったカフェで夫の到着を待った。
 暑くて喉がカラカラ。先週は雨降りの夕方だったので奥の席が貸し切り状態だったけれど、今日はお天気も良く、お茶の時間だったのか店内は結構混んでいた。奥の席を確保したものの、男子学生と女子学生のグループに挟まれた。男子3名は就活の打ち合わせだったのか、話も早々にPCと向かい合っていたけれど、女子2人はマスクをしないままエンドレスの弾丸トーク。とても落ち着かなくて早々に逃げ出した。

 ドラッグストアで夫の薬等も買って帰宅し、途中になっていた片付けに再着手した。もうずっと触っていない書類が発掘されて、思いのほか大変な作業になった。それでも一人でやるよりはずっと楽だ。夫に任せるとバッサバッサと捨ててくれるので話が早い。
 途中で気分転換と称して夕食の支度を済ませたけれど、夕食前迄に終わらせることが出来ず。夕食を済ませた後も残りの片付けに勤しむ羽目になった。

 今日はヨガスタジオが休館日だったので、身体を動かす術は散歩しかない。万歩計は8,000歩ちょっと。まあまあである。
 気温が高かったのと、あれこれ頑張ったので、かなり疲労困憊。母にDuo通話したところ、デイサービスで、もう一人の元気な方と2人でくす玉づくりをして大変だったそう。まあ当てにされてお仕事を任されるうちが花でしょう、と励ました。

 ということで、自由人もなかなか忙しいものである。
 昼前には今月2回目のお花が届いた。
 白、クリーム、ピンクのスナップ、淡いピンクのカンパニュラ、白いレースフラワーが1本ずつ、青い小花がボール状に集まったブルーパフュームと、緑の花火のようなスモークグラスが2本ずつ。花言葉は「おしゃべり」、「誠実」、「可憐な恋」、「正しい主張」、「素直」だという。
 淡い色でどれもなんとなく儚げな今回の花たち。ガラスの花器でなんとなくお喋りしているように寄り添っている。

 明日、明後日は夫が出勤だから、マイペースで片付けものも旅の準備もしたいと思っているけれど、楽しい予定も入っているのでさて、どのくらい進捗することやら、である。
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2022.4.24 エンハーツ27クール目 さらに減量23回目投与後11日目のこと 家事のちストレッチ

2022-04-24 20:53:16 | 日記

 昨夜は高校のオンライン交流会にたっぷり2時間、最後まで参加した。話題はかなり広範囲にわたり、いつもながら刺激を受ける時間だった。

 日曜日。今朝はいつも通りに目覚ましが鳴るまで連続して眠れ、その後も追加で二度寝。たっぷり眠って寝足りた気分。昨日までの暑さが嘘のように今日はまた肌寒い。
 遅い朝食を終え、片付け。レンジ周りの汚れが気になっていたが、とうとう我慢出来なくなって心を決めて掃除にかかった。大変だったけれど、綺麗になってスッキリ。当分魚も焼きたくないし、油汚れをつけたくない・・・と、思うのは毎度のこと。ごみをまとめたり、モタモタしているうちにお昼の時間になる。

 簡単な麺のランチを摂り、その後、ヨガスタジオへ。午後から雨の予報の通り、ポツポツと雨が降り出していた。今日はT先生のストレッチングヨガのクラスに参加した。 20人を超える参加者。じっくりきっちり丁寧に身体全体を伸ばし、最後のシャヴァーサナは心地よくウトウトしてしまった。
 帰りに夫とドラッグストアで買い物をする予定でいたが、雨が酷いので外に出たくない夫から明日にしようという連絡が入った。
 アウトレットモールを通り抜けながら帰宅したが、こんな天気にもかかわらずGWセールで、沢山のショッパーを持った人たちで混雑していた。

 帰宅後は夫が夕食を作るというので、お任せしてちょっとのんびり。窓の外の新緑が雨に濡れて本当に綺麗。それにしても2日間引き籠りの夫は困ったものである。来年から週3日の仕事に行かなくなったらずっとこんな感じでステイホームだろうか。
 私のようにコンスタントに通えるヨガスタジオのような場所がないのが、気がかりだ。

