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お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
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2人の娘のお父さんです。孫も3人いるじーさんです。趣味はスポーツ観戦やサイクリング、読書など。ブルベは07年から走ってますが遅いです。仕事はリタイアし、「晴走雨読」の気ままな毎日です(^o^)
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霧の表富士を登る<その1>
レース・イベント
/
2007年04月25日
レース前日、集合場所の水ケ塚駐車場は霧
4月22日開催の富士スカイラインを上る
表富士自転車登山競走大会
に参加してきた。初のヒルクライムレース参戦だ。ロードバイクを手に入れて10カ月。ようやくここまでたどり着いた。
当初、行きは輪行&自走、帰りはオール自走を計画していたが、日曜が雨っぽい。ということで、あっさりクルマで行くことにした。雨の中を走るのはヒルクライム中だけでたくさんだ。
前日の21日、御殿場インターを出ると雨が落ちてきたが、富士スカイラインに入って上り始めると、雨は上がり晴れ間ものぞいてきた。よしよし、この調子で頼むよ。
10%、9%という表示のある坂を延々と上ると、水ケ塚駐車場。途中で、でっかいリュックをしょったローディーが上っていた。実は、彼は翌日も富士宮側から登っていたような気がする。スゲぇ!!
富士山も霧に包まれて見えない
駐車場に着く頃から霧が立ちこめてきた。途中で見えた富士山ももう白いベールにすっぽりと包まれた。明日も霧でもいい。頼むから降らないでくれよ~。
車から降りてみると、なんだか狭い駐車場だった。これで何百台と入るのだろうか。明日は早く来た方が良いかもしれない。(と、そのときは思ったが、実は霧に隠れていただけで奥にだたっ広い駐車スペースがあった)
高鉢ゲート。レース当日はこのゲートが開く
高鉢ゲート前でもストップした。ゲートはがっちり固められている。
この坂を上って行く
ここを上るのか。見ていると、なんだかドキドキしてきた。上れるかなぁ?
あっという間に霧が立ちこめてきた
写真を撮っていると、霧がなお一層深くなってきた。一寸先は「真っ白」っていう感じで、車を運転するにも怖くなってきた。
高鉢ゲートは標高1460メートル
ここは標高1460メートル。やはり少し寒い。本来ならば標高2400メートルまで上ることになっていたが、土砂崩れの影響で七曲駐車場までとなった。それでも標高1900メートルまで上ることになる。
スタート地点の西臼塚駐車場
待っていても霧が晴れそうにないので、ゆっくり車を走らせてスタート地点の西臼塚へと向かった。
下っても下っても着かない。明日はここを上るんだと思うと、「エントリーするんじゃなかった」と少し後悔し始める。
西臼塚駐車場は標高1200メートル。高鉢ゲートまでの約3.5キロ、260メートルをまず上り、さらにゲートを左折して残り8.5キロ、440メートルを上る。本来であれば平均勾配は7.2%(16.5キロ、1200メートル)であったのが、コース短縮により6.1%(11.5キロ、700メートル)と下がったが、それでもヤビツの平均勾配5.4%よりは急だ。
西臼塚駐車場を後にして富士宮へと向かう。少し走ると、霧はウソのように消え去った。
はっと気が付くと、下から水色のジャージの前をはだけてダンシングでガシガシ上っているローディーとすれ違った。あれ? もしかして今中大介さん? トレーニングしてるのかな。
前日受け付けの山宮スポーツ公園
宿泊場所は富士宮駅近くの富士宮富士急ホテル。この日は満室で、ほとんどが表富士に参加する人たちだったように思う。自転車に理解のあるホテルのようで、エレベーターに自転車を乗せている人がいたので、部屋へ持って入ってもOKなのだろう。
さて、ホテルからは自走で前日受付会場の山宮スポーツ公園へと走る。
ホテルを出てしばらくは平坦だったが、R139に出た途端、上り。それが山宮スポーツ公園まで続く。
途中に道案内の看板もあるので迷うことなく到着したが、6キロほど上ったことになるのでもう汗びっしょり。「はーはー」言いながら受付を済ませる。参加賞のレトロな手ぬぐいはコンパクトに折りたためるのでよかったが、GHISALLOのロゴが入ったティッシュペーパーの箱には困った。「持って帰れますか?」と受付のおじさんも心配そうだ。無理矢理、ヒップバックに突っ込んで、何とか持ち帰ることができた。
富士宮やきそばのブースは長蛇の列だったので諦め、受付でもらったCCDドリンクを一気に飲み干して、会場を後にした。帰りは当然、天国のダウンヒルだ。
さあ、いよいよ初のヒルクライムレース。どんな1日になるのかなぁ?
