住宅ローン

もう１７～１８年ぐらい前に読んだ

「金持ち父さん・貧乏父さん」の中に

「持ち家は資産ではなく負債である」と出ていました。

なるほどと思いました。

本の中では、銀行マンや会計士の方で

このことが理解できない人たちがいることも書いていました。

著者は視点を変えて

キャッシュフローの観点を持つと分ると

説明しているのですが

従来のストック経済の観点からでは

なかなか理解できないようです。

あとはお客様を見ていると

心理的に女性の方が

住宅の所有欲が強いですね。

日本でもバブル経済崩壊までは

地価が右肩上がりだったので

単純に住宅ローンを組んで

土地を購入すれば、ローンを払い終わる頃は

地価の上昇により

効率の良い投資であり資産であったのですが

フロー経済では不確かなものです。

この本の著者は住宅ローンを組んで

毎月の支払いを賃貸収入によって上回れば

キャッシュフローの観点からは

資産になると言っているのですが

それにはファイナンシャル・インテリジェンスが大切だ

と言うのが著者の論です。

バブル期や９０年代半ばぐらいの

高値で住宅ローンを組んだ

団塊の世代の方には

定年破産も出ているようです。

時代はストックからフロー

所有からシェア（共有）に変化しています。

考え方や世界観を変えれば

住宅ローンも良い方向に向かうのではないでしょうか。

運も良くなります。