 自由人になって早いもので3週間が過ぎた。これまで5日間の夏休みを一番長く取れば、土日とひっかけて9日間連続休みというのは経験したことがあったけれど、さすがに丸々3週間連続して職場に行かなかったということは産休と病休以外なかったから、本当に退職したんだなぁという思いである。先週末には職場から念のためお願いしていた離職票も届いた。
 まぁ月のうち元気で動き廻れるのは3分の2だから、うまくペース配分をしながら過ごしていきたいものである。
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2022.4.23 エンハーツ27クール目 さらに減量23回目投与後10日目のこと 顔筋トレーニングでスタート!

2022-04-23 20:38:39 | 日記

 土曜日。
 昨夜は寝不足が祟ったか、夕食後は眠くてたまらず、早々に入浴して久しぶりに日付が変わらないうちに眠りについた。
 そして、これまた久しぶりに夜中も明け方にもお手洗いで目覚めることなく、目覚ましが鳴るまでぐっすり眠った。昨日のうちに家事は全て済ませてあるし、身軽な気分で爽やかに土曜日がスタート。

 朝食後、オンラインで「顔筋トレーニングで効果を実感♪ 自信を持ってマスクオフ!〈Part1〉」に参加した。
「制約のある生活の中でも、みんなで集まったりご飯を食べたりすることが増えてきました。マスクをはずす機会も多くなってきましたね! ところがマスクをはずすのが少し恥ずかしい自分もいたりして…。せっかくならば自信をもってマスクオフして、笑顔で人と関わりたい! このクラスでは、表情筋トレーニング、ウォーキングなどを通して8000人以上の方を指導してきた小林かおる先生に、即効性のある顔筋トレーニング「コアフェイストレーニング」をしていただきます。土曜日の朝、一緒に楽しく朝活して、いい1日を始めてみませんか?」という触れ込み。

 これは!と早速申し込んだ。我が身を振り返るに、まさに<こんな人にオススメ!>に列挙された「マスクをはずすのが、はずかしい!と思うことがある・ほおのたるみをすっきりさせたい・二重あごに悩んでいる・おでこの横じわや眉間のしわ、目の下のしわ…深いしわを何とかしたい!・とにかく顔を小さくしたい・明るい1日をスタートさせたい!」のどれにも当てはまるではないか。

 今日は全3回のクラスのうち〈Part1〉「ほおのたるみ撃退」にフォーカス!である。一緒にチャレンジして、効果を実感&定着させましょう!と事務局からは事前案内メールも頂いていた。
 講師はコアフェイストレーニングインストラクター、ウォーキングインストラクターの小林かおる先生。 1968年生まれというから私より7歳下でおられるけれど、とてもお歳には見えない。

  “2011年よりのべ8000人以上に表情筋トレーニング、ウォーキングを指導。視覚・聴覚・触覚のすべてを使った“結果の出るレッスン”に定評がある。2020年より顔の中心軸(コア)を意識しながら、左右バランスよく顔を動かす顔筋トレーニングである「コアフェイストレーニング」をとり入れたことから、さらに受講者の顔に変化をもたらせるようになった。「初めてお会いした方の身体とお顔を見て、どこをどうすれば一番美しく見えるか、未来のイメージがはっきり見える」という分析力と豊富な経験に基づいたエクササイズが、よい変化や結果に結びつき、リピート率は約80%。”というプロフィール通り、教え方がとても上手。

 「レッスンのはじめに、スマホで自撮りを行いますので、可能であれば、「パソコンからご参加、お手元に携帯」のスタイルがスムーズです。<カメラはオンでもオフでもOKです!>今回ご参加いただくコアフェイストレーニングは、表情筋のコアに働きかける動きが多いため、顔ヨガなどに比べて大きくは顔を動かしません。また、レッスン中は先生の画面が大きく映るように設定するため、お顔を出しての参加もしやすいかと思います。ご自分の表情を確認しながらエクササイズを行ったほうが効果も実感しやすくなります!(先生に直接コメントしていただけるチャンスも増えます♪)よろしければ、カメラをオンにしてチャレンジしてみてくださいね。」とのことだった。けれど、全くのすっぴんで自撮りをしてみたらあまりに残念な状況(涙)だったので、カメラはオフで参加させて頂くことに。