※その2に続きます
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霧の表富士を登る<その2>
レース・イベント
/
2007年04月25日
※その1から続きます
受付会場へ向かう途中。富士山は雲に覆われている
午前6時起床。7時前後にホテルを出発した。幸い、雨はまだ落ちてきてないが、予報では雨がそのうち降ることになっている。雷雨注意報も出ていたような気がする。とにかく、午前中だけでもいいからもってくれと祈りながら、車を走らせる。
路面は少し濡れていた。昨夜、ひと雨きたのだろうか。
西臼塚からの長い上り。数時間後にはここを上るんだと思うと、「う~ん。困った」と気持ちも凹む。
水ケ塚駐車場到着。正面は富士山なのだが、相変わらず白いベールに包まれたまま
駐車場到着は8時前後。すでにたくさんの車があり、受付からかなり離れたところまで誘導された。参加者は800人弱だったようだが、駐車場が満杯になることはなかった。
受付へ下り用の荷物を預けに。こちらの方向は晴れていた
まず、下山用の防寒具の入ったリュックを、前日配られたビニール袋へ入れて受付へ預ける。
駐車場では、多くの人がローラー台でアップしていた。3本ローラーでこんなに回してヒルクライムまでもつのか? という人もいたが、みなさん、とにかく気合いが入りまくりだ。
私はローラー台なんて持っていないので、自転車を組み立てた後はすることがない。ブラブラしながら参加者を観察したのだが、みんな速そう。ここで普通ならビビったりするのだが、そんな感情は一切起きない。勝つことではなく、完走することが目標の私にとって、「速い人はどうぞお先に。私はマイペースで」としか思わない。
ブラブラしながら車のところへ戻ってくると、
バボイさん
に声を掛けられた。地元静岡の自転車海苔で、私と同じカテゴリーでの参加だ。青のFELTと車の相模ナンバーで探し当てて頂いたのかな。こんな大勢のなかでお会いできるとは思っていなかったので、嬉しかったです。
アップ中の参加選手たち
一般道路、駐車場内はアップ禁止だったのだが、いつの間にか集合場所として確保されているあたりでのアップはOKとなったようで、私も何周かゆっくり走ってアップする。
sudobanさんに発見されました
やがてアップも飽きてきたのでひと休みしていると、今度は
sudobanさん
に声を掛けられた。どうも私は見つけられてばかりで、自分で発見することができない。sudobanさんも探したのだが、ここまで自力では発見できなかったのだ。
お互いカテゴリーが違うので(もちろんスピードも違うので)「ここで会うのが最初で最後ですね」なんて言葉を交わして、それぞれのスタート地点へと向かう。
カテゴリー別ではUー40(40歳以下)の参加人数が一番多く約250人。次は私の属するUー50(50歳以下)で約170人だった。ちなみにUー30(30歳以下)は約100人、男子MTBは70人、女子ロードは約20人だった。
水ケ塚駐車場に整列
カテゴリー別に整列し、9時30分開始の開会式を待つ。凍えるほどの寒さではなかったが、それまで晴れ間ものぞいていた空模様が、開会式が始まるころになると一気に霧が深くなってきた。開会式で挨拶している人がどこにいるかも分からないのだが、富士宮市長の小室さん(確か)、話が短くて良かった。
ブリーフィングも終わり、カテゴリーごとにスタート地点の西臼塚へ向かう。下り基調なのだが、途中で上りもあったりする5キロを先導車について、レース前の緊張感を存分に感じながら、ゆっくりと走る。・・・が、もう何人かに抜かれてる。って、こら、前の人を抜くなってブリーフィングで言っていたじゃないか。
西臼塚駐車場へ入った途端、私の前にいた人たちが蜘蛛の子を散らすように一斉に消え去った。あれ、そのまま走るんじゃないの? 不思議に思いながら見ていると、ほとんどの人が茂みに入って軽量化の真っ最中。ベンチにどっかりすわって休んでいる人もいる。しかしこのおかげで、そのまま走り続けてスタート地点に着いたときは先頭の方にまでいくことができた。
「前輪の予備を持っている人はいませんか?」というアナウンスを受付会場で聞いた。
駐車場でアップしているときに、チェーンが切れている人を見た。
受付手前で立ちゴケしている人もいた。
