お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
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06年5月14日 日産スタジアム
ナビスコ杯 横浜1ー2浦和 3万4310人
バクスタ1階SB席ややホーム寄りで観戦


2階に集まる赤サポ。数も少なくちょっと拍子抜け



マリサポは1階が中心。この日は2階席がちょっと寂しかった



 後半20分過ぎのプレーがすべてを象徴していた。

 相手の攻撃をカットし、松田がドリブルでセンターサークルを越える。カウンターのチャンス。しかし、後方から駆け上がる選手はいない。トリコロールの足は止まっていた。

 松田はドリブルをやめて止まる。右サイドの隼磨にボールをはたきだし、両手を広げて「上がってこい」と怒る。攻撃はここでストップしてしまった。

 ナビスコ杯を勝ち抜くんだという闘志がトリコロールにあったのか。レッズに絶対に勝つんだという気持ちがあったのか。この日スタンドから見て闘志を感じたのは、松田と河合だけだった。

 立ち上がりから攻め込み、再三CKを得るが、なぜかすべてシュートコーナー。何度目かで狩野がやっとファーに上げ、那須がフリーでぶち込んだ。幸先のいいスタートだった。

 しかしその7分後に同点となる。クリアがポンテに渡り、ゴール前に密集したトリコロールをあざ笑うかのように、2列目から飛び込んだ永井にボールが渡り蹴りこまれる。レッズの前半のシュートはこの1本だけだった。

 この日のシステムは、GK哲也。3バックに栗原、松田、那須、ボランチにマグロン、河合、右に隼磨、左に平野。トップ下に狩野で2トップは大島、清水。

 狩野のワンタッチパスが何度かのチャンスをつくったが、シュートまでは持って行けないまま、1-1のまま前半を終了した。

 そして後半13分。カウンターから永井に右サイドをドリブルされる。那須がついて行けない。中央には松田と栗原。相手はワシントンひとり。那須が振り切られ永井にクロスを上げられる。哲也が飛び出せない絶妙の位置にボールは飛ぶ。そこへワシントンと栗原が競り合いながら走り込むが、ワシントンが一枚上。強引にゴールに押し込まれ、逆転を許した。

 後半25分に大チャンスを迎えた。狩野が中央をドリブル突破し大島にパス。シュートか、と思ったが中央へ折り返す。そこにいたのは、なんと松田。ワントラップしてシュート! も勢いなくGK正面。これが入れば、ベッケンバウアーだったが、ちょっと考えすぎたか。きっと、東京戦のチップショットを狙ったんだろうが、二匹目のドジョウはいなかった。

 攻めても攻めてもゴールはできない。ポンテが前半33分に負傷退場し、小野もいないレッズは、引き気味でカウンター狙い。ボールは回せるが、レッズの最終ラインにはね返される。平野に代え吉田、そしてマグロンに代えマイクとまたも奇跡を狙う。しかし、ゴールは割れなかった。終わってみればシュート数は11ー4。決定力さえあれば勝てた試合だった。

 「知らない名前の人がいるよ」。選手発表のときはだいたいトイレに行くことにしている。帰ってくると娘がそう言う。誰だろう。知らない選手なんていないのに。

 その選手が後半41分に出てきた。順大からの強化選手としてマリノスが受け入れた小宮山だった。一体、岡田監督は何を考えているのか。終盤で清水が足を痛めて辛そうにしていた。代えるのならここだろう。那須も足が止まってきていたが、攻めなくてどうする。中西でも奥でもいいじゃないか。ベンチに入れたからには出来るんだろう? 

 日曜の埼玉どうしよう? 行きたくないなとちょっと思い始めた。

 それにしても松田はこの日も凄かった。このパフォーマンスで代表じゃないなんて信じられない。宮本にこんなことができるかい? ジーコさんよ。
 
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