 “筋トレはやったら必ず効果が出る。姿勢を良くして綺麗に歩くだけでも顔の表情は変わっていく。”との歯切れのいい言葉がクリアに響く。オンラインなのに素晴らしい臨場感で、クラスの進め方に学ぶところが多い。
 悩みのトップ3である「目、頬、顎の下のたるみ」の3か所にフォーカスした3回連続の講座で、初回の今日は、ほっぺたの筋肉を使うことが目的。変わると信じて、なんとなくではなく、強い意志を持って行うことが大切であるとのこと。これは何事にも通じる事、真理である。

 自撮りで「普通の顔」「笑った顔」を撮影したら、いやはや、60歳のおばあさんの素顔はこんなものか、と滅入る感じ。シミや皺、ほうれい線もクッキリである。スマホのカメラはなんて高性能なのかしら・・・。
 まずはマスクの下で動かさなくなった筋肉を動かすことから。頬の筋肉を使って口を尖らせてウーとするウートレ。キープしていると頬の筋肉も口周りもプルプルしてくる。

 続いて歯を出してにっこりしながら、手のひらをVの字に使って親指を口角の上に置き、頬に出来た頬骨辺りのお肉(たこ焼き(!))部分を残りの4本の指で押し上げる。その時に顎の力は抜くブイトレ。手を外してそのまま下がってこないようにキープ。
 普段どれだけ顔の筋肉を使っていないのか、キープするだけでもかなりしんどい。延長して1時間の講座が終わる頃には顔全体が筋肉痛になった。でもこれは曲がりなりにも筋肉が使えている、という証拠だ。

 笑顔とは口角が上がった状態のことだけれど、口元周りから口角を押し上げるのではなく、ほっぺたを上げたら自然に口角が上がるのが自然な笑顔であり、ふわっと顔が上がるとほうれい線はだんだん薄くなってくるとのこと。
 なるほど、いかに普段口元だけ無理に上げて顔全体で笑えていないのかを実感する。
 クラス終了後にもう一度真顔と笑顔の写真を撮った。心なしか顔がリラックスした感じだった。

 次回の講座は2週間後。スキマ時間を利用しながら鏡を直視してどれだけ実践できるか。2週間後、変わった顔でまた参加出来るか、自分自身にかかっているわけである。次回は顔出しして先生からコメント頂けるようにしたいと思う。

 お昼は簡単に冷凍麺で済ませ、午後は予約した美容院へカットに出かけた。
 今日も昨日に負けずと紫外線が強く、気温が高い。夏日である。
 GWの旅行は凝りに凝った経路で、切符と宿はとったものの、ゆく先々ではいまだほぼノープランということで、まずは書店に行き、ガイドブックを購入した。思いのほか空いていてすぐに2冊ほどに決め、レジで並ばなかったので、カット予約までの時間調整のため、ホテルのラウンジでケーキと紅茶でガイドブックを眺めるという一人贅沢な時間を過ごした。

 カットも殆ど待たされず、シャンプーからマッサージまで担当のJさんにやって頂けて、1時間かからずに終了。さっぱり軽くなった頭で次回予約をしてサロンを後にした。このままコンスタントに美容院通いが出来ると良いのだけれど。
 そして帰途、ヨガスタジオに寄ってT先生のビギナーヨガに参加して汗を流した。

 この後は高校時代のオンライン交流会。スピーカー常連のT君が「すごい円安だけどどうなってるの?」を話してくれるとのこと。これまた、楽しみ、楽しみな土曜日の夜である。 
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2022.4.22 エンハーツ27クール目、さらに減量23回目投与後9日目のこと 専業主婦の一日

2022-04-22 20:24:31 | 日記

 金曜日。
 明け方お手洗いに起きたら、そのまま眠れなかった。またしても4時間睡眠だ。双子の赤ちゃんパンダを見られて興奮していたのか。
 瞑想ヨーガを済ませた後、クロワッサンの朝食をしっかりと頂く。遅発性制吐剤カイトリルのせいか何となく便秘がちである。夫を送り出してからまずは1回目の洗濯物干し。