スタート地点へ向かう途中パンクして、「替え持ってきてねーよ。DNSだぁ」と叫んでいる人がいた。
これだけの人が集まると、いろんな人生模様をかいま見ることができる。私も実は前日、自転車にトラブルがあったのだが、この日走ることに関しては幸いなことに問題がなかった。
※その3に続きます
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霧の表富士を登る<その3>
レース・イベント
/
2007年04月25日
※その2から続きます
表富士自転車登山競走大会2007
のコース
午前10時38分。最初にスタートを切ったエキスパートの人たちから遅れること8分、ようやくUー50のスタートとなった。
「転倒している方がいます! 注意して下さい」。私たちの前にスタートしたMTBが走り出してすぐ、こんなアナウンスがあった。どっと笑いが起こったが、人ごとではなかった。スタート地点は坂道。私の前の人もクリートが入らずフラフラ。おーい、早く行ってくれよー。こっちまでこけちゃうよ。
スタート時の坂道発進の喧噪から抜け出し、さあ! って、みんな速いッス。もう追いつけない。さらに、後ろからどんどん抜かれる。「完走が目標」なんて言いながら、レースが始まっちゃえば、とりあえず前の人とは離れたくない。ちょっと頑張って回そう。
あ~、もう心臓バクバク。息も上がってる。やばい。このペースじゃ、最後まで持たない。ようやく我に返りペースを落とす。でも「はっはっはっはっ」という苦しげな息づかいは変わらない。
スタート直後。みなさん速いッス・・・
集団も落ち着き、私も自分のペースを守って走っていると、今度は段違いのスピードで次々と抜かれ始めた。4分後にスタートしたUー40の人たちだ。ほれぼれするようなスピードに、もう驚くばかり。彼らはここが坂だってことを忘れてるんじゃないか?
霧のなかへ消えていく選手たち
結果的には、西臼塚から高鉢ゲートまでが一番辛かった。周りにあおられたせいもあるのだろうか? 3.5キロが果てしなく遠く感じた。後で計算してみると、この区間の平均勾配はなんと7.4%もあった。苦しくて当然だった。
高鉢ゲートを曲がると、少し平坦になる。ここでこのヒルクライム唯一の時速20キロ台が出た。
高鉢ゲートを入ってからも、次々と抜かれまくった。今度はUー30か。ダンシングでグイグイ上っていく。スタートから5キロ地点あたりでは、sudobanさんに抜かれた。顔を見たら苦しそうだったけど、力強く上ってどんどん私から離れていき、あっという間に視界から消え去った。あ~、これで会えるのは本当に最後だ。
しかし、このあたりから私も徐々にではあるが先行する人たちをとらえて抜くことができるようになった。決してスピードアップしたわけではない。自分のペースで黙々と上っているだけだ。
ただ抜けるのはMTBや小径車、そしてたま~にシニアや女性のローディー。同じカテゴリーの人はなかなか抜けない。
その抜いた中にママチャリがいた。彼女は前カゴにディズニーランドで買ったと思われるポップコーンを入れて上っていた。すごかったなぁ、彼女。
8キロ地点を過ぎるころから周囲に残雪が見えるようになってきて、富士山のヒルクライムだぞ~っという雰囲気をヒシヒシと感じ始めた。
このあたりからは、もう抜かれることもほとんどなく、逆にペースが落ちてきている人たちを抜くケースが多くなった。抜いた人のゼッケンが300番台(Uー40のカテゴリー)だったりすることもあった。もちろん苦しさはあるのだが、不思議とペースを落とさず上れてしまうのだ。自分自身、調子が出てきたと思えるほどだった。
その原因として、後になって考えるといくつか思い当たることがある。
まず、ゴールとなる七曲駐車場までに激坂がなかったこと。傾斜は道志みちのような感じで、ヤビツの蓑毛手前、旧街道の七曲がりのような歩くようなスピードでしか登れない坂はなかった。霧で先の坂が見えなかったことも、気持ちが折れずに済んだ原因かもしれない。
次に、道路規制のためインコースのきつい坂が避けられること。反対車線にはみ出ることは禁止されているが、センターライン付近までは膨らむことができる。私はそれほど速くないにもかかわらず、ほぼセンターライン付近をずっと走っていた。逆にスピードの遅い人たちは左端を走っていたので、疲れは倍増したのではないだろうか?
