大人になって来ると
毎年8月は戦争時代について
思いを馳せるようになって来ました。
今年はEテレで高畑勲さんの
「火垂るの墓」の7冊の制作ノートの番組を観ました。
続いて野坂昭如さん原作の「火垂るの墓」を読みました。
ちなみに高畑勲さんは1935年(昭和10年)生まれで
野坂昭如さんは1930年(昭和5年)生まれです。
僕の父親は1933年(昭和7年)生まれでしたが
この世代は焼け跡闇市世代と呼ばれるようですね。
出兵はしていませんが
大東亜(太平洋)戦争前後では
子供であり多感な青少年でした。
「火垂るの墓」は切ない戦災孤児のお話ですが
終戦前後は大人も含めて本当に生きることが
大変だった人達が大勢いたのでしょうね。
人間界には国の運命・時代の運命・個人の運命など
どうしても避けられない業(ごう)があるのでしょうか。
平和で物質的に豊かな時代に生まれ育ったからと言って
ノー天気に暮らすことだけ考えるのではなく
辛く切ない大変な時代を過ごされた方々の気持ちにも
寄り添う感性を養ってみることも
自分自身の魂の向上のためには
必要な事ではないでしょうか。
平和であることや便利であることが
当たり前になってしまうと
運が悪くなる傾向にあります。
物質的に豊かである程に
精神的に貧しくなるのではなく
感謝と報恩の心を養うためにも
8月の終戦記念日の頃は
戦争時代について思いを馳せることも
大切な事ではないでしょうか。
本当の意味で慰霊が分かるようになると
感謝の気持ちが湧いて来て
運も良くなります。
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