 今日は夏日になるという予報だ。紫外線も強いという。朝のうちはそれほどいいお天気でもなかったけれど、日が出てきたので、予報を信じてダウンコート等冬物のために洗濯機を2回廻した。
 夫がぽちっと注文したものが宅配で届く。洗濯物を万国旗のようにベランダ一杯に干し終わり、今度はさぼっていた拭き掃除を念入りに行う。そんなこんなであっという間にお昼になった。毎度のようにレンチンで簡単に済ませる。

 食後はやさしいデトックスヨガのクラスに向かった。外に出てあまりの陽射しの強さにたじろぐ。コットンの薄いニットを着ていたが、もっと薄着でも良かったかもしれない。それにしてもマスクは暑い。夏が思いやられる。

 E先生のこのクラスには以前1度出たことがあるが、今月初めてなのでかなり久しぶり。15人ほどの参加者でのびのびだった。今週はアロマウィークということで、ラベンダーとベルガモットのアロマスプレーが香っていた。呼吸観察と瞑想からスタートし、肩甲骨を丁寧に開く動きを寝ポーズで行った後は足のマッサージ。後半はウオーリアⅡや女神のポーズ等立ちポーズもあり、シャヴァーサナではちょっとウトウトしてしまった。
外の暑さに加え、ホットのスタジオでいつもより汗の出始めが早かったし、量も多かった。シャワーでスッキリした後は、銀行で記帳を済ませ、ドラッグストアで買い物に寄って帰宅。これでも4,000歩ちょっと。

 帰宅後は洗濯物を取り込み、畳み、郵便物等を整理しているうちにもう夕飯の支度をすべき時間になる。
 とりあえず一汁三菜を用意して夫の帰宅を待った。今日はリビングに座っている時間はなかった。これぞ終日専業主婦の生活か。
 お腹がとても空いて、食事が美味しく頂ける幸せな金曜日である。
 
 今朝、カイトリルを、そして夜ようやく、臭くて大きい苦手なエルカルチンを飲み終わった。今クールもこれで無事副作用を乗り切れたということである。
 母にDuo通話で、今年のお誕生日プラン宿泊の日程調整をしてから、ホテルに予約の連絡。父が亡くなった2016年から始めて今年で7回目になる。お互い元気だったらまた来年も来ようね、と言いながら、こんなに長く続けられるとは正直思わなかった。嬉しい誤算である。

 さて明日・明後日は遠出をする予定はない。来週末からの旅行の支度をそろそろ始めなくては・・・である。

 
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2022.4.21 エンハーツ27クール目 さらに減量23回目投与後8日目のこと Nice to meet you,TWINS!

2022-04-21 22:23:46 | 日記
 木曜日。夫が休務日。
 いつものように目覚ましが鳴る前に目が覚める。毎度のことながらグズグズした時間を愉しんでから起きる。まずは朝の瞑想ヨーガである。
 少しお天気が良くなるようだけれど、夕方には雨が降り出すとの予報。菜種梅雨ということか。
 朝食はクランベリークリームチーズのマフィンを温めて頂く。吐き気止めを飲まずに食事が摂れる。何を食べても美味しくなってきた。昨日夫がお見舞いと言って買ってきてくれた“せとか”も美味だ。

 ダメモトで4月から抽選にトライし続けていた上野動物園の双子パンダ観覧が見事(!)当選した。体調を加味すれば毎日コンスタントに応募するわけにもいかず、今週は木金と2日のみの応募で、出来れば金曜日が当たればいいなと思っていたけれど、抽選の結果今日になった。
 翌週は毎日応募したものの全て落選。体調の回復次第では諦めることもありか・・・ではあったけれど、現金なもので、予定があると思うとシャンとする。お楽しみイベントのためには現地での体力温存のため、万全を期してライナーを予約した。