さらに、ヒルクライムまでにほとんど体力を使っていない。いつも峠に到着するまでに何十キロも走っているのが普通なのだが、この日は体力のすべてをヒルクライムにぶつけることができている。
最後に、前に目標となる人たちがいたこと。これは大きかった。1人で走っていたら、ここまで頑張れなかっただろう。
そうだ。もうひとつ重要な要因があった。沿道に立つスタッフの方たちだ。その声援が萎えそうな気持ちを奮い立たせてくれた。
特に終盤。「あと1キロ! 頑張れ!!」の声は嬉しかった。というのは、距離は11.5キロだと思っていて、声を掛けられる前に見たサイコンの表示が、残りまだ2キロ弱を示していたのだ。「ホント?」 思わず聞き返したよ。
「残り800」。
「残り500」。
スタッフの声は神の声だった。
カーブした後の道を見上げる。人の姿が見える。かすかだが、アナウンスの声も聞こえる。ゴールはあそこか! もうちょっとだ。最後の力を振り絞り、並走していた若いローディーを振り切る。
ゴール付近。右側がゴール直後、左側が下山する選手たち
そして歓喜のゴール! なのだが、反対車線には下山を待つ選手であふれかえり、ゴールの先には荷物を探す人の群れ。ゴールの瞬間は「4○○番!」と自分の番号を大声で言われただけで、なんだか雑踏の中へ突っ込んだだけのような感じがして、ちょっと拍子抜けだった。
ゴール後は、心拍数は最高に上がり、葉山国際を上りきった後みたいだった。でも嬉しかった。足つきなしで完走できた!
◆サイコンによる記録(ヒルクライムのみ)
距離 10.91km
平均時速 11.6km/h
走行時間 56分06秒
タイムはリザルトを見ないで帰ったので、サイコンのもの。ただし、ゴール後、しばし放心していて止めるのを忘れていたので、もう少し速いかもしれない。でも、タイムなんてどうでもいい。
最後まで霧が晴れることはなかった。雨もポツッとほんの少しだけ落ちた気がした。でも、泣き出すことはなく、気持ちのいいヒルクライムを楽しむことができた。
「完走おめでとう!」。荷物を探し当て自転車のところに戻ろうとしていたら、先着していたバボイさんから祝福された。お互い完走ですねとガッチリ握手。最高に嬉しい瞬間だった。ありがとう、バボイさん!
下山開始。あ、sudobanさんだ!
ゴール地点が変わり、スペースが狭くなったこともあって「ゴールしたらさっさと降りろ」と散々言われていたので、ウインドブレーカー、ネックウオーマーを付け、グローブを厚手のものに変える下山の準備を速攻で行う。気温はそれほど低くなく、寒い感じもしない。これも助かった。
下山を待っていたら「手が冷たくてブレーキが引けない人は、バスの中で休んで下さい」というアナウンスが聞こえてきた。コース途中にはバイクやタクシーの救護車が走り、最後尾には大型バスが回収車として走っていた。ヒルクライムは初めてなので何とも言えないが、運営はしっかりしていた気がする。
下山していると、ママチャリの彼女が立ち漕ぎで必死に上っている姿が目に飛び込んできた。降りているみんなから「頑張れ~」と声がかかる。あの様子だと、きっと彼女は上りきっただろう。たいした根性だ。
下りは200人ずつ、先導車について降りる。私は第2陣。「よくこんな坂を上ったよ」と感慨にふけりながらのんびり降りる。途中、沿道に立っているスタッフの方から「来年も来てね~」なんて声を掛けられる。え? 来年は元に戻って5キロ増えるんでしょ。どうしようかな? でも楽しかったしな~。困ったな。
水ケ塚駐車場・受付前の表彰台にて
高鉢ゲートを左折し、少し上って水ケ塚駐車場へ向かっていると、sudobanさんに三たび出会った。「あと5キロあったら死んでましたね~」なんて話しながら、お互い心地よく降りていく。
みそ汁サービス
受付近くではみそ汁のサービスがあった。え~と、希望を言えばもっと量が多くて熱い方が良かったです。
赤と青のFELT完走! sudobanさんお疲れ様でした
sudobanさんとはここでお別れです。お疲れ様でした。スバルラインも頑張って下さい!
自転車をバラして積み込む。ひと休みしながらリザルトが出るのを待とうと思ったが、なかなか発表されないので、リザルトを見ることなくそのまま帰宅した。御殿場ではまた雨が降っていたが、神奈川に入ると悔しいぐらいの快晴だった。
初めてのヒルクライムレース。タイムは予想もつかなかったので何ともいえないが、雰囲気に乗せられて自分の力以上のものが出た気がする。ヒルクライムは辛いけど、こういうイベントってやっぱり楽しい。
さて、次はどこを上ろうかな?
◆サイコンによる記録(前日の受付会場への自走+レース当日のスタート地点への移動など含む2日間の合計)
距離 43.51km
※07年の通算 3853.07km
ロード 2369.85km
BD-1 1450.55km
MTB 0036.35km
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