ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2011.5.26 コントロール不能!

2011-05-26 20:31:21 | 日記
 以前にも朝日新聞のネット記事から勝間和代さんの“人生を変える「法則」”を転載させて頂いたことがあった(自信過剰バイアスの話題)が、気づいたら連載が3月末で終了していた。残念だ。

 最近、あることが我が身に起きて、ここで紹介されている法則がとても納得出来る経験をした。自分自身がこうであってはならないという自戒も込めてその最終回を今回転載させて頂く。

 既に2ケ月も経っていることをお断りの上だ。

※  ※  ※(転載開始)

人は他人に支配されようとは思わない――選択理論 (2011年3月28日)

 米国の精神科医、ウィリアム・グラッサーが唱えた「選択理論」は、私たちの行動は、外からの刺激にどう反応するのが最善か、毎回判断することで成り立っているという考え方です。そのため、人間一人ひとりの行動は、他人に無理強いされても変えられないというのです。
 私たちは「上質世界」という、「こんな形で生きたい」と思うイメージをもっていて、そこに近づくよう行動を選択しています。たとえば一緒にいたい人、所有したり経験したりしたいことなどが含まれています。
 私たちは当然、他人からの影響を受けますが、それは配偶者や親友など、上質世界に含まれている人からの影響が大きいという意味です。
 私たちが、誰を自分の上質世界に入れるのかは、さまざまな付き合いの中で決めています。興味深いのは、この上質世界に、いったん誰かを入れても、付き合う間に「あること」をされ続けると、その人を上質世界から追い出すのです。それが配偶者ならば離婚となるし、親友ならば、単なる友人に格下げか絶交することになります。
 その「あること」とは、「相手からコントロールされる」です。具体的には〈1〉批判する〈2〉責める〈3〉罰する〈4〉脅す〈5〉文句を言う〈6〉ガミガミ言う〈7〉目先の褒美で釣る――で、グラッサー博士はこれを、「致命的な七つの習慣」と名付けました。
 では、この習慣に陥らずに相手から信頼されるには、どうすればいいでしょうか。グラッサー博士は、相手に対して〈1〉傾聴する〈2〉支援する〈3〉励ます〈4〉尊敬する〈5〉信頼する〈6〉受容する〈7〉意見の違いを交渉する――を提唱し、これを「身につけたい七つの習慣」と呼んでいます。
 これらの行動原則は、夫婦や友人の関係だけでなく、親子や企業の上司・部下の関係にも当てはまります。
 上質世界というと分かりにくいのですが、要は、相手を無条件に信頼できるかどうかを、私たちは常に相手の言動などから判断しているということです。そして、自分たちをコントロールしようとする人は、なるべく遠ざけようとしているのです。
 「致命的な七つの習慣」を自分の行動から排除することを心がけていきたいと思います。

  (転載終了)※  ※  ※

 本当にそうだ、と膝を打った。無条件に信頼できる相手が複数いてくれたら、これからの人生はどれほど豊かなものになるだろう。
 そして、確かにこの「致命的な七つの習慣」こそ、相手から信頼を失うにあまりある手段だろう。ふと、このうちいったい一日にどれだけ息子に対して実践しているだろう・・・と思うと、もはや消え入りたくなる。コントロール不能は、当然のことなのだ。いくらかつて自分のお腹から出てきた子どもだからといって、全く違う人格なのだから、と改めて反省する。いわんや他人(ひと)様をや、だ。

 なるほど、夫婦は離婚出来るかもしれない。また、友人知人ならばお付き合いを遠ざければよいかもしれない。けれど、親子はさすがに絶縁もしがたい。明日からひとつずつでも排除していくように努めなければ・・・。

 そして「身につけたい七つの習慣」を、日々ひとつずつでも増やしていこう。もし、相手が変わらなければ自分から変わっていければいいのだ、と思う。

 昨日のお天気はどこへやら。今日はまたどんよりと曇り空で、今にも雨が降り出す模様。ここ数日は、週末も含めてはっきりしないお天気のようだ。中国・四国・近畿地方も梅雨入りしたという。関東もまもなく雨のシーズンを迎える。頭痛もちとしては憂鬱な季節である。
コメント (2)
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