 朝の通勤時間帯に、遊びに行く恰好でライナーの乗客となるのは申し訳ない感じ。入園時間まで大分余裕があるので、ターミナル駅からは山手線をほぼ半周しながら、のんびりと上野駅まで向かった。
 それにしても上野駅が綺麗になったこと。駅ナカのお手洗い等ちょっとしたホテルよりずっと綺麗で最新式だ。
 かつての公園口の面影もなく、降りたら真正面に動物園が、左手には今を遡る37年前、入都式に出席した文化会館。大学時代もコンサートで本当にお世話になった。右手には洒落たカフェレストランである。

 新緑が美しい。平日の午前中だというのに沢山の人達がエントランスに列を作っているのが見える。入園指定時間まで小一時間ある。10時入園の人たちはスイスイと中に入っていき、10時半入園の人たちの列がどんどん長く伸びている。正門の脇に、私達と同じ11時入園の人がチラホラと並び始めている。10時半の人たちが入り始めたタイミングでさて、と腰を上げて列に並ぶ。日差しが強くなってくる。日傘を持ってくるべきだったとちょっと後悔する。夕方の雨対策に小さな折りたたみ傘を持っていたので、おまじない程度に差して待つ。

 時間が来て列がスムーズに動き始めた。30分立って待っただけで済んだのは、4年と2か月前に双子ちゃんのお姉ちゃん香香(シャンシャン)を見に来た時に比べてかなり楽だ。既に入園チケットも事前決済済み。QRコードを見せて入園する。

 入ってすぐのジャイアントパンダ舎で、入園直後だけ、並ばずにシャンシャンが拝めるという。前列で見せてもらえたけれど、写真撮影はNGとのこと。写真は後で並んでくださいというシステムがちょっとイケズ、である。かつてダンゴのように丸まって眠っていただけのシャンシャンがもうすぐ5歳。すっかり貫禄十分のオトナのお姉さんパンダになってノシノシと歩いていた。

 あの丸まっちい赤ちゃんだった子が・・・とちょっと感慨にふけり、パンダ舎を出て、2020年9月、西園に新しく出来たという「パンダのもり」を目指す。徒歩15分から20分はかかるという。わき目も振らず、ゾウの住む森を超えていそっぷ橋を渡る。
 蓮の名所不忍池には沢山の鳥たちが羽を休めている。

 パンダのもりに到着。パンダの残した糞(レプリカ)を横目で眺めながら、小道を進んでいく作りになっている。糞の大きさはさながら大きなアボカドといった感じ。ここで当選QRコードを見せ、さらには本人確認のための書類を提示。なかなか厳しいシステムである。スマホがなくてはもう何も出来ない。高齢者は大変でろうな、と思うが、皆さん実に元気に観覧している。

 さあ、いよいよ、ご対面である。4年2か月前、生後8か月直前だったシャンシャンも、昨年6月、誕生日記念に南紀白浜まで遠征して会いに行った7か月直前の楓浜も、残念ながらお昼寝中で、全く動く姿を見られなかった。
 今回のお目当て暁暁・蕾蕾の双子ちゃんは明後日で10か月だ。少し大きくなっているとはいえ、2頭が同時に起きて一緒に遊んでいるなんて図を見るのはよほど運が良くなければ望めないだろう。せめてどちらかは起きていて動いて欲しいと祈りつつ、歩を進める。木に登ったパンダらしき姿が見える。思わずスマホを構える人たち。動きが分かると歓声が上がる。

 シャンシャンの時は30秒ずつ4か所で、だったけれど、今回は1分ずつ4か所で、ということで双子ダブル効果なのか時間が倍増していた。コロナ禍でもあり、人数制限もあったのか、それほどの密な状態でもなく、観覧が叶った。
 背中にグリーンのラインを引かれたのがやんちゃな雄のシャオシャオであることが分かる。常に木登り中。雌のレイレイがお母さんとやって来て、シャオシャオの登っている木に登ろうとほんの一時だけ2頭がじゃれあっているタイミングがあった。

 シャオシャオはすぐに木から落ちて転がっていたけれど、南紀白浜の楓ちゃんより都会っ子なのか運動神経が良さそうだった。既に赤ちゃんという風情ではなくしっかりパンダ然としていたけれど、お母さんがノシノシと歩くとこれはもう猛獣の匂いがする。
 三度目の正直、今回は写真も動画もそれなりに撮れて気が済んだ。入園から僅か25分ほどのこと。

 パンダのもりを後にして、近くのハシビロコウやフラミンゴ、ペンギンに挨拶し、ショップで少しばかりのお土産をゲットし、再び橋を渡ってサル山を覗いてパンダ舎に戻ってきた。
 帰りにシャンシャンの写真を撮って帰ろう、と見れば60分待ちの札。諦めてすごすごと出口に向かった。
 お腹も空いたので、前回お茶をした西洋料理店を目指したけれど、外まで長蛇の列。少なくとも30分は待つと言われ、諦めて駅を目指した。

 上野大仏をお参りし、広小路口へ向かい、4年前に夕食を摂ったタイ料理レストランへ。前回は唇の状態が悪く辛いものを我慢したけれど、今回は夫がグリーンカレーとトムヤンクンを私はセンレクナームとガパオのハーフセットをチョイスした。夫は昼からビールを飲んでご機嫌だが、どちらも辛くて汗を滲ませ真っ赤な顔をして料理と格闘していた。私も味見をさせてもらったけれど、いやかなり本格的に辛くてびっくり。
 前回、パンダを模したパンを沢山買ったパン屋さんは、コロナ禍のためなのか空店舗になっていた。買えなくて残念。再び山手線でターミナル駅まで戻る。

 大好きだったブランドが昨年、コロナの影響で夏にクローズになり、その後、新たな形でのスタートということで、冬以降はネットでだけは購入が出来ていたのだけれど、今回ポップアップで百貨店にショップが出ると知り、やってきた。
 馴染の店員さんがいたわけではなかったけれど、目星をつけていたブラウスとスカートを実際に試着して、購入した。やはり着心地もサイズ感も生地の色合いもリアルに試着しないと判らないことは多い。
 さらにはアウトレットモールでのお店がクローズになり、こちらもネットでポチっとするのがせいぜいだったショップでもパンツスーツをゲット。

 自分で納得してポチっとするネットショッピングもいいけれど、セールストークだとはわかっていても店員さんから褒めてもらって試着しながら購入するのが気分が上がるというものだ。
 多幸感に満ち溢れ、ハイテンションでご機嫌である。自分のものだけでは申し訳ないので、夫のものも何かと言ったけれど、特に触手を動かされるものがなかったようで、サプリだけ買って予定の特急電車に乗って帰路についた。

 今日のお供は角田光代さんの「いきたくないのに出かけていく」(角川文庫)。
 帯には「『書かれ続ける理由』が分かるインド、初老紳士とイイネ!と頷き合ったスペイン・・・etc。角田光代さんと読んで旅する。旅はいつも少しおっくうで、でもそれが楽しい。旅に出る贅沢に思いをはせる『あとがき』も収録!」とある。
 海外旅行を自由に行うことが難しくなった今、ことさらこうした旅のエッセイが愛おしく感じる。これからは時間が許す限り国内をじっくり、そして遠出をしなくとも、足元から街歩きを楽しんで沢山発見が出来たらいいな、と思う一冊だった。

 最寄り駅に到着し、夫と別れて今日も投与翌週の木曜日のお約束、岩盤浴のため、ヨガスタジオに立ち寄った。
 昨日は最終的に3人だったけれど、今日は最初から最後まで徹頭徹尾、正真正銘私1人の貸し切りだった。うつ伏せにしてお腹を温め、仰向けでシャヴァーサナのポーズをしながらウトウトし、ちょっとずつ股関節を中心にストレッチしながら1時間過ごし、シャワーを浴びてサッパリして帰宅した。見れば今日の万歩計は12,000歩を超えた。

 帰宅してお風呂掃除と母へのDuo通話。夫が夕食を作ってくれたので有難く頂く。
愉しいこと満載、多幸感に満ち溢れた平日の木曜日。体調が良くなれば自由人、最強!である。明日はもっと元気になれる筈。家事も片づけも頑張ろう。

 けれど、ニュースをつければロシアのウクライナ侵攻からもうすぐ2か月。どうしてこの事態が解決できないのだろう。この非常事態が段々普通のことになって慣れてしまうことだけは避けなければと思うのだけれど・・・。

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